ポケモン保護員とポケモン達の日常   作:佐久間有限

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赤ちゃんビッパ捜索隊!後編

未だに行方不明が続いてる残り3体の赤ちゃんビッパ。保護したたくさんのポケモン達の協力をお願いしながらも報告が来ない。結構大規模捜索してると思うんだが…これからどうしようか考えているとオオスバメのボスから報告が来た。

どうやら雪山方面にビッパをいたのを発見したらしい。しかも流氷に乗ってる。あの…それってうちのクレベースちゃんですか?本来よりも2倍以上にデカくなっちゃったクレベースちゃんですか?

 

「みたいですニャー。意気揚々と探検してたらクレベースが動いて逃げ出せなくなったみたいですニャー」

 

「なんでそんな産まれたてで意気揚々と探検できるんだ…そんな弱味は今はいらないか。助けに行こう」

 

ビーダルにも事情を話してクレベースが住んでる雪山近くにまで行くことになった。雪山には湖経由の方が早いから近くにいたラプラスに乗せてもらった。久々に乗ったらめちゃくちゃ喜んでくれた。最近遊んであげてなかったな。

 

「頼むぞラプラス!クレベースの住んでる雪山近くまで!」

 

ラプラスの後にビーダルも着いてきて10分後にはクレベースが住んでる雪山まで来た。流氷に目を凝らすとクレベースの上に乗ってるビクビクしてるビッパを発見した。即座にビーダルがクレベースの上に乗ってビッパに向かってくれた。トオリはクレベースに事情を話すと気付いてなかったらしい。あー能天気な性格してたもんな。今度綺麗に磨いてやるかなー。

ビーダルも無事ビッパを捕獲して頭に乗せて帰ってきた。これで4体目だ。大体は湖付近にいるから平原にはいないよな…いや、そんなありえないとか思ったら実は…なんて話もあるから決めつけはダメだな。平原なんて広すぎてまだ小さなビッパを見つけるなんて至難かもしれない。

 

「ビーダル達も落ち着いてきたみたいですニャー」

 

「だね。みずポケモンにこれだけ捜索してもらっていないと平原に居るのかな」

 

「みんな頑張って捜索してくれてますニャー。これぞ助け合いって感じですニャー」

 

「これは色々と労いを考えないとな。明日はポケモンショップでポケモンフード買ってこないと」

 

明日の出費がエライ事になりそうと目を逸らしたくなる。そんな現実も一旦は忘れた赤ちゃんビッパの発見報告を待つしかない。平原にいるポケモンもここからでも駆け回って探してもらってるのが見える。

 

「ん〜?ギャロップのボス夫婦と息子がコッチに来てないか」

 

うちのギャロップの群れは夫婦がボスとして君臨してる。ここにいるのも長くて古参だから平原でギャロップ夫婦に逆らえるポケモンは少ない。レントラーがボスになろうと挑んでるけど全部負けてるのも日常的な光景だな。もうちょっと大人しくしてほしい。

 

「ギャロップの群れの住処の近くにビッパがいるみたいですニャー。心細くて泣いてる所を発見したみたいですニャー」

 

「マジか。直ぐに向かいに行こう」

 

ギャロップ夫婦と一緒に来ていた息子ギャロップに乗せてもらって爆速でビッパの元に向かう。久々にギャロップに乗せてもらったけど相変わらず早いな。競走ポケモンとしても行けるんじゃないか?知り合いにレースに試しに出れないか聞いてみようかな。

ビーダルの住処から爆速でギャロップの住処に行くと相変わらず沢山のギャロップとポニータがいた。平原も広くて毎日会えるのも少ないならみんな寄ってきてくれた。ギャロップ達にもちゃんとお礼しないとな〜。

 

「ここか。丸まってビクビクしてるビッパがおりますね〜」

 

「見たことないポケモンばっかりで驚きの連続っぽいですニャー」

 

「そうかもな。とりあえずビーダルが待ってるから帰ろうな」

 

ビクビクしてるビッパに驚かせないように声を掛けると速攻で胸に飛び込んできた。なんか卵から産まれて数日しか経ってないのに信頼されてるみたいでなんか嬉しい。

ギャロップ達に見つけたお礼を言いながらまたビーダルの住処の方に送ってもらった。ギャロップ夫婦の息子にお礼に頭や顎を撫でてあげたらめっちゃ喜んでくれました。ポニータの頃から知ってるからここまで成長してくれると感慨深いなぁ〜。

 

「ビーダル、連れてきたよ〜」

 

なんとか5体目の迷子のビッパも見つかった。後もう1体はどこ行ったんだろうか。ここまで見つからないと何処まで行ったか分からん。ひこうポケモン達が総出で探してもらってるし早く見つけた報告が欲しい。

ビーダル達は5体目まで見つかって最初に比べると落ち着いてる。まぁ、まだ迷子のビッパもいるから内心は不安だろうけどね。

 

「ニャース、最後のビッパの発見した報告来てる?」

 

「ギャロップの住処に行ってる間に発見はしてるニャー」

 

「それ最初に言わない?」

 

「タイミング見計らってましたニャー。最後のビッパはビーダルのお腹にいますニャー」

 

「マジやん。全然気づけてなかった…」

 

どうやら迷子の5体目を迎えに行ったら6体のビッパは見つかっていたらしい。ニャースの話を聞くとビーダルの住処の反対側にまで行っていたらしい。まだ赤ちゃんのはずなのに元気が過ぎませんか?

見つけたのはシャワーズとヌオーの仲良しコンビだった。ちなみにこの2体の動画はポケッターやポケチューブで人気が高かったりする。そんな2体が一緒に捜索してるとビーダルの住処から1番離れている所で発見したらしい。シャワーズとヌオーではビーデルの住処まで連れて行けないからラグラージとラプラスに力を貸してもらって連れてきてくれたらしい。

 

「だからシャワーズとヌオーもここにいたのか。今度お礼でなにかするからな〜」

 

「なんとか6体全員見つかったですニャー」

 

「疲れた…これでまだ午後過ぎて14時なのヤバイ。昼飯食うの忘れてたわ」

 

「1回昼飯食べますニャー」

 

とりあえずビーダル達はホッとできたみたいで良かった。ビッパ達の行動力には明日以降も気を付けないとな。住処の改善も考えていかないと。

後はアーマーガアやひこうポケモンのボス達経由でビッパ全員が見つかった報告をしてもらった。後々でお礼はすると言うとみんな喜んでくれた。

ポケモンフードに掛かる費用に目を背きながらトオリとニャースはアーマーガアに乗り一軒家に一時帰宅する事にした。なぜならポケモン保護員の1日はまだまだこれからだからだ。




今後も色んなポケモン達の姿やジムリーダーとの絡みとかも書く予定です!
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