俺とGZの異世界旅行記   作:マーシィー

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並行世界に転移した雁夜さんと桜ちゃんのお話。



あとアルフとリニスは前からいた。

いいですか?アルフとリニスは前からずっといた。いいですね(真顔


フェイト/プルート おまけ

 とある世界で行われた「聖杯戦争」と呼ばれる戦い。

 

 7人の魔術師と7騎の英霊によって行われる戦い。

 

 その戦いの中、かつて愛していた女性の子供を助けるために自ら外道の道に足を踏み入れた1人の男がいた。

 

 その男は文字通り命を削りながら外道の術を学び、そしてとある英霊を呼び出した。

 

 呼び出した英霊は規格外中の規格外。文字通りのイレギュラーだった。

 

 そのイレギュラーの手によって、子供を助け出し、聖杯戦争を生き抜いた男は助けた子供と共に呼び出したイレギュラーの手によって、姿を消した。

 

 これはそんな1人の子供のために命を懸けた男の物語……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぎゃあああああ!!待って、ストップ、落ち付いて!?」

 

「ひ、人の裸見て何だいその態度はあああ!!」

 

「犬が人になるとはしらな、ぎゃああああああああ!!」

 

「アルフーー程ほどにしてあげてねーー」

 

 ……男の物語である。

 

 

 

 男の名前は、間桐雁夜。かつて自身の体に外道の術を取り込み命を削った男である。そんな余命幾ばくも無かったのだが、雁夜が召喚したイレギュラーの手によって体を新しく作り上げその体に精神を移すという規格外の方法によって一命を取り留めたのである。

 ただし新しい体を作る時にトラブルが発生し、体が小学生ほどまで若返ってしまったが。

 

「全く、スケベ小僧め。今度あんな事したら噛み千切ってやる」

 

「アルフ、そういう事言っちゃダメだよ?」

 

「でも、フェイト、アイツ私の、は、裸を見たんだよ」

 

「お風呂に入ってるのにドアのカギを閉め忘れたアルフも悪いでしょ」

 

「でも」

 

「でも、じゃないでしょ?」

 

「うぅ~」

 

 自分より背の高い女性をしかっている背の低い女の子。背の高い方の女性はアルフといい背の低い女の子、フェイトの使い魔である。

 

「アルフは男の子に裸を見られて恥ずかしかったんだよね~」

 

「な、アリシア!!」

 

「アルフ顔真っ赤だよ~」

 

「姉さん、アルフをからかっちゃダメだよ」

 

 フェイトとアルフの話を聞いていた、フェイトと瓜二つの顔をしている女の子、アリシアがアルフをからかう。アルフはアリシアの言葉に顔を真っ赤にし、フェイトはそんな姉の言葉を聞いて苦笑していた。

 

「……おはよう、ございます」

 

「あ、おはよう桜」

 

「おはよー桜」

 

「ああ、おはよ」

 

 わいわいと騒いでいる3人に挨拶をする無表情の女の子が1人。彼女こそ雁夜が命がけで助けた女の子。間桐桜改め、鈴木桜である。

 

「桜顔が固い~。ほらもっと笑って笑って」

 

「姉さん」

 

「……こう?」

 

 無表情の桜に抱きつくアリシアを引き剥がそうとするフェイトとアリシアに言われて両手の人差し指を伸ばして口の口角を押し上げる桜。

 1人は無表情とは言え美少女と言って過言ではない3人がじゃれ合う姿は美しかった。

 

「ハァハァハァ、アリシアもフェイトも桜も可愛いわ~」

 

「はい、無駄に高性能のサーチャーで撮影するのは止めましょうね、プレシア」

 

「何言ってるのリニス!!家の可愛い子がじゃれ合っているのよ!!それを録画しなくて何時するの?今でしょ!!」

 

「はいはい、まずは鼻血を拭きましょうね」

 

 リビングでじゃれ合う3人に気が付かれない様に無駄に高性能のステルス機能を付けたサーチャーを使って3人の姿を鼻血を出しながらこっそりと撮影している女性、プレシアとそんな残念な姿を見てゲンナリとしているプレシアの使い魔であるリニス。

 

 これが、アルフにコブラツイストを喰らって張りのある女性特有の感触を味わいながら気絶した間桐雁夜を含めた7人の日常であった。

 

 

 

 雁夜と桜がイレギュラーにつれられて来た並行世界で初めてあったのがプレシア・テスタロッサとその使い魔リニス。プレシアの娘のフェイト・テスタロッサとアリシア・テスタロッサにフェイトの使い魔であるアルフを含めた5人であった。

 

 イレギュラー曰く彼女達はイレギュラーがこの世界でいろいろ(・・・・)とお世話になった人たちで信用できる人たちらしかった。

 

 まあ雁夜と桜の目の前でプレシアはディープキッスしてアリシアとフェイトは両足に抱きつく姿を見れば信用……信用?できるのは見て分かった。

 

 しばらく経ってから2人はリビングに案内されて話をすることになったのだが、イレギュラーが話を進めるにつれてだんだんとプレシアの顔から表情が消えていき最終的には無表情になっていた。

 

「……で、アナタ。そのゲスは何所の世界にいるのかしら?ちょっと消し炭にしてくるから」

 

「おおお、落ち付いてプレシア。ゲスはもう居ないから、居ないですから、並行世界越しに雷落そうとするの止めて」

 

 なにやら、2人が元いた世界で魔法とされていた並行世界移動的な事を軽々しく言っている事を聞かなかった事にする2人。

 

「……フゥ。そうね、アナタがしくじるはず無いわね。で、予想はつくけど私達に何をして欲しいのかしら?」

 

「その、2人の世話を見てもらってもいいですか?無責任ですけど、俺も元いた世界を探さないといけないので」

 

「いいわよ。私も母親としての心をアナタに取り戻してもらったんですもの。あんな話を聞かされて、放りだせるわけ無いでしょ?」

 

「プレシア……」

 

「ただし!!」

 

「え?」

 

「しばらくこの家に滞在してもらうわよ?夜も含めて、ね?」

 

「ア、ハイ」

 

 なにやら力関係が見える一瞬であった。

 

 そんなこんなでプレシア一家の一員となった2人。この家で住むにあたって苗字をどうするかと言う話になった時、雁夜はそのまま間桐雁夜となったのだが、何故か桜の方はイレギュラーの苗字である鈴木を貰い鈴木桜となった。

 

 雁夜がその事を聞いてみると「いやだって、同じ苗字にしたら雁夜さん、桜ちゃんと結婚できないでしょ?」とふざけた事を言ってきたのでキャメルクラッチを仕掛けた雁夜だった。

 

 そんな風にどたばたする事もあったがおおむね順調に引越し(並行世界越しの)は終わり新しい生活が始ったのだった……が、ここで雁夜は一つの事を忘れていた。

 

 この家には雁夜以外の男性が1人も居ない事を。

 

 

 

 

 

 こんな出来事があった。

 

 新しい家での生活が始りプレシアに着せ替え人形の如く大量の服を買ってきてもらったその日の夜。久しぶりに食べる人の手によって作られた温かい手料理に和気藹々とした雰囲気の夕食を終えた後、お風呂に入る事となった。

 桜はアリシアとフェイトにつれられてお風呂場に行きそれを見たアルフとリニス、そしてプレシアが一緒にお風呂場に行ってしまった。(風呂場は10人ぐらいは余裕で入れる)

 

 その間、リビングで夕食の時、ほんの少しだが笑った桜を思い出して涙する雁夜だったが、お風呂場から出てきた女性陣を見て鼻血を噴きだした。

 

 なぜならば、今まで女性しか居なかったプレシア一家。故にお風呂上りは薄着であったのだが、女性陣皆プロポーション抜群な上に湯上りで頬が蒸気しておりとても色っぽかった。

 女性陣は雁夜の事を桜と同じぐらいの年齢と思っており、要するに思春期前の子供だと思っていた。

 

 が、実際は雁夜の中身はいい年したおじさんである。で、女性関係もいい年して碌に経験していなかった雁夜にとって女性陣の薄着姿は刺激が強すぎたのであった。

 

 雁夜の鼻血を出す姿を見て女の子3人は心配するもアルフはマセ餓鬼と思い、リニスは思春期ですかと思い、プレシアはそういえば見た目の年齢じゃないのかと思い出していた。

 

 

 このように雁夜は元いた世界とは別方向の苦労(ラッキースケベ)をする事になる。

 

 だが、この時の雁夜はまだ知らなかった。この程度の苦労(ラッキースケベ)など序の口だという事を。

 




雁夜さんの受難はこれからどんどん大きくなっていくんですよ(ゲス顔
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