香取葉子と痴話喧嘩するだけの話(仮   作:しゃけとにじます

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色々書き直しました。




幼少期
こんな感じを目指したい話リメイク


 

 土曜の昼の部。

 B級上位グループの一位二宮隊、二位影浦隊、三位香取隊、四位生駒隊でB級ランク第五回戦が市街地Aにて行われていた。黒鉄龍馬が開始早々に影浦と交戦し、エース対決に勝利して順調な流れを生み出していたが、現時点で二宮隊 4pt、影浦隊 2pt、香取隊 3pt、生駒隊 0pt。

 

 残すは二宮隊の二宮匡貴、生駒隊の生駒達人、香取隊の香取葉子と黒鉄龍馬。

 

 全員がバックワームを付けているため、レーダーには映ってはいない。この状況だと二人生き残っている香取隊が有利に見えるが、一番おそろしいのが攻撃手だらけのこの中で唯一遠中を担うことができる射手にして生粋のトリオン強者である二宮だ。

 

 その二宮は龍馬に前回された奇襲を警戒しているため、障害物がなくなれば攻撃手は奇襲をかけづらくなると考え、メテオラで辺りの建物を破壊し、開けた場所を作り終えていた。逆に言えば補足してしまえば必ず自分が勝つと言う自信があるのだ。

 

「まずは二宮さんを倒すとこからだろ!」

 

「はぁ? ポイント差分かってんの? 生駒隊と差をつけるべきでしょ?」

 

「それで二宮さんに漁夫られたら最悪だろ!」

 

「2人なんだからその前に倒せばいいでしょ! そんなこと言ったら生駒隊に漁夫られた方が一番最悪じゃない!」

 

「生駒さんはタイマンでも可能性高けぇけど、二宮さんはタイマンじゃ厳しいだろ」

 

「でもあんた前に勝ってるでしょ! もう一回勝ちなさい!」

 

「ほぼ相打ちだからな⁉︎ しかも奇襲だし……」

 

 自身のサイドエフェクト、強化反射神経を用いてグラスホッパーで弾を避けながら奇襲して倒したことを思い出す。

 

 そもそも反射神経という神経は存在せず、反射速度とは人間の行動である「知覚し、理解し、対応する」という脳から筋肉に信号が到達までの時間を指している。龍馬のサイドエフェクトは普通の人間が0.3秒、人間の限界値が0.1秒とされているのに対し、龍馬の反射速度は0.05秒を割っている。すなわち人が一つの行動を起こそうとする前に、二つ三つの行動を起こせ、本来回避できない筈の攻撃を回避することもできるということだ。

 

そのため感情受信体質のサイドエフェクトを持つ影浦との相性が良く、攻撃を事前に察知されても、即座にまったく別の角度から打ち込むことができる。

 

 影浦が感情を受信しても反射速度自体は人間の範囲を超えないため、龍馬が初速で上回り何度も攻撃するうちに少しでも優勢になれば、分かっていても防御や回避が間に合わなくなり、致命的な攻撃を繰りだすことができる。

 

 そしてこのサイドエフェクトのデメリットである多回数攻撃による体力の疲労。人間以上の身体能力を持ち病人ですら自由に走り回れる体力があるトリオン体との相性が良かった為、それによって龍馬は攻撃手個人ランク二位にまで到達している。

 

 

 

 葉子の方を見ると胸が少し削れたトリオン体が傷口を修復している。そのダメージは先ほどの戦闘で葉子が倒した犬飼のハウンドが、彼女トリオン体の胸部の膨らみに当てられていたからだった。

 

「つかトリオン体の胸盛ってなかったら、さっきの当たらなかっただろ」

 

 葉子がトリオン体の胸を盛っているというのは、場所が場所だけに誰も指摘しないだけで香取隊どころか関わりのある人間であれば見ればそれなりにわかる。龍馬も今までランク戦に影響しなかった事もあり、他の隊員もそこに言及しなかったが、それが初めて当たったと言う事と今回がA級に上がるために特に重要な試合だった為、龍馬は思わず言ってしまう。

 

「はぁ? 胸なんて盛ってないんだけど」

 

 これは予想していた言葉だった。なのでみんな知ってるからなと、なんなら最近更に増えている疑惑があるぞと言うと、葉子はため息をついた。正直慌てるかと思ったので、この反応には驚いた。そして胸を両手で抑えるようにして恥ずかしそうにつぶやいた。

 

「……生身の方がトリオン体の時より大きくなったのよ」

 

「え?」

 

「だから! トリオン体の時より生身の方が大きくなったってこと! てか、あんたは気づけ! 一昨日だってあんだけ好き放題揉んだでしょ!」

 

 キレながら言ってくる葉子。確かに大きくなったとは思ってはいたがまさかそんなに変化しているとは思ってなかった龍馬。そしてそこから葉子が、彼女の変化に気付かないなんて彼氏失格ね! などと言うのでつい龍馬もキレて喧嘩になってしまった。「おい、こんな場面で痴話喧嘩なんかすんなよ!」という若村の一声で落ち着きを取り戻したが……

 

「……くだらん」

 

「葉子、龍馬! 二宮さん20m!」

 

 自分たちの隠れていた建物の一部分が破壊される音。

 二人が破壊されたその方向を向くと、攻撃手では攻撃が届かない二十数m離れた位置にバックワームを消しているスーツ服の二宮がおり、既に両手の弾トリガーを威力重視で分割し終えていた。先に機動力の高い二人を全攻撃で倒し、機動力の低い生駒を狙う作戦だろう。

 

「……喧嘩なら終わっ「旋空孤月」……⁉︎」

 

「「あ」」

 

 二宮がこちらに指を刺した瞬間、二宮の背後の建物が切り裂かれ、そのまま刃がこちらの方に伸びてくる。いつもならそれを見て避けれたはずの生駒旋空を避けきれず、二人とも間抜けた声を出しながら二宮と共に緊急脱出となってしまう。

 

『戦闘体活動限界。緊急脱出』

 

『戦闘体活動限界。緊急脱出』

 

『戦闘体活動限界。緊急脱出』

 

 

 結果的に三人を切り、生駒隊の得点は1+1+1+生存ボーナス2=5点となりこの試合の最終得点は二宮隊 3pt、影浦隊 2pt、香取隊 4pt、生駒隊 5ptとなり、5試合目終了時点での順位は、一位二宮隊31pt、二位生駒隊29pt、三位影浦隊28pt、四位香取隊28ptとなった。




主人公
黒鉄龍馬 トリオン9
サイドエフェクト 強化反射速度
落第騎士なら色々要素があります・・・


香取葉子のR18が描きたいんですよ・・・
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