4人でビルの屋上に来ている
「さあ…覚悟はいいですわね…」
「気合入れていくわよ!」
美優と仁久須は無言で頷き、鏡面界に
今回のフィールドはビルと一回りぐらいの空間ほどで狭い
巨体の漢が雄叫びを上げながら登場した。
岩のような黒い肌に無造作に伸ばされた髪、
黒い腰巻きのその姿はまさに蛮族の類い
バーサーカーというクラスに相応しい
前々回同様かなりの強敵だと感じる
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎ーーー‼︎」
先手に突進してくるが凛さん達も飛びのいて回避する。
「美遊後ろ、僕前!」
「了解!」
短く役割を伝え仁久須はバーサーカーに急降下で向かう
バーサーカーも迎え撃とうと拳を振るうが紙一重で避け
すれ違い様にかぎ爪で
バーサーカーの右の脇腹を切り裂こうする
だか、すり傷程度しか与えられない。
すり傷程度でも
繰り返せばいずれは刈り取ることもできる。
そしてトドメは仁久須ではない。
背後に回ったがその巨体に似合わぬ素早い動きで
その剛腕を振り抜き仁久須を叩き潰そうとする。
鋼のような身体からその剛腕もとても
刃が通らないと直感し
ウイングブレイドで受け流すように飛び越え離脱する
受け流したとはいえ翼がバキバキと亀裂が入る。
「
美遊も遠距離から魔力砲を繰り出す。
だが身体の表面でかき消されたように無効化した
鬱陶しいのか狙いを美遊に変え
空中の美遊目掛けて飛び上がり、襲い掛かろうとするが
仁久須が背中を踏みつけるように蹴りを入れ地面に、はたき落とす
決定的な隙を作り、美遊がランサーを
バーサーカーへ真っ逆さまに向かい
「
バーサーカーの胸を、心臓を貫いた。
そして動かなくなった…一時的に
バーサーカーがいきなり起き上がり
美遊を吹っ飛ばし壁に叩きつける。
「「「美遊⁉︎」」」
完全に油断していた、確実に殺った感覚だったのに…
バーサーカーの身体が赤く輝きながら
傷口から煙を放出しながら
再生をして
立ち上がった…
「ありえない…完全に心臓を貫いたはずなのに……
いや……けどそうとしか…」
凛さんは冷や汗をかきながら
「仁久須と同じ…蘇生能力‼︎」
「いや…原理は違う気がする…」
その生態故のではなく…何か…制約のような…
だが、あの戦闘能力に蘇生まであるとすると
蘇生の弱点を見つけ出すことからやらなくてはならない
蘇生持ちを相手にするのは非常に面倒臭い。
ここは…
「とりあえず撤退よ!あんな相手じゃ勝ち目がない…‼︎」
凛さんが短剣で壁を切り裂きビルの内部まで逃げ込む
「ビルないまで空間が続いてて助かったわ…
あの図体ならすぐにはここまで入ってこられないはずよ!」
バーサーカーがビルの壁・床を殴り壊さながら追いかけてくるが
そのスピードは遅い
おかげでバーサーカーとの距離を離す事はできた
「ここでいいわ、サファイア!」
『はい限定次元、反射路形成!』
サファイアが魔法陣を展開し、
美遊の容体を確認する為に美遊の方を見たら、
歯軋りし覚悟を決めたような表情をしていた。
とても今から撤退する時の顔じゃない
現世に戻ろうとする直後に美遊が出て行く直後
仁久須も間に合った。
「え……?なんで…」
「美遊が諦めてなく、
何かしようとしてるのは顔見たらわかった。
なんか秘策的なものがあるんでしょ?
僕も僕で、やってみるからさ」
「…わかった、本当なら見られるとまずいから…秘密ね?」
美遊がセイバーのクラスカードを置くと
足元に謎の魔法陣が展開される。
セイバー戦の時イリヤがやったような
「ーー告げる!
汝の身は我に!
汝の剣は我が手に!」
バーサーカーが天井を突き破って出現
「聖杯のよるべに従うならば応えよ!
誓いを此処に!
我は常世全ての善となる者!
我は常世全て悪を敷く者!
汝 三大の言霊を纏う七天!」
少し距離が空いている。
バーサーカーは美遊達を叩き潰そうと突進する
「抑止の輪より来たれ天秤の守り手よ!
美遊は美しく光り輝く聖剣を持ち
西洋風の鎧を装備した姿になった。
美遊はバーサーカーを迎え撃とうと聖剣を構えるが
少し離れた横から赤く光り輝く熱線が放たれ
バーサーカーの上半身が消し飛んだ。
美遊が詠唱を始めたので僕も準備をしよう
身体全てを過去の自分に戻す準備だ
身体の負担やまだ戻す時の感覚など慣れる必要があったが
度重なる再生や蘇生により大体の感覚は掴んだ。
だが確実に人間状態に戻れる保証はない。
でも友達が、美遊が覚悟決めている
きっとイリヤも立ち上がる
ならばやってやろう、存在全てを賭けて
「神代ーー回帰」
美遊から離れて再生が完了した翼を大きく広げて
翼の炎を身体に炎の渦のように纏わせる
「過去ーー再生」
炎の渦が大きくなり、渦の回転も速くなり
そして炎の渦が発散しその姿を露わにした。
迫り来る
クチバシ、喉に炎をチャージする。
クチバシから炎が漏れている。
まだフルチャージではないが
今のバーサーカーには充分と直感し
背筋を仰け反らせ、火炎ブレスを放った
バーサーカー目掛けて放たれた熱線は命中
バーサーカーの上半身が熱線により蒸発した
美遊は息を呑み、その姿に見惚れてしまった。
仁久須が何をしていたかは、わからなかった。
おそらく今まで身体の一部を不死鳥の身体に再生しているものを全身にしているのだろう。
2メートル程の体格でバーサーカーに比べたら少し細身ではあるが決して弱々しさを感じさせない。
真紅に燃え盛る羽に覆われた羽毛に長い黄金の尾羽とクチバシを持ち、金色の中に黒目を持つ瞳や猛禽類のような脚・かぎ爪を持った不死鳥の姿。
その姿はまさに神秘の塊、幻想種に相応しい姿である。
バーサーカーのような力強さ・武神としての格ではなく
身体の周りに火の粉を蛍の光のように漂わせる
その神秘的なまでの美しさに、より神性を感じる。
古代の人間が不死鳥を神の使いと呼んだのも納得がいった。
静かに獲物を見据える瞳で
残った下半身を赤く輝かせて徐々に身体を再生させ
蘇生しようとしているバーサーカーを睨み
「来い、人間」
コンクリートを踏みしめるように足踏みをし
威嚇するように翼を広げ
「お前の不死に付き合ってやる」
【完全獣化】
身体の全てを過去の自分へ再生する
部分獣化より身体能力も上昇するが、再生能力が異常なまでに上昇する。
部分獣化と蘇生によって人間状態の再生能力は段々過去の性能に戻りつつあるのだが完全獣化により一気に近づく。
《ステータス的なやつ》(宝具以外)
[筋力A]
[耐久C]
[俊敏A++]
[魔力B+]
[幸運D]
まだまだ幼体であるのだが現在成長不可
《外見》
身体:2M
体重:不明(見た目よりも軽い)
ウ◯トラマンのリ◯ラを翼と羽毛を燃やして
黄金の尾羽にしたイメージです。
漂わせてる火の粉は完全獣化前の炎の渦の残り香的なものなので
いずれ消えます。
戦闘時以外では身体の炎は収まり
真紅の羽で身体を覆う猛禽類のような姿になる。
《詠唱》
神代ーー回帰
過去ーー再生
理由:なんかかっこいいから(作者が)
【火炎ブレス】※完全獣化時のみ使用可能
威力[A〜A++]
保有する攻撃手段で瞬間火力が2番目に高い
体内の火炎袋から流れる炎をクチバシや喉に溜め、圧縮した炎を熱線にして外敵に放ち、焼き尽くす
チャージした量や質により威力が変動する