ポケモン保護員とポケモン達の日常   作:佐久間有限

1 / 3
独自設定も色々とあるのでご了承ください!
土地がどこにあるかは明記してませんがホウエン地方が1番近いくらいのイメージを持ってもらえると幸いです


ポケモン保護員の朝は早い

各地方にはポケモンセンターやフレンドリーショップ。ポケモンの餌や必要品が置いてあるポケモンショップも存在している。ポケモンセンターは24時間毎日稼働していてポケモンを所持しているトレーナーにとって必要不可欠な存在だ。

トレーナーと言っても分類が2つに別れる。ポケモンを使ってポケモンバトルをするかしないかだけの違いだ。バトルをするトレーナーはフレンドリーショップを使う。バトルをしないトレーナーはポケモンショップに行くのが普通になっている。

ポケモンショップには日々多くのトレーナーが買い物に来るがその中でも全国的にも有名のトレーナーがいる。いや、彼は元トレーナーと言った方が正しいかもしれない。今はポケモン保護員として多くのポケモンを保護し数日に1回はポケモンショップで多くの必要品を購入している常連だからだ。このお話はそんなポケモン保護員になった元トレーナーの日常を描いた作品である。

 

 

 

ーーーーーー

ーーー

 

 

 

とある地域に住んでいるポケモン保護員の朝は早い。深夜の1時までポケモンのお世話をして朝は5時過ぎに起きる。朝からする作業は自宅である一軒家に住んでいるポケモン達のご飯の準備からだ。ポケモン保護員は一軒家とバカ広い土地に多くのポケモンを保護して世話をしている。9割以上は外の土地で様々な生態系を構築しながらのんびりと暮らしていたりする。

 

「ねみぃ…昨日はロコンと毛繕いに時間を掛け過ぎた」

 

目をゴシゴシと擦りながら起きてきたのはポケモン保護員であるトオリだ。ちなみに26歳彼女なし。この仕事で彼女を求めるのは無理かもしれない。

トオリは眠気に負けそうになりながらもベットから出ようとするといつものメンツが布団の中にいた。ロコンとガーディだ。寝る時は別の部屋のはずなのに起きるといつの間にか一緒のベットで寝てているのは当たり前になりつつあった。

ロコンとガーディもトオリが起きたのに気付くと元気いっぱいに部屋を走り回っていく。そんな可愛いらしい姿を見るとトオリも元気を取り戻していく。まずは、ロコンとガーディ。そして一軒家に住んでるポケモン達への餌の準備だ。

 

トオリの部屋は2階で1階のリビングに降りるとリビングには数匹のポケモンが寝息を立てながら熟睡していた。ウィンディ、キュウコン、デルビル、ヘルガー、ポチエナ、グラエナの6匹だ。ポチエナもロコンやガーディと一緒に寝る為に来る事も多いが今日はウィンディとキュウコンの暖かさに負けて熟睡していたようだ。

リビングからキッチンに向かうと元トレーナー時代の相棒が準備してくれていた。フーディンとサーナイトだ。この2匹は一軒家に住むポケモン達の頂点に立っていて誰も逆らえない。トオリもたまに逆らえない時もある。

 

「フーディン、サーナイト。今日もありがとな」

 

毎日言ってる気がするお礼を言ってもフーディンとサーナイトからは笑みが零れる。トオリはロコンとガーディに6匹を起こすように指示をして餌の準備を手伝いに行く。まだ紹介していないがこの一軒家にはまだ住んでいるポケモンもいる。

筋トレ好きになって一軒家に専用の筋トレジムを作ってあげたカイリキーやゴーリキー。たまごから産まれて外の環境に今は慣れずに一軒家が住処になったアーケンとピチュー。後は一軒家と外を行き来しているポケモンもいるから会った時に紹介してもいいだろう。

トオリが起きてから1時間が経ち時間は午前6時。キュウコンやウィンディ達も起床し餌を待っている。朝の筋トレを終えたカイリキーやゴーリキーは餌の準備も手伝ってくれた。ポケモンの賢さと手伝ってくれる優しさには毎度の事ながら頭が上がらない。餌を準備して皆がトオリの言葉を待っている。いつの間にか一軒家内で定着した事だ。

 

「みんな揃ったな。じゃあ…いただきます」

 

その言葉を聞くとその場にいたポケモン全員が餌を食べ始めた。トオリはその姿を眺めながら一軒家のテラスに行き外の土地に住んでるポケモンの様子を見に行った。

目に見えてくる場所は平原にとても大きな湖や遠くに見える滝。更に遠くには山や人工的に出来た雪山も見える。この全ての土地の所有者はトオリの物だ。ここまで見てると何故こんなにも大きな土地をたった1人のポケモン保護員が持てるのか疑問に思えて来るだろう。これにも理由がある。

ここ最近のポケモン事情に捨てポケモンという言葉が存在する。トレーナーから必要されなくなったポケモンが捨てらるケースが増えてしまった。化学の発展によってポケモンの情報量も増えてきたのも要因の一つだ。トオリはその捨てポケモンを保護するポケモン保護員の活動をしている。

ポケモンリーグは捨てポケモンの現状を打開したいと考えていた。その中でポケモン保護員に保護したポケモン分のポケモン補助金を出す事を決めたのだ。その過程でポケモンが保護した嘘の供述や保護だけしてなにもしないポケモン保護員もいた。そんか悪徳な行動もポケモン警察によって捕まっているので現状は心配は要らない。

そんな現状の中で話題になったのがトオリだ。トオリは元々トレーナーとしても有名で多くの地方を旅をしてジムバッチをゲットした実力者だ。そんなトレーナーが引退してポケモン保護員として活動し多くのポケモンを保護している。

その姿をポケッターというSNSアプリで日常的なツイートをすると連日バズりポケモン保護員の名を確立する要因にもなった。後に出版社から保護したポケモンの写真集の依頼を受けて出した写真集は10冊を超えていてベストセラーにもなったりした。これがトオリ1人でも大きな土地を持てる理由だ。

 

「今日もバッフロンは元気に走ってるなぁ」

 

テラスに行くと最初に見えたのは群れを生して走るバッフロンの姿だ。悲しい事にバッフロン達の角は全匹何処かしら欠けている。これは裏で高額取引されているバッフロンの角を削って密猟した悪徳野郎共のせいだ。勿論ポケモン警察のおかげで全員逮捕出来ているから現状は心配要らない。今もバッフロン達は欠けた角をものともしない走りを見せてくれるだけでもトオリは嬉しかった。

バッフロンが見えなくなるまで見守りリビングに戻るとみんな餌を食べ終わっているようだ。戻るのが遅かったからフーディンとサーナイトが後片付けをしていた。こんな光景もよくある日常だ。この後は一軒家住みのポケモンは外に向かい駆け回っている。トオリはまた帰ってきた時の水洗いやブラッシングが大変だなと呑気に考えながら次にやらないと行けない事の為に動き始める。

 

「アーケンとピチューの世話をよろしくね」

 

フーディンとサーナイトはアーケンとピチューにとって親的な存在だ。多分トオリは遊んでくれる近所のお兄ちゃん位の感じだろう。それくらいフーディンとサーナイトに懐いている。

1回の衣装部屋に向かいポケモン保護員として服装に着替える。流石にTシャツ短パンのポケモン保護員はなんか締まらない。たまにポケモンリーグから抜き打ち検査に来るから服装にも気をつけなくちゃいけない。Tシャツ短パンでウパーやコダックと水辺で遊んでいたのが見られた時は恥ずかしかった。

そんな恥ずかしい思い出を考えながらも準備は完了だ。もう1度テラスに向かい口笛を鳴らすとアーマーガアがやってきてくれた。うちのアーマーガアは他よりも1.5倍の大きさを持っている。ガラル地方に行った時に捕まえたポケモンの内の1匹だ。最初はココガラだったけど元の大きさなんて知らなかった。後からガラル地方を回ってる時に捕まえたココガラが普通のココガラよりも大きい個体だと知った。

 

「よしよし。今日も一緒にパトロールよろしくな」

 

朝の餌の準備を終えたらアーマーガアとのパトロールが日課だ。こんなにも大きな土地に色んな地方のポケモンが混在していてずっと平和な訳が無い。毎日何かしらトラブルがある。その対処にアーマーガアと向かうがもう1匹頼りになるポケモンがいる。

 

「おはようですニャー」

 

「おはようニャース。今日も翻訳任せたよ」

 

「任せろニャ!」

 

世にも珍しい喋るニャースだ。出会ったのは数年前だったと思う。元々はロケット団という悪の組織にいたらしいけど色々あって逃げたらしい。そんな時にトオリに出会った。今ではポケモンの翻訳として最高の活躍をしてくれるポケモンだ。さて、今日はどんな問題が待ってるのかな。




ロケット団のニャースを使った作品をずっと書きたくてこの作品が出来ました!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。