前略、皆様お元気でしょうか?俺は先日俺がいた地球の並行世界に何故か転移してしまいそこにいた地球を蝕むBETAなるものを壊滅させてからGZによる転移で俺がいた地球に転移しました。したはずなのだが……
「私のアリシアから離れなさい!!」
幼女が謎の液体漬けになってる部屋の中で頗る顔色の悪い女性にメッチャ睨まれてます。
「どうやってこの部屋に入ったかは知らないけど見られたからには死んでもらうわ!!」
「ちょ、まて!!」
「死になさい!!」
女性が持っていた杖らしき物から電撃が放たれる。が、GZが張ったエネルギーシールドを突破するにはちょっと……いやかなりパワーが足りなかった。
「シールド!?でも!!」
「いや話を……」
「ならこれで!!」
先ほどの電撃をふた周りほど大きくしたような電撃がきたがそれでもぜんぜんパワーが足りない。
「な!?これでも無傷なんて……」
「いやだから話を聞いて……」
「なら、ならこれならああぁぁぁーーーー!!!」
杖にこれでもか!!と言うぐらいに力を込め始める女性……なんかさっきより顔色がさらに悪くなってません?
「こ・れ・でええぇぇぇーーー!!!」
杖からスパークが迸り、過剰に供給された電気が女性の体から駆け巡り手足や髪の毛から放電される。そしてそこから放たれた電撃は部屋の中を白く染めた。が!!まだ限りなくパワーが足りなかった。
「ハァ……ハァ……これなら、ゴホッ、ゲホッ」
息も絶え絶えになりなり口から血を吐き出し、杖を使いかろうじて立っている女性。
「あの~そろそろ話を……」
「なぁ!?無傷ですって!!」
女性は俺が無傷な事に衝撃を受けたようで放心しかけたようだがすぐさま気を持ち直して再び杖を俺に向けてくる。がその姿は誰がどう見てもボロボロの状態だった。
「アリシアから、アリシアから離れなさいいぃぃぃーーーーー!!!!」
「だから話を聞けや!!!」
女性が攻撃するよりも早く俺は次元連結砲を女性に打ち込んだ。結果、女性は数メートルをノーバウンドで吹き飛び壁に叩きつけられた。叩きつけられた壁には薄っすらと皹が……
「ア…リシ……」
口から血を流しながら人の名前を呟く女性……もしかして死んだ?
「いやいやいや、不味い不味い不味い」
慌てて女性駆け寄り脈を測る。まだかろうじて生きている。これなら何とかなるか?
「グレートゼオライマー!!医療用ナノマシンと医療用ポットすぐ出してーーー!!」
チートなGZのおかげでかろうじて女性を殺す事は無かった。良かった。不法侵入したとは言え家主さんを殺すとかダメだよね。マジで。
さて、医療用ポットの中で治療を受けているこの女性なのだが、最初にあったときから顔色が悪いと思ってたが実際かなり体が悪かったようだ。
栄養失調に睡眠不足からくるストレス。体のあちこちに転移している癌細胞。さらにあちこちの骨に皹が入っている……これは俺のせいか。
ともかくこの女性は病で死ぬ一歩手前ぐらいになっていたようだった。なので医療用ナノマシンを使って全てを治してみた。転移した癌細胞も栄養失調で弱った体も張り艶が無くなった肌や髪の毛も全身くまなく健康体になるまで治療した。
治療している最中、なにやら未知の臓器らしき物があってこれも弱っていたようでついでに治療しておいた。さすがGZ印のナノマシン。未知の臓器ですら簡単に治療してくれる。そこに痺れる憧れる~。
最終的にお迎えが来る一歩手前的な見た目からパッと見20代後半ぐらいの見た目までに回復した。GZ印のナノマシンパネェ。
治療は完了したが体力は流石にすぐには回復しないのでしばらくはこのままポットの中に入っててもらうとしてその間この女性が持っていた杖を調べる事に。
見た目はなんと言うか機械チックな杖だ。いったいこれの何所にアレだけの電撃が放てるだけのバッテリーが入ってるんだ?
で、調べてみた結果あの電撃はバッテリーから放電したのではなくリンカーコアと言う臓器?から作られる魔力を使用し魔力を電気に変換して電撃を放っている事が分かった。
地球外生命体の次は魔法とか(笑)
だが魔法と言う割には御伽噺に出てくるように物理方式を無視したかぼちゃを馬車に~などは出来ずむしろ科学よりだという事が分かった。この杖、デバイスと言うらしいがその中には様々な術式が組み込まれておりその術式に魔力を流し込む事によって魔法が発動する、という仕組みらしい。
つまりこのデバイスを使った魔法は術式を組まなければ魔法を発動できないという事だ。だが逆に言えば
さてこのデバイスを弄繰り回し終わった頃、女性が目を覚ましたようだ。
「ここ、は……」
医療用のポットの蓋が開き女性が体を起こす。
「貴方は……!!アリシアから離れなさい!!」
起き上がり俺に杖を向けようとしたがその杖は俺の手の中にあった。
「っ!!私の杖を……何でそっぽを向いてるのよ」
「……先にその、服を着てくれませんか」
「え?」
医療用ポットの中に服ごと俺は入れたのだがどうやらGZが治療のために服を脱がしてしまったようなので今この女性は服を一切着ていないのである。さらに治療後の姿は20代後半にしか見えないほどの姿なのである。
「き、き、きゃあああぁぁぁぁーーーーーーーー!!見るなああぁぁぁーーーー!!」
「それで、貴方はいったい何所からここに入ってきたのかしら」
とりあえず話を聞いてくれるようになったが未だに顔を少し赤く染める女性。あの後すぐさまGZに言って彼女に合う服を取り出して着てもらった。GZのセンスの良さなのか元の素材の良さなのか無駄に色っぽくて困る。
「どうやって、といわれても転移して出てきたのがあそこだった、としか言いようが無いんですけど」
「転移して?」
「そうですね。並行世界の地球から」
「そう、並行世界からね……え?並行世界」
「並行世界からです」
「…嘘じゃなくて?」
「嘘をつくならもっとマシな事を言いますよ」
「……」
「……」
なんともいえない雰囲気が流れ出す。
「そ、そういえばまだ名前を言っていなかったわね。私はプレシア・テスタロッサよ」
「俺は鈴木アキラって言います。アキラって呼んでください」
ここに来てやっと自己紹介をする俺達。
「そう、じゃあアキラ」
「何ですか?」
「私の体に何したの」
「何したのって、治療しただけですけど」
「アキラ、私の体の病はかなりの難病で治る見込みが無いって言われてたのだけど」
「そうなんですか?20分ぐらいで完治してましたけど」
「……私のリンカーコアが全盛期より活性化してるのは」
「リンカーコア?ああ、あの未知の臓器の事ですか。ボロボロになってたのでついでに治療しておいたんですけど……ただ元の状態が分からなかったので可能な限り最高の状態になるようにしたんですけどだめでしたか?」
「そんなことは無いけど……」
凄く複雑な表情をしているプレシアさん。
「じ、じゃあ見た目が若返っているのは」
「治療するついでにスキンケアとかヘアケアとかも一緒にしたらそうなっちゃいました」
「ついでって……」
額に手を当てるプレシアさん。何か最近こんな表情をする人をよく見るような……
「ところで、気になってたんですけどアリシアって誰ですか?」
「っ!!」
俺が気になっていたことを聞いたらプレシアさんの表情が一転、厳しい顔つきになった。
「……聞いてどうするの」
「何もしませんよ。ただ気になっただけなので」
「……私の娘よ。
「そうですか……」
それ以上聞く事はできなかった。プレシアさんがそれ以上聞くな、という雰囲気を出していたからだ。
「……じゃあ俺はそろそろ行きますね」
「行くって何所に?」
「この世界の地球です」
「場所分かるの?」
「大丈夫です。問題ありませんよ」
「そう……世話になったわね」
「いえいえ、元をたどれば勝手に進入した俺が悪いんですから」
「もう会うことは無いだろうけど気をつけてね」
「はい。プレシアさんもお元気で」
お互い笑顔で別れを告げる。そして俺はGZの転移でこの世界の地球に転移した。
「……魔力反応と魔方陣なしってどういう事なの」
さて、やってきましたこの世界の地球の日本に!!まずは情報を集めて俺が冥王星に向かってからどれだけの事がおきたのか調べないとな~
30分後
情報を集め調べた結果、この世界の地球は俺が元いた地球ではない事が判明しました。おいおいおい、GZさんよ~どういう事だよ!!何でまた並行世界の地球に転移してるんだよ!!あのBETAがいた世界から転移する時しっかりと計算したんじゃないのかよおおぉぉぉーーー
……ハァ、まあ来てしまったものはしょうがないからもう一度GZに計算させなおさないとな。全くなんでミスしたんだ?最初の時と違って声が聞こえたとかはなかったんだがな……
しょうがない。計算が終るまではこの世界で過ごそう。少しの間なら戸籍無でも問題はないしいざとなったらGZに作らすからな。
と、言うわけでリリカルプレシアはっじまるよ~
話が始った直後にプレシアさんじゅうはっさいの如く若返ってしまったプレシアさん。
見た目は20代後半中身はウン十何歳リリカルプレシアがんばります。
おまけ
「鈴木、アキラね……」
プレシアは突如現れた彼の事を考えていた。治る見込みは無いといわれた不治の病をいとも容易く治療しリンカーコアでさえ全盛期を上回るまでに治療をしてしまった。
「ほんとなんだったのかしらね……」
そう言い、今日はシャワーを浴びてさっさと寝てしまおうとシャワーを浴びるプレシア。
「あ……肌が水を弾いてる」
熱いシャワーを浴びて自身の肌を見たプレシアはそう呟いた。今までは不治の病やら栄養失調やらストレスやらなにやらで肌の状態は最悪だったのが今はまるで健康な10代の肌のように水を弾いていた。
「……」
その事実を見たプレシアは年柄にもなく笑顔になった。