私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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翼と鏡香……そしてマリアは風鳴邸への招待をされる。そこで行われる出来事とは?


風鳴邸への訪問……

 ガリィちゃん……そしてミカちゃんを撃破した装者達は一時の休息を味わっていた。

 

「そう言えば翼……この間も八紘さんに呼ばれてたよね? 父娘関係も今では良好って事?」

 

「あぁ……お父様から食事の誘いを受けてな……。おかげで素晴らしい一時を過ごす事となったぞ?」

 

「あら? その日は確か私に泣きついた日じゃあ無かったかしら? 

 

【どのような店で食事となるかわからないからどのような服装で行けば良い?】

 

 ってね?」

 

「っ〜! マリア! ソレは言わないで欲しいとあれ程……」

 

 マリアの背中に隠れて赤面した防人がその背中をポカポカと叩いていた。

 

「もぅ……この剣(つるぎ)可愛いじゃない……」  

 

「そうだよ? その剣は結構可愛いところが多いよ?」

 

「っ〜! お前達は意地悪だぁ! 」

 

 赤面を通り越して泣きっ面になった翼を見て2人は笑っていた。そんな時だった……。

 

ピリリリリ! 

 

「む……? 私の携帯か?」

 

 翼が携帯を取り出すとそこには八紘の名前が映し出されていた。

 

『あ〜翼……今度3人を連れて来て貰えるか? 次の食事は私達の家で少し賑やかにしようと思ってな……』

 

「なんと!? 鏡香とマリアもですか!? ちょうど2人と話をしていたので確認を取りますね?」

 

「ん? 私達?」

 

「でも……なんだか面白そうな反応をしてるよ?」

 

 翼は通話を保留にして2人へと確認を始めた。

 

「お父様から今週末に実家で食事会をしないかと提案されてな……。2人にも来て欲しいとの事だ……」

 

「どうしますかマリアさん? 私は構いませんけど……」

 

「そうね……そう言えば私……翼のパパさんと直に会う事は無かったのよね……。お礼を言いに行くいい機会だと思うわ……」

 

「決まりだな。当日はマリアの車で迎うとするか……」

 

「この剣は少し図々しいのじゃあないかしら!? 確かに私達3人での移動なら私が車を運転するのが速いけど!」

 

 3人の移動はマリアの運転する車での移動と決定して翼は通話を再開した。

 

「お待たせしました。2人共来るとの事で当日はマリアが車を運転して来ます。…………………………え? 泊まりで……ですか? ………………わかりました。そのように伝えます……」

 

 翼が驚いていたのを2人は首を傾げて見ていた。そして通話を終わらせると……

 

「泊まりで酒を嗜もうとの事らしい。確か鏡香は……」

 

「確かにもうすぐ誕生日を迎えるけど……」

 

「季節は確かに7月であり鏡香は今月で誕生日を迎える。どうやらパパさんは鏡香の誕生日を祝うつもりなんじゃないかしら? 娘の親友の誕生日当日は皆で祝うでしょうし……ね?」

 

「だからってお酒は……」

 

「ふ……バレなければ問題なかろう? お父様も抜かりは無い筈だ……」

 

 八紘のまさかの提案に驚きが走るものの、3人が風鳴邸へと向かう事は決定していた。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 そして当日……3人はマリアの運転する車で風鳴邸へと到着した。

 

「只今帰りましたお父様……」

 

「お久しぶりですね八紘さん。公務以外でお会いするのは恐らく初めてですよね?」

 

「はじめまして。フロンティア事変の後に【S.O.N.G】への私達の加入の口添えをしていただきありがとうございます」

 

 3人はそれぞれの想いを言葉にして八紘へと伝えた。対する八紘は……

 

「今日は公務では無いからな。堅苦しい挨拶はしなくても良い。ただ娘の帰省とその親友の誕生日を祝おうと思ってな? せっかくだから楽しいモノにしないか?」

 

 翼の中での八紘は相当堅物のイメージが強かったが、今日の物腰の柔らかい八紘の言葉は相当な影響を受けていた。

 

「では食事の用意を進めるとしよう。それに……普段の翼の様子を是非聞かせて欲しくて……な?」

 

「ッ! お父様まさか!? その為に酒を!? 」

 

 翼の嫌な予感が的中しようとした瞬間だった。

 

「なるほどね……確かに本音を引きずり出すにはうってつけの手段よね……」

 

 マリアは八紘の提案の根底にある物に検討がつき、流れに身を任せた方が良いと結論づけていた。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「そうなんですよぉ! 翼は私生活がだらしないので片付けが大変なんですよぉ! 」

 

「部屋がアレなのは当たり前ですねぇ! 私達が何度片付けても1週間もすればぁ!」

 

 酒に身を任せたマリアの暴露に翼は赤面して隠れようとしていた。しかも頼みの綱だった鏡香でさえ……実は酒に弱い事が判明して本音がダラダラと漏れていた。

 

「ふむ……やはりそこは直らなかったか……。家出をした10年前から変わらないな……」

 

「え……? あぁ〜! そうなんですね! 翼は家出をして二課に転がり込んだんですね!」

 

「まぁ……それが司令のいる二課だったのは良かったわよね……。司令なら何かとメンタルケアを怠らないでしょうし、何よりも翼とパパさんの事情を識っているから……」

 

「そう言えばなんでお2人はあそこまでぎこちない関係で?」

 

「あぁ……ソレを話すつもりでいたし、このような信じようの無い話は酒に頼らねば口にできなくてな……」

 

「「っ!!」」

 

 八紘の雰囲気の変化に2人も酔いが醒めた。そしてその真実が語られた。

 

「まず初めに……翼は私のDNA上の娘では無い。私の妻の娘ではあるが……な?」

 

「どういう……意味合いですか? 翼はママさんの娘ではあるのに……その夫であるパパさんとの血の繋がりが無いなど……意味がわかりません……」

 

「だろうな。まずその時点でこの話が信じようの無いポイントだ。故に翼はこの真実を知った時に弦の元へと向かってしまった……」

 

「はい。その事実を知った私はこの家にいる事が苦痛となり……叔父様の元へと……」

 

「その後の様子は弦を通して確認はしていた。しかし……私には言葉のかけようが無かったのだ。鏡香君が……私と出会うまでは……な?」

 

「そうですね。鏡香はあの時から……私達の関係の変化に貢献しています……。その結果今ではお父様と話し合う事が出来ています」

 

 そして八紘はその核心に触れようとしていた。

 

「翼は……私(・)の(・)父(・)親(・)で(・)あ(・)る(・)風(・)鳴(・)訃(・)堂(・)が(・)私(・)の(・)妻(・)に(・)産(・)ま(・)せ(・)た(・)息(・)女(・)だ。私と翼は厳密には異母兄妹……という言葉が適切だろう……」

 

「異母兄妹……確かにその言葉が当て嵌まりますね……。翼にとって八紘さんは……父親である筈の存在なのに……」

 

「本当の娘では無い……なんて口が裂けても言えないわね……。だからこそパパさんは翼を……」

 

「そしてこんな話をする為に……お酒の力を借りたんですね。確かに……酔ってでもないと話せませんよ……」

 

 翼と八紘の問題が……恐ろしい程に複雑な事を……この場の全員が雰囲気で受け止めた。しかし……

 

「でも今はそ(・)れ(・)だ(・)け(・)じ(・)ゃ(・)あ(・)無(・)い(・)で(・)す(・)よ(・)ね(・)?(・)」

 

「無論だ。私は不器用ではあったが翼を愛している。その想いは偽りでは無い。そう口に出来たのは鏡香君……君(・)の(・)お(・)か(・)げ(・)だ(・)……」

 

翼出生の秘密……それは全員の想像には無いような事実があるが……風鳴 翼は今では間違い無く前を向いて歩いている。その事実もまた……変わりようの無い事実だ……! 




※お酒は二十歳を過ぎてからです!絶対に未成年の方々の飲酒は許されません!

(本作品の真似は絶対にしないでください!)



関係性が既に原作よりも改善されています。更に次回は別の来訪者も登場します!

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • 響
  • 翼
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
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  • エルフナイン
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