インフィニット・ストラトス・センチネル   作:妖刀

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えっと……、感想欄で次の話が決闘当日みたいな流れになっていましたが、決闘の話は次話に持ち越します。楽しみにしてた皆さん、誠に申し訳ございませんでした。


心の支え、それは大事

藍は鬼一をベッドで寝かせた後、ずっと鬼一の傍にいた。昼休みになっておなかがすいたら、作っていた昼飯を食べて、もうすぐ六時限目に入ろうとした時だった。鬼一が目を覚ましたのだ。

 

「鬼一、大丈夫か?」

 

「ら……ん……?」

 

鬼一は藍がいることを確認すると一気に涙目になって藍に抱き付いた。

そしてぼそぼそとつぶやきながら声を殺して泣いていた。

 

「なんで何もしていないのに怒られるんだよ。俺はいらない人間なのか?俺は死んだ方がいいのか?もう嫌だ、人なんて信じれない。お前も俺を捨てるのか?」

 

藍からは鬼一の顔が見えなかったが、涙で顔を汚してることが簡単に想像できたため、藍は鬼一を抱き返した。鬼一は一瞬ビクッとしたが、藍が頭を撫でたため警戒を解いた。

 

「鬼一、私はお前を見捨てたりしない。私はしっかりとお前のことは理解している。だから我慢しないで声を出して泣いていいんだ。このことはお前と私しか知らないことだから……」

 

そして鬼一は声を上げて泣き出した。その嗚咽はとても悲しくこの部屋でただ響いていた。

藍は泣いている鬼一をただ優しく撫でていた。

 

「(鬼一って昔かつらいことはすぐため込むからな……、この性格をどうにかしないとな……)」

 

藍は撫でながらそう考えていたのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

そして放課後。

 

 

コンコン

 

 

部屋のドアをたたいた音がしたため、藍はドアを開けた。

 

「あ、斎藤さん」

 

そこにいたのは山田先生であった。

 

「どうしました?山田先生」

 

「斎藤君が運ばれたって聞いたので見舞いに……」

 

山田先生はお見舞いの品を藍に渡した。

 

「ありがとうございます」

 

「ところで斎藤君は……」

 

藍はチラッと部屋の中を見た。鬼一は先程泣き続けたせいか、ぐっすりと眠っており、「ら……ん……大……好き……」と寝言を呟いていた。

 

「鬼一は今は安心して眠ってますね。ところで山田先生、代表決定戦まで鬼一を休ませて下さい」

 

「はい、わかりました」

 

山田先生は笑顔で承諾した。藍は理由が聞かれないことに少し疑問に思ったが、目を見るととても心配してる目だったため疑問に思ったことが馬鹿らしく感じ、藍はこのことについては考えることをやめた。

 

「それじゃあ、斎藤君が元気になったら将棋部に顔を出してくださいね。お大事に」

 

山田先生はそう言って鬼一たちの部屋を後にした。藍は部屋に戻った後、山田先生からもらった見舞いの品を見てみた。

 

「おぉ……、見事においしそうなリンゴだな。それにバナナ、メロン、こんなにもらえたから後で鬼一に食べさせるか」

 

そのあと鬼一が起きたため、夕食を食べさせた。鬼一に切ったリンゴをあ~んさせている時だった。

 

「鬼一、人が怖いか?」

 

鬼一は口に入れたリンゴを飲み込んで、小さくうなずいた。

 

「そうか……、いろいろあったからな……」

 

藍は遠い目をした。

学園に入学して、最初に織斑先生に頭を叩かれて怪我をし、そして木刀で頬を切り、そして翌日には箒やセシリアに絡まれ、そしてクラス代表決定戦で推薦されていないのに戦う羽目になった。これだけで結構きついのに、その翌日には身に覚えがないのに訳の分からない噂を流され、さらにその次の日にはセシリアの言葉で精神崩壊一歩手前までやられた。

普通の人だったらこれで自殺するのではないか?と思われるが、鬼一には藍、和麻、シャーリー、楯無、将棋部の全員がいたため、どうにか助かったのだ。

 

「鬼一、いろいろ苦労するかもしれんが恐怖に打ち勝とう」

 

「わかった……」

 

鬼一は小さくうなずいたのであった。そして、二人は残ってたリンゴを食べるのであった。もちろん食べさせあいで。

 

 

 

 

 

そして数日経ち、様々な見舞いに来た人がいた。この時鬼一は少しビクビクしていたが、どうにか更識楯無、将棋部のみんな、一夏が来たときは、一夏の後ろに恨めしそうな顔をした箒がいたため鬼一のストレスになると思い、藍は門前払いをした。あと織斑先生も色々めんどくさいことを聞いてきたため門前払いをした。

 

 

 

 

 

そして数日たち、クラス代表決定戦当日、鬼一はISスーツを着て、ピットの中にいた。

 

「鬼一、いけるか?」

 

「ああ、俺の看病ありがと、藍」

 

鬼一はどうにか回復をしたため、決定戦に参戦することができた。だが、完璧に回復してないためすぐベンチに付いた。

そして初戦の相手はセシリア・オルコット。それを知った時鬼一は少しだけ目を細め、そして藍はニヤリと笑った。

 

「それじゃあ行くか」

 

「サポートは任せろ」

 

そして藍が鬼一を後ろから抱きしめたとき、二人を中心にまぶしく光った。そして光が収まると、そこには白と赤の全身装甲を纏った鬼一がいた。

 

『鬼一、どうだ?』

 

藍は少し心配そうな声で聞いた。

 

「一応大丈夫みたい」

 

鬼一は手の平を握ったり離したりして感覚を確かめていた。

 

『それでは斎藤君……斎藤さん?は出撃してください』

 

この時スピーカーから山田先生の声がしたため、鬼一はカタパルトに足を載せた。

 

「『斎藤鬼一、斎藤藍、Ex-S、行くぞ!』」

 

二人が言った後、カタパルトから放たれた。

 

 

 

 

そして、戦いが始まる

 




妖刀「さて、鬼一が一応復活したが……そんな体調で大丈夫か?」

鬼一「大丈夫だと思う、たぶん。」

妖刀「締まらない答えだな~。」

藍「大丈夫だ、何があっても鬼一をフォローする。」

鬼一「それにしても次話は大体どれくらい書くんだ?」

妖刀「3000文字は最低でも行きたいな。」

藍「いきなりだが、それでは……。」



妖刀、鬼一、藍「「「感想、誤字脱字報告待ってます!」」」



鬼一「さて、アナハイムから“あれ”がもうそろそろ届くころかな……。」
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