私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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本部に届いた挑戦状……その差出人と同封されていたモノは……中々に複雑なモノとなっていた。


本部に届いた挑戦状

 ガングニール……天羽々斬……イチイバル……アガートラームがアルカ・ノイズと自動人形に砕かれた。そんな本部に1つの挑戦状が送られて来た。

 

【イガリマとシュルシャガナの装者との戦いを求めるゾ! 何なら花嫁サマの同行すらも楽しみにしているゾ! ミカ・シャウジーンより……】(代筆 ファラ・スユーフ)

 

 この手紙を見た鏡香は複雑な表情をしていた。そして弦十郎へと心境を相談した。

 

「司令……流石にここまでストレートな手紙が来るとは……」

 

「流石に罠でも無い上に……了子君までご指名だからなぁ……」

 

「まぁ……確かにエルフナインちゃんの活躍によって修復の終わったギアはアルカ・ノイズの分解機能を克服していますね……。1度分解された際にデータを蓄積させるのが目的とも取れますけど……」

 

「…………乗ってやるか? 鏡香君?」

 

「…………ここまでストレートで無邪気な要求なら……良いですかね?」

 

 ……全ての展開に【S.O.N.G】のメンバーは呆然としたが、すぐに鏡香は調・切歌を呼び出した。

 

「ごめんね2人とも……どうやら私達がご指名みたいだよ?」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「そんな事が……あるんデスねぇ……」

 

「私達を指名する辺りイガリマとシュルシャガナそのものが狙いなんだね……」

 

『まぁ……後はエルフナインに引き継げるぐらいの段階になってからのタイミングでの手紙だからな。こうもタイミングが良いと少々不気味だが……』

 

 呼び出された2人(とフィーネさん)は溜息を吐きつつも手紙を読んだ。

 

「完全に直接的な要求ですよね?」

 

「他意を全く感じないデェス……」

 

『実際に残るシンフォギアは3つのみ……か。まぁ……仕方無いな……』

 

「そしてご丁寧にテレポート・ジェムまで同封されてまして……」

 

「ここまで来ると罠を疑うのすらも面倒ですね……」

 

「正面突破するしか無いのデェス!」

 

「はぁ〜……まぁ……そうなるよね。じゃあ行こうか……」

 

 鏡香は若干気乗りしていなかったがテレポートジェムを起動させた。するとその先には……

 

 

 

 

 


 

 

 

 

「待っていたゾ!」

 

「そりゃあ……待っているよねぇ……」

 

「しかもアルカ・ノイズまで展開済デスねぇ……」

 

「向こうは準備完了してる……」

 

「お……鏡香も来たんだね。良かった……私も待ってたかいがあったよ……」

 

 ミカと共に鏡香達を待っていたのは……

【木原 由紀】だ。並行世界の鏡香と同一人物の可能性が高い彼女が何故ここにいるのか……そんな疑問が鏡香の頭をよぎった。

 

「由紀……なんで貴女がここに?」

 

()()()()()()()()()()だよ。恐らくだけど……鏡香は自分の気持ちが私の気持ちに引っ張られてると思った事ごあるんじゃない?」

 

「……流石私……なのかな?」

 

「そう言う訳でちびっ子達はアタシと戦うゾ! まずは準備運動にこのアルカ・ノイズを倒してみせろ!」

 

「ッ! 行こう切ちゃん!」

 

「やるデスよ調!」

 

Various shul shagana tron〜♪ 

 

Zeios igalima raizen tron〜♪ 

 

 調はシュルシャガナを、切歌はイガリマを纏い戦闘を開始した。

 

「切ちゃん! 私達のギアはまだ!」

 

「触れられたら一巻の終わりデス! だから調!」

 

「「絶対に無謀な突撃はしない(デス)!」」

 

「おお!? すごいゾ! ちゃんとわかっているゾ!」

 

 ミカは()()()()2()()()姿()と今の2人の姿の違いに驚愕しつつもアルカ・ノイズをけしかけた。

 

α式 百輪廻! 

 

切・呪リeッTぉ! 

 

「つかず……離れずを意識しつつ……」

 

「破壊活動だけは絶対にさせないデス!」

 

「ほぉ〜う! ちゃんと周りを見えているゾ! だけどアタシもやる事があるからちょっと本気になるゾ!」

 

 ミカはそう告げると【エンシェント・バースト】を装備する。

 

「ッ! 切ちゃん! あの格好は見るからに!」

 

「離れ過ぎたら蜂の巣にされるデス!」

 

 模擬戦でクリスとの戦いを通して遠距離攻撃を得意とする相手に距離感を制御されてボコボコにされた事のある2人はミカのローヴの特性を見抜いた。

 

「かなり無謀な気もするけど!」

 

「勝機のある方に賭けるデス!」

 

γ式 卍火車! 

 

双斬・死nデRぇラ! 

 

 調は機動力と攻撃力を両立する戦輪と化し、切歌はある程度のリーチを以てミカへと斬りかかる。この場合は切歌を前衛とするのが2人のセオリーだが、今回は()()()()()に重点を置いた為に責めの勢いは消極的とも取れる。

 

「ムッ! すばしっこい動きで姿を捉えられないゾ! これは明らかに警戒されてるゾ! しかも微妙に近い距離感で立ち回れてアタシもドカンとできないゾ!」

 

「やっぱり! 切ちゃん! この距離感! それが今の私達の!」

 

「反応できる位置取りデスね!」

 

 この2人の位置取りによりミカは攻撃対象を絞りきれずにいた。切歌が前衛を担当していれば攻撃を受け止めて反撃するのは容易だった可能性が高い。しかし……調の【γ式 卍火車】の機動力が想定外に早く、それを一定の距離感で援護を果たす切歌の存在もまたミカ対策に成果を出していた。

 

「足りない攻撃力と実力を埋める為に経験に変えているのがわかるゾ! だけど……それじゃあジリ貧だゾ!」

 

「ッ! 切ちゃん掴まって!」

 

「合点デス!」

 

 調はいち早く身の危険を察知して大幅な後退を選んだ。しかし……()()()()()()()()()()()

 

「おっと……カーボンロッドの射程圏外まで後退されたゾ! 今の1撃を避けるとは流石だけど……()()()()()()()()()!」

 

「しまった! 離れ過ぎて……!」

 

「技の発動を止められ無いデス!」

 

 警戒心故に後退を選んだ調の判断は()()()()()()。しかし……その警戒心を()()()()()()()()()()()

 

「ご褒美にマスターの技を見せてやるゾ! 今後の対策に使うと良いゾ!」

 

 ミカはそう告げると……()()()()()で2人との距離を詰めた。そして大技の発動準備を並行していた。

 

「ッ! こうなったら!」

 

「逃げずに足掻くデス!」

 

 調は鋸を最大限に拡張させて受け止める体勢となり、切歌もギアを地に固定して調を支えた。そしてミカの攻撃が衝突した! 

 

エンシェント・バースト! 

 

「おぉ!? 逃げずに受け止めるのか! 良いゾ! せっかくだからこの出力に抗ってみるゾ!」

 

 調の鋸がミカの衝撃に触れた瞬間……あっさりと罅が入り始めて広がっていく。そして1枚鋸が割れ……切歌のギアも衝撃を逃しきれずに罅割れていく。

 

「中々粘るゾ! だけど……これで終わりだゾ! 

 

 ミカが()()()()()()()()()()2人は吹き飛ばされた。

 

「ぐ……うぅ……」

 

「つよ……い……デス……」

 

 そんな2人にミカは近づき、2()()()()()()()()()()

 

「強くなってアタシに挑んで来る日を楽しみにしてるゾ! ちなみに今由紀ちゃんが戦っているから見物に行くゾ!」

 

「え……うわぁ!」

 

「およよ!?」

 

 ミカは倒れた2人を担ぐと鏡香と由紀の戦う場所へと走って行った。

 

「ちょっと! 服!」

 

「あたし達! 今! 【ぽんぽんすー】デスよ!」

 

「おおっと!? それは不味いゾ!」

 

 ミカは魔法陣から2人分の洋服(ガリィによって採寸済)を取り出した。

 

「……準備が……良すぎるデス……」

 

「しかもサイズがぴったり……」

 

 しかもそれが中々にかわいい服だった事もあり、2人は複雑な表情で袖を通したが後々お気に入りの服となる。




ファラさんが代筆をせがまれて苦労した様子が想像できてしまう……。ちなみにガリィちゃんは装者全員分の服を可愛く仕上げています。

よろしければ感想・高評価・メッセージ・お気に入り登録等もお待ちしています!アンケートの回答もしていただければ嬉しいデェス

鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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