試練の時が訪れる!
風鳴邸へ帰省し……更には父親と人に話せなかったような話を告白した翼は、その日とても快眠できていた。縁側で月見酒をしていた筈だったが……目をさますと布団で寝かされていた。
「私は……いつの間にか寝てしまっていたのだな……。しかし……不思議と身体が心地良い……」
「まったく……パパさんも困った人ね……未成年に飲酒をさせるなんて……」
「だが……それでも肩の力を抜く事は出来た。そしてマリアに頼みがあるのだが……」
「もちろんよ。絶対に勝ちましょう。それもパパさんに成長した姿を見せる為に……ね?」
「やれやれ……マリアはお見通しか。つくづく敵わないな……」
「何よ……この剣可愛いじゃない……」
お互いに顔を赤らめるも……今夜の決戦への誓いを立てていた。
風鳴邸にて過ごしたファラは……決闘の時間を18時と宣言した。そしてその時間に合わせて2人の装者を含め……関係者全員が全ての準備を終えて集まっていた。
「済まないなファラ……1対1の決闘にはなりそうに無い。私はもちろんマリアもお前に雪辱を果たすつもりなのでな……」
「ええ……剣ちゃんは並び立つ相手がいてこそ真の動きを発揮しますから……私としてはそちらの方が胸が踊りますわよ?」
「舐めてる訳でじゃなくて純粋なまでに翼を理解しているね。確かに翼は強い。だけど
「それでは開戦の合図は私が取ろう。両者……始めてくれ! 」
八紘の合図で決闘が始まり2人はモジュールへと手をかけた。
「「イグナイトモジュール……抜剣!! 」」
ダイン=スレイヴ
「マリア! ファラの攻撃には
「了解したわ! ただし……見せ場を奪うかもしれないわよ!」
「構わないさ!
マリアが保有する蛇腹剣が今回の戦闘で不利になる事は……嘗てエルフナインから伝えられていた。ファラの有する哲学兵装の詳細は既に把握されているのだ。
「でも……牽制は任せなさい!」
EMPRESS†REBELLION!
マリアの蛇腹剣が細分化されてファラへと放たれるも……その表情を変化させる事は無い。ひとたび風を起こし……
「
そう告げるとマリアの短剣は全て砕けてしまった。
「それでも対処に必ず隙が……生まれる! 故に私達はソレを叩く!」
「っ……なるほど! そう来ましたか!」
マリアの攻撃を対処する僅かな隙を攻撃のタイミングとした翼が蒼ノ一閃で追撃し、ファラはそれを防げずに体勢を崩した。
「私達は
「剣ご……いいえ! その軌道は!?」
「ああ! マリアの銀腕だ! 」
振り抜かれるアガートラームの拳がファラの顔面を捉えた。既に体勢を崩されていたファラは受け身を取れずに地に転がった。
「これほどの……強さに……。ならば……私も……」
「ッ! マリア! あの剣が抜かれるぞ!
「ええ……どうやらそうみたいね……」
立ち上がったファラは4色の剣を抜き……その身に礼装を纏った。
「剣と同じ……4色の礼装……」
「感じる属性は……4元素ね……」
「ご明察……この礼装の名前はエレメンタル・ブレイド……嘗て並行世界のマスターが得た奇跡の光……ですわ!」
「今度は奇跡……ね。これは貴女の力量も相まって中々のプレッシャーじゃない……」
「ふふ……では参りますわ!」
ファラの斬撃がマリアを襲い、受け太刀の構えを取った瞬間……
「剣殺し……もちろん乗りますわよ?」
「しまった!」
蛇腹剣を破壊されたマリアは斬撃を防げずに壁へと叩きつけられた。
「ぐ……うぅ……これは……中々に……」
「やはり私も……己を超える必要があるな……」
「おや? 雰囲気が変わりましたか? 何か勝算でも見出しましたか?」
「いや……
翼は天羽々斬の推進力で風を操るファラへと肉薄した。そしその腹部へと……
「ぐ……うぅ……剣ちゃんが
「翼! 援護するから
マリアの放つ短剣を足場に翼はファラの上空を制した。そして追撃へと体勢を移行する。
天ノ逆鱗!
「今度は大剣ですか! 質量による攻撃でも私の剣殺しで!」
ファラは大剣を破壊するも完全に
「っ!? 剣ちゃんは何処へ!?」
「後ろだ!」
翼の風輪火斬がファラの背部より完全に追撃を決めた。その結果ファラは再び地へと転がる事となる。
「やり……ますわね……。ですが……私も! 」
ファラがエレメンタル・ブレイドを発動させようと攻撃体勢に入った時……
「私を忘れたら大変よ!」
「行け……マリア!」
肉薄したマリアがHORIZON†CANNONを至近距離で放ち100%の出力をファラへと叩きつける。
「ここ……まで……ダメージを負うとは……」
息を絶え絶えにするもファラの瞳から闘志は消えていない。故に翼も
「ファラよ、提案だが……
「ええ。最早翼ちゃんに剣殺し等と言う小細工は不要ですね。故に私も全身全霊を以て受けて立ちますわよ?」
翼は炎鳥極翔斬を……ファラはエレメンタル・ブレイドを発動させて両者は向かい合う。
「「この一太刀で勝負を決める(ますわ)!! 」」
互いの攻撃が最初は鍔迫り合うも……次第に翼の動きに変化が生じる。
「これで……終わりだぁ!」
そして鍔迫り合いを切り抜けた翼はファラの胴体へと強烈な1撃を叩き込んだ。
「お見事……次は
ファラはそう告げるとテレポート・ジェムを起動して転移して行った。
「やったね翼……マリアさん。2人の連携……とても美しかったよ……」
鏡香は2人を支え……八紘のもとへと運んだ。残る自動人形は……レイアのみとなる。
剣殺し……その恐ろしさは後に剣士が現れ無かった為に不発でしたけど……考えれば考える程恐ろしい能力だなぁ……
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形