本部の装者達のギアが破壊される中……響にも出動要請が入る。それは鏡香が一時帰宅していた時の事だった。
『リディアンの郊外から凡そ3キロ地点で謎の反応を……いえ! アルカ・ノイズの反応を確認!』
「ッ!? すぐに向かいます!」
響は指示を元に現場へと急行する事になった。
「乗りなさい響! 現場へは私が送るわ! 」
翼が既にバイクとヘルメットを常備してリディアンへと迎えに来た!
「ありがとうございます翼さん! 現場までお願いします!」
「任せておきなさい! それとギアの展開はもう大丈夫よね!」
「はい! なので全速力でお願いします!」
響はガングニールを纏い翼のバイクへと機乗する。そして翼も現在の己で扱える速度で現場へと急行した。
「久しぶりね義妹ちゃん♪ アタシの元に駆けつけてくれて嬉しいわぁ♪」
「ガリィさん……ですよね。どうして……アルカ・ノイズを……」
「そりゃあ……義妹ちゃんに来てもらう為よ? それに……」
「はじめましてだゾマスターの
【ミカ・シャウジーン】
だゾ! マスターに代わって義妹ちゃんの想いを受け止めに来たゾ!」
「ごめんねぇ〜♪ ミカちゃんがどうしても義妹ちゃんに会いたいって言うからァ〜♪ せっかくだから……連れて来ちゃった♡」
ここで翼は……ほんの少しだけ安堵した。悪戯に戦火を振りまく輩がアルカ・ノイズを使役していなかった為だ。しかし……
「良かったゾ! 義妹ちゃんがウジウジしたままだったらガングニールを取り上げないといけなかったゾ! じゃあこのまま戦うゾ!」
ミカはそう言うと
「あら? ミカちゃんもわかってるわねぇ? だけど……アタシは
「どういう……意味合いだ?」
翼はガリィの言葉に疑問を隠せずに質問をした。するとガリィは質問に答える為か戦意を消した。
「ミカちゃん……
「わかったゾ! ガリィも頼んだゾ! さて……義妹ちゃんはアタシについて来るゾ! もちろんアルカ・ノイズは引き連れるゾ!」
ミカはアルカ・ノイズと響を引き連れて翼達と距離を取った。そして残された翼とガリィは……
「何故……私を残した?」
「そりゃあ……
「ッ!? そこまでなのか……!」
翼はガリィの言葉に動揺を隠しきれなかった。しかし……
「聞きたい事は
「…………良いのか?」
「もちろん! 寧ろギアを壊したお詫びですよぉ?」
すると翼は早速ミカの姿について質問をした。
「先程のお前の相方……あの姿は何だ? まるで……
「ご明察です。ソレはまさしくマスターの力です。マスターは嘗ての並行世界で己が手にした力を形に残しました。ミカちゃんに託した力の名前は
エンシェント・バースト
と言いますね。マスターの力の中で最も
翼はガリィの言葉を信じるしか無かった。
「フッ! ハッ! ヤッ!」
響は拳を……蹴りを繰り出してアルカ・ノイズを倒していた。そしてミカも……その動きからある程度の迷いが吹っ切れた事を察した。
「準備運動は終わりだゾ。それじゃあこれからミカと遊ぶゾ!」
ミカがカーボンロッドで殴りかかるも、響はあっさりと蹴り砕いた。
「おおっ! 流石は義妹ちゃんだゾ! こんなにもあっさりアルカ・ノイズを倒すとは恐れ入ったゾ!」
「お姉ちゃんが私を信頼して街を任せてくれた! だからこそ私はお姉ちゃんが帰ってくる場所を守りたいの! そこにはクリスちゃんや翼さん! 調ちゃんやマリアさんに切歌ちゃん! 了子さんや未来だっているんだから!」
距離を詰めた響はミカに発勁を撃ち込む隙をうかがっていた。その一撃が撃ち込まれれば勝機はあると判断したためだ。
「覚悟が乗ってるゾ! そんな人間の拳は威力以上の力を相手に伝えるゾ! だからアタシは出力で上回っていても油断しないゾ!」
「うおりゃあぁぁぁぁ!!!」
ミカは術式を展開して障壁を5つ発生させた。通常ギアの出力に対しては過剰とも取れる程の障壁だが、ミカの判断は正しかった。
「ッ!? まだ義妹ちゃんはギアの強化・改修をしてない筈だゾ!? なのに出力が想定以上だゾ!」
「私だって成長したい!
「そいつは聞きづてならないゾ! 花嫁サマの隣に立つのはその伴侶たるマスターだゾ! 義妹ちゃんは一歩後ろでアタシ達と一緒にその姿を見守るゾ!」
「ヤダヤダヤダ! 私はお姉ちゃんが大好きなの! お姉ちゃんのお嫁さんになるのが私の夢なの! お姉ちゃんに旦那さんが出来たら私は悲しくて泣いちゃうよ! 」
「ソレは大丈夫だゾ! マスターもちゃんと義妹ちゃんを愛しているゾ! 寧ろ今までよりも温もりに触れる機会が増えるんだゾ!」
ミカと響は互いの腕を掴みながらそれぞれの本音を語りあった。しかしどちらの顔にも憎しみは存在していない。純粋に議論を交わしていた。
「ふふっ……鏡香はモテモテだな。小日向に響……更には雪音まで好意を寄せていたのにな……」
「あらぁ? 翼ちゃんは良いのぉ? 花嫁サマの恋人になれなくてぇ?」
「私と鏡香は無二の親友だ。お互いにその距離感を心地良く思って連携できる以上はその方が良いだろう?」
「違い無いですねぇ……。まっ……そろそろ仕事をしますかぁ……」
ガリィは姿を消すと取っ組み合いを続ける2人の元に割り込み……
「及第点よ義妹ちゃん♪ 次はギアの改修後に会いましょ♪」
「えぇ……?? ガング……ニールが……《」
「今のギアじゃあ義妹ちゃんの出力に耐えられなくなるからね。エルフナインに改修してもらいなさい……」
「あ〜! ガリィやっちゃったゾ! 義妹ちゃんを泣かせちゃうゾ! 」
響のギアを破壊した事にミカが抗議したが、ガリィは無視して言葉をつづけた。
「モジュールを搭載する時に嫌でも改修が必要になるだろ! ちったぁ考えろ! 」
「やり過ぎたらダメってマスターに言われたゾ! それに花嫁サマも悲しんじゃうゾ!」
「帰ったら聞いてやるから一旦戻るぞミカ! ……それじゃあ義妹ちゃん♪ 次は全力でぶつかって来なさいねぇ〜♪」
ガリィはミカを連れてシャトーへと転移して行った。
「響……」
「あはは……ガングニール……壊されちゃいましたね……。エルフナインちゃんに……直してもらわないと……」
「でも不思議ね……。彼女達……ギアを破壊する事を悲しむなんて……」
「えぇ……。本当にもう一人のお姉ちゃんが見た未来の為に……頑張っているんですね……」
残された2人は……消えた2人の真意を想像しながら本部への帰路についた。そして翌日……鏡香も母親達との話し合いの結果を報告する事となる。
響は立ち直る!(しかしガングニールは壊される)これにミカちゃんが激怒しておりますが、キャロル一派は必要事項として泣く泣くこなしています。
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形