忘れた。
あらすじ終わり。
「叢雲さんや。ペンのインク切れたのだが?」
「それは良かったわね。」
「全然良くないのですけど?」
「なら、大変ね。」
「冷たくないですか?叢雲さんや。」
「いつも通りよ。」
俺が思うにいつもより冷たい気がするのは気のせいだろうか?いや、横須賀の時から地味に冷たい…。なぜだ?あの時のプレゼント事件(第19話参照)のせいだろうか?それであってもこれは冷たすぎる気がするんだが…?俺がなんやかんや考えていると朝潮が入ってきた。
「遠征艦隊戻りました!」
「書類だけ貰うから報告は入渠の後でいいよ。」
「ありがとうございます!ところで司令官質問してもよろしいでしょうか?」
「どうした?」
「妹…荒潮についてです。」
「ああ…荒潮な。どうした?」
「いえ、最近少しおかしい気がするのです。」
「例えば?」
「鏡を見て髪の毛を整えたりするんです!特に司令官に会う前に!」
「朝潮ちゃん。」
「『提督に会うのだけどどうかしら?』って聞いてくるんです!」
「朝潮ちゃん。」
「どう思いますか!司令官!」
「うん。後ろ見てみ?」
「えっ?」
朝潮は驚きつつ、後ろをむくとそこにはプルプルと震えながら赤面して立っている別遠征艦隊旗艦の荒潮がいた。そして執務室で「朝潮ちゃんなんて知らないんだから!」と荒潮の声が響いた。
翌日、朝潮が執務室に来た。雰囲気はどんよりしており、いつもの元気の良さがなかった。俺も話しかけるのを躊躇う程の空気の重さだった。その空気に耐えかねた叢雲が話しかけた。
「あんた!いつまでそうしてる気なのよ!」
「あっ…すみません。司令官に相談があるのですが…。」
うわぁ…昨日寝れてないんだな。と思いつつ「とりあえず、会議室行こうか。」と言って叢雲に「少し頼む」言い、執務室から会議室に行った。
「…すみません…。こんなことを相談するべきではないんですが…朝潮のみでは…解決できなさそうなので…。」
「なるほど…なるほど。荒潮の件だな?」
「はい…。朝潮はどうすれば荒潮と仲直りができるでしょうか?」
「そうだなぁ。仲直りのスペシャリストを呼ぶか。」
俺はポケットから携帯を取りだし、ある艦娘に電話をかけた。
「もしもし、俺だ。今大丈夫か?」
『んー?提督?今ねぇ〜。大井っち寝てるしいいよ〜。』
「会議室である相談を受けているんだが…来れそうか?」
『どうだろうねぇ…。この鎮守府2人私がいるじゃん?もう1人…横須賀の方呼んでみたらー?』
「あんまり話したことないんですが…。」
『なら、北上さんが一肌脱ぎますか。』
「さすが北上!」
『ちっと待ってて。置き手紙だけ書いて向かうよ〜。』
「助かる。」
俺は電話を切り、別の艦娘に電話をかけた。
「もしもし、金剛か?今暇だろうか?」
『ンー…そうですネ…。今、ティータイム中だネ…。』
「おっと、それはすまない。」
『大丈夫ヨ。テイトクが電話なんて珍しいネ。』
電話の向こうでは『司令が金剛姉様に電話ですって!?』や『は…は…榛名は大丈夫でしゅ!』と聞こえたりとカオスっぷりに汗を流しつつ金剛と話す。
「いや、朝潮の件でな?」
『知ってますヨ。荒潮のSecretを話したって件デショ?』
「知ってるのなら話は早い!会議室でその件について会議するんだが…来れそうか?」
『遅れてもいいのなら行きますネ。その件で朝潮Sistersの絆にヒビでも入ったら私悲しいヨ…。』
「すまない!助かる!」
『大丈夫ネ!この件は貸しダヨ?』
「本当に助かる!」
『じゃあ遅れて行くネ。』
俺は電話を切り、朝潮の方を向いた。朝潮はボソボソと「私が悪かったんでしょうか…。あれはただの相談で…」と呟いている。俺はとりあえず落ち着かせるために飲み物を取りに行くことにした。しかし、何がいいのかわからず会議室を出た時に「提督おまたー。」と北上が話しかけてきた。
「ああ…北上。来てもらって悪いな。」
「それなんだけど…大井っちも来ちゃった。」
「あー…その大井は?」
「そこの壁に隠れてるよ。可愛いよね。」
「そうだな。とりあえず、この会議室に相談してきた人いるから。」
「んーって朝潮か〜。もしかして、あの件?」
「なんだ?知ってるのか?」
「知ってるもなんも…その件が艦娘の中でももちきりだよ?知らなかった?」
「知らなかった。」
「とりあえず、このスーパー北上様に任してよ。大井っち行くよ〜。」
北上はそう言って会議室に入っていった。大井は北上の声を聞いて俺の前を通る時に一礼して会議室に入っていった。俺は執務室に戻り紅茶を取りに行く。
「あっ…戻ったわけじゃなさそうね。」
「悪いな。」
「いいわ。大体はあなたのサインだけだし。にしても、姉妹で喧嘩っていいわよね。」
「叢雲もしないのか?」
「しないじゃなくて、大人しい子が多すぎるのよ…。喧嘩じゃなくてほとんど世間話ばっかりよ。」
「なるほどな。」
「紅茶なら、右から2番目の棚。」
「何も言ってないのに。」
「ふふん。以心伝心よ。」
「なるほど?」
「とりあえず、早く終わらせなさい。多分、北上さんと金剛さん巻き込んだと思うけど。」
「なんで知ってる…。」
「そんな気がしたのよ。」
「女の勘ってやつか。こわぁ…。」
「うるさいわね!早く行きなさいよ!」
「あっはい。」
俺はお盆に紅茶を乗せ会議室に入った。すると、金剛が来ていて会議が始まっていた。
「すまない。これ紅茶なんだが…金剛もう来てたのか。」
「妹達に『早く行くべきです!』って言われちゃったからネ。でも、さっき着いたばっかりヨ?」
「そうか。とりあえず、どんな感じだ?」
「んー…とりあえず、提督には一肌脱いでもらおうかな?」
「え?なんで?」
「それは私から説明します。」
「大井が喋ったァァァァァ!」
「うるさい!聞いてください。」
「はい。」スン
「急に落ち着かないで…。とりあえず、提督には朝潮と荒潮とお出かけをしてもらいます。何かを2人で選べば仲直りもできると私と北上さんで結論に行き着きました。」
「なるほどな。金剛からは反対意見はあるか?」
「なかなかいいプランだと思うヨ。2人でテイトクの物を選ぶとなると仲良くなること間違いなしネ!」
「その決行日は?」
「今日が…金曜日なので…。土日のどちらかかと。」
「なるほど。叢雲と要相談…。」
「日曜日空いてるわよ。」
「叢雲院!」
「そんなこといいから。」
「あっはい。」
「とりあえず、日曜日は空いてるわ。無理矢理でも空けさせるわ。」
「あっ、今日徹夜だ。」
「そうね。私は定時で戻るけど。」
「酷い!」
「酷くないわよ。じゃあ、そう言うことで。後でサイン書いてね?」
「あー…えっと…あっはい。」
俺は会議が終わったあと、執務室に戻り叢雲が見て修正した書類にサインをし、土曜日の書類に手をつけた。何気に1人でする量ではない書類の数に俺は焦り出す。そして、夜は更けて行く。
少ししてからあいつがやってきた。
「夜戦だぁぁぁぁぁ!夜戦んんんんんん!」
「この中に居るのか…当直組は…今日はないのか。」
執務室のドアが思いっきり開けられ、川内が笑顔で執務室に入ってきた。
「提督!今日こそ!夜戦するよね!」
「しません。」
「なんで!やろうよ!夜戦!」
「資材もったいないし、それなら遠征行ってこいよ。」
「嫌だ!」
「ええ…」
「困惑しないでよ!とりあえず夜戦しよ!夜戦!」
川内は机に手をついて「夜戦!夜戦!」と言い続ける。俺はため息を吐いて「川内後ろに大淀だ。」と伝える。川内は「えっ!?」と言って振り向いた時に机に常備していた川内用のロープで川内を縛った。そして、廊下に置いて俺は書類を終わらせようとする。
「んー!んーーーー!んー!」
「……。」
「んー!んんんーー!ん!」
「うるさい…。」
「んーーーー!んーーーー!」
「本当にうるさい…。」
俺は廊下に置いた川内を執務室に入れ、口に貼ったガムテープを取った。
「夜戦する気になった!?」
「ならない。」
「そんな…。」
「帰れ。」
「そう言われても…。この夜戦したい気持ちは…抑えれないんだもん。」
「そう言われてもなぁ…。ん?ドアの前に誰かいるのか?」
俺はドアの前に誰か居そうな気がしたので話しかけてみた。すると、ドアがゆっくり開きそこには荒潮が来ていた。
「よく私に気づいたわぁ。提督。」
「司令官って言う仕事に就いてたらよくわかるさ。」
「そうなのねぇ。ところで川内さんと何をしてたのかしら?」
「ああ…夜戦させろってうるさいんだよ。」
「夜戦!?や…や…夜戦ってあれよね?」
急に荒潮がしどろもどろになった。夜戦の言葉で何かおかしいことはあるだろうか?とりあえず、荒潮を執務室のソファに座らせ、川内を落ち着かせた。
「とりあえず…荒潮は何をしに来たんだ?」
「何も無いわ。たまたま外を見たら執務室の電気が付いていたから来ただけよ?」
「私は夜戦しよって誘いに来た。」
「なるほどな。よし、川内黙っとけ。」
「こんな時間まで仕事って大変ね。」
「そうだな。」
俺は荒潮に計画がバレないように書類が多いように見せた。
「なかなか終わらなくてな。」
「そうなのね。手伝おうかしら?」
「いやいや、駆逐艦はもう寝る時間だぞ?」
「あらぁ?荒潮のこと駆逐艦として見ているの?私は提督のこと1人の男の人として見てるわよ?」
「ははは。それはありがたいね。」
「もー!信じてないでしょ!」
「どうだろうね。川内連れて行ってくれ。」
俺はこれ以上話していたらボロが出そうなので川内に荒潮を駆逐艦寮に連れていくように指示して俺はいつもの椅子に座った。
「荒潮行くよー?」
「わかったわ。それじゃ、提督おやすみ。」
「ああ。」
荒潮と川内は執務室を出ていった。俺は息を吐いてボロが出なくてよかったと思いつつ、書類に目を通し続けた。
◇◇◇◇◇
「ねぇ、川内さん。」
「ん?なーに?」
「提督の書類の量おかしくなかったかしら?」
「そうかな?」
「ええ、なんだが…明日の分が入ってた気がするのよ。」
「そうかな〜?んー、言われてみたらそうっぽいけど…?」
「そうよね〜…。なにか企んでいるのかしら?」
「それもまた楽しみって言わないかな?」
「それも…そうね。ここでいいわ。」
「そう?私は少し夜風にあたるけど?」
「これ以上の夜更かしはお肌に悪いもの。 」
「そっか。横須賀寮だったっけ? 」
「ええ。でも…今は駆逐艦別館って呼ばれてるわ。」
「そっか!じゃあ、おやすみ荒潮!」
「ええ。おやすみなさい。」
◇◇◇◇◇
ああ、朝日が眩しい。どうやら夜通し書類を見ているうちに朝になっていたようだ。俺は最後の書類にサインをして、コーヒーを入れた。
「うん。いい朝だ。さすがに眠いがな。」
「そうね。いい朝ね。」
「叢雲…早い目覚めで。 」
「ええ。今日は秘書官じゃないのだけど、様子をね。」
「ふーん。」
「とりあえず、今日は休みなさい。今日の秘書艦は誰だったっけ? 」
「今日は時雨だな。」
「時雨ね。わかったわ。」
叢雲はそう言ってジェスチャーで「早く出ていけ。」としてきたので俺は静かに私室に戻る。何気に久しぶりの休日でもある。呉の時以来の休みかもしれないと思いつつ、布団の中に入る。布団で寝れる幸せを噛み締めて俺は目を閉じた。
◇◇◇◇◇
「本当に終わらせてるのね。ちょっと無茶させちゃったかしら?」
私は無理をさせたことを少し反省する。しかし、今やらなければならないことをする。それは時雨にあいつが休みだと伝えることだ。執務室のドアに「外出中」の札を掛け、時雨の部屋に向かった。鎮守府本庁と寮は離れているので少し駆け足で行く。そして、時雨の部屋の前に着いた。
「時雨…起きてるかしら?」
「叢雲?どうしたんだい?」
時雨はドアを開けて顔を出してきた。
「あいつ、夜通し書類を見てたらしくて寝てないらしいの。だから、あいつ休むって言ってたわ。」
「そっか。ありがとう叢雲。」
「いいのよ。ところで時雨って夕立が妹なのよね?」
「そうだけど?それがどうしたの?」
「いや、活発な子をどう落ち着かせてるのかなって気になってね。」
「大体は放置してたらいいよ。夕立だって常識はあるからね。」
「なるほど…。」
「あれでも落ち着いてきた方なんだよ?」
「今でも落ち着いてないと思うんだけど…?」
「あはは…。それは多分、戦闘中じゃないかな?」
「ああ…。」
「じゃあ、とりあえず執務室には行けばいいのかな?」
「そうね。書類とか受け取りがあるからね。」
「じゃあ、行こうかな。」
「じゃあ頑張って。」
私は時雨と少し話して、鎮守府本庁方面に向かう。理由はあいつがしっかり寝てるかどうかの確認をしに行くからだ。来た道を戻ってあいつの部屋の前に来る。寝ているような感じはあったので静かにドアを開けてみる。部屋の中は暗く、起きている気配はなかった。
「ちゃんと寝てるのね。」
私はドアを閉めようとした時に「ペラッ」と何かをめくる音が聞こえた。私は「もしや。」と思い、提督の布団をめくってみると「デートするならばここがいい!」で有名な雑誌を読んでいた。
「ばか!寝なさい!」
「明日なら調べとかなきゃ!」
「それなら私がしとくわよ!」
「それならよろしく!」
「任されたわ!」
私は布団を提督に返すと提督は「一緒に寝ないのか?」と言ってきた。私は「寝るわけないでしょ!」と言って提督の私室を出ていく。
「また暴走したら困るでしょ…ばか…。」
◇◇◇◇◇
「起きてください司令官!」
誰かに起こされている。誰だろうか?俺は目を開けた。
「おはようございます!司令官!」
「えっと…ああ、朝潮か。どうした?」
「いえ!叢雲さんに起こして欲しいと言われ、来たのですが…ご迷惑ですか?」
「いや…今何時?」
「はい!今は『ヒトキューサンゴー』です。」
「あー…うん。執務室行くわ。」
「了解しました!では行きましょう!」
「えっと…ちょっと着替えたい…。」
「わかりました!」
俺はちゃんと朝潮に「着替えたい」と伝えたはずなのに部屋から出ていってくれない。なぜだろうか?俺はもう一度朝潮に伝えた。
「朝潮?着替えたいんだが? 」
「…?…司令官着替えてくださいね。」
もう単刀直入に伝えるしかない。
「朝潮がいたら着替えれないんだが?」
朝潮は会話の意味をやっと把握して赤面し、休憩室が出ていった。俺はタンスに入れている制服に着替えて休憩室を出た。
「すみません司令官…先程のは朝潮が悪いですね。」
「怒ってないから謝らないでくれ。」
「わかりました。」
「じゃあ、執務室見に行こうか。」
「了解です!」
俺と朝潮は何も考えずに執務室に行く。執務室から話し声が聞こえるが俺は気にせずに入った。執務室で話していたのは時雨と荒潮だった。
「おっと…朝潮…大丈夫か?」
「は…はい。大丈夫です…。」
「それならいいが…時雨。」
「どうしたんだい?」
「今日の書類見せてくれるか?」
「ちょっと待ってね。ええっと…これだね。」
「ん。遠征部隊はあと一時間後に帰ってくると…。」
「そうだね。」
「提督〜。私には何もないのかしらぁ?」
「特にないな。今日も可愛いぞ。」
「口が上手いんだから…。明日楽しみにしてるわね?」
「ああ。」
「ところで提督はどうして来たんだい?」
「ああ。俺だけ休むのはダメだと思ってな。」
「提督は休んでないんだからいいんだよ?」
「なら、次の休みは時雨を抱き枕にするか。」
「あはは…手柔らかに頼むね提督。」
「じゃあ、明日のために用意しとくわ。」
「あらぁ、気合が入ってるのね提督。」
「もちろん。お前らのためだからな。」
「あらあらぁ。」
俺は執務室を出ると朝潮が立っていた。ずっと待っていたのだろうか?俺は聞いてみた。
「朝潮?待ってたのか?」
「あっ…いえ!司令官を待っていました!」
「うん。悩んでる顔だ。屋上行こうか。」
「えっと…分かりました。」
俺は悩んでいる朝潮を屋上へ行くと、屋上にはホーネットが立っていた。
「あら?アドミラルも星を見に来たのかしら?」
「いやいや、朝潮の相談に乗るんだ。」
「ふむ…どんな相談なのか私にも聞かせてちょうだい。」
「朝潮に聞いてくれ。」
「朝潮いいわよね?」
「あっ…はい。」
「これは…あれね。恋の病気よ!」
「何言ってんの?キミィ?」
「アドミラル!これは恋だわ!恋!」
「恋ね。朝潮そうなのか?」
「朝潮は…朝潮は…朝潮は司令官が荒潮と話していると胸の奥がキュッってなります。司令官…これは恋ですか?」
「ほらね。アドミラル。朝潮はあなたに恋をしてるのよ。」
「なるほど。情報が荒波のように入ってくるんですが?」
「それは大変ね。でも頑張ってアドミラル。」
「んぁ…。」
俺は情報をまとめるために「もう部屋に戻るから…ホーネット…朝潮を寮まで連れて行ってくれ。」と言う。ホーネットは「…?わかったわ。」と言って、朝潮を連れて行った。
俺は屋上で1人メモ帳にメモをする。自分に好意を向けている艦娘を確認する。
「叢雲、朝潮、荒潮?と言った所か…。提督の仕事はモテるのか?なんかこうゆうの学生時代に読んだ本に似てるな…。なんだっけ…ライナンタラだったんだが…?」
「ライトノベルよ。」
「ああ…我が相談相手…叢雲さん!」
「全く、提督って仕事は大変ね。深海棲艦と戦いを指揮して、ケッコンカッコカリして、遠征を指示したり、たまに出撃したりって…過労死する気なの?」
「そう言われても…響はまだ帰ってこないし…?」
「そうね。まあ、明日早いんでしょ?寝なさいよ。」
「そう…だな。」
俺は叢雲に言われた通り部屋に戻り、布団に入って眠った。
◇◇◇◇◇
「ふぅ。まあ、わかってた状況ね。」
「どうするっぽい?気になるっぽい!」
「夕立…居たのね。」
「叢雲も提督さんが好きっぽい!その指輪もそうゆう意味だと思うっぽい!」
「気づいてたのね。あんたってたまに勘が鋭いわよね。」
「なんのことか分からないっぽい!」
「そう…ね。」
私は提督から抜き取ったメモ帳を覗いて見てみる。響は正妻として1番強いらしい。やはり正妻の座を奪うのは難しいそうだ。この指輪があるから…とネックレスに付いた指輪を見て月を見つめる。
◇◇◇◇◇
ピピピ!ピピピ!
「朝…?朝か。」
俺は目覚まし時計のアラームを消して、布団に座り込む。そして、提督休憩室にある洗面所で顔を洗う。あの後戻ったあと考える暇もなく眠ったからクマはできてなかった。
「提督〜!今球磨のことを考えたクマ?」
「とぉぉぅぅ!おはようございますわ。提督。」
「わぁ、クマじゃなくて球磨と熊野が来た。おかしいな。帰れ!」
俺は2人を追い出して、用意をする。制服ではなく、私服を着る。そしてガレージに行き、今日使う車の整備をする。少ししてから、朝潮と荒潮が来た。朝潮は少し気合いの入ったオシャレっぽいワンピースだった。荒潮は少し色気のある服装でなかなか珍しいものを見せてもらった気がする。車に朝潮と荒潮が後ろに乗った。俺は車を運転して、和歌山市に向かった。そして、朝潮と荒潮が決めた出かけ先に向かった。
「荒潮、これが司令官に似合いますよ。」
「そうねぇ。確かにそれもいいけどこれでも良くないかしら?」
2人は喧嘩してたのが嘘のように仲良く考えていた。俺は言われた通りの場所に着き、2人は笑顔で向かった。俺は遅れて2人について行くと…。
「お嬢ちゃん達、何してるのかな〜?」
「こんなところに2人だけに遊びに来てるのかな?」
「遊びに行かない?」
どうやら、2人はナンパ?誘拐?されかけており俺は走って「俺の子達になにか?」と男二人に言う。男二人は「チッ、親かよ。」と言って去っていった。
「朝潮、荒潮。大丈夫か?」
「はい。ありがとうございます。」
「助かったわ。提督。」
「遅れてしまってすまないな。」
「いえ、助かりましたので!」
「とりあえず、行きたいところ行こうか。」
俺は2人が遠くから見える場所で椅子に座っていた。定期的に荒潮が俺の方を見て笑顔を見せる。本当に提督って大変だなと思いつつ、叢雲からの連絡に返事する。
『あんた、大丈夫なのよね?』
『もちろんだ。』
『そう。あの二人を守ってあげなさいよ。』
『了解だ。』
叢雲との連絡を終わらせて、2人に近づいた。すると、何かを買っているように見えた。2人はコソコソと話していた。俺は「何か考えているのか…。」と思いつつ、話しかけた。
「どうだ?いいのあったか?」
「ええ。提督って確か…ウマ娘のトレーナーが家族に居たわよね?」
「あー…勝馬か?あいつ今フランスだろ?すごいよな。俺よりすごいよ。」
「朝潮は司令官もすごいと思います!」
「それはありがと。勝ったのなら帰るか?」
「行きたいところあるのだけど…いいかしらぁ?」
「もちろん。どこに?」
「信濃の中よ。」
俺は車を紀伊鎮守府へ走らせ、車をガレージに入れ。地下にある紀伊のドックに来た。
「あれ?提督?どうしれました?」
「すまない、明石。こいつらが来たいって言ってたからな。」
「大丈夫ですよ。検査も終わってますからいつでも出撃出来ますし。」
「さすがだな。じゃあ、失礼して。」
「あまりハッスルしないでくださいよ〜?」
「しないから…。」
俺と朝潮、荒潮は信濃に入り、行きたいところを聞いた。
「どこに行きたいんだ?」
「そうねぇ、艦長室でいいわよ。」
「わかった。」
俺は2人を案内し、艦長室に来た。ドアを開けると、いつも通りの艦長室で朝潮と荒潮は「すごい…。」と声を漏らす。俺は2人を入れて話す。
「んで?ここに来た意味は?」
「ここなら何してもバレないと思ってね。」
「荒潮さん!?荒潮さん!?何をする気です!?」
「いいでしょ?ほらほら。」
「朝潮!助けて!朝潮!」
「司令官失礼します。」
朝潮は俺の頭を撫でて「いつもお疲れ様です。」と言う。荒潮は俺に抱きつき「抱き合ったらストレスが減ると聞いたわぁ。どうかしら?」と言う。俺は2人の行動に驚きつつ、朝潮の頭と荒潮の頭を撫でて「ありがとうな。さてと、2人とも信濃の中気にならないか?」と言うと、2人は「その前に」みたいな顔で俺の顔を見る。
「ああ…。なにかあるのか?」
「司令官!これ…司令官が必要だと思うのでこれを…。」
「叢雲から聞いたのよ〜。」
「これは…ペン!万年筆じゃないか!ウマの蹄鉄?が付いてるやつじゃないか!」
「司令官の親族にはウマ娘の方々のトレーナーがいるっと聞いていたので。」
「そうか。ありがとう。じゃあ、信濃の中探検と行こうか。」
お久しぶりです!綾凪九尾であります!
1ヶ月ぶり?かな?本当に久しいですね。
私の事覚えてます?覚えてない?覚えてないの?なんで?どうして?
まあいいや。今回は荒潮メイン予定がなんか朝潮メインになってる気がするのは気のせいか?その辺はまあ、許してヒヤシンス。
ところで遅れた理由を説明します。
車の教習が思いのほか忙しくて書いてる暇がないのです。
朝から教習行ったり夜から行ったりと忙しく、書いてる暇がなかったのです。
ですので、これからも小説は不定期になりますが
これからもよろしくお願いします。