英雄たちの戦場に不死鳥が降り立つ   作:厨二病と妄想の不審者

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敗北を知りたい()

イリヤ・仁久須・美遊・遠坂凛・ルヴィアとルビー・サファイアの5人と2本は橋のふもとの公園に集結していた…だが…

 

イリヤと美遊は魔法少女化して、仁久須は部分獣化して戦闘準備はできていた。

 

「ほんと近くで見ると不思議よね…人間の腕が鳥の翼になるなんて…でも油断しないようにね、イリヤ・仁久須。敵はもちろんだけど…ルヴィアたちがドサクサ紛れで何してくるかわからないわ」

「なんでこんなギスギスしてるのかなぁ〜」

『お2人のケンカに巻き込まないでほしいものですねー』

「ヘイト溜め過ぎでしょう…」

 

凛さんはルヴィアさんの事を障害物の一つとしか思っていないらしい

 

「速攻ですわ。開始と同時に距離を詰め、一撃で仕留めなさい」

「はい」

「あと可能ならドサクサ紛れで遠坂凛(トオサカリン)だけ葬ってあげなさい」

「……それはちょっと…」

『殺人の指示はご遠慮ください』

 

任務だというのに遠坂凛とルヴィアの歪み合いは止まるところを知らない。

 

『ではでは皆さ〜ん。行きますよ〜、限定次元反射炉形成!』

『鏡界回廊一部反転!』

『『「「接界(ジャンプ)‼︎」」』』

 

 

 

 

 

 

『いや〜ものの見事に完敗でしたね、歴史的大敗です』

「な、なんだったのよ…あの敵…」

「ちょっと、どういうことですの⁉︎ありえませんわ⁉︎」

『敗北は敗北です、受け入れてくださいルヴィア様』

 

今回の勝敗はこちらの完敗、わからせられました。

敵のいる鏡面界に転移した後、一同を出迎えたのは空いっぱいに展開されてた魔法陣であった。

待ち伏せを受けて早々に魔力弾の一斉掃射を浴びせられた。

 

遠坂凛陣営はルビーの障壁で

ルヴィア陣営はサファイアの障壁で防ごうとしたら、貫通してきて各々がダメージを喰らった。

遠坂凛たちはルビーたちの魔力防御力の高さを知ってるが故にその魔力の規格外さを実感した。

 

仁久須が飛んで攻撃しようにもさっきの攻撃で翼がボロボロになりまともに飛べないしまだ再生がはじまっていないから行動ができない。

 

美遊が反撃に最大出力の魔力弾を放ったが敵に当たる前に弾かれた。

敵の周りには魔力指向制御平面という相手の魔術を無効化する魔法陣を張り巡らせていた。

 

準備万端なお相手、こっちは色々想定外でガタガタ…

これには一度撤退して作戦を建てる必要が出てきた

だがその前に高速で魔法陣を展開した。

頭上に浮かぶ巨大な魔法陣を目にしてそこから放たれるであろう魔術の威力を想像し、ゾッとする。みんな消し炭だね☆

 

即座に撤退の準備の為ルビーとサファイアが離界(ジャンプ)の詠唱始め、攻撃が当たる直前で脱出が間に合った。

少し掠った気がする…

 

「まるで要塞でしたわ…あんなの反則ですわよ‼︎」

『もう魔術の域を超えてましたね。そりゃ障壁で相殺しきれないわけです』

「痛かったよ…」

 

ルヴィアさんは悔しさに歯軋りし、ルビーはしょうがないじゃんというように返す。

 

『あれは現在のどの系統にも属さない呪文と魔法陣でした。恐らく失われた神代の魔術と思われます』

「それでもあんな威力だったかな…」

『実際どうだったかではなく、曖昧な信仰や解釈によって存在が持ち上がり、実際に存在してたよりも強力になりますので…』

 

信仰心一つで英霊はここまで変化するらしい

 

「それにしてもあの魔力反射平面が厄介だわ…あれがある限りこっちの攻撃が届かない」

『攻撃陣も反射平面も座標固定型のようですので、魔法陣の上まで飛んでいければ戦えると思いますが…』

「…と言ってもねぇ、この中で飛べるの仁久須ぐらいで翼が損傷したら飛べないし…」

「面目ないです…」

 

再生が終わった翼をシュンと下す。

初動さえ遅れなければ問題ないのだが…

 

「大丈夫よ…それ以外でも充分戦力になれるし…」

「なにか火とか吐けませんの?」

「うな無茶な…」

 

無茶振りを受けて苦笑いをこぼす

 

「あ、そっか。飛んじゃえばよかったんだね」

 

さも当たり前のようにに飛んで見せたイリヤ…

 

翼もないのによく飛ぶね

これでいつでも巣立ちできるね♪

 

「ちょっと‼︎なんでいきなり飛べるのよ⁉︎」

『すごいですよイリヤさん!高度な飛行をこんなサラッと!』

「そ、そんなに凄いことなの?コレ?」

「そうだよ最初の巣立ちができるかできないかが最初の生死の別れなんだから、凄いことなんだよ」

 

巣立ちに失敗するとその下にいる捕食者に食べられて死ぬからね

 

『流石自然で生きていた人?ですね〜考え方が生物的です』

『そういうことではありませんが、強固で具体的なイメージがないと浮くことすら出来ない筈です。何故…』

「どうしてと言われても…魔法少女って飛ぶものでしょ?ちがうの?」

 

「「なっ…なんて頼もしい思い込み…ッ‼︎」」

 

たぶんイリヤは魔法少女のアニメを見ていたからそういう認識なんだなぁ〜

やっぱ人間の文明って凄い

 

「くっ…負けてられませんわよミユ!あなたも今すぐ飛んでみせなさい!」

 

対抗心を燃やしたルヴィアが美遊に飛行を強要した。

だがイリヤが飛んでからずっと黙り込んでいる。それにルヴィアも気づいて心配しだす

 

「ミユ?どうしましたのかしら…」

「…ません」

「はい?なんですの?」

「人は…飛べません」

「な、なんて夢のない子⁉︎そんな考えだから飛べないのです⁉︎それならニクスだって飛べるでわありませんの⁉︎」

「あの人は…翼が生えてます」

「そんな考えだから飛べないのですわ‼︎明日までに飛べるように特訓ですわ!」

「あう…」

 

ルヴィアは美遊の首根っこ掴んでプライド高めの母親感じで美遊を連れ帰った。美遊は壊れたラジカセのように「無理です」「不可能です」など否定的な言葉を繰り返す

 

「やれやれ…今日はとりあえずお開きね、お疲れ様。明日はちょうど学校もないしわたしも色々戦略練ってみるわ」

 

凛さんの言葉を聞きイリヤが疲労で僕に寄りかかってくる。

翼に頬を擦り付けて甘えてきて愛らしいが…

 

「あったか〜い、ふさふさ〜凄いね〜この火、全然熱くないよ〜」

 

イリヤは気持ち良さそうだがやられてる僕はなんとも言えない気分だ

というか火に寄りかかってくるとか度胸あるね

 

「あれに勝てるかな?わたしたち…」

「まあ…明日僕たちも特訓しよっか…」

 

 

不死鳥は能力的に他者を癒す事は出来ても、守る事は出来ない。

 

出来るだけイリヤにも空中戦を行えるようになってもらわなきゃ…

 

 

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