私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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襲撃を受けたメンバー達が本部にて合流する。現状の情報からキャロル達の行動の真意を読み解こうとするが……


襲撃者達の言葉

 ロンドンで翼とマリアが、日本でクリスのギアが分解された事で【S.O.N.G】の装者の戦力は半減していた。

 

「とりあえずは翼達の帰国を待とう。そして……響とその娘の話は……どうしても聞かないと……」

 

 鏡香はロンドンの2人からの報告を直接聞く事にした。ロンドンの襲撃者の言動と今回の日本の襲撃者の言動に違和感が拭えない為だ。

 

「ソレに……フロンティア事変の末期に現れた……謎の人物は……

 

次の事変が最も重要

 

 みたいなニュアンスで言ってたよね。もしもそれが今回の事を示唆するなら……由紀って人は何を考えているんだろう?」

 

「嘗て彼女は世界の救済と言っていました。フロンティア事変すらも過程と見た彼女にとっては……まさに今から本番が始まると言っているのかもしれませんね……」

 

 日本の装者達は保護された少女……【エルフナイン】についても警戒していた。

 

「仮に鏡香が今回の事変でイレギュラーを起こすと仮定して、なんでアイツはあたし達に接触を果たしたんだろうな……。それも連中から逃げ出してまで……」

 

『情報が足らないな。いくら私とてディーンハイムが何を企んでいるのかも検討がつかない。()()()()()()()()()()()()また違うのだがな……』

 

「嘗ての……彼女? まるで今の彼女とは様子が異なるということですか?」

 

『まぁ……な。それは日本に装者が集結した後に語るとしよう。協議をするならば頭数は多い方が良い。奇しくもお前達は()()()5()()()マリアと私の関係を見抜いたのだからな……』

 

「え……? 鏡香さん達二課の学生組だけで私の中のフィーネに行き着いていたんですか? 流石に聞いて無いですけれど……」

 

『言えるか! 弦十郎でも驚いた事実だぞ!』

 

 フィーネはこの場を終わらせるべく強引に話を切り上げた。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「済まないな皆……私達がロンドンで不覚をとったばかりに……」

 

「だけど……あの女性の動きは異常よ? 人間の反応を超えていたのに余裕を見せていたわ……」

 

 翼とマリアは開口1番にファラの恐ろしさを告げた。そして……その伝言を伝える事となった。

 

「ファラの伝言は至ってシンプルだった。

 

今度こそ……間違え無い

 

 ……だからな。それが本当ならば……()()()()()()()()ような口ぶりをキャロルがしていた事を意味するぞ?」

 

未来を識っている……ね。そして並行世界の少女の由紀は……()()()()()()()()()()()を過ごしたのかもしれないね。そして今回の事変より後にとても大きな出来事があったんだと思う……」

 

「今回が可愛く見える程の異常事態か……。とりあえずフィーネ……そのディーンハイムって人物の事を教えてもらえるかしら?」

 

 マリアの言葉でフィーネへと視線が集まった。本人も困惑していたが。

 

『奴の名前はキャロル・マールス・ディーンハイム……嘗て奇跡を憎んだ錬金術師だ。私の把握している限りでは万物を分解する事で、その成り立ちから()()()()()事を目的として活動している()()()()。しかし……報告の口ぶりではそうでも無いようだな……』

 

「フィーネでもわからないなんて……」

 

「それにしても……鏡香が目的なんだよな……。世界を分解しようとした錬金術師が……何故鏡香を?」

 

「それに……由紀さんの言動も謎なのデス。どうして計画の邪魔になるって鏡香さんをキャロルって人に引き合わせていないんデスかねぇ?」

 

【木原 由紀】は鏡香がイレギュラーと言いつつもキャロルと引き合わせる事は無かった。もしもフロンティア事変からの期間を有効に使えるならば……方法はいくらでも存在する期間だった。

 

「それに……キャロルちゃんは私の事を……愛しき義妹(いもうと)って言ってました。もしもそれが本当なら……」

 

()()()()()だと!? それは本当なのか響!』

 

「ふぇ!? 了子さん!? どうしたんですか!?」

 

 響はフィーネの動揺に驚き、フィーネもまた()()()()()()()()に行き着いた。

 

『よく聞けよお前達……。まず由紀とディーンハイムは深い関係だ。故に由紀は鏡香を強引に()()()()()()()()()()()()()()。なにせこれから機会を作る・利用するだろうからだ!』

 

「それならフロンティア事変の時の言動に辻褄が合いますね。そして恐らく由紀は……」

 

()()()()()()()だろうな。故に響を義妹呼ばわりした事にも説明がつくな……』

 

「そして私達を襲ったアルカ・ノイズは……」

 

『嘗てのディーンハイムが作った兵器だろうな。であればこの世界にノイズが現れた理由は説明できないだろう……』

 

 ここまでの情報でいくつかの要素を本部では纏める事に成功した。憶測を含む内容だが、装者達は謎の確信を得ていた。

 

 ①由紀とキャロルは恋人以上の関係であり、由紀と鏡香は並行世界では同一人物の可能性が高い

 

 ②【ファラ】・【レイア】と名乗る襲撃者はキャロルの配下。同時に【アルカ・ノイズ】と言う新種の兵器を用いる。

 

 ③【アルカ・ノイズ】はシンフォギアすらも分解する力を有する。少なくともギアの復元・強化・改修は急務となる。

 

 ④鏡香は由紀の識る未来に無い動きを続けており、このまま動くと歴史が変わる可能性を秘めている。

 

 ⑤【キャロル一派】は破壊活動(世界の分解を含む)の為に()()()()()()()()()()()。ソレを鏡香は望まないと識っている為だろう。

 

 ⑥目的の1つに装者達の戦闘力の向上が含まれている。これは後の未来を見据えた行動の可能性が高い。

 

『以上6点が現在語れる範囲だろうな。残りは確信を得れていない情報も存在する。出方のわからない相手にはミスリードされる事も考慮しろよ?』

 

「あ〜……嵌めた人間は言う事が違うなぁ……。まさに実体験だろ……ソレ?」

 

 クリスが特大の地雷を踏み抜いた。

 

喧しいぞクリス! 私とて煮え湯を飲まされるのは御免だ! 

 

「…………もしも由紀が本当に【私】なら……響を好いてるこの気持ちも由紀の気持ちなの?」

 

 鏡香は胸の中で()()()()()をしていた。




フィーネさんなら言われても仕方無い……(特にクリスなら)筈。キャロルの目的か未だに読み切れませんが……【愛を識る】彼女の行動には1つ1つ意味が存在します。

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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