私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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レイア姉さんがキャロルからのお使いをします。

そして実力を感じ取ったクリスの選択とは?


キャロルの思惑

「では私はマスターへの報告に戻る。再戦の日は改めて連絡をするとしよう」 

 

「あぁ……なんか悪いな。肝心な事が抜けてて……」

 

「気にするな。何れ発覚した事だ。既にマスターは義父とのやり取りを計画しているみたいだが……な」

 

 クリスの家を訪れたレイアは、お茶会の後に1度日を改めると告げて立ち去った。そしてクリスは切歌と調へと相談をする。

 

「お前達……あたしの提案を聞いて貰えるか?」

 

「どうしたんデスかクリス先輩?」

 

「複雑そうな表情をしてますけど……」

 

「あぁ。あたしな……レイアに勝ちてぇ。だけど……なんでかあの背中が遠く見えたんだ。何かにビビっているのが自分でもわかった。そしてお前達に相談しようと思ったんだ……」

 

「意外デスね。クリス先輩ならタイマンをするとか言うと思っていたデス……」

 

「まぁな。()()()()()()()ぜってぇ勝つと言わんばかりに決闘の場所に向かうと思う。だけど……鏡香やお前達に出会って変われたし、何よりパワーアップをしたのにキャロルにコテンパンにされた。同じ失敗を重ねるつもりもねぇのさ……」

 

『成長したなクリス……ネフシュタンを纏っていた頃と比べれば天と地程の差を感じるぞ?』

 

「…………ありがとうよ……フィーネ……」

 

「クリス先輩にはお世話になってる。そんな先輩からの頼みなら私達も力になります! 言ってください!」

 

「ありがとうな。じゃあ、調……切歌……レイアを倒す為にあたしに手を貸してくれ! あたしは絶対にレイアを倒す! そしてあたしの壁を超える!」

 

「任せてください。必ず成果を出しましょう!」

 

「やってやるデース! クリス先輩の為にあたし達も人肌脱ぐデース!」

 

 クリスは嘗て2人へと語った自分の言葉が……少しだけ気恥ずかしくなった。しかし……それでも手を貸してくれると言ってくれた2人の手が……とても暖かいと思えた。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「深淵の龍宮にてエネルギー反応を確認! シグナル解析します!」

 

 レイアと接触のあった翌日……3人は本部へと報告の為に出動していた。そんな時にあおいが本部へのシグナルをキャッチした。

 

「解析終わりました! 

 

【雪音クリスへ……ここで待つ。お前の成長した姿を私に見せてくれ】

 

 です! しかし……彼女達は一体何故……?」

 

「そこに目的があるのか……? とにかく本部も急行するぞ!」

 

『危険物だらけのあの場所にディーンハイムは何を求めている?』

 

 レイアのメッセージの真意を確認する為にも……本部は深淵の龍宮へと向かう事となった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 深淵の龍宮へと到着したクリス達に、待ち構えていたレイアが現れてその理由を告げた。

 

「ここは決闘の場所の中継地点だ。そうした事には2つの所要が存在する。1つ目は……()()()()()()()()()()()()()を確保する為だ。マスターが必要と言われたのでな。聞けばここに安置されているとの事だと言われてこちらに出向いた」

 

「響の……結晶? なんでそんなヘンテコな物を?」

 

「イグナイトモジュールの弱点を克服する為だ。無論今はその心配は無いが、マスター曰く後に重要なアイテムとなるそうでな……」

 

 調は2つと言われたもう1つの内容を質問をした。

 

「もう1つは? それだけの為にこんな場所に出向くのは面倒くさいと思うけど?」

 

「あぁ……()()()()()()()の知識を得に来た。フロンティア事変の終わりに奴がここに危険物として収容されていると知ってな。〈Linker〉の改良の為にもそのデータが必要でな……」

 

「ウェルは……どうしたの?」

 

 するとレイアはあっさりと質問に答える。

 

「該当する記憶をスキャンした後に少々うるさかったのでな。()()()()()()にまつわる記憶を抜き取った。これでこの場所も静かになるだろう?」

 

「なんだか……手間をかけたようで申し訳無いな……」

 

 同行していた弦十郎もレイアへと申し訳なく思ってしまった。

 

「さて……それでは伝える事は伝えたのでな。ここの調査を進める事を推奨するとマスターに伝言も預かっている。そして()()()()()()を果たすとしよう……」

 

 レイアはテレポートジェムを取り出すと、クリスを手招きした。

 

「なるほどな……。オッサン! 後輩達を連れて行く! ここは任せたぞ! 

 

「クリス先輩の事は任せてください。必ず無茶はさせません」

 

「司令さんはここの調査を進めて欲しいデース!」

 

 3人がレイアの隣に立つと、レイアは弦十郎にもう1つの伝言を伝えた。

 

「本部の潜水艦は私の妹が護衛する。安心して活動して欲しい……」

 

 レイアはそう告げるとジェムを起動した。

 

「本当に……キャロル君の目的が見えない限りだが……同時に申し訳無いな……」

 

 弦十郎はその気遣いに報いる為にも……全力でこの施設を調査する事を決めた。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「さて……始めるとしよう。そしてクリス……お前が()()()()()()()()事を……私は嬉しく思う。故に抜剣をしたお前と撃ち合える事を……今の私は楽しみにしていた!」

 

 レイアはそう告げると黄金に輝く礼装を纏った。

 

「およよ……こいつはどんなトンデモな雰囲気デース……」

 

「感じるプレッシャーが……重い……」

 

「これが……あの時隠してたお前の力か……。だけどあたしはお前を乗り越える! だから力を貸してくれ切歌! 調!」

 

「もちろんデース! クリス先輩にはお世話になっているデェス! そんな先輩に頼られたなら……あたしは力になりたいデェス!」

 

「クリス先輩のおかげであの時イグナイトを制御できました! なら……今度は私達がクリス先輩を支える番です! 私達の力を合わせましょう!」

 

 切歌と調はクリスの手を力強く握った。そしてクリスも……その支えに応えようと強く思えた。そして相対するレイアも……

 

「良い顔つきだ。私が相手をする事を恐れながらも尚立ち向かうその気迫……派手に応えよう! 

 

「行くぞ2人共ぉ! イグナイトモジュールの抜剣だぁ!」

 

「「はい(デス)!! 」」

 

ダイン=スレイヴ

 

 クリス達もまた……イグナイトギアを以てレイアに対抗する。初陣の時に惨敗した事で油断も無い。そんなクリスと……背中を守ろうとする心強い後輩の気迫もまた……インへリッド・ラスターを展開するレイアに劣る物では無かった。

 

「さぁ……始めるぞ!」

 

 最後の自動人形であるレイア・ダラーヒムと3人のシンフォギア装者の激闘が幕を開けた! 

 




【危険物Dr.ウェル】……英雄願望を抜き取られて深淵の竜宮に安置決定。

【愚者の石】確保!

一応大事な要素は描かないといけませんから(汗)

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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