インフィニット・ストラトス・センチネル   作:妖刀

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鬼一&藍VSセシリア戦です。書いていて気付いたことは、戦闘描写がうまく文にできない。

それではどうぞ!


大切な人が馬鹿にされたときの怒りは凄い

カタパルトから出たとき最初に見たのはアリーナの真ん中にいるセシリア・オルコットであった。

 

「あら、逃げずにいらっしゃったのですね、って全身装甲ですか。それにしても重そうな機体ですわね」

 

セシリアは見下すかのような言い方であったため、二人は内心舌打ちをした。

 

「重そう?何を言ってんだか。こいつの背中のスラスターが分からないのか?」

 

鬼一は背中のバックパックを指した。

 

『鬼一、こいつに何言っても無駄だ。だから気にするな」

 

このとき一機の機体から二人の声がしたため、観客はざわざわと騒がしくなった。セシリアは驚いていたが、頑張って驚いた顔を隠して平常な顔にしていた。

 

「あら、本当に二人ですのね」

 

セシリアの声が少し震えており、二人は内心笑っていた。

そして試合開始のブザーが鳴った。

 

「あなたたちにチャンスを上げますわ」

 

「『は?チャンス?』」

 

セシリアの言葉に綺麗にハモった二人はセシリアを見た。

 

「わたくしが勝つのは自明の理。ですからここで謝るのであったら許してあげてよ。」

 

この時セシリアが持ってたスナイパーライフル『スターライトmk-3』の安全装置が外され、鬼一達に銃口を向けられた。藍はその時溜息を吐いた。

 

『謝る?その言葉をそのままお前に返すぞ』

 

藍は冷静に返した。

 

「何ですって!?」

 

『当たり前だ。ひたすら鬼一のことを馬鹿にした挙句、精神崩壊一歩手前まで行ったんだぞ」

 

藍は声を少し荒げて言った。

 

「知りませんわ!あの男の精神が弱いからこうなったのでしょう!」

 

「いい加減、黙ってくれないか?こっちはお前を潰したくてうずうずしてんだよ」

 

鬼一がとても低いトーンで言った。この時の鬼一はセシリアに対する怒りと、セシリアを潰せる楽しみで口角が上がっており、全身装甲じゃなかったら周りを凍らせるような表情をしていた。

 

「交渉決裂ですわね……。ではおさらばですわ!」

 

そしてセシリアは引き金を引こうとした。だが

 

 

ドシュゥゥゥ!!

 

 

「なっ!?」

 

引き金を引こうとしたときにスターライトmk-3の上半分が蒸発した。そしてスパークが走ったためセシリアはスターライトmk-3だったものを投げ捨ててその場を後ろに下がって離脱した。そしてライフルはエネルギーが溜まっていたのか大爆発を起こし、セシリアは爆風で少し飛ばされた。

 

「くっ……、いったい何が……!?」

 

セシリアが見たのは、ビームスマートガンを構えたEx-Sの姿だった。さっきまでカメラアイの色が緑色に対して赤になっていたため、セシリアは恐怖で鳥肌が立った。

そしてカメラアイが緑に戻った時、ビームスマートガンを下した。

 

『藍、いきなりALICEを使ったな?』

 

鬼一は少し不満げに言った。

 

『すまんすまん。正当な理由で潰せると思ってついやってしまった』

 

藍のあんまり反省してなさそうな言い方に鬼一は小さくため息をついた。

そして鬼一は前を見ると、ライフルをいきなり破壊されたからなのか戸惑っているセシリアがいた。動きが止まっているためビームスマートガンで狙い撃とうとしたら、気付いたのかジグザグに動いて捉えられないようにしていた。

 

 

 

 

ビームスマートガンの太いビームの弾丸をかわしながらセシリアは冷や汗をかいていた。

 

(まずいですわ。ただでさえスターライトmk-3を破壊されているのにティアーズを使ったら足が止まって狙い撃ちですわ。ですがこのまま逃げるのは癪に障りますわ。ですから……)

 

セシリアは振り返りざまにビットを射出する準備をした。

 

「くっ、ブルー・ティア「やらせん!」なっ!?」

 

セシリアはビットを射出しようとしたが、鬼一はそんなことをさせず片手でビームスマートガンを持って狙撃した。出力が変更されたのか一気に細く、弾速が先程より早くなったビームによってビット二機が破壊された。セシリアは狙撃されて破壊されたことに驚いたが、それでもなんとか二機を射出することに成功した。

 

「ちっ……完全に破壊し損ねたか」

 

そしてセシリアのビット二機が鬼一の周りを回りながらレーザーを放ってきた。

 

「ちっ!」

 

鬼一は舌打ちした後、スラスターを噴射して器用にかわして行った。

 

『藍、任せた』

 

『分かった』

 

そしてレーザーを回避しながらEx-Sの膝の一部が開いたと思ったら、その中に仕込まれていた赤い円柱状のものが射出された。それはリードを引っ張りながらセシリアの周りで動きを止め、セシリアは何時でも動けるように警戒をした。

 

(もうちょっとですわ……。気付かないでくださいまし……)

 

だがセシリアは鬼一の後ろ、死角になるところにビットを配置しており、そしてビット二機からレーザーが鬼一目掛けて放たれた。この時セシリアは直撃したと思ったが、直撃する前にリフレクターインコムが射線上に割り込んできたのだ。そしてリフレクターインコムにあたったレーザーは反射して、お互いのビットに直撃する結果になったのであった。

 

「なっ!?」

 

セシリアはリフレクターインコムでレーザーが反射してビットが破壊されたのに驚きを隠せなかった。

そして武器が少なくなったため後ろに下がったセシリアだったが、鬼一は左ひざからビームサーベルを抜いてスラスターを一気に噴射してセシリアとの距離を詰めた。

そして左手に持ったビームサーベルでセシリアを袈裟切りしようとした時だった。

 

「甘いですわ!」

 

セシリアはニヤリと笑い、ミサイルビットを鬼一めがけて放った。そしてミサイルビットが鬼一にあたろうとした瞬間、Ex-Sのカメラアイが赤く光った。

 

 

ドォォォォォン!!

 

 

そして大爆発が起こり、辺りは煙で覆われセシリアは鬼の首を取ったような顔をしていた。そして爆発が起きた煙の近くに近づいた。

 

「これで勝ちましたわ。あんなに弱かったのにぶるぅ!?」

 

その時鳩尾に何かが刺さったためセシリアは何が起きたのか理解できてなかった。鳩尾に刺さっているのはビームスマートガンの銃口。セシリアはそれを理解したときとてつもない恐怖が襲い掛かった。

煙の中から聞こえる駆動音。嫌でもわかる目線。そしてわが身に降りかかる死への恐怖。

そして煙の中から現れたのは、カメラアイを赤く染めたEx-Sの姿だった。

 

 

 

 

「(危なかったぁ……)」

 

鬼一はミサイルビットが飛んで来た時、完璧に直撃すると思い恐怖した。その時だった。目の前が赤く染まり、そしてさっきまで動かしていたはずのEx-Sが自分のいうことを聞かなくなったのだ。そしてEx-Sはミサイルビットが直撃する前に左手に持ってたビームサーベルを横に振って同時に切り裂いたのだ。そして右手に持ってたビームスマートガンを突き出してセシリアの鳩尾に突き刺したのだった。

 

『鬼一、あとはこっちが殺ってもいいか?』

 

この時藍から狂気見たいのを感じたが鬼一は気にしないことにした。

 

『いいぞ』

 

『ありがとう(さてオルコット、今から引導を渡してやる……)』

 

そしてビームスマートガンの引き金を引き、ビームが直撃したことによってセシリアは吹き飛ばされた。

 

「きゃぁぁぁぁぁ!?」

 

セシリアは悲鳴を上げながらきりもみ状態状態で吹き飛ばされ、そして再びビームスマートガンの銃口が鳩尾に突き刺さった。

 

「がふっ!?」

 

セシリアは再びビームスマートガンが突き刺さるとは思っておらず、肺の中にあった空気をすべて吐き出した。そして再び引き金が引かれ、またセシリアは吹き飛ばされた。

 

『よくも鬼一をいろいろと馬鹿にしてくれたな!その今までの積年の恨みを、今ここで晴らさせてもらう!』

 

『藍、キャラがまったく違う……』

 

鬼一のつぶやきは藍に聞こえておらず、藍は再びビームスマートガンの銃口をセシリアの鳩尾に突き刺すのであった。

 

 

 

 

 

それから何回突き刺されただろうか。セシリアは壁とビームスマートガンで挟まれておりぐったりとしていた。Ex-Sは片手でビームスマートガンを持っているが、ビームスマートガンは銃口が大きく歪んでおり、まともに使えそうな状態ではなかった。時折セシリアのくぐもった呻き声が聞こえ、そして銃口をさらに強く押し付けた。

 

『終わりだ』

 

藍がそう言った後、ビームスマートガンの引き金を引いた。ビームはセシリアの鳩尾に直撃するが、エネルギーの逃がすところがなかったためそのまま大爆発を起こし、ExーSは爆風に巻き込まれないようにその場を離れた。そしてセシリアは呻き声も上げることができないまま地面に落ち、その前にEx-Sが下りてきた。Ex-Sの左手にはビームサーベルが握られており、それを高々と掲げ、振り下ろそうとした。だが

 

 

『試合終了!勝者、斎藤鬼一!』

 

 

ビームサーベルが当たろうとした瞬間、試合終了のブザーが鳴ったため当たる直前に止めた。そして二人は少し不満そうな顔で、自身のピットへと向かって行ったのであった。

 




妖刀「藍、ビームスマートガンの銃口で鳩尾を突くってめちゃくちゃなことをしたな。」

藍「ビームサーベルで突くよりリーチが長いからな。そのあと射撃が加えれると考えると意外と便利なものだぞ。後に射撃兵装としての役割が果たせなくなるがな・・・・・。」

妖刀「ところで鬼一、ALICE発動中の時って何をしてるんだ?」

鬼一「ああ、体を無理やり動かして抵抗したって無駄だから、力を抜いて藍の言うがままの状態にしてる。」

妖刀「そうなのか……。っとあともう少しだから、それじゃあ……。」


鬼一、藍、妖刀「「「感想、誤字脱字報告待ってます!」」」


妖刀「それじゃあ次の話は一夏と戦ってもらってもいいよね?」

鬼一、藍「「いいよ~!」」
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