もしも川村アミがもっと狂犬で主人公だったら 作:正義の味方 カイバーマン
こんなの俺たちのアミたんじゃない!って人もみて下さい
ー2042年ー
LBXはタイニーオビット社から、子ども用玩具として発売された
玩具とは思えない存在感で空前の大ヒットとなる
だが、その性能が故に「危険の玩具」と言われ発売中止にー
しかし、その後普及した未来の箱「強化ダンボール」によって
LBXは新たなる戦いの場を得たのである
ダンボールの中だけで戦うことを許された彼ら、LBXのことを
人は「ダンボール戦機」と呼ぶ
ーキタジマ模型店ー
「ねえ、カズ、バンの奴ちょっと遅くない?」
バンの奴遅いわね…後5分以内に来なかったまたLBXバトルでボコボコにしてやろうかしら?
「その顔は、LBXでボコボコにする顔だな?」
何で分かるのよ…相変わらず一々勘の鋭い奴…
「ごめーん!遅れた!」
「お、噂をすれば来たぜ」
「遅いわよ!バン。全く何処をほっつき歩いていたのよ?」
「ごめん!Lマガの今週号出てたからさ、本屋に寄ってきたんだ」
Lマガより私とのLBXバトルの方が大事でしょうが!全く…
「しまった!今日発売日だっけか」
「お、全員揃ったな。今日はな、お前たちに見せたいモノがあるんだ」
へー、店長が見せたいモノってどんなのかしら?
「見ろ!今日入荷した、新型のLBXだ」
「うあっ!すげーっ!」
「白いLBXフレームか!イケてんじゃん!」
「へー!アキレスって言うのか!」
「アーマーフレームのみパッケージか、上級者向けだな!」
「でもコアスケルトンが無いと使えないな」
「ふーん、中々いいデザインしてるわね。私のクノイチと良い勝負ね!」
勿論私のクノイチが世界で一番なんだけれど、一応何か言っておかないとね
「タイニーオビット製かぁ。でもコレ、今週のLマガに乗って無かったけど…なんで?」
「そうなんだよ、妙なんだ。問屋からの新製品からだと言って回ってきたんだが、どのカタログにも載ってないんだ。」
ふーん、カタログに載らない新製品ね…
怪しいわね、調べて見ましょうか
「じゃあ、超レア物って事かな?すげー!欲しいー!」
「ムリムリ。どうせアンタのおサイフ事情じゃ買えないし、アンタのお母さんもLBXやるの許してくれないでしょう?」
こんなレア物私が逃す訳無いじゃない!
「う、アミ…そりゃそうだけどさ、でも絶対近い内に手に入れてやる!」
「生憎だけどそのアキレス、私が買うわ!」
「「えぇ~~!」」
「毎度あり!」
何処の馬の骨とも判らない奴らに先を越されてたまるもんですか!
「お、おいアミ、お前買うって言ったってお前のクノイチはストライダーフレームだろ?」
「ふん、別にフレームが違っても後で高く売りつければいいのよ」
本当はバンにあげるために買ったんだけどね、誰かに買われるより自分で持ってた方が安心よ
「はぁ~、まあアミが買うんじゃ仕方ないか。俺は他のを探そうかな」
…バンには悪い事したかな、でももしバンがLBXやり始めたらその時はアキレスをプレゼントしようかな
『で、今日もやるんだろ?LBXバトル』
「あぁ、勿論だ!」
「バン、今日もまた私が勝つわよ!」
「望む所だ!」
ーバトル後ー
「ふぅ~、もうこんな時間か。じゃあ俺もう帰るわ、またなバン、アミ」
「ああ、またなカズ」
「ほら、早くしなさいよバン!またお母さんに怒られるわよ」
「分かってるって、それじゃ店長、沙希さんさよなら~!」
「おう、またな!」
ー河川敷ー
「はぁ~、結局アミに一勝しか出来なかった…」
「ふふん、当然よ!だって私は世界で一番強いのよ?」
「相変わらずの自信だね、アミ」
「ますます自分のLBXが欲しくなるな~…」
…バンの悩んでる顔もいいわね
「でも、母さんが許してくれないだろうな…」
「そうよね…でももう直ぐバンもLBXを手に入れる気がするのよね~」
「何だよそれ」
「ただの勘よ、勘」
ま、当たるかどうか判らないけどね
「バン君…」
「山野バン君…」
「えっ!?」
「君が、山野バン君ね。捜したわ」
ー何処かの基地ー
「まだ見つからんのか!」
「ハッ、エージェントを町の全域に配置してあります。間もなく発見出来るかと」
「なんとしても回収しろ!」
「なんとしても…」
ー河川敷ー
「私は、あなたにこれを届けに来た…」
「え?」
「これが…『世界を救うカギ』になる」
「世界を救う…?」
「あの…あなたは?」
誰よこの女…ムカつくわね…
「いたか?」
「いや、こっちには居ない」
「もう追っ手が来たの!?ごめんなさい、自己紹介をしている暇はないの…」
「いい?バン君」
「この中には、私たち人類の『希望』と『絶望』の両方がつまっている」
「決して使い方を誤ってはならないものなの」
「これをあなたに託すわ」
「絶対に誰にも渡さないで」
「え、何で?」
「今は詳しい事は話せない。でもそれは、あなたが持っておくべきものなのよ」
「そんな…」
「なんか声がしますね」
「いや、聞こえなかったっすけど…」
「さあ早くここを離れて!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
「何なのよ…あの女」
「でも…これはとても大事なものだと思うよ…」
「まあいいわ、とりあえず家に帰りましょう」
「すいません、見失いました」
「ボス、どうするっすか?」
「そういえば…さっき子どもがいたね。もしかすると…」
ー何処かのカフェー
「檜山だ」
「…何!?」
「ああ、また何かわかったら連絡してくれ」
「どうした?組織に潜り込ませているヤツからか?」
「ああ、開発中の新型LBXが外に持ち出されたそうだ…」
「新型LBX…?まさか、それは例の?」
「おそらくな。シルバーのアタッシュケースに入っているらしい」
「なんてことだ。これは大変なことになるぞ」
「だが、これはチャンスだ。もし、そいつを手に入れることができれば、『イノベーター』を追い詰める切り札になるかもしれん。」
「ヤツらを追い詰める切り札…」
「なんとか、そのLBXを手に入られないものか…」
ーバンの家ー
「この中のようだね…」
「ただいまー」
「お邪魔しまーす」
「あれ、母さん…かあさーん!居ないのー?」
「バンのお母さん、まだ帰ってきてないみたいね」
「ねぇ、さっき貰ったアタッシュケース、開けてみましょうよ」
「うん、それにしてもあの女の人何も言わずに行っちゃったな…」
「ふん!私のバンに話しかけるなんていい度胸してるわ!」
バンは私だけのものなんだから…絶対に他の女には指一本触れさせないわ…
「アミのものになった覚えは無いけど…」
「何ですって!?」
「このケース…」「ねえ!」
「『世界を救うカギ』が入ってるって言ってたけど」「ちょっと!」
「一体、何が入っているんだろう?」「私の話はまだ終わってないわよ!?」
「五月蝿いなー!アミ、ちょっと静かにしてよ」
「…分かった」
…バンに嫌われたバンに嫌われたバンに嫌われたバンに嫌われたバンに嫌われたバンに嫌われたバンに嫌われたバンに嫌われた
「…ちょっと言い過ぎたかな?」
「やっぱり、開けて確かめるしかないよな」
「あぁっ!LBXか?」
「これ、動くのかな?」
「あーっ!あのLBXですよ!乗り込んで取り返しましょう!」
「静かにしな!慌てるんじゃないよ!」
「あのLBXにはね『デスロック』という特別なトラップが仕掛けてあるんだ!」
「不用意に触れば、あの世行きさ」
「デスロック?聞いたことあるっす」
「許可の無いものが触ると『毒の矢』が飛び出して一瞬命がなるなるとか…」
「あのLBXに、一体どんな秘密が?」
「それは…あたしも聞かされてない」
「えぇっ!そうなんすか!」
「つまり、謎のLBXって訳ですね…」
「あ、あのガキ触っちゃいましたよ!」
「毒の矢がでるぞ!」
「毒の矢が…」
「…」
「あれ?」
「…出ませんね」
「何っ!?そんなはずは!!」
「どういうことっすか!?」
「おもいっきりバグってるじゃないすか!」
「ちっ、仕方ないね。プランBに移るよ」
「なるほど、こっちもLBXですか。それなら、小さなスキマからでも侵入できるというわけですね」
「さすがボス、切れるっす!」
「いいかい、行くよ!」
「ラジャー!」
「デクー発進!」
「うわああっ!」
「一体何なんだよ、こいつら!アミ!」
「…何、バン?」
「敵だよ、アミ!」
「敵…?ふふふ…丁度いいわ。今私はバンに嫌われてイライラしてるのよ…だから直ぐにぶっ潰してあげるわ!」
こんなヤツら直ぐに倒して私はバンとイチャイチャするのよ!
「よし!アミも元に戻ったし俺もこいつで戦うぞ!」
という訳で郷田戦はなくなりました
いかがだったでしょうか。また次回も読んでくれたら嬉しいです