今……一夏の想い出作りが始まろうとしていた!
キャロルにコテンパンにされた響達が目を覚まして司令室に向かうと、弦十郎から驚きの通達がされた。
「全員のギアの強化・改修が終わった訳では無いのでな……。特に直近で破壊された切歌君と調君のギアへモジュールを取り付ける必要がある。せっかくだからその間にこんなところに行ってはどうかな?」
「これ……は!?」
「師匠! 良いんですか!?」
「もちろんだ! ついでにお前達の戦闘記録からイグナイトに関するデータの編集も行っておきたいのでな!」
弦十郎の言葉に装者達はザワつくも……大人しくその言葉を受け入れた。
「司令のご厚意だからね! せっかくなら遊んで楽しんでトレーニングまでこなしてしまおう!」
「それと済まないが……エルフナイン君も連れて行ってやってくれ。彼女も根を詰めるタイプみたいでな。ガス抜きをしてやりたくてな……」
「オッサンは本当にその辺りを考えてくれるよな……。すっげえありがてぇけど……なんか申し訳無いぜ……」
「良いんだよクリスちゃん! 師匠の言葉に甘えちゃおう!」
「お……おぅ。…………鏡香に甘えられる機会だからな……。あたしだって……」
すると響はクリスの肩を掴んで耳打ちをした。
「絶対にお姉ちゃんは渡さないから。クリスちゃんにだってあげない。私がお姉ちゃんのお嫁さんなんだから……」
「んだと響コラァ! てめぇの甘ちゃん加減にはうんざりだ! 鏡香はあたしが貰う! てめぇは
「ダメダメダメ! お姉ちゃんのお嫁さんは私なの! クリスちゃんでもキャロルちゃんでも未来でもなくて私なの! 絶対にあげないから! お姉ちゃんを独り占めするのは私なんだからぁ! 」
「…………ふむ。やはりこれが私達らしいな……。この騒がしさこそが私達の日常だ……」
「翼さんはブレませんねぇ……。私もちょっと2人ににお灸を据えて来ますね?」
「小日向も大概だな……」
未来は翼にそう告げると響・クリスの元へと【宣戦布告&わからせ】に動き出していた。そして渦中の鏡香は……
「避暑地って事はお店とか無いからスポドリは多めに持って行くよ。それとタオルと日傘……やっぱりパラソルが必要かなぁ……」
「浮き輪とボールも必要デース! 遊び倒すデース!」
「切歌ちゃん……確かに司令の事だからガス抜きメインだと思うけど……」
「切歌! 海を舐めるんじゃないわよ! 溺れでもしたらどれほど心配をかけるかわからないの! 」
「こうして引率者がいる事を忘れたらダメだよ?」
「流石鏡香さん……言ってる事が過保護な時のマリアと同じ……「聞こえているわよ調ぇ! 」……流石マリア……地獄耳……」
『それでも最後まで言い切るのか……。お前も中々に懲りないな……』
【F.I.S】組と計画の立案を既に始めており、マリアと共に問題児達と奮闘する事となる。
「鏡香さん……凄く楽しそうですね……。キャロルも素直になれば良いのに……」
『ガリィを派遣してやる。せいぜい海を満喫するんだな。それとバラしたらガリィにお前の秘密を暴露させるぞ?』
「ッ! ううう…………なんでこんな目に……」
姉に頭が上がらない妹がまた1人ここにいた。
ビーチ到着の瞬間……勢い良く海へ向かって飛び出したのは……
「海だあぁぁ!!! 」
「泳ぐデース!!! 」
後の必愛コンビと言われる響・切歌のコンビだった。しかし……その場にいるのは……
「コラァ響ぃ! 海に入る前に準備運動をしなさぁい! 」
「切歌あぁ!! 溺れでもしたら大変じゃないのぉ! 」
2人へと叫ぶ声が聞こえた次の瞬間……
「うひゃあ!」
「およよ!?」
響の足にはネフシュタンの蛇腹剣が、切歌の腹部にはアガートラームの蛇腹剣がそれぞれ巻きつけられて引き摺られていた。
「勝手に飛び出さない! 私達は
「海を舐めて命を落とすのは許さないわよ! 2人仲良く砂浜で正座ぁ! 」
怒髪天な
「ふむ……あれはあれで良い精神統一の修行になるな……過酷な環境で己を律するにはうってつけだ。叔父様にはつくづく頭が上がらないな……」
「……流石の2人でもそこまでは考えていないと思いますよ? まぁ……今は海を楽しみませんか?」
「……そうだな。では……行くぞ月読! 」
「はい翼さん!
翼と調はそんな4人を他所に仲良く泳いでいた。残るエルフナイン・クリスは……
「ぷはぁ! ありがとうございますクリスさん……」
「あ〜気にするな。あたし様も1人寂しく過ごすのは嫌なだけだからな?」
「それでもありがたいです。こうやって泳ぎの練習に付き合って頂いて楽しいです!」
「そっか……じゃあ落ち着いたら浮き輪で優雅に波を楽しむぞ! 」
その後クリスは大きめの浮き輪を2つ膨らませてエルフナインとゆっくり波に揺られていた。(原作回想シーンの2人バージョン)
「ふむ……花嫁サマ達も意外と楽しんでますねぇ……。せっかくなのでガリィちゃんも混ざりますか!」
現れたガリィが説教中の4人の元へと声をかけた。
「こんにちは花嫁サマ♪ ガリィちゃんも混ぜて頂いてよろしいですか?」
「…………普通に混ざって来たね……。てっきりサプライズみたいに来ると思っていたけど……」
「嫌ですねぇ……ガリィちゃんだって乙女心がありますよぉ! お説教はその辺りで皆で遊びましょう?」
「…………そうね。そろそろ遊ばないと司令の気遣いが無駄になってしまうわね……」
鏡香とマリアも2人への説教を切り上げて海を満喫するべく、準備運動を終わらせて泳ぎ出した。
「マリアさん! 彼処の大岩までどちらが先にたどり着くか競争しましょう! 」
「望むところよ! 鏡香とは素晴らしいライバルのつもりだからね! 」
「…………なんだかんだで1番トレーニングになりそうな事をしてるのがあの2人では無いですかねぇ……? 」
ガリィの呟きは波の音にかき消されて誰にも届かなかった。
「じゃあ切歌ちゃん! 今度こそ泳ごう!」
「合点デース! 響さんに着いて行くデース!」
「ガリィちゃんも一緒に泳ぎますよぉ〜!」
残る3人も海を楽しんだ。そして一通り泳ぎ終えた装者達は……
『コンビニ買い出しジャンケンポン!』
買い出しの為にジャンケンを始め……
「およよ……あたし……負けちゃったデース……」
「こういう事もある……」
「カッコ良いチョキが……何故……」
「なんであたしまで……」
翼・切歌・調・クリスが買い出しを担当する事で決定した。残りのメンバーは次のお楽しみの為に浮き輪等の片付けをする事で合意していた。
「それじゃあクリス……翼を頼んだよ?」
「待て鏡香! 私が監視される側なのか!?」
「切歌……調子に乗って買いすぎないのよ?」
「調ちゃんがいるから大丈夫だと思いますよ?」
「謎の不信感デース……」
「切ちゃんのせいなんだけど……」
買い出しの4人はそんな流れで出発していった。
「そう言えばガリィはいつ行動するんですか?」
「ん〜……明日にしようかしら……。マスターもそこまで焦っていませんからねぇ……」
「じゃあ! スイカ割りやビーチバレーを楽しみましょう! 凄くワクワクしそうです!」
「そうねぇ……せっかくだからガリィちゃんも楽しんじゃいましょう!」
この日1日……無事に終わる事になるとは……誰も予想していなかった……。
(※最後の一文は誤字ではありません)
敵意0のガリィちゃんを警戒する鏡香ではありません。というより……海を舐めている【必愛コンビ】へのお怒りの雷を落とす方が重要だったりします。
ガリィちゃんの本格的な活動開始は次回をお楽しみにお願いします。
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形