ドリームパニック
「…リヤ」
ん…誰かがわたしの名前を呼んでいる
「…イリヤ」
あ、ニクスだ〜
「起きて、遅刻するよ」
「んーー………ニク…シュ…?」
起こしに来てくれたんだ…えらいな〜ごほうびあげちゃう
「えへへ…」
「え…だ、だめ…イリヤ…」
イリヤがネムネムで頭ふわふわさせながら仁久須の首に手を回す
ムフフ、顔真っ赤にさせて…
やっぱ可愛いな〜女の子みたいな反応しちゃって
髪とかも一つにまとめないで下せばいいのに…
女の子みたいにしたら可愛いと思うよ?
まあそのままでも可愛いけどね
朝ごはん前に…
「いただきま〜す」
ちゅっ
「〜〜〜〜ッ‼︎」
「ん……?」
なんか…よく聞いてみれば,声がちがう…ような…
「あ…う…あ…イ…イリ…」
「?????」
え……ミ…ユ?
まさか…ひょっとして…今…ミユに…
「ホびゃあああーーッ‼︎⁉︎」
家中にイリヤの絶叫が鳴り響いた
「おお…朝から乙女のスクリーム」
「美優さん、どんな起こし方をしたのかしら…」
「……投げた…とか?」
「いえ、そんな事する方では…ないですよね?」
セラは美優との関わりが深いわけではないから自信なさげで否定するけど…ワンチャンやるかもしれない…
「やばいよ‼︎やばいよ‼︎遅刻しちゃうよ〜‼︎」
ドタドタとイリヤが急いで降りてくる…まるで銀のなだれである
「あー…えっと…ニクスちょっと待って‼︎今終わらせるから‼︎」
「はいはい…急がないと遅刻するよ」
すでに身支度を終わらせていた仁久須が催促し、
イリヤは焦りながら身支度を始める
「いってきまーす‼︎」
身支度を急いで終わらせて玄関を飛び出す3人
「はーうっかりしてた。今日ってわたしとミユが日直だったんだよね」
「うん、だから一緒に登校しようって約束して…」
「そんな日に限って寝坊とはなんたる不覚…それにしてもお兄ちゃんはここ最近朝練だとかで先、行っちゃうし!ニクスは焦らすし!全く薄情者しかいない!」
「いや、待っててもらえるだけ優しいと思う」
うう…そんな正論、朝早く言われなくないよぅ
「このままじゃ遅刻だよね…」
「もう確定だから歩いて良くない?」
もう手遅れなのだ…疲れながら遅刻するんだったら歩いて遅刻しよう
「ダメだよ!そんなの…うーん…よーし、ルビー!」
『はいはーい。いっちょいきますかー?』
イリヤはルビーに呼びかけて、美優も
『仕方がありません。美優様わたしたちも…』
「周りに人はいない。今のうちだね」
『『コンパクトフルオープン‼︎鏡界回廊最大展開‼︎』』
『
『
サファイヤとルビーが詠唱をして魔法少女に転身した
「走っても間に合わないならー」
イリヤと美優は空へ飛んだ
「空から行こう!」
『魔法少女プラズマイリヤ&ミユ二期バージョン 推参!』
二期ってなんだろう…?
あ、服変わってる…というか
「ニクスも行こうよ〜!置いていっちゃうよ〜」
「あはは…わかった」
僕も行こうか悩んでいたけど置いて行かれるのはなんだか癪だから行こうかな?
部分獣化させニクスも空へ羽ばたく
「仁久須も姿変わったね」
「ん?あ、ホントだ。しっぽ付いてる」
仁久須の姿が変わっているとは言っても尾羽が付いたぐらい
「確かに変わったけど、そんなにはーーうおっと」
イリヤが突進してきたので咄嗟に回避する
「フゥー…しっぽ…もふもふ…しっぽ…フゥー」
ふさふさとしている尾羽にロックオンして手をワキワキとさせている
(こっわ⁉︎)
狩人のような目で、もふもふに囚われた人の
「くっ…やっぱり空中だと敵わない…なら!ミユ!一緒に!」
「うん、イリヤ。一緒に触ろう」
美優も参戦されるとちょっとまずい。
「じ、じゃあ先行ってるよ?」
そう言って豪速球に学校へ向かう
「うわっと、はっや⁉︎」
「流石、わかってたけど速さじゃ敵わない」
仁久須が起こした暴風に煽られるが体勢をすぐに立て直し
「こなくそ〜絶対モフる!」
「絶対逃がさない」
空中においての速さには絶望的なまでの差があるが少女たちは諦めず、逆に火がつき、闘志を燃やし共に目標へ向かうのだ
『あの……友情と欲望を育むのはいいんですけど…』
『イリヤ様、美優様予鈴まであと200秒です。お急ぎになられた方が…』
「「あ…そういえば」」
転身した理由を忘れていた…
思い出した2人も急いで学校へ向かうのであった