色んな艦娘達は提督が好きなようです   作:綾凪九尾

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遅れてしまい申し訳ないです。
理由としてはネタ切れになります。あとはウマ娘…です。
すみません。
次回作の9話ですけど。
涼月とか秋月の話にしようかなって思います。また主人公変わるかもですがよろしくお願いいたします。
応援もよろしくお願いいたします


艦娘でも競走がしたい!!(8話)

響と俺はしょうもないことで喧嘩することがある。考えが合わないことが多い。今回の喧嘩の理由は『艦娘の速さ』だった。なぜこんな話になったかと言うとだな。

 

「やぁ、司令官。なにか熱心に携帯ゲームをしているようだね。」

 

「響か。楽しいぞこのゲーム。」

 

「なるほど、女の子たちが走るのかい。ん?今思ったこと言っていいかな?」

 

「どうぞ」

 

「長門さんと陸奥さんだと、どっちが早いのかな?」

 

考えたこと無かった。同じ速度思っているから気にしていなかったがよくよく思えば確かに気になる話だ。俺は資料として昭和16年秋の主力戦艦5隻の速力試験の結果を見ていた。1番は長門2番は陸奥3番は日向4番は伊勢五番は山城だった。俺はこの資料を見ながら答えた。

 

「長門じゃね?」

 

その後の試験結果も見ての答えだった。長門は25.0ノット。陸奥は24.5ノット。一目瞭然だった。でも響の答えは俺の予想とは違った。

 

「陸奥さんだと思うんだけどな」

 

俺は響の言葉に対して少々イラッとしてしまった。だから、反論した。

 

「この資料見てわかるだろ?長門の方が早いだろ?なんで陸奥なんだよ」

 

響は俺の反論を聞いてヒートアップした。

 

「陸奥さんはあの時機関長さんが本気を出してなかっただけだよ。司令官は資料ばっかりを信じてるんだね。つまり、私たちを信じてないんだね。」

 

響は怒って執務室から出ていった。俺は資料を見ながらイライラしていた。俺は少し落ち着いてからある行動をするために作戦司令室に向かった。俺は作戦司令室の前に立ち中に入ると長門と陸奥が居たのであるおねがいをした。

 

「長門と陸奥。急で済まないが明日、競走してくれないか?海上で」

 

長門と陸奥は驚いた顔で返事をした。

 

「どうゆう風の吹き回しだ?提督」

 

「ほんとよ。何があった私たちに教えてみなさい。」

 

俺は執務室であったことを「かくかくしかじか」と説明した。陸奥は「なんでかくかくしかじかなのよ…分からないわ。」といい長門は「なるほど…つまり私と陸奥の速さで喧嘩したから調べてみたいと言うことだな?」と理解してくれた。陸奥は「理解できる方がおかしいわよ」と言いつつ、スケジュールを見た。そして陸奥は確認したあと言った。

 

「じゃあ、1週間後の紀伊半島沖でいいかしら?」

 

陸奥は俺に許可を取ってきたので「もちろんOKだ」と返した。長門と陸奥は目線を合わせるとバチバチと電流が流れていた。次に俺は秋月たちの部屋に向かった。響とは喧嘩中、天津風はまだプリプリと怒っている。俺はあんまり俺と関わりの少ない秋月達に助けを求めて秋月たちの部屋のドアをノックして中に入る途中慌てた秋月の声がした。

 

「ちょ…ちょっと司令!待ってくだs…ひゃぁぁぁぁぁ…」

 

秋月はどうやら出撃から帰ってきて服を私服に着替えていた途中だったようで下着の姿だった。秋月は下着を隠すように倒れ込み俺は急いでドアを閉めた。俺はまた艦娘が着替えてる時に部屋に入ってしまった。一回目は叢雲2回目は秋月。またやってしまった感がすごくて廊下で3角座りしていたら右側から俺を呼ぶ声がした。

 

「提督?どうしましたか?秋月姉さんの部屋の前で座り込んでしまって…」

 

声の主は涼月だった。心配した声で俺の事を見ていた。俺は涼月に説明すると「そう言うことですか。了解しました。涼月が中に入って来ます。」と言って秋月の部屋に入っていた。俺は3角座りで廊下で待ち続けた。時々通る艦娘達に心配そうな声をかけられたりしたが俺は廊下で3角座りをし続けた。こうやって3角座りしていると小学生の時を思い出した。俺は戦争知らない世代で沖縄戦や戦争のことは体験した人から聞くしか無かった。小学校では広島、中学校では沖縄と行った。広島では悲惨な人外兵器…沖縄ではガマと…色々と戦争に使われたものを見た。今、こうして心配してくれる艦娘達も元は軍艦と思うと俺は思ってしまった「いとおかし」と…風情があるって思ってしまった。こんな事を考えていると、顔を真っ赤にした私服秋月と誇らしげにドヤ顔をして涼月が出てきた。申し訳なく感じ俺は間宮さんのところでお詫びってことでパフェを奢った。そして、間宮さんの所で2人に事情を説明した。秋月と涼月は俺の話をしっかり聞きながらパフェを食していた。最後に秋月が確認してきた。

 

「つまり…んぐっ。司令の秘書艦をやって欲しいってことですね?」

 

「まあ、そうだな。そんな感じだ」

 

「でも…出撃とかありますよ?大丈夫でしょうか?」

 

そこが問題だった。天津風は何故か怒っているし響とは喧嘩をした。今頼めるのは秋月達だけって訳でもない。でも…理由がある。一番マシなのが秋月達なのだ。まず、白露達だが、ゲームばっかり。大和と武蔵は呉に里帰り。扶桑と山城だが…扶桑は大丈夫だが山城がガミガミとうるさいので遠慮した。なら、潜水艦達はどうだろうと思うであろう。即却下だ。俺の理性がどれだけ持つか分からないからだ。スク水で毎回視線に入ってみろ。言わずともわかるはずだ。つまり、秋月達にお願いした。俺は秋月の言葉に返事をした。

 

「出撃があるのは仕方ないことだ。その時はその時で違うやつでもさがs」

 

俺が話している時に話を遮るように涼月が会話に参加してきた。

 

「なら、私がなりましょうか?」

 

俺と秋月は固まり。お互いの顔を見合って、顎を伸ばして「ええええ!?」っと言った。

そして、秋月が出撃の時は涼月が秘書艦で涼月が出撃の時は秋月が秘書艦。出撃がない時は2人が秘書艦になった。3人でやる書類作業はとても早く終わり。俺はよく鎮守府をブラブラすることが多かった。響は「謝れ。謝るまで許さないから。」と書いた手紙を私室のドアに挟んだりと怒らせるとやべぇ嫁を持ったと思いつつ執務を続けた。そして1週間後、長門VS陸奥の競走の日がやってきた。俺と響は二式飛行艇に乗り上空から確認。ほかの艦娘(特に駆逐艦と軽巡洋艦)は哨戒任務につき、紀伊半島には金剛型に扶桑型、赤城、加賀を待機。伊勢型や2航戦、五航戦は鎮守府待機となった。俺は何度目かの二式飛行艇だったが響は「この鉄の塊が飛ぶのかい?」みたいな顔をしていた。二式飛行艇はエンジンを起動し、水面上を動き出し二式飛行艇は飛んだ。長門と陸奥は砲弾を全て紀伊半島に置いてスタートラインに立っていた。この事をどこからか仕入れた新聞記者がヘリコプターで中継をしていた。その中継を聞いてみると実況が聞こえてきた。

 

「さぁ、始まりました。長門VS陸奥の速力勝負。ここで人気を見てみましょう。2番人気は陸奥。理由としては速力が長門より少し遅いと言うのが多かったです。1番人気は長門。理由は聯合艦隊旗艦だから勝ってくれそう。との事。さぁ、どうなるのか私にも分かりません。」

 

俺はこの実況を聞いた時「競馬か!!」って突っ込んでしまった。どうであれ、国民が注目していることには変わりない。スタートラインに立っている愛宕が哨戒任務に参加している駆逐艦達からの状況を聞き。大空に向けて空砲を撃った。これはスタートと言う意味だ。長門と陸奥はこの空砲を聞くなり、猛スピードで海上を走り出した。先頭は長門で陸奥は2番手に食らいついていた。春ってこともあり、所々山には桜が咲いていたがそんなことをお構い無しに海上を走る長門と陸奥。それを追いかけている二式飛行艇。響と俺は窓ガラスに張り付いて2人の走りを見ていた。そして20分後ゴールポストと高雄が見えだした。長門と陸奥は最後の気力を振り絞るように走りゴールポストを通り過ぎた。高雄が旗を上げ、艦娘達が歓声をあげた。ゴール結果を高雄に聞くために全艦娘を講堂に集め。舞台に長門と陸奥を上げ。写真判定をした。その結果は…同着だった。

俺と響は顔を合わせ驚いて2人で笑った。響は俺のことを見て謝った。

 

「すまないね。司令官。長門さんと陸奥さんの頑張りを見ると私たちの喧嘩はちっぽけな物だったんだね。」

 

俺もすぐに謝った。

 

「俺の方こそごめん。たまには資料ではなく響やみんなを信じるようにするよ。」

 

2人の仲直りを見ていた艦娘達からは安堵の声が漏れた。この後俺は天津風にも謝り、第2秘書艦として復帰してもらった。この後日、俺は執務が終わり花屋さんに来ていた。鎮守府からも近い所で響が好きな花のシャクヤクがある花屋だった。響に理由を聞いたことがある。

 

「なぁ、響。シャクヤクのどんなところが好きなんだ?」

 

「そうだね…宿根草って知ってるかな?花を咲かせてから地上部が枯れてしまうんだけどね?根っこは力強く生きてまた綺麗な花を咲かせるのさ。私みたいじゃないかな?不死鳥って呼ばれた私に」

 

響はシャクヤクの説明をしてる時はとても笑顔で説明してくれた。俺は本当に好きなんだなと思いつつ聞いていたが、改めてこうしてプレゼントするのは恥ずかしいものだ。俺は店員さんに言ってシャクヤクを買って鎮守府に戻った。執務室には響が書類をまとめていた。俺はシャクヤクを響に渡してから前にゲームで聞いた言葉を言った。

 

「Puiero pasar todo este tiempo(ずっと過ごしたい)」

 

響はポカーンとしていたが何となく意味がわかったのか。鼻で笑って俺に耳打ちした。

 

「Конечно(もちろんだよ)」

 

響と俺は抱きしめ合って沈みゆく夕日を見ていた。響はまた耳打ちしてきた。

 

「司令官。今日は一緒に寝よう。Я хочу ребенка」

 

俺は最後の言葉の意味が理解出来なかった。響は残念そうにしゅんとしたが一緒に寝ることにした。響は嬉しそうに布団に入り込み「司令官と入る布団って暖かいんだね。新しく知ったよ。」と言い寝息が聞こえてきた。響とケッコンカッコカリしてよかったと思いつつ俺は眠った。そして夢を見た。響が大きくなり響によく似た小さな女の子が響と手を繋いで歩いている。小さな女の子は俺に気づいて走って「パパ!お疲れ様!」っと言って抱きついてきた。俺はそれに驚きすぐに起きたが特になにかいる訳でもない。俺は時間を見てまだ寝れると思い二度寝した。あの小さい女の子はなんだったんだろうと思いつつ響を抱きしめて寝た。

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