いやその、やっと落ち着いてこっちに注力できるようになったんで(必死の言い訳)
改めまして読者の皆様に多大なる感謝を。
おかげさまでUAも176119、しおりも415件、感想数も628件(2023/8/14 15:08現在)となりました。本当にありがとうございます。こうして読んでくださる皆様には頭が上がらない思いです。
そしてAitoyukiさん、今回も拙作を再評価してくださり本当にありがとうございます。またエタらずに書き続けたいと思う力が湧きました。
今回の話を読むにあたっての注意事項として少し短く(8000字足らず)なっております。はいいつもの悪癖の分割です(白目)
それに注意して本編をどうぞ。
「フューレンは商業によって成り立ってきた街だ。製造、販売、観光多種多様なものでね。けれど商売といっても真っ当にやってる人間ばかりじゃない」
「奴らは街が発展する毎に少しずつ勢力を拡大してきました。活動拠点や扱う
苦虫を嚙み潰したような表情でイルワとグウィンは語る。悔しさと怒りがにじみ出たその顔を見て恵里達は何も言わず、何も言えない。彼らフューレンに住まう人間にとって裏組織の存在がどれほど忌々しいかがわかったし、安易に言葉をかけていい状況ではないということは容易に理解できたからだ。
「彼等は明確な証拠を残さず、表向きはまっとうな商売をしているし、仮に違法な現場を検挙してもトカゲの尻尾切りでね……はっきりいって彼等の根絶なんて夢物語というのが現状だった」
「今でも手を焼いている相手ではありましたが、以前はまだ対処が出来ている分良かったと言えるでしょう……ですが、ある件を境に奴らは勢力を増していったのです」
昔から中々にしたたかな相手であるということはわかったのだが、勢力を強めた原因があるということに礼一達は思わず首をかしげる。君達ならわかるだろうと言わんばかりの視線を向けられて重吾らも困惑している最中、ふとハジメがあることを口にする。
「……もしかして、僕達がハイリヒ王国の軍相手に勝ったから?」
「えぇ、そうです。その日を境に奴らは動きを更に活発にさせたのです」
商業ギルドの秘書長のザックがそう答えると、あの後フューレンで何が起きたかを詳しく語ってくれた。
恵里達がハイリヒ王国の混成軍に勝利した後、知っての通りエヒトの駒である方の神の使徒が世界各地に降り立った。それはもちろんこのフューレンも例外ではなかった。当時は何かに熱狂したかのようにハイリヒ王国への敵意を露わにした民衆が続出したこともあったが、それ以上に厄介だったのが例のウルの街産の作物の廃棄騒動であった。
「疑心暗鬼に駆られた、もしくは損切りのために行ったとか暴動によって奪われて燃やされたとか理由は様々さ。とにかくウルの街から仕入れた作物はいずれも廃棄されて食料の値段が高騰することになったんだ」
「高品質で味も良いウル産の食料を扱えるということは食料品を扱っていた当時の商人の間では一種のステータスでした。しかし、あの騒動で一瞬にしてそれが瓦解してしまい、仕入れの費用を回収できなくなってしまったんです」
ウルの街の作物が捨てられることになった騒ぎは恵里達も知っている。しかしこうして現地の人間から話を聞くとその生々しさは段違いであり、ハジメと鈴は沈痛な面持ちでそれを聞いていた。
「当然食料の高騰が起きた。情けない話だけれどそれを真っ先に買い占めたのが裏組織とつながりがある疑いのあった貴族の家の人達でね。しかもそれに乗じて裏組織が経営していると思われる商店も動いた。そのせいで市場に流通する食料の数は激減してその分値段が跳ね上がってしまったんだ」
「私達商業ギルドの方でも買い占めを防ぐために貴族や商人を説得したり、またこちらの方である程度買い取って商人に利益が出る形で流したりもしたのですが、それでも受けたダメージは甚大でした」
自分達が街で洗脳や煽導された人への対処をしたり城で起きた暴動の解決などに時間を費やしている間、フューレンではそのような事態となっていたようだ。思っていた以上に状況が悪いことを理解し、どうして今裏組織の摘発まで踏み切ろうとしたのかを恵里達は察した。
「経営が悪化した商店に違法な高利貸しとして近づいたり、向こうの経営している傘下に入るよう迫ったりとね……ハッキリ言って、状況は最悪に近い」
苦虫を嚙み潰したような顔のイルワにハジメ達はため息を漏らす。聞いているだけでもうんざりする程に危機的な状態で、今すぐどうにかしないとおそらくこのフューレンは腐り落ちる。この街に入る際に賄賂を迫った門番や自分達を遠巻きから追っていた悪党の気配、商業ギルドに入る際に出くわしたあの貴族を考えるとそれが容易に想像できてしまったからだ。
「なるほどね。聞いただけでも厄介だってのはわかったよ。他にも何かあったりするんでしょ?」
そうして多くが頭を抱える中、恵里だけはただ冷静にイルワらに尋ねる。彼らの顔つきからしておそらく他にも色々とあるはずだと考えたからだ。
確かに今挙がったものでも相当なダメージをこの街に与えているといってもいいだろう。だがこれ以外にも何か、それもこれら以上に恐ろしいものが多分あるだろうと予測したのである。他の集落などを訪れている皆、特にここトータスの人間に対して憎悪を抱く愛子を説得するためにも聞いておいた方がいいと思って尋ねてみれば、グウィンとイルワが額を手で押さえながらあることを口にする。
「……裏組織は人身売買や違法薬物の密売も行っています。恥ずかしい話ですが、私達ではまだそれを止められてないんです」
「これまでも保安局と連携して摘発することは何度となくやっていた。けれども貴族がバックにいるから大した成果を得られずこの様でね……君達の良心に訴えるような悪い大人であることぐらい自覚してるよ。それをわかった上で私は伝えている」
やはりこの手の話の十八番であるあくどい商売を向こうもやっていたようだ。その上貴族まで絡んでいるときている。剣と魔法のファンタジーの世界を題材にした小説、後はおぼろげな世界史の授業の記憶ぐらいしか貴族に関する知識が無いとはいえ、相当に厄介なのだろうということを恵里はなんとなく感じ取っていた。
「確かに厄介だな……」
「わかるの? 野村君」
「うん……私達、一時期祭り上げられてたからかそういうパーティーに出ることも多くってね」
「……ごめんなさい」
「謝らなくって、いいよ……気にして、ないから」
大半が裏組織の所業に大なり小なり憤りを覚えていたり、イルワら大人の汚い手法に嫌悪感を示す中、『神の使徒』としてプロパガンダのために接触する機会が多かった野村らは貴族の脅威を恵里達以上に理解していた。自分の領地を持ち、自ら多くの金を稼いでいる相手がどれほど大きい敵であるか。重吾は強くなってしまった責任感からかイルワらに視線を向けて問いかけていく。
「……イルワ支部長、裏組織を支援している貴族はフューレンを支配下に置いている人間ですか?」
「厳密には違うね。ここフューレンは周辺一帯を治める複数の貴族、そして商業に力を入れている家からの支援があって成り立っている街なんだ。だからどこかの貴族を一つ叩いただけでどうにかなるという訳じゃない」
「ならあの騒動で得をしたのは……確かいくつか裏組織があったと記憶してますが、それらのバックにいる貴族も一つではないということですよね?」
「そうです。この街に潜む三つの裏組織、いずれも規模からして幾つかの家がついていると推測されます。中には複数の組織を支援している、これまで繋がりが無かった家も協力している可能性もあります。まぁ、これはあくまで推測の範疇ですが」
重吾の問いかけによって引き出された答えを聞き、恵里、ハジメ、鈴も相手がどれほど強い存在であるかに気付く。既にこのフューレンは裏組織とそれに連なる貴族によって掌握されたも同然であり、真っ正面から動いたところで握りつぶされてしまうだろう。明確に相手の動きがわかったことでより正確に把握出来たからである。
「……なんだか、ちょっとフェアベルゲンみたいですね。いえ、こういうことはしてないとは聞いてましたけれど」
途中シアが何か意味深なことをつぶやきはしたものの、それに構うことなく重吾はイルワらに向けて思ったことを口にする。
「じゃあ、どうやって相手をするんだ? その口ぶりだとフューレンはもう……」
その言葉に野村、辻、吉野だけでなく礼一と良樹もうなずいていた。仮に摘発を手伝って裏組織の人間を捕まえたとしても何の苦も無く塀の外へと出てしまう。それが簡単に想像出来てしまったからだ。だが『必ずしもそうではないよ』とイルワが答えると、その理由についてグウィンと共に語っていく。
「確かにこれまでの私達の話を考えればそう悲観的になってしまうのも無理はないね。申し訳ない。けれど真っ当な貴族がいなくなった訳ではないよ」
「えぇ。イルワ冒険者ギルド支部長の言う通り向こうは肥大化し、このフューレンを吞み込むほどになりました。ですが、同時に御しきれなくなったことの証拠でもあります」
そうして目に力が入った様子の二人を見て恵里達はうなずいた。今のこの街は沈みゆく泥船ではなく、まだ船底に穴が開いた程度で収まっているということを理解したからだ。
「個人的に親しくしてもらっている伯爵家、クデタ家はそれに抗おうとしてくれている。他にもレボルシオ家、リベリオ家もね」
「皆さんがこの商業ギルドを訪れた際、プーム・ミン男爵が連れてたような冒険者ギルドに登録していない人間が表によく出るようになってます。また人目を気にせずに貸しはがしをするようにもなったりと以前ほどの慎重さが向こうには無くなっていますからね。」
少なくとも挙がった三つの家が、そして自分達が出くわしたあの輩の存在を含めて向こうが動いていることが解決の発端になっているということを一行は把握した。だから自分達が参加してくれることを切望し、そうすればどうにかなると考えているということも理解する。
「もし今回の商談がなかったとしても、冒険者ギルドのギルドマスターを通じて君達とはコンタクトを図ろうと思っていた――今回の摘発は本気だよ。君達だけでなく、保安局とも再度連携を取ることになったからね。絶対に失敗できないんだ」
「今現在が立て直せるかどうかの分水嶺という訳です……あの時断ったのは単にそちらを信用しきれなかったせいですね。そのことをお詫びします」
いずれは自分達と接触をしようとしていたこと、商業ギルドが一度商談を断ったことの理由も語った後、イルワらフューレンの人間は恵里達に向かって頭を下げた。
「流石に犯罪行為に加担するような倫理にもとる行為・要望には絶対に応えられない。君達が要望を伝える度に詳細を聞かせてもらった上で私自身が判断する。けれども、君達の力に可能な限りなることを約束する。どうか、引き受けてくれるだろうか」
「イルワ冒険者ギルド支部長の言う通り犯罪に加担することはしませんが、この商業ギルド、いえフューレン全てがそちらにつくと確約します……どうか、どうかお願いします」
そう切実に伝えてくる両ギルドの長に恵里達は渋い表情を浮かべる他無かった。お人好しのハジメと鈴、そしてシアはすぐにでもそれへの参加を申し出たいところではあったものの、仲間に相談せずに受け入れることは出来ないと考えたからだ。良樹と礼一に関しても似たようなもので、彼らはあくまで申し出を受けることでのメリットを考え、大介らに話をしてから参加した方がいいと伝えるつもりであった。
「俺、は……すまない。すぐには、決められない」
「……悪い。そう言われても俺には……綾子、真央」
「そう、ね……やっぱり、無理よ」
「ごめん、なさい……すぐに答えは、出せなさそう」
その一方、重吾達はその申し出を受け入れらずにいた。裏切られるのが怖い。約束を果たしたところで何といわれるかわからない。だからその一歩を踏み出せない。野村も不安そうに辻、吉野を見れば彼女らも同様に迷いを見せてその頼みを一旦断った。
「……まぁ永山君達はちょっと事情があってね。とりあえず話を持ち帰って話し合う。それからでいい?」
そして恵里はただ冷静に仲間達の動きを見ていた。ハジメと鈴はたとえ他の皆が断ったところでこの依頼を受けるだろうし、ハジメ達にあてられてお人好しが少しうつった礼一らもそれに前向きな姿勢を見せるだろうと推測していた。もちろん重吾達ハイリヒ王国に残った面々がそれに躊躇することも予測済みだ。
「構わないよ。ちゃんと話し合いをしてから結論を出してほしい」
「えぇ。
ハジメと鈴に付き合うつもりながらもここは一度話を持ち帰るべきだと考えた恵里がそう切り出せば、イルワとグウィンだけでなくモットーにザック、それとイルワが連れて来た冒険者も真剣な表情でうなずいた。かくしてフューレンの街で行われるはずであった商談は終わり、一行はハイリヒ王国へと戻るべく応接室を後にするのであった。
「結論は出ませんでしたね。私としては今すぐ出してほしかったのですけれど」
「確かに迅速な判断が求められる時もあるというのは理解していますよ、グウィンギルドマスター。ですが、私からすればあの場で慎重になったのはむしろ良いという風に思います」
恵里達が去った後、程なくモットーもあいさつをしてから護衛と共に帰っていった。そして残ったイルワ、グウィン、ザックは応接室にて打ち合わせを続けている。イルワの護衛の冒険者達が横で侍る中、グウィンが漏らしたつぶやきにイルワは自分はそうでもないと目を細めながらそう伝えてきた。
「焦っている時こそ冷静な判断が求められる。これは冒険者であっても商人であっても同じだと私は思うんだ」
「焦りもしますよ。素性がやや心配ではありますが、起死回生の一手が巡って来たのですから」
恵里達に語った通り、今の商業ギルドはストックしていた金はほとんど残っておらず、所属していた商人も最盛期の頃と比べれば四割程度にまでガタ落ちしている。それも自転車操業でどうにか経営を続けていられている商会も含めてだ。
「私としても即座に応じていただければとは思いました。本当に彼らが裏切るかどうかが懸念ではありますが、今この時を逃す機会は無いでしょう。立て直すならば早いに越したことはありませなからね」
「……やはり私が思っていた以上に厳しい状況だったようだね」
そんな状況で恵里達をイルワが紹介してきたのだからすぐにでも手を取ってしまいたかった。それ程までに商業ギルドは追い詰められていたのである。そのことをザックが漏らせばイルワも苦い表情を浮かべ、出されたお茶に口をつけた。
「そちらも相当の冒険者が抜けたのでしょう? お互い後が無いのは確かだと思いますが」
「だからこそですよ……仮に彼らが本気で暴れればこの世界で止められる人間なんて誰もいない。だから下手に彼らの機嫌を損ねる訳にはいかない。竜の尻を蹴り飛ばして破滅する訳にはいかないんだ」
痛い腹を突かれて思わず渋い表情を浮かべそうになったイルワであったが、再度口にしたお茶を飲む形で喉元まで出かかった思いを呑み下そうとした。
“竜の尻を蹴り飛ばす”とは、この世界の諺で、竜とは竜人族を指す。彼等はその全身を覆うウロコで鉄壁の防御力を誇るが、目や口内を除けば唯一尻穴の付近にウロコがなく弱点となっている。防御力の高さ故に、眠りが深く、一度眠ると余程のことがない限り起きないのだが、弱点の尻を刺激されると一発で目を覚まし烈火の如く怒り狂うという。昔、何を思ったのか、それを実行して叩き潰された阿呆がいたとか。そこからちなんで、手を出さなければ無害な相手にわざわざ手を出して返り討ちに遭う愚か者という意味で伝わるようになったという。
ちなみに、竜人族は、五百年以上前に滅びたとされている。理由は定かではないが、彼等が“竜化”という固有魔法を使えたことが魔物と人の境界線を曖昧にし、差別的排除を受けたとか、半端者として神により淘汰されたとか、色々な説がある。
「それに、私の見立てが正しいなら多くの仲間を連れて戻ってきてくれる。そう確信しています」
「キャサリンさんが見立てを間違えていなければ、ですが」
そして確信を持って推測を語るイルワに、グウィンは苦笑しながら希望的観測を漏らす。彼がそこまで自信満々にそう言うのも恐らくキャサリンが何らかの形で太鼓判を押したからだろうと考えたためだ。それにイルワは反論することもなく意味深な笑みを浮かべるだけだった。
「ギルドマスター、よろしいでしょうか」
そうして話し合いを続けていた三人だったが、ふとノックの音に我に返り、何事かと扉の方へと意識を向ける。
「一体何事ですか。用件は?」
「その……先程こちらを訪れた反逆者の二人が、話があると言ってきまして……」
「……わかりました。ではお二人を通してください」
一体何事かと思いつつもザックとイルワに目配せをしたグウィンはひとまず彼らを招くことを決める。出て行って数分も経たない内に一体何事かと護衛の冒険者共々思っていると、程なくして兎人族の少女と一人の少年がその場に現れた。
「あのー、出て行ったばかりですみません……」
「ちょっと耳寄りな情報があってな。少しは役に立つかもしれねぇって思って戻って来た」
シアと良樹の二人だ。良樹は手持ちの宝物庫から一枚の金属板を取り出すと、それをイルワの方へと渡した。一体何を見せたのだろうかとグウィンとザックが思っていると、イルワが何か思い出したように目を細めて良樹らの方へと振り向いた。
「……そうか、なるほど。ありがとう二人とも。記憶が確かならこの板に刻まれたのは冒険者の一人だよ。それも登録を抹消された人間だ」
イルワの頭の中に浮かんだのは何年も前に冒険者登録を消されたある男だった。金回りの良いパーティーを狙って組み、アイテムや財布の中身をちょろまかしてたのが判明して保安局に捕まった男である。そんな男が裏組織に加担していることを考えて頭痛がしたが、それをどうにか隠しながらシアと良樹に礼を述べた。
「それで、彼はどうしたんだい? 既に保安局の方へと引き渡したのかな」
「いや、実は、その……」
そしてシアの口から語られたことにイルワ達も思わず苦笑する。確かに彼らならばそうしないと動きが制限されるだろうということは容易に理解できたからだ。
「そのことについては商業ギルドは咎めません。そちらの判断を尊重します」
「冒険者ギルドの方も同じ意見だと思ってほしい。ありがとう二人とも。もう戻って構わないよ」
「あ、はい。じゃあ、お邪魔しました」
「すまねぇ。ま、俺らも参加するつもりだからその時はよろしく頼むわ」
そうして応接室を後にした二人を見送ったグウィンらは深くため息を吐く……彼らがもし裏組織に加担していたとしたらどうなっていたかわからなかったと安堵のため息であった。
「どう思います」
「間違いなく白でしょう」
「裏組織に加担しているはずなんてないさ……じゃあ、改めて話し合いといこうか」
それぞれが鍛えた人を見る目からして、反逆者と呼ばれた子供達はやはり無実の善良な人間だとしか思えない。特にシアという
続きは明日以降に投稿出来たらなー、と思っております。