私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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全ての自動人形を撃破した装者達。そして鏡香と響は……父親との【本当の話し合い】をする事となる。


今度こそ……向き合え!

 クリス達がレイアを撃破した翌日……慎次の元に1つの連絡が入った。

 

『娘達と話し合いたいです。段取りをしていただけますか??』

 

「ええ。3日後に前回と同じファミレスでよろしければ……」

 

 慎次の言葉に洸は肯定して通話が終了した。

 

「お父様から連絡がありました。3日後に前回のファミレスだそうです」

 

『わかりました。ありがとうございます緒川さん……』

 

 鏡香は通話越しとはいえ……洸が行動した事に不安と希望の混ざった複雑な心境をしているのがわかってしまう。それにより慎次もかけるべき言葉があった。

 

「話し合いがどう転ぶかはわかりませんが……僕もついています。彼が変われた事に……期待しましょう……」

 

『そう……ですね……』

 

 そして慎次と鏡香の通話も終了する。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 連絡のあった日から3日が経過し、鏡香は響・慎次と共に待ちあわせのファミレスへと到着した。

 

「さて、彼の変化は……どのようになったか……」

 

 そして3人は席で待っている洸の姿を発見した。

 

「今度はドリンクだけしか……頼んでいないみたいですね」

 

「少しだけ……変わったの……かな?」

 

 3人が席に着くと洸は最初に頭を下げた。

 

「済まなかった。あの日2人の目の前から逃げ出して……消息不明になった事……今になっては本当に後悔している。オマケに前回の話し合いの時……母さん達との中を取りもって欲しいとお願いした事……本当に恥を重ねた。最初の一歩を踏み出すのは俺自身の筈なのにな……」

 

「そこまでわかっているんだね。そしてその言葉がお父さんの口から出た以上……()()()()()()()()()()()

 

「お姉ちゃん……どういう事?」

 

「恐らくだけど……()()()()()()()()()()()()()って事だよ。私達の力を借りずに……ね?」

 

「ははは……凄いな鏡香は。そこまでお父さんの心境がお見通しとは……」

 

 鏡香は洸の目から次になすべき事を理解していると悟る事ができた。しかし……

 

「お父さんが()()()()()()()()踏み出す決意をしたのはわかったよ。だけど……()()()()()は別の問題だからね? 全てが終わったら……ケジメをつけさせるよ?」

 

「あぁ……もちろんだ! ぶっちゃけ前回の時点で殴られてもおかしく無かったんだ。だからこそ……()()()()()()甘んじて受け入れるさ……」

 

「言ったね? 私達が何をするかも決めて無いのに……」

 

「お姉ちゃん……()()()()()()()()()()しているよ?」

 

「そりゃあね? 何をするかはこれから決めるんだからね!」

 

 そんな少しだけ笑顔が出てきたその場所に……()()()()()()()()()()

 

義父(ちち)よ……ようやく目を覚ましたな。ここで目を覚ましたもらえねば……荒療治が必要だったぞ?」

 

「え……!? なんで……ここに?」

 

()()()()()()()が……いるの?」

 

 2人の驚きに対し、慎次は冷や汗をかいていた。何故今の自分達の前に……いるのだと。

 

「キャロルさんは何が……目的ですか?」

 

「簡単な事だ。()()()()()()()()()()()……それだけの事だ!」

 

「ん?? 俺が……義父? どういう事だ?」

 

「あぁ……済まないな。順を追って説明しよう」

 

 するとキャロルは失念していたと言わんばかりに説明を始めた。

 

「オレの名前はキャロル・マールス・ディーンハイム……()()()()()婿()だ。何れは……な?」

 

「えぇ……!? 君は……どう見ても()()()じゃないか! なんでそんな君が鏡香を……?」

 

「性別の壁等些末な事だ。オレは鏡香を愛している。少なくとも義父よ……間違い無くお前よりもそう言える自身があるぞ?」

 

 キャロルの堂々とした立ち振る舞いに……その場の全員が固まった。しかしキャロルは構わずに続けた。

 

「オレは愛しい鏡香の為になら()()()()()()()()と考えている。無論鏡香が悲しむ事はオレとて不本意だ。そして響……愛しき義妹(いもうと)も幸せであって欲しいと思っているのさ!」

 

「ははは……凄いな。俺よりもよっぽど頼もしい子が世の中にいたんだだな。そしてそんな子が鏡香を想ってくれている。何から何まで俺の覚悟なんて霞みそうだな……」

 

()()()()()()義父よ。父娘の繋がりは相当な影響力を持つ。オレ自身も()()()()()が生きる目的となったのだ。義父自身が2人に託したモノも……確かに存在するだろう?」

 

 キャロルはその言葉を……()()()()()()()()告げていた。すると響もその言葉に思い当たる節があったのだ。

 

「そうだねキャロルちゃん……私達もお父さんから()()()()()を貰っていたよ。だからこそ……その言葉を胸に立ち上がれた事も1度や2度じゃない!」

 

「響……まさかその言葉は……!」

 

「うん! へいき……へっちゃら! お父さんがくれた……()()()()()だよ!」

 

「私も響がその言葉を使う時に力を貰ったからね。お父さんには()()()()()()()よ?」

 

 2人の言葉に……洸は感動して涙が溢れて止まらなかった。そして2人は……()()()()()()()を洸へと告げる。

 

「「お父さん……()()()お父さんでいてくれてありがとう! 」」

 

 2人は洸へと抱擁をした。数年振りの娘との抱擁は……洸にはとても大きな幸せだった。

 

「さて……2人はオレがここにいる理由を知りたがだったな? 確かに義父との対面は()()()()()だ。そしてもう1つ……お前達との決着だ! 

 

「決着……? どういう事だ?」

 

「お父さん……キャロルちゃんはお姉ちゃんを愛しているの。()()()()()お姉ちゃんが大好き。お父さんが家を出て……私を1番側で支えてくれたのは紛れもなく鏡香お姉ちゃんだからね!」

 

「ついでに私も因縁がある相手がいてね。それがキャロルの関係者なの。だからこそ……()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

 2人の言葉に大人達は少しの間固まるも……直ぐにその意味を理解した。

 

「わかりました。特例で今回の戦いを洸さんにも見届けていただきます。そして同時に……全装者の出動を本部へと要請します!」

 

「頼みますよ緒川さん!」

 

「任せてください!」

 

 慎次はすぐに本部への出動要請を出し……未来を除く全装者の出動が決定した。

 

「ごめんね未来……今回は神獣鏡も使う事になるから……」

 

『いいえ……()()()()()()()()()です。私は皆の帰る場所ですから! 

 

 最終決戦が……ついに始まろうとしていた。




この裏側で進行する

【関係者総出による洸さん制裁計画】

を……彼はまだ知らない。しかし……今は無粋な事は無しで最終決戦を見守ってください!

よろしければ感想・高評価・メッセージ・お気に入り登録等もお待ちしています!アンケートの回答もしていただければ嬉しいデェス!

鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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