あと、竜羽さんから許可をもらったので、二人の生徒会長 氷霧の姫たちは叢雲と共にのキャラクターが(名前だけ)出ます。
それでは本編どうぞ。
あれから時間が過ぎ、放課後になった。教室にはほとんど人はおらず、鬼一と藍は向き合った状態で椅子に座っていた。
「藍、この学校ってたしか強制的に部活に入らないといけないんだっけ?」
「そうだったな。だが……、鬼一はどこか入りたい部活あるか?」
「ない!」
鬼一の何も隠さない言い方に藍は苦笑いをした。
「ならどうするか?」
「一応部活がどんなのがあるかだけ見てみるか……」
そして二人はどんな部活があるか見に行った。
「藍、どんな部活があるんだ?」
「ちょっと待て。確かパンフレットでは……、鬼一、将棋部があるぞ」
「よし行こう」
鬼一は即決で将棋部を目指したのであった。
そしてそれなりに歩いて将棋部部室前に着いた。
「「失礼します」」
そして入ってきたとき黒髪ロングの女子が現れた。
「あら、新入部員の方?っていうか今話題の男性搭乗者の斎藤鬼一君とそのISの斎藤藍さんだよね?」
「まあそうですけど……」
「まあまあ上がって。お茶は出ないけど将棋一式はあるから」
そして二人は女子に連れられて座敷に上がった。そこには八名ほどの女子達が将棋を和気あいあいと指しており、楽しそうな雰囲気だった。
「みんな、新入部員だよ」
「ちょ、まだ入るとは……」
『きゃー!!』
鬼一が言おうとしたときに女子達の黄色い悲鳴?でその先が聞こえなくなった。
「あ、そうそう、私の自己紹介をしてなかったね。私の名前は柳田京子。この部活の部長をやってるよ」
これを皮切りに部員の自己紹介があった後、鬼一は将棋を指すことになった。
「それじゃあ誰と差したい?」
部長がそう言った後、鬼一は顎に手を当てて考える仕草をした後、口を開いた。
「この中で一番強い人は誰ですか?俺はその人と指してみたいです」
それを言った時周りはざわついたが、鬼一の真剣な顔でその言葉が嘘じゃないと確信した。
「それじゃあ私だな」
「部長ですか」
「ええ、自分で言うのもあれだけど私は強いよ」
「俺も強いですよ」
鬼一はそう言ってニヤリと笑った。
盤を中心に二人は向き合っており、鬼一から出る静かな闘気に周りが息をのんだ。
そして盤の隣に棋譜を書く人と時計を押す人が座った。
そして鬼一は盤の上にある歩を五枚とって手で包んで振った後、手を離して駒をばら撒いた。
「持ち時間は各自十五分。秒読みは無し。先手は柳田部長。それではどうぞ」
「「お願いします」」
そして対局が始まった。
そして十分以上が経過した。部長の残り時間は一分を切っており、鬼一は五分ほど残しており、対局の状況は鬼一の有利になっていた。
(私こういう防御をほぼ捨てた殴り合い主義の戦法苦手なんだよな……。しかも考える時間が少ない直感主義の人だし……、やばっ、時間がない!)
部長は焦って駒を動かすが、鬼一はそれを待っていたかのように見えないようにニヤリと笑った。
そして鬼一が駒を動かしたとき、部長は固まった。
「(あ……、ひい、ふう、みい……、負けた……。)負けました」
「ありがとうございました」
お互い礼をして対局は終わった。周りは二人の対局がすごすぎて何も言えず、ただ固まっていた。そして終わったことに気付いて全員息を吐いた。
それから棋譜を並べてお互いに悪かったところを指摘しあった後、鬼一は部室を出る準備をした。
「もうちょっといてもいいのに……」
「すいません、ここに入るかはまだ完全に決めてないんで入ると決めたらまた来ます。」
「そう、なら来てくれる方向で考えてくれるかな?」
「いいともー、っておい!」
そんなことを話した後、鬼一と藍は部室を出て行った。
そして寮に戻ろうとして剣道場をの近くを通った時人盛りができていたが、鬼一と藍は無視をして寮に入って行ったのであった。
そして寮に入ろうとした時だった。藍は歩くのをやめて口を開いた。
「何時までついてくるつもりだ?楯無」
藍がそう言って後ろを振り向いた。鬼一も後ろを振り向いたらそこに水色の髪をした女子がいた。
「あちゃ~、やっぱりばれてた?」
そこにいたのはIS学園の生徒会長、更識楯無である。彼女の手に持ってる扇子には『ばれちゃった』と書いてあった。
「当たり前だ。わざと気配バレバレな隠れ方をして何がしたいんだ?」
「久しぶりに会ったからちょっと驚かそうと思ってね。ただホントに気配を消して驚かすと藍さんが薙刀を出して首を薙ごうとするからね。あれ本当に怖いから。何回死ぬかと思ったことか」
楯無はハハハと笑っていたが、藍はただあきれていた。
「はぁ……。まあ一緒に寮に行くか」
「ええ、そうしましょう」
そして三人は寮に入って行ったのであった。
「そういえば和麻とはどんな感じだ?」
鬼一はお互いの部屋に向かってる途中、楯無に聞いた。
「えっとね、今度の休みにデートに行くの……」
楯無は顔を少し赤くしており、二人は少し顔をニヤニヤとしていた。
「へ~、まあシャーリーがいるけど頑張れよ」
「あら、めずらしいわね。鬼一が応援するなんて」
「なんとなくな」
鬼一はそう言って歩く速度を速めた。二人はそれについていき、そして楯無の部屋に続く通路の所まで来た。
「それじゃあ、またね」
「「またな」」
「うわぁ、息ぴったり……」
楯無はそう呟いたのであった。
楯無と別れて部屋に入った後、藍は制服姿のまま夕食の準備を始めた。鬼一は藍の動きに合わせるかのように手伝いをし始めた。この時の姿は実に長年連れ添った夫婦のようであった。
「藍、ところで今日の晩飯は何にするんだ?」
「そうだな、天ぷらでもするか。」
「マジで!?」
鬼一はあまりの嬉しさにテンションが上がったのか作業速度が上がった。藍は苦笑いした後鬼一の作業速度に普通に合わせて、天ぷらが揚がったのが予定より三十分早くなってしまったが揚げたてがおいしいためすぐに食べることにした。
「「いただきます」」
そして鬼一はさっそく好物の芋の天ぷらを口にした。
「めっちゃうめえ!」
「よかった」
そして鬼一はご飯をお代わりしつつ他の天ぷらを平らげて行くのであった……。
夕食を食べ終わりシャワーを浴びた後、鬼一は藍に膝枕をしてもらって耳掃除をしてもらっていた。
「あ~、この時間って天国だよな~」
「そうか……。ほら、こっちが終わったから反対を向け」
「あ~わかった~」
鬼一は寝返りを打って藍は耳掃除を再開した。そして耳掃除をしている途中であった。
「そういえば鬼一、今日の午前中に私の言うことを一つ聞いてやるって言ったな」
「あ~そういえばそんなこと言ったな」
「それをしようと思うんだが……、ほら掃除は終わったぞ。だから起き上がってくれ」
「ああ、わかった……」
鬼一は藍の言うとおりに起き上がって藍と向き合った。
「藍、結局何をむぅ!?」
この時鬼一は藍にキスをされた。この時鬼一は驚いた目をしていたが、藍は目を瞑っていたため藍のなされるままにした。
だがそれがいけなかった……。
そして唇を離した後、顔を赤くした鬼一を見て藍は微笑んだ。
「キスをするのは久しぶりだな」
「……」
鬼一が反応しないため藍は不審に思った。
「おーい、鬼一ー」
藍は鬼一の前で手を振ったが反応がなかったため手を組んでいた。
「むぅ、舌まで入れて口の中舐めまわしたのはさすがにいけなかったか……」
藍は最初に軽く唇を合わせた後、一回離して再びキスをしたのだ。そのあと鬼一の口の中に自分の舌を侵入させて、鬼一の口の中を蹂躙するかのように舐めまわしたのだ。鬼一は今までそこまでされたことがないため、頭の回路がショートしていたのであった。
あれから時間が過ぎもうすぐ夜十一時になろうとしていた。
「っはあ!……ええっと、何があったんだ?」
この時鬼一は意識が元に戻ったが何があったか覚えていなかったため首をひねって思い出そうとしていた。
「鬼一、もうすぐ十一時だから寝るぞ」
「お、おう……」
そして二人は同じ布団に入って寝るのであった。ただ鬼一は何があったのか思い出せなかったことが腑に落ちないまま寝ることになるが……。
そして時が過ぎていくのであった……。
鬼一「なんで部活で将棋部を選んだんだ?」
妖刀「俺が高校の時に入っていた部活が将棋部だからだ!」
藍「段とか持っているのか?」
妖刀「持ってるけど……、俺が三年の時にはほかの三年部員も段持ちだったぜ?」
鬼一「大会は出たことは?」
妖刀「あるけど県大会ベスト16で終わったよ。相手がおかしいほど強すぎるんだよ……。」
鬼一「そうか……。」