色んな艦娘達は提督が好きなようです   作:綾凪九尾

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会話少なくてすみません。
ほんとうに申し訳ない。
見切り発車もいいところだったです。次からは気をつけるのでまた読んでください。


天津風の前世と記憶(6話)

これは私…駆逐艦天津風の前世と記憶のお話。どうなって私があの人のことが好きになったかを確認するためのお話。1939年2月14日の舞鶴で私は生まれた。でも、作られたってだけ。まだ卵ってところかしらね。そして1939年10月19日に私は生まれた。初めて産声をあげたのは速力検査の時。私はこの後産まれてくる島風のための検査でもあった。私には新タービンを載せてたらしい。陽炎型九番艦として生まれてきた私は島風プロトタイプと言われていた。速力検査の際32ノットを記録したわ。その後は第16駆逐隊に配属された時に私は姉妹たちと出会ったわ。初風、雪風、時津風にね。でも、嬉しかった。姉たちと戦えたことがとてもね。その後色んな海戦に参加したわ。南方作戦、クリスマス島攻略作戦、ミッドウェー海戦、第2次ソロモン海戦、第3次ソロモン海戦などなど。語りだしたら語りきれないわ。私は護衛任務に着いた時に私は潜水艦から雷撃を受けた。少し頭のところがなくなってしまった。前世だから痛みとかは分からない…だけどすごく痛かった。私は…朝潮にサイパンまで曳航してもらったわ。頭が上がらないわね。そして、シンガポールで仮艦首をつけてもらって日本に戻ることを新艦長が決めてくれた。そして、日本に戻ってる途中アメリカ軍機にバレて大破されてしまってしまった。大破された時浸水して油に海水が入ってしまってもう動かなくなって、アモイに座礁してしまった。機関兵達は一生懸命私を動かそうとしてくれた…でも動かなかった…だから…私は爆発処分された。だから私は誰にも迷惑をかけたくない。だから…次鎮守府に配属されたら私は…誰にも迷惑をかけたくない。提督にも…姉妹たちにも…皆に…ね。でも、私は呼ばれてしまった。あの人に…奥巻提督に呼ばれてしまった。私は少し嬉しくなった。必要とされてると思って。だから私は着任した時に決めゼリフを言った。

 

「いい風来てる?次世代型駆逐艦のプロトタイプ、私天津風よ。よろしく」

 

あの人の顔はとても喜んでいた。これで私が必要とされてると思った。実際に必要とされていたのだけどね。まず、私は遠征隊としてよく働いた。南方海域だったり北方海域だったり…沢山の所に。すると、私は機動部隊の護衛艦として色んな敵の居る海域に行った。そこで雪風にも会ったわ。嬉しくて抱きつき…はしなかったけどあの人は気を利かせて雪風と同じ部屋のルームメイトになったわ。あの人は優しかった…とってもね。だから私は好きになってしまった。でも、あの人には響がいた…私は悔しくて悔しくて…何度もMVPを取った。あの人に褒めてもらうために頑張った。するとあの人は私を執務室に呼んで一つの任務をくれた。

 

「天津風。キス島沖出撃お疲れ様。天津風に一つ任務をしてもらおうと思う。」

 

「あなたからの任務ってことはまた酷使されるのね。まあいいわ。今はいい風だから気分がいいの。聞いてあげるわ。」

 

少しの照れ隠しだった。いい風で気分がいいのは本音。だけど、もっといいことは執務室で2人きりってこと。響はたまに行く遠征隊に組まれた。ロシアに物資を運ぶ時に響が参加するからあの人は執務室で1人。だから、2人きりになるから私は嬉しかった。あの人は話を続けた。

 

「天津風にとても大事な任務をしてもらいたい。」

 

「だから何よ。気分が変わらないうちに言いなさいよ。」

 

「えっとだな…その…あれだ…」

 

「(え?何よ…まさか告白…?でも…まさかね。)」

 

「響が居ない時秘書艦を任せてもいいか?天津風にしか頼めないんだ!」

 

今私にしか頼めないって言った?本当にいい風来てるわ!とても嬉しい!とっても!これは受けないわけないわ!

 

「ふん。あなたがどうしてもって言うのなら…なってあげても…いいわ。」

 

いつもの強気の私はどこにいったの!もう!私のバカバカ!どうしていつもの強気が今無くなるのよ!これで私の気持ちバレたらどうするのよ!もぉー!あの人は私の言葉を聞いてとても嬉しがった。

 

「本当か?天津風!じゃあ、今日から頼む!この書類の並び替えを頼む!」

 

「わかったわ。これね。簡単じゃない。」

 

この任務を受けて1週間後に響が帰ってきた。私のことをすごい目で見てたけど、私はそんなこと気にしない。だって1週間幸せだったから。それから1ヶ月が経ち久しぶりのオフ日。全ての艦娘が休暇を取ったため、紀伊鎮守府は休日。私は、パンケーキが美味しいと言われる喫茶店を探していた。吹雪達に言われて気になったから。1人で行く予定だったけど、あの人が海南駅に座っているのを遠目で見つけちゃった。オシャレしてるってことはどこかに遊びに行くのかしらと思いつつ遠目で監視。雪風と話だして「ずるい!」と心の中で思いながら見ているといい風が来たのでつい癖で「いい風ね。」と物陰から出た所をあの人に見つかった。あの人は私のことを呼んでくれたわ。だから走って行ってみると、雪風がしょぼんとしていたわ。理由を聞いたところ最近川の流れが悪かったのは雪風が山にダムを作ったからだったとか…あの人は私にお願いしてきた。

 

「こいつのせいで鎮守府の電話はなりっぱなしなんだ!頼む!」

 

ここまで頼まれたら、さすがに断りずらい。でも、休みが無くなるのだから条件を出したわ。その条件が私の願いだったのかしらね。

 

「なるほど…ね。条件があるわ。今度。喫茶店に行きましょう。食べたいパンケーキがあるの。」

 

元々1人で食べる予定だったのだけど、またもないチャンス。これは逃す訳にはいかないと思った私は一緒にパンケーキを食べる約束を取り付けた。これであの人とデートができると思って雪風を鎮守府に戻した時にたまたま会った龍田さんに「あらあら?顔赤いわよ?どうしたのかしら?」と言われたので説明すると「あらぁー、青春ね。お洋服見に行く?私が選んであげるわ。」と言ってくれたわ。龍田さんと服を見に行くと、春コーデが多かったわ。2月から4月にかけて春コーデが多くなるって龍田さんも言っていた。龍田さんは「提督さんは大人っぽいのが好きって響ちゃんが言ってたわよ。天津風ちゃんにはこのセーターとか似合うと思うのだけど。」と龍田さんはロングセーターを私に合わせた。ツインテールで少し幼く見えてしまったのが少しの痛手だった。すると龍田さんが一つ提案をしてきたわ。

 

「天津風ちゃんって髪の毛長いわよね。ツインテール取ってロングにしてみたらどうかしら?これで少しは大人っぽく見えると思うわ〜。」

 

「ほんとかしら?えっと…これでどうかしら。」

 

私は髪の毛を下ろした。すると目の前に知らない女の子が立っていた。その知らない女の子は鏡に写った私だった。私はこの服が好きになった。とっても大好きになった。これであの人の好みになれるのならと思いつつお会計を済ませて、龍田さんにデートのコツを聞いてその日は鎮守府に帰ったわ。それから1週間後デートの日が来た。私は龍田さんに言われた通り、髪の毛を下ろしロングセーターを着て一応勝負下着に穿き…私は執務室に行った。それからはほとんど記憶が無い。幸せの空間だったのは覚えているわ…とってもね。それからあの人と共に喫茶店ステラに行ってストロベリーパンケーキを食べてあの人にも食べさせて…この時無意識にあーんをさせたのを覚えてる。これもとっても素敵な思い出なのよね。その後響に邪魔されて料理対決。龍田さんに教えてもらった竜田揚げで勝負したけど負けたわ。でも、あの人は私の龍田揚げが美味しかったようで私が秘書艦の時はよくねだってきた。そして作ってあげた。子供みたいで…私の旦那さんみたいでとっても幸せだったわ。

でも、あの人の意識は響に向いたまま。私は決めた。私はあの人のことが好き。だから、行動に出してやるって決めた。響に負けないぐらい行動に。だから耐えなさいよね私の心臓。私はあの人向けてこう言う。

 

「あなた、立ちなさい。いい風来てるわ。」

 

この後私は小さな声で告白をする。

 

「ほら立ちなさいよ!執務はこれからよ!Amore mio(私の愛する人)」

 

と私は頬を紅くして私は大好きな人を見つめる。

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