英雄たちの戦場に不死鳥が降り立つ   作:厨二病と妄想の不審者

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後悔・絶望

「あぅ……あ………あ……」

 

イリヤはあまりのことで声がまともに出せなかった。

過呼吸にもなっている

 

ニクスが灰になった。

 

わたしが殺した…

 

大好きな弟を助けてようとした結果トドメを刺した

 

「ウ"ッ…ッ⁉︎」

 

ストレスで胃の中の物が上がってきたが飛びのいた

 

【水などで濡らされると蘇生できないね】

 

これを不意に思い出してなんとか回避した

 

そして…灰から小さな炎が出始め徐々に大きくなり

子供1人分ほどの大きさになった。

 

炎が消えると仁久須の姿が現れた。

 

「うう…」

 

ふらっと頭を片手で抑える

本生初めての蘇生により意識・感覚が混乱している

 

イリヤは無事に生き返って安堵する

そしてようやく全てを思い出す

 

「あぁ…わたしが…わたしが…」

 

仁久須も感覚・意識を安定させた。

イリヤが罪悪感に苦しんでいるのは理解した。

 

「なん…なんなの?

どうしてわたしがこんなこと…

敵も…

ミユたちまで巻き込んで…

ニクスを殺して…もう…もう…」

 

仁久須は何か言葉をかけることができない。

仁久須は全く怒っておらず恨んですらいない。

だが仁久須がどんな言葉をかけてもイリヤは自分を責めてしまう

 

自分にはイリヤに何かをしてあげることができない

胸を締め付ける感覚に襲われた。

 

わたしがセイバーを倒すとき周りのことを考えずに攻撃していた。

ニクスはその時瀕死の重傷だった。

その状態で負担をかけさせて…

もしミユが守っていなかったら?

 

わたしは既に2回殺されかけて…

ニクスを2回殺している…

 

わたしの知らない力で

 

もうそこで何もかも耐えられず

美遊の静止の声を無視して逃げ出した

 

 

離界(ジャンプ)をして林の中を駆け出す。

 

『イリヤさん落ち着いてください!』

「もういや!帰る…帰るの!」

 

わたしは…普通の人間なのに…

ステッキに騙されてちょっといい気になって

魔法少女をやっただけ…

 

なのに…そのはずなのに…

わたしがわたしじゃなくなるような感覚に怖くなって

 

 

(カエ)らなきゃ…(カエ)らなきゃ…はやく…家に(カエ)らなきゃ…はやく、もっとはやく‼︎」

 

イリヤは家に帰ろうと一心不乱に走っていたが

とにかく速く帰りたいという()()で冬木市上空まで転移した

 

『上空…⁉︎まさか転移を⁉︎こんな距離を一度に…‼︎』

「あった…!」

 

イリヤは自宅を見つけて玄関までもう一度、転移した

 

「イリヤさん⁉︎どうしたんですか…こんな時間になにをーー」

「セラ…わたし…わたしは…」

 

イリヤは泣きながらセラの胸に飛び込んだ

セラは何かを察してイリヤを受け入れて抱きしめる

 

 




【蘇生】
肉体のダメージが許容量を超え死亡した時
灰と化してそこから炎が出て再生する。

灰状態の時、無防備であり。
蘇生直後は意識にラグが発生するが回数を重ねる毎に時間は短縮される。
唯、時間が0になる事は決してない。

その灰が濡れた場合蘇生は不可能。
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