色んな艦娘達は提督が好きなようです   作:綾凪九尾

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はい。ギリギリ間に合いました。
良かったです。良かったです。
本当に良かったです。
お待たせしました。お待たせしすぎたのかもしれません。
とりあえず出来ましたのでどうぞ!
良きGWを!(なお、3日ほど過ぎている模様)


ウラジオストクに1日出張へ「11話」

エイプリルフールが終わり、俺と響は横須賀の大将に呼ばれた。

 

「やぁ、奥巻くん、久しぶりだね。今回呼んだのは他でもない。ロシアのウラジオストクに物資を運搬して欲しい。ってことで今回の使用艦だが『タシュケント』、『響』を入れて欲しい。ロシア語使える艦娘が欲しいからな。」

 

「了解しました大将殿。ですが、どうして私が呼ばれる必要が…?」

 

「ああ、その件だが。奥巻くんにはウラジオストクに出張してもらおうと思ってね。」

 

「はい!?どうしてですか?!」

 

「理由としては…この書類を見て欲しい。」

 

「これは…なるほどそう言うことですか。わかりました。」

 

「君ならそう言ってくれると思った。じゃあ、帰ったあとは任せるね。」

 

「はい。おまかせを。」

 

俺と響は【二式飛行艇】で紀伊鎮守府に戻り、長門に事情を説明しその後タシュケントに説明しに行った。

 

「タシュケント。少しいいか?」

 

「ん?どうしたんだい?同志提督。」

 

「実はロシアに物資を運送することになった。タシュケントと響に来て欲しいと上からの命令がかかった。」

 

「なるほどね。だから呼びに来たってことかい?」

 

「そんな感じ。お願い出来る?」

 

「いいよ!同志提督のお願いなら断る理由ないからね!」

 

タシュケントはすんなりと承諾し、用意を開始した。そして2週間後、俺と響とタシュケントは舞鶴鎮守府に来ていた。舞鶴鎮守府の提督にはもう話が通っていて、俺が乗船するタンカーが港に寄港していた。周りには舞鶴鎮守府所属の吹雪や磯風が巡回していた。俺は舞鶴鎮守府の提督と少し話して、巡回していた吹雪から積み荷の書類を受け取った。

 

「初めまして、奥巻提督。舞鶴鎮守府所属の吹雪です。こちらが、このタンカーの積み荷ですが…お間違いないですか?」

 

「ああ。確かに合ってる。」

 

「では、こちらです。奥巻提督はもう結婚されているんですか?」

 

「響としてるぞ。」

 

「響ちゃんとですか。舞鶴鎮守府は赤城さんとしてるんですよ。いつも凛々しい赤城さんを執務室を入ると見れるんですよ!」

 

「ほうほう。なるほど。また今度話を聞かせてくれ。暁の水平線に勝利を。」

 

「はい。お気をつけて。」

 

吹雪は敬礼をして、クルっと回って鎮守府に戻っていた。俺は艦橋に行くと離港の準備をしているクルーがドタバタしていた。俺は、甲板に出て双眼鏡で響達に指示をした。日本海の途中まで舞鶴鎮守府の潜水艦が護衛してくれるらしいとだけ伝え、船員室の方に向かった。俺の部屋は何故か作られたVIPルームで船員室の近くにあったからだ。このタンカーには戦車の部品や鉄鋼などが積んであるらしく、軍港であるウラジオストクに運ぶ予定らしい。すると、タンカーはゆっくり動き出した。俺は艦橋に行き、何時に着くかを聞いた。

 

「船長。ウラジオストクにいつ着くか分かりますか?」

 

「うーん。そうですね…1日弱ですかね?」

 

「なるほど、約1日ですね。ありがとうございます。」

 

「なるべく機関最大で向かうようにします。」

 

「すみません。」

 

俺は艦橋から出て、甲板に出た。風に当たりに来たのと響達を見に来た。響は右舷、タシュケントは左舷に居た。俺は響とタシュケントに対潜用意とだけ、指示して自分の部屋に戻った。そして、時間は流れタンカーはウラジオストク港の近くまで来ていた。響とタシュケントは先に港に着いて俺の事を待っていた。タンカーがウラジオストクに寄港し、積み荷を下ろしている時に俺はタンカーを退艦した。もちろん、船長にお礼をして。その後、ウラジオストクに居る軍部の人に会うために、ニコライ二世凱旋門に来た。そこでは軍服を着た女の人が立っていた。

 

「Здравствуйте。」

 

俺はロシア語で挨拶をされ驚いてしまった。それがアタフタしていたら響とタシュケントが挨拶をした。

 

「「Здравствуйте」」

 

俺は、1人ぽつんと置いていかれた。ロシア語は少しわかるだけで話せないと言うやつだからだ。すると、女の人は俺に話しかけてきた。

 

「すみません。私は『カチューシャ』です。いつもロシア語で話しているので癖で出てしまいました。お待ちしておりました。奥巻提督。さぁ、こちらです。」

 

「え?あっはい。」

 

急にロシア語から日本語に変わって驚いてしまった。そして、意外と綺麗な日本語で空いた口が塞がらなかった。

俺たちはカチューシャさんに着いていくと、太平洋艦隊の軍事歴史博物館に入っていた。カチューシャさんは警備員と少し話すとチケットもなしに中に入れた。俺達は中に入り、外庭に出るとそのに少し古いロシア海軍の帽子をかぶった女の人が立っていた。俺は書類を確認して、話しかけた。

 

「君がガングートかな?」

 

「ん?あーお前が同志提督か。それに、同志ちっちゃいのに同志ちゅうぐらいのも居るのか。そうだ。私がガングートだ。よろしくお願いする。」

 

「司令官?どうゆうことだい?軍部の人に会うのもおかしいと思ったけど。」

 

「そうだよ同志提督!これはどうゆうことか説明してくれないと分からないよ!」

 

響とタシュケントが理解できていなかったので、今回の俺の任務を説明した。

 

「今回、俺がウラジオストクに来た理由がガングートのお迎えだよ。なぜ俺が派遣されたかは不明だがってことだ。ソ連艦だろ?仲良くしてやれ。」

 

「ふん。同志提督に言われることではない。このガングート、必ず敵を殲滅しよう。」

 

「それなら助かる。さて、ガングート。」

 

「なんだ?」

 

「帰ろうか。」

 

「帰ると?どこに」

 

「鎮守府」

 

俺は、近くに用意していた二式飛行艇に乗り込み紀伊に戻った。ガングートは船で帰ると思っていたらしく「同志提督!こんな鉄の塊が浮くのだろうか!聞いているのか!おい!」と喚き散らし、鎮守府に着く頃にはぐったりしていた。そして、着いたことに気がつくとフラフラと二式飛行艇から出てきてキョロキョロしてから深呼吸をして、こっちを向いた。

 

「ここが貴様の鎮守府か!なかなかいい場所では無いか!ここでソ連を復活させるのも…」

 

「あー、確かにあるなソビエト」

 

「え…?」

 

ガングートは目を点にさせた。それもそのはず、ここはウラジオストクとは真逆の太平洋。ウラジオストクは日本海。有り得ないのだから、でも本当にある。ソビエトと呼ばれる島がある。理由は調べてもわからなかった。何となく、『こっち側にソ連がない』などの理由って言われているらしい。ガングートはずっと目を点にして着任式をした。ガングートの感想を聞いても「あー…」としか言わない。俺は響に頼み込んでガングートを元に戻すようにお願いした。響は早速行動に出た。

 

「同志ガングート。」

 

「あー…どうした同志ちっちゃいの。」

 

「ソビエトがあるって驚いたのかい?」

 

「ここはJAPANだ。有り得るはずがないはずだ。」

 

「じゃあこの地図を見るといいよ。」

 

「…ソ…ビ…エ…ト…?本当にあるのか!」

 

「あるって言ったはずだよ。」

 

この後ガングートは元に戻り、北方海域に出撃することになった。俺は二式飛行艇で横須賀に行き、今回の成果を説明にしに行った。もちろん、響と共に。

 

「大将殿。失礼します。」

 

「おー。奥巻くんか。少しの旅行どうだったかな?」

 

「仕事ですので旅行とは少しかけ離れている気がしますが…」

 

「また思い出などは聞かせてもらおう。して、成果は?」

 

「はい。ガングートの着任は完了しました。もちろん、資源も全て損害無しで運送しました。」

 

「うむ。ご苦労。今回の運送に戦車の部品があっただろう。」

 

「はい。あれはなんですか?」

 

「実はな。ロシアと合同で戦車を作るらしい。」

 

「ロシアの戦車ですか…T-36しか思いつきません。」

 

「技術はこちらから、装甲などはロシア方式で行くらしい。それにロシア的にまだ会ったことのない提督に会ってみたかったらしい。あちらもよくわからんな。」

 

「ですね。ですが、軍部も思い切りましたね。」

 

「ああ。戦車の合同開発はな。他に何かあるかもしれんが…」

 

大将は最後の最後に意味深な言葉を言って「下がっていい。ゆっくり休みたえ」と言って俺らを司令室から追い出した。横須賀に来る前にドックが見えたが、大和型のような戦艦を建造しているように見えた。いや、あれは大和型だった。多分、4ヶ月後にある日米英合同演習に使うのだろう。その時、我ら紀伊鎮守府は護衛任務が課せられている。俺は、その命令書を読んで呆れたように命令書を投げた。俺は響に話しかけた。

 

「響。この世がまた戦争になったらどうする?」

 

「そうだね…多分司令官について行くかな?紀伊のみんなもそう言うと思うよ。皆、司令官の事が好きだからね。」

 

そう聞くと、提督としての仕事の重みがよくわかった。4ヶ月後にあんなことが起きるとは誰も予想はついていなかったが…まさか大将が…

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