吸血鬼が行く四方世界   作:ユーベル

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弾丸の行方

私はレイカ、転生者だ。

先輩転生者である両親に習い、悠久の流浪の旅に出ている。

その為、異なる世界から世界へと渡り歩いている。

そんな私でも不足の事態に陥る事もある。

まあ、普通に両親の下位互換でしかないからというのも有るが。

 

とりあえず、軽く私について説明しようか。

まず種族は『吸血姫』、読みは『プリンセス・レヴナント』ね。

端的に言うと、レヴナントの上位種で、クイーンの下位互換という立ち位置にある。

で、私の両親はそのクイーン―――キングとクイーンって言った方がいいか―――になる。

だからなのか、付いたあだ名が「取り扱い危険物」。

「理不尽大魔王」の娘だからってそれは無いでしょうが!(怒)

 

まあ、そんなこんなで一人立ちして自由気ままに旅をしているわ。

その途中で訪れたのがここ、四方世界。

要するにゴブリンスレイヤーの世界よ。

家の両親が嬉々として神殺ししに行きそうで怖いけど………。

 

 

 

閑話休題(それは置いといて)

 

 

 

その村に立ち寄ったのは偶然だった。

ランダム転移によって森の中に出てしまった為、情報が何もなかった。

ただ、踏み固められた道が有ったから、「道沿いに進めば町か村に付くだろう」っていう安直な考えで進んだだけ。

結果は簡単、村に到着した。

 

ただし………

 

ゴブリンに襲われている村に

 

だけどね。

 

だから私は、『アーペルシー』を構え、数匹のゴブリンを巻き込むように狙い撃った。

 

サプレッサー?

使うわけ無いでしょ。

これは「今からお前等(ゴブリン)を狩るぞ」っていう挨拶(・・)みたいなもの。

 

ゴブリン

 

ゲームに置いてはスライムと並ぶ最弱の代名詞。

しかし、現実に置いては迷惑極まりない上に面倒臭いの代名詞だ。

知らぬ間にゴキブリの如く増え、田畑を荒し村を一つ壊滅させる。

だが、弱い事には変わりは無い。

………ただのゴブリンならな。

上位種に成ると面倒臭さが段違いに跳ね上がり、一筋縄では行かなくなる。

世界によっては雌も居るのだが、基本的には雄しか居ない。

だから多種族の雌を拐い孕ませる。

その性か対応が後手後手。

ゴブリンが集落を作っても国は無視。

オークが集落を作った場合は迅速に対応するくせにな。

だから、とある世界ではゴブリンを誘引する薬品を調合して、国を幾つか滅ぼしてやった。

ゴブリンを使ってね。

 

まあ、ミスこいて3回位孕み袋になったわね………。

盛大に自爆して、ヤドリギで再生したけど。

 

で、現在もその誘引フェロモンを使って誘き寄せている最中。

村一つ程度の広さならそれで十分。

そして私は吸血鬼(レヴナント)

疲れを知らず戦い続けられる。

 

だからさあ………

 

 

「かかってこいよ、ゴミムシ(ゴブリン)共」

 

 

 

一匹残らず駆逐してやる。

 

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