インフィニット・ストラトス・センチネル   作:妖刀

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機動戦鬼の方も書いている途中ですが、こっちも更新します。


主席簿は凶器である

一夏たちが叩かれた後授業が始まった。

このとき麻耶は少しおどおどしながらもしっかりと授業を教えて行き、鬼一はそれをノートに写していた。

このとき鬼一は気になったことがあった。

 

『なあ藍』

 

『何だ?』

 

『織斑が何かそわそわしているんだが、何をしているんだ?』

 

鬼一が言った通り、一夏はそわそわして周りを見渡していた。

そして一夏は隣の女子と目があったとき、笑顔を見せてその女子の顔は真っ赤になっていた。

鬼一は席が近いため、気になってしょうがないのだ。

 

 

『さあ?あいつの勝手なんだから気にするな』

 

『確かにそうだけどさ……』

 

そして麻耶が一夏の挙動不審な動きが気になったらしく一夏を名指しした。

 

「どうしました織斑君。もしかして、どこかわからないところでもありましたか?」

 

一夏は何かを決心したのか、少しあきらめたような表情をして話した。

 

「先生……」

 

「はい」

 

「まったく……分かりません……」

 

このとき、教室の女子がお笑い芸人みたいに一気に椅子からずり落ちた。

鬼一と藍も椅子から落ちなかったが、目を点にしていた。

 

『藍、織斑ってアホ?』

 

『……多分な』

 

「この中でまったく内容がわからない人手を挙げて下さい……」

 

山田先生がそう言うが、誰ひとり手を上げず、一夏は鬼一がついていっていることに驚いていた。

 

「鬼一!お前、これがわかるのか!?」

 

鬼一は答えるのをめんどくさそうにしていたが、渋々答えた。

 

「少し分からないところはあるけど、藍に教えてもらうから大丈夫だ」

 

麻耶は一夏のまったくわからない発言に困った表情をしており、一夏も申し訳なさそうな顔をしていた。

 

「織斑、渡された参考書は読まなかったのか?」

 

教室の後ろに立っていた千冬が一夏に近づきながら言った。

 

「あの分厚い奴ですか……?」

 

「そうだ」

 

「あれは……、要らない新聞紙とともに捨ててしましました」

 

このとき、再び教室の女子がお笑い芸人みたいに一気に椅子からずり落ちた。

 

『藍、織斑ってアホだ。あんなにでかでかと重要って書かれてたのに捨てるって……』

 

『そうだな……。あ、織斑が叩かれた』

 

藍の言った通り、一夏は千冬に出席簿で頭を叩かれており、頭から煙を出していた。

 

「織斑、参考書を貸すから一週間で覚えろ。そして斎藤、織斑に教えてやってくれ」

 

「え、いや自分だって分からないところがあるって言うのにどう教えろっていうんですか。」

 

鬼一は少し怒ったような言い方をして、織斑先生に出席簿で頭を叩かれた。

 

 

ぱしぃぃぃん!

 

 

「ぐぅぅぅ……!」

 

この時だった。

主席簿をくらった鬼一の頭から血が少しずつ出ており、鬼一の顔を赤く染め上げて行っているのだ。

藍はこれに逸早く気づき、これに気付いた織斑先生は顔を真っ青になり、周りの生徒からは悲鳴が出ていた。

 

「静かにしろ!傷に響く!」

 

「ら……ん、あた……ま、が……、痛……い……」

 

「大丈夫だ!今、応急措置を取る!」

 

藍は怒鳴って周りを静かにさせた後、格納領域(バススロット)から救急箱を出して、鬼一に処置をしていった。

そして周りの生徒はあまりの事態に呆然としており、怪我させた本人である織斑先生もうろたえていた。

そして藍は鬼一を背負った後織斑先生を睨んだ。

 

「織斑先生、絶対許しませんから」

 

そう言って藍は鬼一を保健室に運んで行った。

そして藍が鬼一を運んで行ったあとの教室では、とても重い空気になっていた……。

 

 

 

 

 

 

 

そして、時は放課後。

 

「ん?ん~、あれ?ここ、どこだ?」

 

目を覚ましたら、鬼一は見慣れないところにいたため少し混乱した。

 

「えっと、確か織斑先生に叩かれて……、血が出て……、あれ?この後の記憶がない……。とりあえず、ここどこだ?」

 

鬼一は部屋が消毒液臭くて、白いカーテンで仕切られていたから保健室と判断した。

そして鬼一は足を動かそうとしたが違和感があったので見てみたら、椅子に座ってベットで自分の手をまくらにしている藍がいた。

 

「藍、起きて」

 

鬼一は藍を優しく揺さぶって起こした。

 

「ふぁ……、おはよう……、って、鬼一!?起きても大丈夫なのか!?」

 

藍はあくびをして、一瞬止まった。そしてゆっくりと顔を動かすと、鬼一が目を覚ましていたため詰め寄った。

 

「ああ、もう大丈夫だ。心配掛けたな」

 

「よかった……、本当によかった……」

 

そしたら藍が優しく鬼一を抱きしめた。よく見ると少し泣いた後があり、鬼一は申し訳なさそうな顔をした。

 

「藍、心配掛けてごめん……」

 

「本当に心配したんだぞ!あのときみたいに、鬼一が死に掛けると思うと……!」

 

藍が泣き始めたため、鬼一は優しく抱き返した。

そして十分ほどたって藍が泣きやんだため、鬼一は本題を聞いた。

 

「藍、俺が気絶してどんぐらい経ったんだ?」

 

「ああ、五時間以上は経っている。今は午後五時だから……、六時間ぐらいか?」

 

それを聞いた鬼一はカーテンを開けて窓から外を見手見たら、日は傾いており夕日が外を照らしていた。

そしてカーテンを閉じた後、鬼一は頭に違和感があったため、頭を触ってみた。

 

「ちょ、あんまり触るな。傷口がまた開いたらどうする」

 

鬼一は藍に注意されて渋々触るのをやめた。

そしていきなり保健室の扉が開いたため見てみると、入ってきたのは山田先生だった。

そして山田先生は鬼一たちを見ると、近づいて行った。

 

「斎藤君、頭の調子はどうですか?」

 

「頭ですか?少し痛むけど、他は大丈夫ですね」

 

「良かった……」

 

それを聞いた麻耶は安堵の息を吐いた。

 

「それにしても何か用ですか?」

 

鬼一が聞いたため、麻耶は少し焦った動きをしたが、落ち着いて話し始めた。

 

「それはですね、斎藤君と斎藤さんには寮生活を送ってもらいます」

 

それを聞いた鬼一は思いだしたような顔をして手を叩いた。

 

「あ~、あれですか。藍、着替え等々は持ってきてるよな?」

 

「ちゃんと格納領域(バススロット)に入れてあるぞ」

 

藍は自分の袖を指でさした後、鬼一が分かったかのように頷いた。

 

「それじゃあ、これが鍵です。なくさないでくださいね」

 

麻耶は鬼一に寮の鍵を渡した。

 

「ありがとうございます。それじゃあ藍、行こうか」

 

「ああ」

 

そして鬼一は麻耶に礼をした後、藍と一緒に自分の部屋に向かっていったのであった。

 




思ったんだ。あの出席簿をくらって怪我をする生徒もいるのではないかと。

そして鬼一専用Ex-Sを製作中。あと上半身の塗装をして組み上げるだけで完成ですので、楽しみにしていてください。
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