ハイスクールD×D×果物鎧武(休載中)   作:アルフォー

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《4》決着つけようぜ

蓮「う・・ん」

俺は家のベッドで寝ていた。

蓮「そうか・・負けたんだったな・・。」

とりあえず、大体は思い出した。

俺が弱かったせいだ・・・。俺がもっと強ければ・・・こうはならなかったのに。

そう思っていると黒歌が部屋に入ってきた。

 

黒歌「蓮!目が覚めたのかにゃ!」

蓮「ああ・・。」

黒歌「そう。蓮、なんで戻ってきたとき、気が少なく、死にかけてたにゃ。

普通に戦うだけじゃ、あそこまではいかにゃいよ?。」

蓮「このヨモツヘグリロックシードを使ったからだ。」

黒歌「どういうものにゃ。」

蓮「このロックシードは負荷自体はそこまでだが、装着者の生命力を吸って、その分強大な力を発揮するものなんだ。」

 

バチン

 

黒歌は俺にビンタしてきて状況が呑み込めなかった。

蓮「黒・・歌・・・。」

黒歌「なんでそんなの使ったにゃ!」

蓮「ごめん。それ以外に勝てる方法が思いつかなかったんだ。」

黒歌「だからって使っていい理由にならないにゃ!

なんでもっと自分を大切にしないにゃ!」

蓮「ごめん。でも・・・自分がどんなことになっても、みんなを守りたい、助けたい。そう・・思ったんだ。」

蓮「だから俺はこれからも自分がどうなっても誰かを助けれるなら、迷わず助ける。これは譲れない!」

黒歌は涙目になりながらも、「やっぱり相当のお人好しで本物のばかにゃ」」と言った。

黒歌「今からでも助けに行くつもりでしょ、ならさっさと行ってきてあげるにゃ。

仙術で蓮に気は寝てた間に送っておいたからましなはずにゃ。それにあんたのお友達はもう魔法陣から行ったみたいにゃ。」

蓮「黒歌、ありがとう。いまから行ってくる。」

そういい俺はクラックでヘルヘイムの森に入りそこから変身して会場に向かうことにした。

 

▼▼▼

ヘルヘイムから出るとちょうど一誠が到着したところだった。

蓮「よぉ。一誠、それに待たしたなぁ。」

ライザー「次から次へと貴様らここをどこだと思っている!」

一誠「俺は駒王学園オカルト研究部の兵藤一誠!」

蓮「同じく駒王学園オカルト研究部の中辻蓮だ。」

一誠「リアス・グレモリー様の処女は俺のもんだ。」

蓮「相変わらずだな。まぁ、それでこそか。」

ライザー「貴様!!おい、取り押さえろ!」

蓮「邪魔だ。」

俺は使えるだけのロックシードを使いインベスを大量に呼び出し警備の人を取り押さえさせた。

周りの貴族は「なんだあの化け物は!」や「リアス殿これは一体どういうことですか。」などと言っていると、

赤髪の人「私が用意した余興ですよ。」

一誠「誰?」

リアス「お兄様!」

蓮「てことは、あの人が魔王!」

ライザー「サーゼクス様、余興とはどういうことですか。」

サーゼクス「レーティングゲームは興味深くて拝見させてもらったよ。

しかし、ゲーム経験がなく戦力も半分にも満たない妹相手ではいささか。」

ライザー「あの戦いにご不満でも。」

サーゼクス「いやいや、私が言葉を差し支えてしまったらレーティングゲームそのものが存在意義をなくしてしまう。

それに今回は事情が事情だ。旧家の顔もたたないだろ。」

そういわれライザーも黙るしかなかった。

サーゼクス「せっかくの妹の婚約パーティなんだ。派手な趣向も欲しいところ。

そこの少年たち、君が有するドラゴンの力ともう一人の君の果物の武者の力ぜひこの目で直接見てみたいと思ってね。

やってくれるかい?」

一誠「もちろんです!」

蓮「もとよりこちらもそのつもりです。」

サーゼクス「それはよかった。なら勝利の対価は何がいいかな。」

貴族「サーゼクス様、下級悪魔に対して対価など。」

サーゼクス「下級であろうと上級であろうと悪魔は悪魔だ。こちらから願い出た以上それ相応の対価が必要だろう。何を希望する。

爵位や富、絶世の美女なんでも好きなもの言ってくれ。」

一誠「なら、部長を、リアス・グレモリー様を返してください!」

サーゼクス「わかった。そっちの君は?」

一誠が部長を救うことを言ってくれたしなら俺が頼むのは一つだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮「ならSS級はぐれ悪魔の黒歌の指名手配を解除してください!」

そういうと会場はざわつき始めた。唯一一誠だけがわかっていなかったが。

貴族たちは「そんなこと通るわけないだろ!」」や「奴は主殺しのはぐれ悪魔だぞ!わかってるのか!」などと言ってきたが、

俺には関係ない。

小猫「なんで、蓮先輩が黒歌姉様のことを・・・」

サーゼクス「わかった。ただし後で事情は聞かしてもらうよ。」

蓮「!はい!わかりました。」

そうして俺たちはライザーとの最終決戦に挑むのだった。

▼▼▼

サーゼクス『では、はじめてもらおうか』

蓮「お前を何としてでも倒す。変身

 

オレンジ

 

ロックオン

 

ソイヤ!

 

オレンジアームズ!花道オンステージ!

 

一誠「見ててください、部長!輝きやがれ、オーバーブーストォォォォオオオオオ!!!!!」

 

 

【Welsh Dragon over booster!!】

 

一誠『これが、龍帝の力、バランスブレイカー、赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア スケルメイル)だ!!』

一誠は魔力の球を撃ち躱したところを殴ろうとしたが、それも躱された。

ライザー「なんだこの力は不愉快なクソガキだ。」

蓮「すげえ覚悟とチカラだ。なら俺も腹くくってやるよ。」

 

スイカ

 

ライザー「なんだあれは!」

 

ロックオン

 

ソイヤ!

 

スイカアームズ!大玉ビックバン!

 

ライザー「なんだそれは!?」

蓮「あんたを倒すための力だ!」

 

冥界に来る前(ヘルヘイムの森)

蓮『なぁ、神様。』

神様『なんですか?』

蓮『スイカのロックシードを渡してほしい。』

神様『本気ですか?正直今のあなたではかなりきついですよ。

それこそ、まともに動けないかもしれませんよ。』

蓮『それでもだ。ライザーを倒すためには強力な一撃が必要なんだ。頼む。』

神様『はぁ。わがままですね。わかりました。ですが、どうなっても知りませんよ。』

蓮『覚悟の上です。』

そう言い終わると俺の手元が光りスイカのロックシードが手にあった。

 

ジャイロモード!

 

そして俺はスイカのアームズの指の銃口から銃弾を撃ったが躱された。

 

ライザー「本当に邪魔な奴らだ!」

一誠『今だ!』

一誠のこぶしは見事にヒットした。

ライザー「はっ。この程度なん・・ブハァ。」

 

余裕だったライザーも少しずつ弱ってきた。

ライザー「十字架!なぜ貴様がそれを持っている!まさか!?貴様腕に宿るドラゴンに自分の腕を。」

一誠『ドラゴンの腕なら悪魔の弱点は関係ないからな!』

蓮「一誠・・。なら絶対に勝たねぇとな。」

 

ヨロイモード!

俺は地面に落ちたライザーをスイカ双刃刀で何度も切りつけた。

だが一誠の赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア スケルメイル)は解除されていたが、

まだやる気らしい。

蓮「なら一誠、とどめいくぞ!」

一誠「おう。」

ライザー「おまえら、わかっているのか!この婚約は、悪魔にとって大切なものなんだんぞ!

おまえらみたいな何も知らんガキがどうこうしていいことじゃないんだ!」

一誠「難しいことよくわかんねぇけど。」

 

スイカスカッシュ

 

一誠「一つだけうっすらと覚えてることがある!」

俺はエネルギーが溜まったスイカ双刃刀でライザーの足と羽のあたりだけ攻撃し動けなくした。

一誠「部長が泣いてたんだよ、俺がてめぇを殴る理由はそれだけで十分だ!」

ライザーのみぞおちに一誠のこぶしが入り見事俺たちはライザーに勝った。

▼▼▼

一誠が勝った後一誠の招待状の裏の魔法陣からグリフォンを呼び出し帰っていった。

サーゼクス「見事だったよ。残念ながら今回の婚約は破綻したよ。」

蓮「ありがとうございます。その割には顔が笑っていますよ。」

サーゼクス「ふっ。そうか。黒歌くんの件については後日話を聞かせてもらうよ。

まぁ、安心したまえ。その間ほかの者たちに黒歌くんに危害を与えないように手を打っておくから。」

蓮「わかりました。それじゃあ、失礼します。」

そういった後、俺はヘルヘイムの森から帰った。


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