それではどうぞ!
あれから鬼一は将棋部に向かった後、将棋部のみんなが鬼一の味方だったため鬼一は将棋部に入部することを決めた。それから一日経って朝、鬼一の部屋では……。
「ん~、いい朝だ。さて、鬼一は……」
朝六時半、藍は背伸びをした後隣で寝ている鬼一を見た。鬼一はとても安らかな寝顔で寝ており、藍はそんな鬼一の寝顔を見た後朝食の準備を始めた。
そして朝七時半、藍は朝食が完成したため鬼一を起こしにベッドに向かった。
「ん~」
「ふふっ、いい寝顔だ。だが起こさないとな……、鬼一、朝だぞ」
藍はそう言いながら鬼一を優しく揺さぶった。だが鬼一は起きず、反対側に寝返りを打って寝息を立てていた。
「はぁ……、鬼一、起きないと朝ごはんが冷えるぞ」
藍はさっきより大きく鬼一を揺さぶり、起きるように促した。
「んん~」
むにょん
その時だった。鬼一が寝返りを打った時、藍の胸を鷲掴みしたのだ。そして鬼一はそのまま胸を揉んでいた。
「ん、朝か……ぁ……」
この時鬼一は目を覚ましたが、目の前に状況に固まった。自分の手が藍の胸を揉んでおり、藍はそんな鬼一をわが子を見るような目で見ていた。
「鬼一、朝ごはんできてるぞ?」
「お、おう……、わかった……」
藍は笑みを浮かべて言った後、顔を真っ赤にしている鬼一と一緒に朝食を食べるのであった。
そしてお互い無言のまま教室に向かい、教室の扉を開けた。
『……』
この時教室の大半の女子が鬼一達を見たが、ほとんどが目線を逸らしおしゃべり等を再開していた。
「きーちょんきーちょん、これを見て」
この時本音がパタパタと走ってきて、鬼一にIS学園新聞と書かれている紙のを渡してきた。
「なになに……『最近話題の斎藤鬼一暴力事件の噂がデマであることが判明。デマを流した犯人は二年の女子数人であり、「男がIS学園にいるからむしゃくしゃしてやった。反省も後悔もしていない。むしろいいことをしたぐらいだ。」と供述しており、最初は軽かった罰がとても重くなるもよう。そして……』……なるほどな、ありがと」
鬼一は新聞を途中で読むのをやめて本音に返した後、席に着いたときに藍が話しかけてきた。
『鬼一どうした?いつもより無言だが』
『いや……、なんでもない……』
『どうした?何でも聞くぞ?』
鬼一は言いにくそうにしていたが喋ることにした。
『藍さ、俺がお前の胸を触ってもちっとも怒らないよな?なんでだ?』
『鬼一と一緒にいるとな、そんなことをされても別に何も恥ずかしくも何ともないからな。ただ、ほかの男が触ろうもんならその男の股間を殺す気で蹴り上げるがな』
鬼一は苦笑いした後、チャイムが鳴ったため会話をやめた。そしてチャイムが鳴って数秒後に織斑先生と山田先生が入ってきてホームルームが始まった。
それから授業が始まり織斑先生が授業の担当をしていた。
「織斑、お前に専用機を用意することになった」
一夏は意味が分からず、頭を捻っていた。
「専用機!?一年のこの時期に!?」
「それっ政府から支援が出るってことだよね!?」
「いいな~。専用機いいな~。」
一夏が頭を捻ってることに
「織斑、教科書の六ページを音読しろ。」
一夏は六ページを朗読を始めた。
「そういえば篠ノ之さんって篠ノ之博士の知り合いかなんでですか?」
一人の女子が聞いた。
「そうだ、篠ノ之は束の妹だ」
織斑先生がそう言った時、周りが盛り上がった。
「嘘!?」
「すごーい!有名人の身内がこのクラスにいるなんて!」
「ねえ!今度ISについて教えて!」
周りがそう言う中、箒は机を強くたたいて立ち上がった
「あの人は関係ない!」
そう言った後周りは一気に静かになった。
「すまない……、私は何も教えられないんだ……」
箒はそう言った後席に着いた。
『藍、織斑の専用機ってどんなんだと思う?』
『さあ?まあどんなのが来ようと、蹴散らせばいいことだ』
『ま、それもそうだな』
そして重い空気の状態で授業が終わり、休み時間になった。
「あ~、何か疲れた」
鬼一は背もたれに背中を預けてだらけたポーズをしており、藍はそんな鬼一の姿を見て苦笑いをしていた。
「しょうがないさ。いくら事件が終わったといっても親の仇を見るような睨みをしてくる奴らがいるからな」
藍はそう言って後ろの方をチラリと振り向くと、数人の女子が二人を睨みつけていた。だが何もしてこないのは新聞でとあることが書かれていたため、手を出すことができないのだ。
「全く、そのまま犯人扱いされていたらいいですのに」
「「あ?」」
この時気付けば後ろにいたセシリアがいきなり訳の分からないことを言ってきたため、二人は少し怒気を含ませて返事をした。
「怖いですわ。助けてー、殺されますわー」
「オルコット、いい加減にしないと物理的に処理するぞ」
セシリアの言葉で頭に来た藍は、少しドスのきいた声で睨みつけながら言った。実際この技は鬼一との待ち合わせの時にナンパしてきた男たちに向かって言う言い方なので、初めて聞いたドスのきいた声に鬼一は表情に出さないように驚いていた。
「何の用だ、いきなり絡んできて。あれか?かまってちゃんなのか?」
藍がそう言った時セシリアは顔を真っ赤にして怒った顔をしていた。
「違いますわ!全くわたくしのISがそんな嫌な性格だったらすぐ捨てますわ!」
「おい、藍の悪口は言うな」
その時だった。鬼一が藍の悪口に反応して口を開いたのだ。セシリアは標的を藍から鬼一に変えた。
「いきなりなんですの!?黙ってくださいまし!」
「知らんな。俺は藍を悪く言われるのは嫌いなんだよ」
鬼一とセシリアは睨みあっており、藍は小さくため息を吐いていた。
「悪口を言ってはいけませんの!?そんなんだから男は……」
「男関係ないだろ。そもそも大事な人を馬鹿にされて笑っていられるほど俺は優しくないんだよ」
「人?ISの間違いじゃなくて?」
子の時セシリアと周りの女子たちは鬼一に指をさして笑っていた。
「鬼一、こんな奴ら無視しとけ。相手にしても時間の無駄だ」
「……わかった」
「ふん、あなたみたいな男はきっと昔から屑でしたのね。そんな男は早くこの学園から消えてどこかの研究所で解剖されるといいですわ。」
鬼一がセシリアから身をそむけたがセシリアが罵倒してくるため、鬼一は少し泣きそうになっていた。
「おい」
このときだった。藍からとてつもない殺気が放たれたのだ。周りにいた女子達は動けなくなっており、セシリアもさすがに感じたのか動けなくなっていた。
「人が聞いてたら夫を屑だ何だって言ってるが、お前は何様だ?たかがイギリスの代表候補性だろ?」
「そ、そうですわ!」
「なら話が早い。お前が言ったこと、イギリス政府が聞いたらどうなるかな?」
藍は袖の中からICレコーダーを取り出した。セシリアはそれを見た瞬間顔を真っ青にし、体を震わせていた。
「さて、これを渡したらイギリスへの強制送還、代表候補性の資格はく奪、あと何があるかな……?」
藍はニヤニヤした顔でセシリアを問い詰めており、セシリアは何を思ったのかいきなり叫んだ。
「何ですの!?あんな屑でその低くて出席簿ぐらいで怪我するような男をなぜ庇いますの!?あんな男は力で従わせて、こき使い続けて、そのあとどこかに捨て「それ以上言うな!」!?」
藍が叫んだためセシリアは驚いて叫ぶのをやめた。
そしてセシリアが見たのは、頭を抱えて身を丸めた後体をガクガクと振るわせる鬼一の姿だった。鬼一は何かをうわ言かのようにつぶやいており、顔は死ぬんじゃないかというほど真っ青になっていた。周りは鬼一がいきなりこうなったことに怖がっていた。
「な、何ですの……?」
セシリアは小さくだが鬼一から聞こえた「殺さないで」「ごめんなさい」「誰か助けて」等が聞こえたため、自分がとんでもないことをしたのではないかと思ったが、そんなことはないと言い聞かせていた。
「鬼一」
藍は鬼一に近づいた後、優しい口調で話しかけた。鬼一はガタガタ震えており、藍の声が聞こえていないかのようだった。
「鬼一、怖がらなくていいんだよ?私はここにいるから」
ランがこれを言った時、鬼一の震えは少しおさまった。
藍は鬼一を抱きしめて首に手を回したときに、鬼一の頸動脈に二の腕を当てて鬼一の意識を落とし、そして意識を失って前のめりになった鬼一を抱き留めた後に背中に回しておんぶをした。
そして鬼一をおんぶしたまま教室を出て行こうとしたとき、チャイムと同時に織斑先生が入ってきた。
「斎藤……、下の名前でいいや。藍、鬼一をおんぶしてどこに行こうとしてる?」
「鬼一が精神崩壊しかけてるから部屋で寝かせようと思いますけど。何か?」
藍はそう言った後教室を後にするのであった……。
妖刀「さて、今日は鬼一達の部屋で話をするわけだが……。」
藍「何だ?」
妖刀「鬼一、大丈夫なのか?めっちゃ過去の俺に似てるんだが。」
藍「わからん……。もしかしたら代表決定戦に出れないかもしれない……。」
妖刀「オルコットめ……!……それじゃあ俺はこの部屋を出て行くから鬼一の世話を任せた。」
藍「任せろ。」