色んな艦娘達は提督が好きなようです   作:綾凪九尾

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前書きってどんなこと書くんですかね?
感想で教えてくださいな。
えっと今回の作品ですけど、ほとんど前の話と同じになります。前の話とは「デレデレ響になる前」ですね。
今回のはそれよりももう少し前。奥巻がまだ訓練兵の時の話から始まってます。そして、強盗の話。付け足しです。
すみませんね。ネタが浮かばないんです。
今の日にちと時刻が『5月11日3:26』です。
平日の夜中に書いてるんです。
一応、綾凪は学生です。学生がこんな平日に小説を書くのはやめとけって話なんですけど、この小説を読んでくれる人達が居るので私は喜んで睡眠時間を削ります。
これからもよろしくお願いします。
それと、Twitterのフォローもお願いしたいです。
名前は『綾凪九尾』。検索したら私だけなのですぐ出るはずです。
では、失礼します。


響だけが知っている思い出。「12話」

このお話は私がまだ紀伊鎮守府に着任する前の話。実の所、私が訓練艦娘の時から奥巻司令官を知っていた。なぜ知っているかと言うと訓練艦娘は訓練船の護衛訓練があり、その時に訓練船の船長をしていたのが奥巻提督だった。

 

「あー。聞こえますか?こちら訓練船船長の訓練兵『奥巻』です。そちらの旗艦はどの艦娘でしょうか?」

 

「響だよ。よろしく、奥巻訓練兵。」

 

「ああ、よろしく。」

 

これが初めての会話。私は護衛艦隊の中で優秀だったから旗艦を任された。でも、私は護衛任務が嫌いだった。理由は…昔…遠い昔に護衛任務中で妹が潜水艦に沈められたからだ。それであまり乗り気にはなれなかった。でも、やるしかないと思い参加した。この訓練船は硫黄島に行くと書類に書いているため硫黄島まで護衛訓練だった。私は護衛しながらレーダーで探しつつ、双眼鏡も覗いた。双眼鏡を覗いていると遠いところに別の訓練船が帰って来てるのが見えた。私は、艦橋に無線を飛ばした。

 

「こちら響。前から別の訓練船を確認したよ。」

 

「こちら奥巻。了解した。」

 

そう言うと、司令官は艦橋から出て訓練船に敬礼をした。

私はそれを横目に護衛を続けた。そして、1日掛けて硫黄島に護衛訓練をした。訓練が終わった艦娘達は硫黄島でスタミナ訓練や砲雷撃戦訓練などをする。訓練兵は銃の使い方やスタミナ作りなどをしているのを私は暇の時間見ていた。いつも1番に終わる司令官に見つけて、つい「хорошо」と私は言っていた。私は必死に優等生を演じていた。でも、司令官には足元も届かないと思っていた。そして、硫黄島で1ヶ月半の訓練で司令官は本州に帰っていった。私は横須賀鎮守府に着任し、船団護衛任務を主に参加していた。横須賀鎮守府に来る訓練生はよく「奥巻伍長の訓練は基礎でもきつい…」と聞いた。私は司令官の名前を聞くまで忘れていたが、思い出した。思い出したけど、何も出来ないのでなんともない日常のように船団護衛任務に就いていた。そんなある日、私たち船団護衛任務艦隊は深海棲艦に襲われた。近くにいた仲間達は沈んでいき、私だけが唯一生き残った。また私だけ生き残ってしまった。この時、私には復讐の鬼が取り憑いたのだろう。私は、船団護衛任務に就いても深海棲艦を見たら単独で魚雷や突撃をし、撃破した。その代わり、謹慎処分などよくした。謹慎処分になった時は、部屋で『Катюша』をよく歌っていた。『Катюша』は恋人が戦地に行ってしまうがカチューシャはその恋人に向けて愛のうたを歌うと言う歌詞が書かれている。私にはまだ恋人が居ないからどんな思いで書かれた歌なのかは知らないけど、ソ連時代で覚えてしまったロシアの民謡の1つだった。謹慎が解けてもすぐ謹慎。仲間達はどんどん沈んでいく。私はそれが見てられなかった。その時、今の大将が横須賀にガサ入れをし、前任の司令官が逮捕された。私はそれから大将の直属の艦娘になったのだけどすぐに解任された。理由は紀伊鎮守府の存在だった。大将は元から私を推薦して紀伊鎮守府の秘書艦になる予定だった。私は、大将の直属として書類や紀伊鎮守府に異動する艦娘の手配などを担当して1週間後、私は紀伊鎮守府に向かった。私は紀伊鎮守府に着いてからまず、警備員と話した。

 

「本日でここに配属された響だよ。」

 

「はい。聞いております。こちらです。」

 

「Спасибо」

 

「まず、この鎮守府ですがまだ未完成です。ドックなどはまだ完成しておらず。」

 

「なるほど。わかったよ。あとは一人で行くから大丈夫だよ。」

 

「承知しました。お気をつけてください。」

 

私は紀伊鎮守府に入っていき、執務室と艦娘の部屋を見回り私は持ってきた書類を秘書艦机に広げた。新しい司令官は『奥巻』とだけ書かれていた。私は記憶を探して『奥巻』と言う人を探した。私の記憶の中は訓練兵の『奥巻』しか出ててこなかった。だけど、私は誰も信じていない。ソ連時代の名前は『Верный』で意味は『信頼』って意味だけど前の鎮守府の件で人を信じられていなかった。私は司令官が来るまで書類を片付けた。私は紀伊鎮守府の防波堤から海を見た。近くには徳島と淡路島が見え夕日が綺麗だった。私は、夕日を見て誓った。もう仲間を失わせないと誓った。

ある日、私はコンビニエンスストアに行くと強盗が入ってきて店員を脅していた。私は弱い者いじめするやつも嫌いで容赦なく顔面を殴ってから通報した。私は感謝されたが名前を言わずにコンビニエンスストアを出ていった。私はベットの中に入った。一人で静かな鎮守府の中で私は眠りについた。私はその時夢を見た。ある男の人の横に立って、その男の人を見て笑っている私を。ありえない。私が人間の隣に立つだなんて。天変地異が起きても信じることは無いって当時は思ってた。それから時は流れて司令官が着任する日私は執務室で書類作成をして懐中時計を覗いた。そろそろ来る時間だと思ってた扉を見るとドアノブが下がった。入ってきたのは司令官で少し力んでいた。

私は自己紹介をした。

 

「響だよ。不死鳥と呼ばれていたよ。よろしく」

 

私は至って普通の自己紹介をした。司令官も自己紹介をしてくれた。

 

「俺は奥巻だ。よろしく響」

 

この日を境目に私は変わっていく。まず、鎮守府に暁型と高雄型が集まったこと。愛宕さんにはよく相談に乗ってもらったりした。でも、私は1つ譲らないことがあった。それは戦闘中の被弾だった。必ず姉と妹達を守った。それのせいで私は何度も司令官に怒られた。

 

「どうして1人で突撃するんだ?」

 

「結果的に敵を倒せているんだから、いいと思うよ?」

 

「俺はそんなことを望んでない。お前らを部下として接しているのにどうして…」

 

「部下としてって、思ってない時もあるんだね。」

 

私は思ってもないことを言ってしまい、部屋を出ていった。本当は司令官だけを信じたかった。秘書艦として信じたかった。でも、私の心は許さなかった。

それから、司令官はトラック島に叢雲を連れて視察に行った。私は出撃禁止令を出されてしまい、執務室で書類作成や書類の片付けをしていた。司令官がいない時の代理提督だった私は遠征などの報告書を受け取り、郵便で送るの繰り返しを約1週間近く繰り返した。司令官は私の前にまた立った。私は考えを変えるつもりはないので海を見ていた。

 

「響、使い捨ての件だが…」

 

「使い捨てなんだよね。いつまでも私たちに構ってていいのかい?」

 

「響!お前いい加減にしろ!」

 

私はほとんど覚えていない。記憶が無いのだ。だから違うことを言っていたかもしれない。だけど、これだけは覚えている。司令官は私に言ってくれた。

 

「それに俺は響のことが1番大事だ。」

 

私は、反応した。私が1番大事?どうして?あれだけ、信じずに突撃ばっかりしてたのに?それでも大事に思ってくれるの?私はここにいていいの?と私は心の中がいっぱいになり、無意識のうちに返事をしていた。

 

「もう…二度と手放したりしないかい?」

 

「しない。これからも一緒に居てくれ。」

 

それから私は突撃することをやめた。旗艦としての務めとして、先輩艦としての務めとして、秘書艦としての務めとして司令官を支えた。そんなある日、私は食堂でニュースを見ていると、紀伊鎮守府から近い銀行に強盗が入ったと速報が入っていた。すぐに鎮守府にも応援要請が来て、私と司令官は武装をした。防弾チョッキを着て、拳銃を持ち、司令官はアサルトライフルを持って、鎮守府に向かいに来ていた装甲車に乗って銀行に来た。私が先行として、中を見ると人質は4名ですぐに司令官に無線で伝えた。

 

「司令官。人質は4人だよ。カウンターの近くに1人。ウォーターサーバーの近くに2人。待合ソファーの近くに1人。」

 

「了解した。そこから撃てそうか?」

 

「ダメだね。防弾ガラスになってるから撃っても貫けないよ。」

 

「そうか。なら仕方ない。奥の手を出すか。」

 

「援軍かい?誰か居たかな?」

 

「もう要請してある。」

 

司令官が上を見たので私も上を見ると軍のヘリが銀行の屋上に来ていた。ヘリから何人も軍服を着た男たちが降りてきて、司令官に敬礼をした。無線はこっちにも聞こえてきたので盗み聞きをした。

 

「聞こえますか?教官。」

 

「今は教官じゃない。しっかり働け。」

 

「はっ!」

 

どうやら、硫黄島の時の教え子達らしい。無駄のない行動で、銀行内をすぐに制圧し犯人を捕まえた。ずっと近くにいる私だが、たまに司令官が恐ろしく感じる。海軍にはなく陸軍ならば間違いなく幹部級の頭脳と戦闘力を持っているだろう。前にほかの鎮守府の長門さんが来た時にあった話なのだが…

 

「む?あなたが奥巻提督か。私は舞鶴鎮守府から後に移籍となる長門だ。視察に来たのだが…少し剣道の相手をしてもらってもいいか?」

 

「構わないが…俺が長門に勝てるとは思えないのが…」

 

司令官は控えめに言って居たのだが、蓋を開けると長門さんと互角…もしかしたらそれ以上の強さだった。長門さんも驚いて大笑いしていた。

 

「いいな!奥巻提督!よし決めた。私はここに移籍するぞ!」

 

これが長門さんが来た理由。今は作戦指揮をする艦娘だが、出撃すれば深海棲艦などすぐに倒せるだろうが何故か出撃をしない。前にどうして出撃しないのか聞いてみたことがある。返事はシンプルだった。

 

「どうして出撃しないか…だと?」

 

「いや、悪口を言っているわけじゃないんだ。どうして出撃しないのか気になったからだよ。」

 

「なるほど。確かに言ったことはなかったな。じゃあ説明しよう。ここの艦娘たちは優秀だから私が出撃するほどではないってことだな。」

 

私はポカーンとしてしまった。世界のビッグセブンが紀伊鎮守府の艦娘たちを褒めたのだがら、なかなか褒めないと言われている長門さんがだ。私は驚きを隠せず、艦隊指揮室を出た。

それから時は流れて、私は白浜に来ていた。司令官が新聞を見ながら私に言ってきた。

 

「響。パンダって知ってるか?」

 

私はパンダなど知っている訳もなく。

 

「知らないね。なんだい?パンダって」

 

って会話があり、今がある。私はこの白黒の熊を見て「これがパンダ…」と目をキラキラさせて見ていた。司令官はそんな私を見て笑っていた。守りたいその笑顔と思いつつ、アドベンチャーワールドを後にした。司令官は急に「海に行こう」と言われた。海なんていつも見ているし、海上も通っている私からしたら「どうして?」と思ったが、この後の展開が私の運命の人を決定付けた。

 

「響…俺とケッコンカッコカリしてくれ。」

 

司令官は沈んでいく太陽をバックに私にプロポーズしてきた。私は泣きそうになったがここで泣くと司令官が困ってしまうので必死に堪え、頬を紅く染め私は返事した。

 

「はい…」

 

それから時は流れて今に至る。こんな恥ずかしい日記を書く暇があるのなら、姉や妹たちと遊ぶべきなのかもしれない。でも、これは私や司令官の大切な思い出なのだからこれを優先してもバチは当たるまい。

私はノートをそっと閉じ、月の優しい光が私の顔を照らした。今日は綺麗な満月だった。司令官は『満月が好きで、月が作り出す影が好き』と言っていた。私は、姉や妹たちをなくしたのは夜だったから夜は嫌いだったが、今となっては司令官と同じように夜が好きだ。そして、これから来る艦娘たちの道標や見本になるようにしっかりしなければならない。これからも司令官を守るために…この鎮守府を守るためにも、深海棲艦の殲滅を急がないといけない。

 

「私は…響…そして『Верный』…司令官から最も信頼されるべき艦娘だよ。」

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