私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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皆様に重大な事実をお伝えし忘れておりました。

木原由紀・立花鏡香の両名は……【3度目の転生者】です。

しかし鏡香は……【2度目の転生時の記憶】を欠落しています。欠落の過程(のモデル)の確認は……あらすじにあるリンクよりお願いします。

さて……本編では由紀の切り札がその姿を現します!


由紀の切り札

 鏡香達がファミレスを出たものの……現在の場所は間違い無く市街地だ。

 

「済まないな……場所が悪かった。仕切り直す故にここに向かうが構わないか?」

 

キャロルは1つの座標を示した。しかし……

 

「構うも何も……どこに向かうつもりなの?」

 

()()()()()()()()()()だ。あそこならば邪魔は入るまい?」

 

 キャロルはそう告げるとテレポート・ジェムを投げ渡した。

 

「本部……決戦の地はカ・ディンギルの跡地です。皆の移動もそちらへとお願いします。私達は先じて向かいます!」

 

「お姉ちゃん……後ろは任せてね! 

 

「ふふ……頼もしくなったね……。流石私の響だよ!」

 

 2人は先行して決戦の地へと赴いた。

 

 

 

 


 

 

 

 

「待っていたよ鏡香……あの時の約束を今果たすね?」  

 

「響……恐らく私は()()()()()()。由紀との戦いは……多分限界まで力を使い果たすと思うから……」

 

「お姉ちゃん……信じてるから! 

 

 響はそれだけ伝えるとキャロルへと向き直る。

 

「キャロルちゃん……私た「皆まで言わずともオレ達も戦いを始めるとしよう。無粋な横槍を入れる趣味は無いのでな!」……そうこなくっちゃね! 

 

 響とキャロルも互いに臨戦態勢へと移行する。

 

「全ての手札を使って向かって来い!」

 

 こちらも開戦の狼煙が上がる事となった。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「さて……鏡香には伝えた事だけど……確かに()()()()()()()()()()()()()()()()()()。だけど……あの時の私も全力だった。それは間違い無く事実だから……素直にあの時は悔しかったよ?」

 

「だけど……今の由紀からはそれ以上のプレッシャーを感じる。その力を……見せて貰うし、打倒して見せるから! 

 

「いいね! ()()()()()()だよ! 行くよ鏡香! クラスカード【アヴェンジャー】! ジャンヌ・ダルク……夢幻召喚(インストール)! 

 

 由紀が告げた英霊の名前は【ジャンヌ・ダルク】……フランスの歴史でも有名な……【オルレアンの聖女】だ。しかし……

 

「聖女ジャンヌ・ダルク……その割には()()()()()()()だよね? さしずめ【復讐の魔女】

 ……ってところかな?」

 

「おおよそはね。正確に言うならば竜の魔女……異端と称されながらも最後の時まで国民を信じた彼女が……()()()()()()()()()の具現化した姿だよ。そしてこれが私の切り札。ジャンヌの力を借りて……鏡香を倒すよ?」

 

「剣士としてのプレッシャーも相当だね……。私も全力で行くよ! エレクライト! 神獣鏡! 私の未来を照らす光! 【シンフォニックドライブ!】

 

 鏡香は由紀に対抗する為にシンフォニックドライブを使用した。しかし……

 

「エクスドライブには()()()()()()よね? だけど心配いらないよ……()()()()()()()()()()!」

 

 由紀は剣を構えるとそのまま振り下ろした。鏡香はこれを蛇腹剣で受け太刀するも……

 

「1撃が……重い! なるほどね。メルトリリスが()()()()()なら……さしずめジャンヌ・ダルクは()()()()()か……。考えて見れば嘗ての私は複雑な能力よりも単純な能力の運用が向いている性格をしていたからね!」

 

「そう言う事だよ! 全力で来なよ!」

 

「お言葉に甘えるよ! 絶対に負けたく無いからね!」

 

 鏡香は閃光での牽制と正拳突きの衝撃波を由紀へと飛ばした。しかし由紀はその攻撃を……

 

「その程度の小技は()()()()()効かないよ!」

 

「そんな!? その軌道は!」

 

「最短で! 最速で! 真っ直ぐに! 一直線に行かせて貰うよ!」  

 

 由紀は鏡香の攻撃が()()()()()()()動じる事無くその腕を掴み取った。そして盛大な頭突きをかました! 

 

「いっ……たぁ! なんて火力と耐久力……オマケに接近速度もほぼ高水準だなんてね……」

 

()()()()()()()……私向きの力であり……唯一制御できた力だよ……!」

 

「でもわかるよ……由紀の努力がね!」 

 

「鏡香も負けじと神獣鏡の形態を拳へと収束するみたいだね……それでいてマーカーも並列思考で制御か……これは中々油断できないよね!」

 

 由紀は持っていた剣を振り下ろすと……その黒炎が鏡香を包んだ。

 

「これは……怨念の炎だね。人の感情の中でもかなり強い感情だよ……。それを苦もなく制御するんだから由紀は本当に強いよね……」 

 

「買いかぶり過ぎだよ……私自身にそこまでの功績は無いよ。メルトとジャンヌの力はそもそも2人の物。キャロルの変化は……キャロルの意思。それだけの事だよ! 」  

 

 黒炎を使役する由紀は……その圧倒的な攻撃力を以て鏡香を追い詰める。1撃1撃が鏡香は致命傷な為……由紀の打倒にはネフシュタンの回復が不可欠だった。

 

「こうなったらNIRVANA GEDONドライリングシュヴェルトで攻めるしか無いね。でも……私には師匠譲りの技もある!」

 

「だよね! なら受け止めてから確実に行かせて貰うよ!」

 

 鏡香は震脚を使って地を隆起させて由紀の死角を形成していく。そしてギアやエレクライトの恩恵を受けた発勁を由紀へと叩き込んだ! 

 

「コレ……は……! 司令の基本技にして……装者の撃破すらも可能にした発勁と震脚かぁ……。やるじゃん鏡香! エレクライトと神獣鏡で足りない力を底上げするなんてね!」

 

「生憎【今の私】は技術方面を習得する事を選んだよ! だってそうでもしなきゃ……守りたいモノを守れないって思えたからね!」

 

「否定しないよ! 自力で鍛えた技は嘘をつかないからね! 己の力で高めた技なら……土壇場では信頼出来るから!」

 

 しかし……鏡香の想定程由紀のダメージは確認出来ていない。それは由紀の動きからも明らかだった。

 

「もう少しで……()()()()()よ……そしたら鏡香はもっと強くなる!」

 

「高まるフォニックゲインによるエクスドライブ……そう言う事なんだね? まぁ……今の私でも打倒出来ると思っているけど!」

 

「言うじゃん! 悪いけど……()()()()()()()()()()()()()()()んだよ! そうそう勝てると思わないでね!」

 

「魔女へと身を落とした聖女の宝具……確かに相当な力なのが私にもわかるよ!」

 

 鏡香は【嘗ての戦闘と同様に】言葉の合間にも太陽光を収束して由紀へと放つも……()()()()()()()()()()()()()()

 

「残念だけど……今の私ならこの光も止められるよ!」

 

「…………冗談でしょ?」

 

 竜の魔女の防御力に……鏡香は戦慄した。しかし……エクスドライブに至れば勝負が変わるとも……同時に感じていた。




由紀の切り札……【クラスカード・アヴェンジャー】ジャンヌ・ダルクオルタ……

それは己の無力を呪った少女の……【2度目の転生時の力】です。


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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
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  • 藤崇さん
  • エルフナイン
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