「
「2度目の負けは許しませんわよ!」
「「「了解!」」」
遠坂凛とルヴィアは指示のあとすぐに橋の下に退避
イリヤと美遊、仁久須は戦場へ駆け出す
前回、想定されていたように事前準備をされていた事から
今回もさらに事前準備されていると予想し、
できるだけ短期決戦で仕留めることになった。
予想通り、前よりも魔法陣の数が増えているが
キャスター本体は前も変わらず上空、移動され潜伏されるのが1番厄介であったがそこは問題ないらしい。
あとは…
『いけますか美遊様』
「大丈夫」
美遊は跳んだのである、空気を蹴ったように
「おお…そんな感じに…」
「飛んだ…」
『飛んだというか跳んでないですか?アレ?」
悠長にしていると仁久須とイリヤの背後からレーザーポイントが追ってくる
「イリヤ行くよ」
「え?…うぇっ⁉︎ちょっと⁉︎」
イリヤの肩を掴んで速攻で魔法陣の上まできて
イリヤを放り投げるように解き放つ
「ちょっと⁉︎何すんの⁉︎」
投げ出されたことにより空中でぐるぐると回り
三半規管が狂いそうになるが
特訓の成果ですぐに体勢を立て直す
『さあさあ、この空がバトルフィールドですよ〜!
敵勢力を排除して制空権を我が物にするのです!』
「な、なんかテンション高いね!」
「そんなこと、どうでもいいから作戦通りに!」
仁久須が接近戦で
イリヤが撹乱
美遊がトドメを
とこんな感じな役割である。
仁久須が瞬間火力を持っていたら話はもっと変わってくるがこの状態ではどうにもできない。
仁久須はキャスターに接近する、
仁久須の腕や脚を見て研究材料をみる目で見た。
魔術師としての性なのか…
気持ち悪さを感じながらも接近すると
魔法陣を展開して魔力砲で迎撃してこようとする
身体を回転やジグザグに動きながら躱し、
仁久須のリーチに入ったら
まず下から腹部に蹴りを入れる、
強化してかぎ爪が鋭くなってるので蹴られた跡から血を流しながら
上に少しノックバックする。
下に行かれると大量の魔法陣の中で戦わないといけないので何としてでも下には行かせないようにする。
特訓中にルビーに名付けなれたウイングブレイドで左脚から肩にかけてまで切り血が吹き出す、空中だから真っ二つにはできないがダメージにはなった。
その勢いでキャスターを蹴り飛ばし距離が離れる
相手も空中戦は得意なのかすぐに立て直しお返しとばかりに魔力砲を放とうとするが
「中くらいの…散弾‼︎」
イリヤが範囲が広めの散弾を撃ち、キャスターは魔力障壁を張りガードするが動くことはできないみたいだ…
その隙に美遊が近づきクラスガードをサファイアに翳すが…
「【ランサー】
決め手を打とうとするがキャスターが突然消えた…
消滅というよりかはそれは…
「消え…」
少し距離をとっていた仁久須は見た、美遊の後ろで杖をバットのように振りかぶっている所を
「美遊さん⁉︎うしーー」
その前にキャスターが美遊を弾き飛ばし地面に叩きつけた…
「ミユさん⁉︎」
『今のは…⁉︎』
不意打ちにサファイアの物理保護が間に合わず、美遊が負傷してしまった。足も負傷しており立ち上がれなくなっている
追い討ちに美遊に向けてレーザーポイントが狙いを定めた。
サファイアの障壁も貫通する砲撃をあんなに受ければ障壁ごと消し飛ぶ
即座に助けに行こうとするが先にイリヤが動いていた
では僕がすることは
イリヤが美遊を抱き上げ間一髪に集中放火を回避し、
仁久須は攻撃の隙に接近し、
蹴りやウイングブレイドでまた応戦する。
唯やはり決め手にかける…
キャスターは防御や回避に専念しているのか
大したダメージにはなっていない
「どいて‼︎ニクス‼︎」
「仁久須は待機!」
「ッ⁉︎了解‼︎」
どうするか考えていた所イリヤと美遊が復帰してきた。
唐突に指示を受けてイリヤがキャスターに向けて弾幕を張った
ギリギリの所で離脱する無造作な攻撃に見えるがイリヤと美遊に何か策があると信じて、指示通り機を伺うことにする。
ひたすらイリヤが弾幕を貼り続けている。
「ちょっと…まだ続ける気⁉︎同じ策は通用しないわよ!」
「一時撤退ですわ!戻りなさい3人とも‼︎」
地上で戦況が不利と感じた凛さんとルヴィアさんが撤回の指示を出すが僕らは無視しで戦闘を続行する。
当初の作戦とは全く違うイリヤが前に飛び出した
「イリヤスフィールが前に⁉︎」
「だーっ‼︎あのバカ役割分担くらい守れーッ!
「ニクス‼︎2人を連れ戻しなさい‼︎」
イリヤは敵が転移して攻撃を回避してしまうなら、どこにいても当たるような弾幕を張る。極大の散弾を放ち、キャスターの反射平面を利用して自分の弾を反射させて空間に全てに散弾をばら撒いた
(範囲の大きすぎる散弾じゃダメージは与えられない…でもこれなら敵の動きが一瞬止まるはず…!その一瞬があれば‼︎)
「弾速最大…
美遊の速射を受け、キャスターは落下し、
そこへ仁久須が向かいキャスターの頭を掴み
バク転の要領で顔面を地面に叩きつけてクレーターができた。
「あぁ…女性の顔をなんてことを…」
即座に離脱し、止めに凛さんとルヴィアさんが宝石を構え
「
「
「「
巨大な爆炎でキャスターが撃破したと思われ、空の魔法陣が消えていた。
「うひゃぁー…壮絶……」
『見てるだけ文句いうだけかと思ったら…
意外と役に立ちましたね』
「でも魔法陣が消えた…ってことは…」
『そうです!我々の勝利ですよ〜‼︎』
「なっ…なにこの恥ずかしい花火⁉︎」
「………」
確かに魔法陣も消えたから撃破したと思うけど…
何か…何かがまだ終わってない予感がする
「ニクス…?どうしたの?」
「ちょっと行ってくる」
「えっ⁉︎ちょっ」
なんの根拠もないだが…
爆炎から発生した煙を両翼で吹き飛ばした。
そうするとカードがなかった。
「なっ!」
(転移…⁉︎)
(逃げていた)
(まずい…あの魔法陣はー)
キャスターが死に体を酷使して遠くで空間ごと焼き払う気で決死の一撃を加えようしていた。
美遊が焦って止めを刺すべく飛び出してしまった。
(だめ…それじゃ……そうだ‼︎)
美遊は間に合わないと悟ったが迎撃も脱出もできない距離にいた。
せめてイリヤが脱出をと後ろを見たら、
イリヤが美遊に向けて魔力砲を放っていた。
「乗って‼︎」
魔力砲に乗る…そうか!
美遊はイリヤの意思を汲み取り、それに乗った。
魔力を足場にした時の要領で魔力砲に乗り高速でキャスターまで向かう
「クラスカード【ランサー】
サファイアにランサーのカードを翳し
ゲイ・ボルクを召喚しキャスターの心臓を貫き
今度こそ、撃破した。
イリヤと仁久須は美遊が心配になり一緒に迎えに行った。
「ミユさん!大丈夫〜?」
「無事!」
行くと美遊とサファイアの空気が重かった。
「なんでもない…行こう、空間の崩落前に」
「あれ?そういえばなんか遅いね?
前はこのぐらいにヒビとか地割れとか起きてたのに…」
嫌な汗をものすごくかいている、鼓動もとても早く
さっきよりもやな予感がする
何かが警報を鳴らしている
〔すぐにこの場から逃げろと〕
「…えっ…ど…どういうこと?ルビー…」
『最悪の事態です』
「あり得るの?そんなこと…!」
凛さんとルヴィアさんが新たに現れた敵によって切り倒されていた。
その敵は黒く禍々しい剣を持った騎士であった