「それでは響君……頼んだぞ? 今では君が1番の戦力だからな?」
「はい。私が……皆を守らないと……」
響はギアを失った(厳密には修復中の)3人の分まで働く事となった。目下の脅威はアルカ・ノイズである。その為……
「遺憾だけど……神獣鏡のギアを未来に託すよ? 私がエレクライトを使うから……」
鏡香も前線への復帰を決めた。第3勢力の敵が出現する可能性まで考慮する必要がある為だ。もちろん〈Linker〉の携帯は怠っていない。
「ふふっ……鏡香さんが私をこういう風に頼ってくれるなんて嬉しいですよ? 身体が火照りそうです……」
「最近は響やクリスだけじゃなくて未来もアプローチが激しくなったよね?」
「当然私だって鏡香さんの事が大好きですから!」
未来は鏡香に抱き着きながら幸せそうに頬を緩ませていた。
学生組が下校する頃……唐突にその時は訪れた。
「こんにちは花嫁サマ……待ちきれなくて来てしまいました♡」
「その声……ッ! まさか貴女は!?」
「はい。シャトルの1件で顔を合わせたガリィちゃんです。証拠にお1つどうぞ?」
ガリィは氷の華を鏡香へと手渡した。4月とは言えそこそこの陽気だ。懐に隠し持つにはその造形を保つ事が困難なのは明白だった。
「私達を助けた理由……それはもしかして……」
「はい。花嫁サマの活躍を近くで拝見させて頂いておりました。まさかシャトルを町の入口で押し止めるほどの功績を残されるとは流石です。なので邪魔にならない平地まで運ばれるおつもりと聞こえて思わず手を出してしまいました♡」
「クリスちゃん……」
「まさか……あたし達をあの時助けてくれたのも……お前達だったのかよ。だったら……なんで……」
「【何故ギアを壊したのか】……ですよね。それは来るアルカ・ノイズの脅威を知って頂く為です。そして……義妹サマ達には今よりももっと強くなっていただきたいのです。その為……今宵は私が相手ですよ。さあ義妹ちゃん……マスターからの言葉をどう受け止めているか……ガリィちゃんに見せてもらえるかしら?」
「それ……は……」
「響は……いや、私だって実はまだ整理できていない。だけど……それでも良いの?」
するとガリィは納得したように2人を見た。
「やはり……そうですか。しかし……ガリィちゃんも成果無しでは帰れませんね……。遺憾ですけれどガングニールを破壊しましょう。手順が狂いましたが……エルフナインが無事に合流したみたいですので……」
「やっぱりアイツがイチイバルを壊してすぐに撤退したのは……」
「送り届ける為ですよぉ。まぁ……まさかアレを持ち出すとは思いませんでした。本当に手順が狂い出しているんですけれどねぇ……」
ガリィは溜息混じりにエルフナインが保護された事を、そして【ダイン=スレイヴ】を持ち込んだ事を告げた。
「……させないよ? 私が響を守るから!」
「だったら私だって立ち上がります! 鏡香さんだけに良い思いはさせませんから!」
「わた……私は……」
覚悟を決めた2人に対して響は未だに洸との……父親との1件が胸へと突き刺さっていた。その結果……
「胸の詠が……
響は自身の置かれた状況に困惑していた。そしてその様子を見たガリィは……
「マスタァ……荒療治失敗ですよぉ……。完全にトラウマを刺激してるじゃあないですかぁ……」
ギュイイィィィン!
突然ガリィと響達の間を車が横切り、そこからマリアが下車してきた。
「こうなったら私が代わるわ! 2人共支援して! 」
マリアは響からペンダントをひったくると聖詠を告げた。
「ッ! あぁもう! 行くよ未来!」
「はい! 鏡香さん!」
3人はそれぞれのギアと鎧を身に纏う。
「Granzizel bilfen gungnir zizzl〜♪ 」
Rei shen shou jing rei zizzl〜♪
「行くよ! エレクライト!」
3人が臨戦態勢へと入ったその時だった。
「なら……
「あらァ? 由紀ちゃんじゃあないですかぁ……。コレはコレで見物ですねぇ……」
「ははは……ひとまずはやるべき事をさせて貰うよ?」
すると由紀は
「力を借りるよメルト……【クラスカード・アルターエゴ】! メルトリリス
すると光が由紀を包み……その両足に
「なに……この……プレッシャー……」
怯えた響に対して由紀はその力の説明を始めた。
「私に力を貸してくれる大切な相棒の力だよ? 彼女の名前はメルトリリス……嘗て私の障害を……その力で打ち壊してくれた……ね?」
「……ちょっとどころじゃあない雰囲気だよね。聞き取れた限りリリスと付くなら……どれほどの力を秘めているってんのよ……」
鏡香は警戒心を最大限に高めた。しかし……
(接触する事自体がダメな気がする。何この雰囲気……)
「わかるよ鏡香……貴女はメルトの力を恐れている。だから踏み込めないんだよね?」
「ッ! だけどやりようならある!」
NIRVANA GEDON!
鏡香の放つ速度はネフシュタンを獲得した時に比べて圧倒的な速さを手にしていた。しかし……
「識っている技なら対処も容易だよ!」
「そして……私ならぁ! 」
ドライリングシュヴェルト!
由紀は冷静に回避に専念した。そこで鏡香は追撃を加えた。
「ッ! ここで勝負を決めに来る!? 流石は鏡香だよ! だけど……!」
「反応されるのは承知の上!
鏡香は由紀が回避するのに合わせてバビロニアの宝物庫へと道を開いた。そして由紀をバビロニアへと隔離しようと決めて蹴りを放った。
「ッ! こっわ!? バビロニアへの扉をここでひらく!? 初見殺しで封印とか勘弁してよ!? 」
由紀はその身体を
「液……体……? 由紀の身体が!?」
「やっば!? 完全にバレた!? どんだけ直感が冴えてるのよ!?」
お互いに切り札を切る事で鏡香と由紀は状況を切り抜けたが……ガリィと対峙していたマリアは膝をついていた。
「うん! 中々やるじゃない歌姫マリア! このアタシに水分身を使わせるなんて結構頑張るわね!」
「どれほど余裕だと言うの……。完全に遊ばれているじゃない……」
「それに……アルカ・ノイズの追加もしない……目的が見えない……」
未来はなんとか非接触攻撃でアルカ・ノイズを殲滅し続けた。
「まっ……頃合いですねぇ……。義妹ちゃんの様子をマスターに報告しなければならないので此度はこれにて失礼しますね?」
「正直今の鏡香でもこれだけ強いなんて思わなかったよ……。次はシンフォニックドライブ……それもエクスドライブの力を乗せた鏡香と戦いたいね……」
そう言って由紀とガリィは姿を消して行った。
「お姉ちゃん……私……」
「1度……しっかり話し合おうね。私だって……お父さんに怒りをぶつけるだけで終わらせたくは……無いから……」
立花姉妹は父との確執へ本格的に向き合う覚悟を決め……
「私も……やれる事はなんでもします。だから……支えさせてくださいね?」
未来は2人を支えると誓い……
「私も貴女達の相談に乗るわ。むしろ……それが私の役割よ?」
マリアは年長者としての顔を見せた。それぞれの想いが実を結ぶのは……少しだけ先の未来だろう。
【完全流体】はやべぇスキル。直接攻撃主体の相手への特攻率が強すぎる……
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形