俺たちはとりあえず家に着いた。
そして黒歌の応急処置を終えてさっきの奴らについてまず聞いた。
どうやらさっきのは悪魔らしく
それ以外にも天使、堕天使などがいるらしい。
そして3大勢力や
それを聞いた時黒歌は「本当に何もしなかったのかにゃ・・・」と呆れていたが
そんなことは知らん。それで次に何故追われていたのかを聞くとどうやら黒歌の主人が妹の白音の力を無理矢理覚醒させようとしたらしく、
それを守るため主人を殺しはぐれ悪魔になったらしい。
そして今はその妹に危害が加わらないようにグレモリー家に託したらしい。
すると黒歌は家を出て行こうしていた。
蓮「どこに行くんだ?」
黒歌「出て行くのよ。ここにいたら追手がここに来て迷惑をかけるにゃ。」
蓮「行くあてはあるのか?」
黒歌「それは・・ないけど、でも助けてもらったのにそこからまた迷惑はかけられないにゃ。」
黒歌は目をそらしながらも言った。
蓮「別に迷惑じゃないよ。むしろ親も家にいなくて寂しかったんだ。それに話を聞く限り黒歌は何も悪くないじゃねーか。むしろ妹を守ろうと頑張ったじゃねーか。」
黒歌「それでも私は白音を守り切れなかったにゃ!!」
蓮「それは結果論だろお前は十分やったじゃねーか!それにその白音も今はグレモリーの家で生きてるんだろ!!だったらおまえよくやったよ。」
少しの沈黙の後
黒歌「本当に私みたいな厄介者がいてもいいのかにゃ。妹一人しっかり守れない私が。」
黒歌は涙目になりながらもそう言った。
蓮は黒歌を撫でながらこう言った。
蓮「いていいよ。それと今までよく頑張ったな。」
黒歌はそう言われると蓮の胸に顔を押し付け泣いていた。
蓮は黒歌が泣き止むまで頭を撫でてあげていた。
▼▼▼
その後黒歌は俺の家に住むことになって1年が経過した。
元々家がでかいので空き部屋はいっぱいあった。
さらに強くなるためにもはぐれ悪魔狩り(人を食べるぐらいまで堕ちたもののみ)や
黒歌のけがは治ってからはたまに稽古をつけてもらうことになった。
ただ・・・
蓮「黒歌、強すぎません!?」
黒歌「蓮が戦闘経験が少ないのもあるけど簡単には負けないにゃ♪」
戦績100戦9勝91敗とひどいものだった。
黒歌「そういえば、蓮は高校、どうするにゃ?」
蓮「家から近いし駒王学園にしようと思ってる。」
黒歌「にゃにゃ!?」
なぜか黒歌は驚きスマホを落とした。(黒歌のスマホは俺が買ったもの)
その後必死に「あんな悪魔や人外の巣窟はやめとくにゃ!」と言ってきた。
蓮「なんでそんなに必死に止めようとするの?」
黒歌「それは・・・た、ただの勘にゃ。」
黒歌は明らかにとってつけたように言った。
絶対何か隠してる思い少しジト目になると「う~~、白状するにゃ」といった。
それで白音が塔城小猫という名で通っていて、
「私にはもう白音と合わせる顔がないにゃ」としめくっくた。
蓮「そんなことはない。黒歌は優しいから話せばきっと仲直りできるはずだ。
もちろん、なんとか俺も協力するから、な。」
黒歌「う~~。ありがとにゃ。やっぱり蓮は優しいにゃ。」
こうして俺は黒歌と白音を仲直りさせると決心しながらも、
駒王学園に受験し見事合格したのだった。