俺とGZの異世界旅行記   作:マーシィー

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久しぶりの更新。

耳元で誰かが書けって囁くんだ。


フェイト/プルート 7

 俺が聖杯戦争に参加しているサーヴァントとそのマスターをリゾート用コロニーに呼んでちょっと説明をしたら皆一様に混乱していた。

 

 頭と胃を押さえる人や膝をつきうな垂れる人、ブツブツと専門用語っぽい事を呟く人。そしてそれらマスターを見て心配するサーヴァントたち。

 いや、アーチャーのサーヴァント、ギルガメッシュだけはそんな皆の姿を見てニヤニヤしていたが。

 

「はて?皆さんどうかしたんですか」

 

 俺の言葉に反応したのはうな垂れていたライダーのマスターだった。

 

「どうかしましたか、じゃ無いよ。皆お前の非常識っぷりに驚いてるんだよ!!」

 

「非常識って言われても俺の中じゃ別段非常識な事じゃないんだけど……」

 

「「「「それはお前だけだ!!」」」」

 

 声をそろえて言われた。へこむ。

 

「雑種よ、なかなかに面白い余興だ。余に説明する権利をくれてやろう」

 

「説明する権利って……。まあ良いですけど」

 

 コホンと、一息ついてこのコロニーの事を説明し始める俺。

 

「まず、皆さんが居るこの場所なんですが、此処はリゾート用コロニー内のサマーエリアになります」

 

 そう言って指を鳴らし皆の真上に空間投影型のスクリーンを展開しリゾートコロニーの外見を見せる。

 

「このリゾートコロニーは第二世代に当たりまして、第一世代のコロニーでは四季がなく平地だけで広さも日本の佐渡島より少し広いぐらいしかなかったんですよ。ですがとある世界で空間拡張の技術を手に入れましてそれを応用、発展させて今では日本の九州ぐらいの大きさになりました。いや~結構大変でしたよ」

 

 笑いながら説明している俺の周りでは引き攣った笑みを浮かべるマスターたちが皆胃を抑えていた。

 

「で、広い土地を手に入れたのにそれずべてが平地、って言うのも芸が無いので土地を四分割しそれぞれに春夏秋冬の四季に応じた環境になるように調節をしていつでも四季折々の楽しみ方ができるようにしたんです」

 

「ほほう。雑種にしてはなかなか考えるではないか」

 

「いや、リゾート用って言ってるのに夏場の環境しかないってなんか負けた気がしたんですよね」

 

「負けた気がする……それだけで、こんな大規模魔術を使うなんて」

 

 ライダーのマスターがorzの状態で地面を叩いている。

 

「さて、これ以上の詳しい話は食事をしながらしましょうか。立ったままっていうのも疲れますし。キューブくーーん」

 

 断ちっぱなしも疲れたので俺はキューブ君を呼んで食事の用意をしてもらう事に。

 

「な、なんだこれは」

 

 マスターの1人がワラワラと出てきたキューブ君を見て驚く。

 

「これはキューブ君といいましてこのコロニーの管理運営をしてくれている自立型AI搭載の作業機械ですね。立方体の見た目ですけどなかなかに器用なんですよ」

 

 1メートルの立方体のキューブ君たちはアームを体から出してテキパキとテーブルにイスを用意して各マスターとサーヴァントたちをイスに誘導していった。マスターとサーヴァントは誘導されるがままにイスに座る。

 

「皆さん座ったようですね。じゃあ始めに食前酒でもどうですかね?キューブ君、アレ持ってきて」

 

 俺の声に反応してキューブ君が持ってきてくれたワインを皆に配膳する。

 

「これは俺の秘蔵の一本ですからご賞味あれ」

 

 笑顔で言ったのだが何故か皆飲もうとしない。

 

「……あれ?皆さんワインってダメですか」

 

「いや、いきなり飲めって言われても敵の出したものをそうほいほいと飲めるわけが「これは、美味い」おいいぃぃーーー!!」

 

 ライダーのマスターがもっともな事を言ったがそのライダーのサーヴァントは普通に飲んでた。

 

「お前は何普通に飲んでるんだよ!!毒でも入ってたらどうするんだよ」

 

「客人に毒を盛るわけないじゃないですか!!」

 

「あんたは黙ってろ!!」

 

「ファッ!?」

 

 ライダーのマスターに一喝された。

 

「坊主よ、征服王たるワシは敵で有れ味方で有れ出されたものは食べる主義でな。それにしてもこの酒は美味い。坊主も飲んでみろ」

 

 そう言ってグラスではなくボトルでラッパ飲みするライダー。

 

「確かに、美味しいですねこのワイン」

 

「フン、我が持つ酒の方が美味い……。だが我が飲む価値が有るのは認めよう」

 

「主、このワインに毒は入っておりません」

 

「……(ウマー)」

 

 サーヴァントたちは普通に飲んでいた。

 

「なんで皆普通に飲んでるんだよ!?」

 

「いや坊主よ。ワシらサーヴァントに毒などそうそう効かんからな」

 

「だからって、だからって……」

 

 再びうな垂れるライダーのマスター。それを後目に他のマスターたちも飲み始める。そして異変に気付く。

 

「これ、は……魔力が回復している?」

 

「そうみたいですね。以前調べたら何かこのワイン自体が一種の霊薬になってるみたいで魔力回復のほかにも総魔力値も若干上げるみたいですよ」

 

 俺もワインを飲みながら以前暇な時に調べて判明したこのワインの効果を言ったらマスターたちは皆むせた。

 

「ゴホッ、ケホッ、どんな製造方法で作ったら魔力値が増えるワインができるんだよ!?」

 

「え、どんなってただ魔力が結晶化するぐらい充満している空間で24時間365日常に最適な状態で育つように管理しながら育てたブドウを使って製造した後純度100%の魔石のみで作った酒蔵で保存しただけですよ」

 

「……もうやだコイツ」

 

 そんなに変かなこの製造方法と保存方法?

 

「さて、料理はぼちぼち出していくとして本題であるこれこの世の全ての悪(アンリマユ)が入った結晶どうしましょう」

 

 俺が本題に入ったら皆顔を引き締めた。

 

「……その前に質問をいいだろうか」

 

「どうぞセイバーのマスターさん」

 

「君がさっき言っていた聖杯の代わりとして出した、ジュエルシードと言ったか?アレは聖杯の代わりとなる物なのか?」

 

「どういう事です?」

 

「聖杯はどんな無理難題も叶える万能の願望器。ハッキリ言って変わりになるとは思えないのだが」

 

「確かにその疑問はもっともですね。でも大丈夫だと思いますよ。一つだったら無理かも知れませんけど15個有りますから大丈夫ですよ。俺もジュエルシードで時間移動成功させましたし」

 

「時間移動!?……分かった確かに代えになるようね」

 

 その後も他のマスターたちにいろいろと聞かれたがそれに応えるたびになんともいえない表情で頷かれた。

 

「さて、と。質問は大体終ったようですね。じゃあ本題であるこの結晶をどうするかなんですけど。魔術師であるマスターの皆さん、どういった方法がありますかね?」

 

 俺の質問に唸るマスターたち。それもそうである。この世の全ての悪(アンリマユ)などと言う馬鹿げた物が入っている結晶をどうにかしろ、などと言われてすぐに解決方法を浮かばせられるはずが無い。

 

「……キャスターなら何か方法が有るんじゃないかな」

 

 誰かがそういい、そこで俺は気がついた。キャスターとそのマスター居ないじゃん。

 

「すみません。キャスターとそのマスター今呼んできます」

 

「今の今まで忘れてたのかよ」

 

「てへ」

 

「てへ、じゃ無いよ!!」

 

 ジト眼で見られながらキャスターとそのマスターを空間転移で呼んだのだが

 

「ジャンヌゥゥゥ、私をお忘れなのですか!?」

 

「私はジャンヌではない」

 

「おおぉぉおのれ神よ、憎き神よぉぉーー」

 

 キャスターがセイバーを見た瞬間、飛び掛りセイバーに蹴り飛ばされて悶え

 

「これってまさか瞬間移動ってやつ!?超COOLじゃん!!」

 

「切嗣、彼は……」

 

「……ああ彼は連続殺人で手配中の殺人鬼だ」

 

 キャスターのマスターは突如違う所に移動された事に驚き楽しんでいたがセイバーのマスターは彼の顔を見て戦闘態勢に入った。

 

 

 

 

 ……何だこれ?




気がつけばフェイト編だけで二桁にいきそうだ。二桁前には終らせたい。
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