新・ムゲン団(カロス)   作:産業革命

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明けましておめでとうございます。

前回の更新から大分空いてしまい、誠に申し訳ありません。

いや、リアルが忙しくて小説どころじゃ無かったんです。

お茶濁しとして書きましたが、本編はもう少しだけお待ち下さい。


閑話:25年間の記録(1)

 これは、とある『少女』が旅立ってからの25年間に起きた事の記録を纏めた物である。

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 ~とある新聞記事~

 

 ○○○○年RD月GR日発行

 

 『新カロスチャンピオンが誕生‼』

 

 

 

 昨日、カロスリーグ広報部より新チャンピオンが誕生したとの発表があった。これによりカロスチャンピオンであったカルネ氏のチャンピオン防衛記録はBL年で終止符が打たれることになり、長い間カロスのポケモントレーナーの頂点であった彼女が交代するという此の出来事は、まさに激動であった今年を象徴していると言えるだろう。

 

 ~中略~

 

 肝心である次期カロスチャンピオンだが、カロスリーグ広報部の続報によると、なんと次期チャンピオンである人物はあのフレア団事変を食い止めた『カロスの英雄』の一人である『少女』であるという。

 又、明後日であるYE月FR日にはミアレシティの特設会場でカロスチャンピオン就任式典と『カロスの英雄』達へのカロス勲章(エンブレム)*1授与式が催すとも発表されている。

 この突然の発表にポケモンネット上では多くの人々が動揺を隠せなかったようだが、当事者であるカルネ氏は自身のPNS*2上で「チャンピオンでなくなっても、ポケモントレーナーと女優であり続ける」とコメントしており、新チャンピオンである『少女』に対して称賛と応援するコメントもしている。

 

 ~中略~

 

 世間の反応としては、長年カロスチャンピオンであったカルネ氏を惜しむ声や『カロスの英雄』たる『少女』に対し祝福する声がある一方で、その実力を疑問視したり、新規挑戦者を取り入れたいというリーグの陰謀だという者もいたりと、意見が分かれている。

 

 しかしながら、この激動の一年であった今年の最後がこのような明るい話題であることを、一記者である私としては大変嬉しく思うばかりである。

 

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 ~とあるゴシップ記事~

 

 △△△△年GO月SL日発行

 

 『新チャンピオン就任式典に現れた謎の男性!!新チャンピオンとの関係性は?』

 

 

 

 カロスで今も話題沸騰中の人物と言えば、カロスチャンピオンとなったあの『少女』である。

 世界を救った『カロスの英雄』であり、しかもあのような整った容姿をしていれば話題になるのも当然であると言える。

 

 ~中略~

 

 そんな彼女だが、就任式での出来事が一時期話題になった事を読者の皆様は覚えているだろうか?

 とある巨大な男性が就任式に突如として現れ、しかも新チャンピオンである『彼女』にポケモン勝負を仕掛けた出来事である。

 

 〜中略〜

 

 なお、結果としてはチャンピオンの勝利だったわけだが、結局あの男性は誰であったのだろうか。勝負後に男性の下に来たあのフラエッテらしきポケモンは一体?

 当時、あの現場にいた人々に話を聞いてみると、大半の人が何故か男性の事を憶えていなかったのも不思議でならない…。

 

 〜中略〜

 

 又、数少ない証言者によると、男性の事を『絵本の人』だったと語っている。

 恐らく『絵本の人』の『絵本』とは、カロスに伝わるを伝説を元にしたあの御伽噺の『大帝史*3』であると思われ、その登場人物だと証言者は思ったのかもしれない。

 ただ、『大帝史』の話が本当であるならば、彼は遠い昔から生存している事になるので、証言者なりのロマンチックな比喩であろう。

 

 〜中略〜

 

 結論として、『彼女』と謎の男性の関係は不明だ。

 しかし、あのポケモン勝負やその後の展開への『少女』の対応から、知り合いである可能性は高い。もしかしたら、フレア団事変で協力した様な関係かもしれない。

 

 最後にあの男性だが、カロスの歴史に度々登場する『賢者』らしき人にとても良く似ているらしい。

 果たして本当なのかどうかは、彼のみが知っているに違いない…。

 

_____________________

 

 〜とあるネットニュース〜

 

 ☒☒☒☒年RU月SA日掲載

 

 『カロスチャンピオン、慈善団体を設立。』

 

 

 

 本日E時、PNSのカロスチャンピオンの公式アカウントによると、カロスチャンピオンを代表とする慈善団体を設立するという発表があった。

 

 〜中略〜

 

 気になる慈善団体の名称だが、『未来へのムゲンの想いと可能性』を込めて『ムゲン団』という名称にしたいとコメントしており、『あるべき世界を目指して、ムゲンの可能性を追い求める。』を指標とするとしている。

 

 〜中略〜

 

 肝心の活動内容だが、エネルギー開発や困窮者への支援、社会インフラの整理、野生ポケモンや自然環境の保護等の活動をするとの事だ。

 

 あとこれは未確認な情報ではあるが、この『ムゲン団』はあのフラダリラボを基に設立されたらしい。これが真実ならば些か問題のある組織かもしれない…。

 

_____________________

 

 〜とあるポケモンリーグ職員への業務連絡〜 

 

 ☆☆☆☆年DA月PA日送信

 

 『カロスチャンピオンについて』

 

 突然だが、カロスチャンピオンが行方不明である事が発覚した。

 執務室に遺されていた手紙の内容から誘拐等では無く、チャンピオン自身の意志で失踪した可能性が高いと考えられる。

 

 〜中略〜

 

 昨日PT時から本日にかけての間にカロスチャンピオンを発見した職員は速やかに本部へ報告、又、今後彼女を発見した場合、可能であるならば保護せよ。

 もし抵抗された場合も遅滞行動や追跡を行い、捜索隊の到着迄行動を継続せよ。

 

 〜中略〜

 

 現在地方警察やポケモンレンジャーの一部を動員して捜索中であるが、今後半年以内に発見出来なかった場合は新カロスチャンピオンを決定するものとする。

 

 なおこの事は機密事項とし、情報漏洩が発覚した場合は免職処分とする。

 

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 〜とあるニュース番組〜

 

 □□□□年BL月WH日放送

 

 『カロスが誇るあの『博士』が引退を発表!』

 

 

 

 昨日の午後2時、メガシンカ研究の世界的権威である『博士』がポケモン研究から引退することが、カロスポケモン研究機構から正式に発表されました。

 

 〜中略〜

 

 なお引退理由として、『博士』自身の加齢による健康不安と説明されており、「これからは悠々自適に隠居生活を楽しもうと思っている。」ともコメントしています。

 

 〜中略〜

 

 又、研究所は弟子である御二人に譲ると発表しており、『博士』が行っていた研究についても彼等か引き継ぐとの事です。

 

 続いてのニュースは………。

 

*1
エンブレムの本来の意味ではないし、何方かと言えば記章と訳した方が適切かと思ったが、私にはイマイチ理解できなかったのでここでは勲章とすることにする。カロス地方へ多大な貢献をした人物へ与えられる勲章で、あのカエンジシ氏や影薄女優氏も受勲している。あとここではエムブレムではなく、エンブレムである。どうでもいいことだが、同じ会社が元締めなのになぜゲームで呼び名を統一しないのか…。

*2
ポケモンネットワーキングサービスの略称。

*3
カロス地方に伝わる御伽噺の一つ。詳しくはポケモン公式YouTubeチャンネルを参照してほしい。因みにこの話を伝えたのは、あのカエンジシ氏の祖先だとされている。

オリジナルポケモンはあり?

  • あり。
  • なし。
  • 知らん。
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