「それじゃあまずは……当然コレだよなぁ!」
「ッ! ひとまずは迎撃するわ!」
HORIZON†CANNON!
ガリィの放つ氷の礫が2人を襲うが、これを迎撃したのはマリアだった。しかし……
「隙が大きいぞぉ!」
ガリィはカーボンロッドを生成してマリアへと接近戦を仕掛ける。
「ぐ……うぅ……!」
蛇腹剣でロッドを受け止めたものの、その出力の違いは明白だった。そこで未来は数の利を活かして背後からの狙撃を決行した。
「ん〜……そろそろかしら?」
「ッ! 急に下がった!?」
ガリィの後退に動揺したマリアだが、そこには未来の閃光が飛んで来ていた。
「っ! 逃げてくださいマリアさん!」
「今なら……ま「動きが読めるぞぉ! 」ぐあぁ!!」
マリアもギリギリのラインで躱すものの、体勢を大きく崩してガリィの追撃に反応ができずに組み伏せられた。
「っ……!! 速い!」
「まだ……まだぁ!」
しかしマリアも抵抗を始めた。イグナイトの出力で
HORIZON†CANNON!
を地面へと発動したのだ。
「ッ! いくら何でも強引過ぎるわよ!?」
流石のガリィちゃんだろうと動揺する時は動揺する。マリアの自爆すら厭わない砲撃の余波から離れる……もしくは
「ッ〜! ソレはダメだろぉ!? 」
「私の覚悟はとうに済ませているわ!
ガリィはマリアの無謀な行動を
「だ……けど……ソレ……を可……能……に……で……き……る……の……がガ……リィ……ち……ゃ……ん……の……有……能……な……と……ころ……な……のよ……ぉ……………………」
息を絶え絶えにしつつも、マリアを守りながら爆発のみを防ぎきって見せた。しかし……その顔には冷や汗が流れていた。
「貴女なら
「ッ!? ……まさかマリア……お前!? 」
ガリィの推測は
流星!
「おおぉぉぉぉ!!?? だけど……そう簡単には引かないわよ!! 」
反応が遅れたものの、纏う礼装とそのプレッシャーは本物である。故にガリィは風の錬金術……そして土の錬金術を発動して軌道をなんとか逸らせた。それは……
「初めて……貴女の動揺を引き出せたと思うわ。だけど……信じていた通りの行動をしてくれたわね。おかげで賭けに勝てたわ……」
「まさか……ガリィちゃんの行動すらも計画の……うああぁぁぁ!! 」
「まだ……まだ終わらせ無いわ!」
「私達だって……意地がありますから! 」
マリアは身を挺したガリィに裏切りとも取れるタイミングでその頬を全力でぶん殴った。そして未来も吹き飛ばされたガリィを触手で滅多打ちに殴りつける。
「完全……に……や……ら……れ…………た…………わ……ね……。ま……さ……かガ……リィち……ゃん……が……助……ける……事す…………ら……も……計画の……内だ……っ……た……なん……て………………驚…………い……た……わ…………よ……」
「そうね。鏡香を助けたい貴女ならば必ず私を守ってくれると信じていたわ。そして1発当てるのに卑怯なてを使っていなかった事は申し訳無いけど……私はどうあっても貴女に勝ちたいのよ!」
「私は前回の雪辱を晴らす為に臨んでいますが、貴女は敵対していても
「はは……まるでガリィちゃんの戦い方だけど……相手にする時は中々応えるわね……。良いじゃない! それなら最高の1撃を以て応えてあげるわよ!」
予想外の出来事からのダメージの蓄積は確実にガリィの精神とボディに負担を与えていた。しかし……ガリィは同時に2人の策を賞賛した。
「浮遊する宝石の光が強くなっていくわね……未来! 気をつけるわよ! 」
「はい! 私達も勝負を決めましょう!」
「なら……この攻撃を凌いで見せなぁ!」
エレメンタル・ユニオン!
ガリィの周囲で浮遊するラピスが炎・風・土・氷の属性を纏って輝き出した。そのエネルギーは徐々に蓄積され……今にも力を解放できる程の挙動を見せていた。
「その大技が勝負を決める重要なポイントなのは理解しているわ。だからこそ発動をさせないわ! 」
「これで……どうですかぁ!」
マリアの蛇腹剣がガリィの手元目掛けて伸びて行く。そしてその身体を捉えた時……ガリィの身体が
「発動までの警戒心は合格ね! 立てた作戦もガリィちゃんに通用するレベル……だけど僅かに詰めが甘いぞ! 」
マリアの背後から姿を表したガリィがそのエネルギーを放った時……
「この身体の動き……まさか未来ちゃんが!? 」
ガリィが上空を見上げると戦場を鏡が照らしていた。
「光の屈折で……マリアさんの姿を……投影して……」
「その通りよ! 喰らいなさいガリィ! これが私達の連携よ!」
SERE†NADE!
「私の1撃も……オマケです!」
天光!
完全に反応が遅れたガリィの身体を……マリアのアガートラームが袈裟懸けにした。そして追撃の天光がガリィの反撃の機会を完全に潰して……ガリィは倒れ伏した。
「まさか……ガリ……ィち……ゃん……が……一杯……食わ……されれる……とは思……わなか……ったわ……。あ……んた達の作……戦や……連……携……はガリ……ィ……ちゃんをも……凌ぐ……じゃな……い」
「そうね……。ガリィとの初戦だったならイグナイトを用いてギアの特性を理解していても……こんな戦い方はできなったわ……」
「私達が殻を破れたのはガリィさん……貴女のおかげです。我武者羅に挑んで結果を残す重要性を貴女は教えてくださいました。だから私達はそれに全力で応えさせて貰いました」
「はぁ……ガリィちゃんの完敗ですねぇ……。コレは認めざるを得ないですよ。お2人も合格ですよぉ……」
「…………ん? 2人
ガリィの言葉に違和感を覚えた鏡香はガリィに質問をした。そしてガリィも……
「はい。お伝えしていなかったですが、義妹ちゃん達は存分にお力を引き出されてますよぉ? ファラちゃんやレイアちゃんも再戦の日を楽しみにして……いますね?」
ガリィはそれだけ言い残すとシャトーへと転移して行った。
「私達の……初勝利……だよ!」
「マリア!」
「未来ー!」
「マリアァ!」
響・切歌・調は興奮のあまり2人へと抱きつこうとしたが、ソレを止める者がいた。そう……鏡香だ。
「3人共……未来達は激戦直後なんだよ? 祝勝会は……明日にしないとね?」
鏡香は躊躇いなくネフシュタンの蛇腹剣で3人を拘束すると宿へと引き摺って行った。
「なんか……締まらねぇなぁ……」
「だが……それでこそ私達だろう? 雪音……私達は2人を運ぶぞ?」
「そうだな先輩。じゃあ2人とも……肩を貸してやるから宿へと戻るぞ?」
「お願い……するわね……」
「頼んだ……よ……」
未来とマリアはそれだけ告げて意識を手放した。そして翼とクリスは2人を抱えて宿へと戻った。
「それじゃあ……祝勝会用の追加の食料品を買って来るね?」
「待っててね未来!」
「もう夜分と言えるだろう。緒川さんに車を出して貰うか……」
翼・鏡香・響が……翌日に行われる祝勝会用の食料品を追加購入する為に最寄りのスーパーへと買い出しに行く事になり、慎次が車を出す事で話が纏まった。
「女性陣だけに夜分の外出をさせる訳にはいきませんからね。まぁ……トラブルも無いとは思いますが……」
しかし……その買い物を終えたスーパーを出たところで……立花姉妹が父親の洸と再会する事になるとは……この時は誰も思っていなかった
この戦いで2人は【ガリィちゃんを信頼して】自分の想定する最も勝算の高い戦法で挑みました。それがどのように映るかは考えません。そして徹底的に勝利への貪欲さも現れています。(寧ろガリィちゃんのやり方……)
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形