銀色の悪魔…6th Stage~ ”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”列伝…<特別編>   作:SilviaSilvermoon

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美奈子のトリップ前の事を沙雪には前に話していたけど詳しくは話していなかった。
それと、真子ちゃんには全く話していなかったのでトリップ前の事を話していく…

それが思いもよらぬ方向に派生していくとは…


ん…?何それ?ど~ゆ~こと??

ある日の小長井家でお茶しながら話してる仲良し3人組の居る風景…。

 

 

 

真子「…そういえば、あんまり美奈子の学生時代とかの話とか家族の事とか…ほとんど聞いた事無いけど…一人っ子なの?」

 

美奈子『ん?ウチ?ウチは3人姉弟で姉・兄・あたしって居るけど…姉はもう亡くなってるし…兄貴は転勤で何年も前に静岡に行っちゃってる。』

 

真子「あ…何か…ごめん。」

 

美奈子『あ、全然。気にしないから。でもさぁ…あたし、真子ちゃんと出会って半年以上経つけど…って言うか沙雪にすらまだ言ってない事あるしね^^;;;』

 

沙雪「まあ…誰でも全部が全部自分の事を包み隠さず話してるかって言えば、そんな事も無いしね。」

 

美奈子『まあ…あたしの場合…2人と時間軸がずれてるからね^^;;;』

 

真子「ん?時間…軸がずれてる???って…SFの漫画とか映画みたいじゃんww」

 

 

チラっと沙雪が美奈子を見た…美奈子は頷いて真子ちゃんに切り出した。

 

 

 

美奈子『ん~まあ、似たようなもんよ。あたし達は。でも、こんな話してホントに大丈夫かなあ?』

 

沙雪「まあ…あたしも最初真子のレース場での事故で病院に駆け付けた時の帰りにそれを聞いた時動揺したからね。でも、真子は受け止めてくれると思うけどなぁ。」

 

真子「…へっ?じゃあ…時間軸がずれてるって事は…どこかの時代からタイムスリップとかって事?」

 

美奈子『うん…実はあたしとさつき…って2020年からここにやって来てしまったのよ。

詳しくこれから話すけど…あたしとかさつきでもわかってない事はたくさんあるから

順を追って説明するね。』

 

真子ちゃんは頭の中に大きな???が浮かんで居る様だったが説明してくれるんだし…

という感じで頷いて聞く体制になってくれた。

 

美奈子『まずはさつきが2020年の1月にこっちの世界でも同じ名前で存在してるけど、

Fac〇bookのコミュで知り合った人達で伊香保温泉に来ることになってたのね。

その日さつきが夜勤明けで残業になっちゃって神奈川を出るのが1時間半位押して出発して…

途中の高速道路の渋滞に巻き込まれて電話で主催者の人に電話したけど…切った直後に

トンネルを出た時にグニャって風景が歪んで戻ったんだって。

そしたらミラーに映った自分の顔が若くなってイケメン化したらしいわ。

で、悪い夢かも…って思って途中のSAのトイレに駆け込んだら案内表示の年月日が199X年になってて、運転免許見たら1973年生まれが197V年になって顔も若くなったままだったんだってさ。』

 

真子「ええっ?高速道路を走ってたらいきなり時間軸がずれたって事?そんな簡単に時空って超えられるの?」

 

美奈子「あたしもその辺のメカニズムが解って無いから困るんだけどね…^^;;;

この時にトリップしたんだと思うって言ってたわ。で、XからVの差をアルファベット順で探すと2つ…って事で22歳に若返ったんだと推測したらしいわ。

で、先にこの世界の住人になっちゃった訳ね。その時あたしはまだ2020年の神奈川に居たのよ。

で、さつきが行方不明になったって大騒ぎになってどこ探しても見つからないから警察に届けて…

半年経っても見つからないし…車さえ見つからないのはおかしいって事で、

あたしが単独でさつきが最後に行くって言ってた伊香保に行ってみれば何かわかるかも…って言って家を出たのね。

満タンにしてから家を出たはずなのに渋川伊香保ICに着いた途端ガス欠してさ…

104で近所のガソリンスタンドを紹介してもらって掛けたら…

今思えば電話に出たのが樹君で、池谷君は配達中だったからガソリンを持ってきたのが

さつきだった…でも声はよく似てるけど顔が違い過ぎてね^^;;;

ちょっと解らなくて…しかも黒のS13で来たから余計に解らなくてさ^^;;;』

 

沙雪、真子「「そんなに違うんだ…面影も無かったの?」」

 

無言で自分の携帯を取り出し…SDカードに入っていた46歳の元の世界のさつきの顔と美奈子の顔を2人に見せる。

 

沙雪、真子「「ん?あれっ?美奈子は…まあ今の顔を正常に年を重ねた感じねぇ…

若めなお母さん位の感じかなぁ?でも…正直、ダーリンって全然解んないなぁ。

多分すれ違っても気が付かないわ。/う~ん、美奈子は面影あるからうんうん、

納得はできるけどさ…申し訳ないけど、さつきさん…全然解んないし親戚のおじさんに

こういう感じの人が居そうじゃない?^^;;;」」

 

美奈子『うはっ!さつきのこと…結構えぐるね。でも運転はそのまんまだけどね^^;;;あたしからすれば時間軸がずれてるのに神奈川の走り屋としてあたしやさつきが知られてる事が不思議だったけどね。』

 

沙雪「まあ…こじつけ気味になっちゃうかも知れないけど、こっちで知られてるって事はこっちに引っ張られる運命だった…とも言えるよ?半分都市伝説状態だったけどね。」

 

真子「うんうん、あたし達が走り始めた時には”こういう伝説の走り屋が…”的な感じで語られてたもの。」

 

美奈子『何か…こんなんですみませんねぇ…って気分だよ?』

 

沙雪、真子「「イヤイヤ、そ~じゃないんだってばぁ。」」

 

沙雪「って言うかさぁ…写真の美奈子が46歳だっけ?そこまでの人生を知りたくなってるんだけどさ…。仕事は何してたの?独身?既婚?」

 

美奈子「そうだよねぇ?全然解んないよね^^;;;じゃ、サラ~っと…って言っても興味出るかどうか解んないよ?」

 

真子「大丈夫よ^^あたしが興味持ってるからw」

 

美奈子『そ、そう?じゃあ…まぁ、サラッとね^^;;;まあ…ウチは…いすゞの藤沢工場で車作ってたけど胃潰瘍になって58歳で辞めて溶接工で再就職した親父様と専業主婦の母親、それに黒のBNR32(R32のGT-R)乗りの古〇電工の事務員の6つ上の姉と、紺/銀2トーンカラーのF31のレパードのVG30DETにZ32用のMTを換装して乗ってて、建築事務所の現場監督やってた4つ上の兄貴、それに”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”と呼ばれた銀/黒の2ドアのAE86トレノで爆走してたあたし…この頃20~21位だったかなあ?この頃って高校を卒業して短大に行きながらバイトで中古車屋で事務をしてて…中古車屋の倒産と共にGSへ。お金貯めて買った86の維持費を稼ぐのに短大卒業を機に事務員と週3回のバイトで携帯会社のキャンギャルやってた^^;;;』

 

沙雪「なかなかの苦労人ね…」

 

真子「キャンギャル?じゃあやっぱり顔とかスタイル良かったんじゃん。」

 

美奈子『ん~容姿的には今の状態のまんま…だねぇ。だから自分的にも違和感感じてないんだよね^^;;その後キャンギャル辞めて友達に誘われて…事務員しながらキャバ嬢をして…バイトなのにNo.2まで行って…事務員の年収が180万なのにキャバ嬢のピーク時年収2000万まで行った事がある^^;;;だから沙雪の呼び捨て&前傾姿勢で殺し文句の行動…どこか懐かしいなって思ってた。』

 

沙雪「あらぁ~マジですか^^;;;元・本職相手にやらかしてた訳ね。」

 

美奈子『でも、なかなかどうして…様になってたよ?』

 

沙雪「あっ、だからか…悪そうな黒い笑みで花嫁修業コーチするからダーリンを落として嫁になってしまえば…の件の時…悪魔の微笑みに見えたのって…。本職の店No.2のキャバ嬢テクって言うヤツじゃ…?」

 

美奈子『ま、本人は意識して無くても自然と出てるものなのかも…知れないよね?フフフ…』

 

そう言いながら美奈子が不敵な笑みを浮かべて見せた…。

 

沙雪、真子「「そ、その顔だぁああああ!!!/あぁ…これが本職の悪魔の黒笑み…間近で見たら凄味があるわぁ…(白目)」」

 

美奈子『よく言うわぁ~』

 

 

真子「しかし凄いよね…年収2000万って…それってどの位?期間としては。」

 

美奈子『No.2についてからは3年弱かな。10位ぐらいに居ても年収700万位行ってたし…』

 

沙雪「何で事務員さん続けてたの?本腰入れたらNo.1の座だって遠くなかったでしょうに…」

 

美奈子『あ、まったく同じ事を当時のNo.1の人に言われたよ^^;;;まあ…あたしとしたら新人で入った時に教育係でもうその頃3位か4位に居た師匠とも言うべき人にそれこそ手取り足取り教えてもらったって言う義理もあったし…それにね。キャバ嬢1本で食べていけるほど甘くないって思ってたし。ま、会社員してれば健康保険貰えるし、変な話…水商売って源泉徴収…緩いのね

^^;;;だからバイト分の申告しなくても判らないってこと。ま、その当時の事だし、時間軸ずれちゃってるからもう時効だろうけどね。』

 

真子「そういう義理堅いところ…さつきさんとよく似てるよね。」

 

美奈子『でも、最後…これ位で良いかな…って思った時に、お店のオーナーが税金の滞納で摘発されちゃってさ^^;;;そこでおしまいになっちゃって。GSのバイトを再開したのよ。でも収入は20分の1くらいまで落ち込んだよ。』

 

沙雪「そりゃそうでしょう…雲泥の差だよねぇ。」

 

美奈子「で、その頃に86…を信号待ちで止まってたら、交差点で左折するのに、勢い余って突っ込んで来た2tトラックが前に突き刺さって廃車になっちゃって…BA1のプレリュードとかDC2のインテグラとかCOLTのver.Rとか乗ったけど姉が亡くなって姪っ子を引き取るって事になった時にK11のマーチにして差額で学校と塾に行かせて…そんなこんなで走り屋の第一線を退いちゃったって訳よ。』

 

沙雪、真子「「めちゃくちゃ苦労したんだね…」」

 

美奈子『もう姉が離婚して戻ってきた時にあたし23だったわ。姉もR32売ってY10のウィングロードとかP11プリメーラワゴン(どっちもMTだったけどね)になってたし…姪っ子が小6で姉が亡くなって、

その時あたし32だったから代わりに子育てってなっちゃって走り屋してられなくなっちゃったのよね…

2020年までの間に姪っ子も短大迄卒業して保育士になって仕事し始めたし、あたしの子育ても終わった…って思ってた時だった訳。』

 

真子「ふ~ん…じゃあ、美奈子は独身だったんだね。」

 

美奈子『うん、28で輸入雑貨と服の卸売り会社のショップ店員になって1年で本社の主任になって40までそこに居て…って感じだよ^^;;;』

 

沙雪「40からの6年間は?それなりにキャリアがあるなら”是非ウチに”的なものもあったんじゃない?」

 

美奈子「ところが、その頃にアメリカの経済がガタガタになったあおりを受けて株価の暴落があったり、円高とか経済に悪影響があってね…仕事中に階段を踏み外して膝の靭帯を怪我してさ…労災になっちゃって…半年休業して出て行ったらあたしの席は無くなってたのよ^^;;;」

 

真子「ひどいねぇ…ブラック企業もいいとこじゃない。」

 

沙雪「でも、会社ってそう言う所…多いかもよ?」

 

美奈子『ビジネスに私情を持ち込むってホントは良くない事…って言われるからね。そこからはホームセンターのDIYコーナーでパートさんしながら、GSでWワークしたりしてたよ。ト〇タ系の販売会社のディーラー内の携帯屋で事務のバイトもしたし…44で最終的にNE〇CO関連の料金収受会社で契約社員してた。』

 

沙雪「じゃあず~っと働いてる感じだねぇ。」

 

真子「姪っ子さん育てたんだもん…美奈子は偉いよ。でも走り屋の第一線は降りてもそこそこ走ってたんじゃない?」

 

美奈子『まあ…買い物に行くにもその道を使ったりって言うのもあったしね。K11の時とか法定速度プラス10キロくらいで走ってたらSW20とか100系のマークⅡとかのツアラーVに乗ってる様な意気がってる連中に露骨に煽られたりね…

あ、前にさあ…プロジェクトDの神奈川遠征の時さつきと肩慣らしって言って走ってた所…覚えてる?あの道が買い物行くのにも使ってたりしてさ^^;;;K11でSW20振り切ったり、NOTEでプジョーのS16を振り切ったこともあるしねぇ…』

 

沙雪、真子「「そ、それで最前線を退いた状態なの?マジですか^^;;;」」

 

美奈子『もちろん…39とか40代に入ってからの話だもの…』

 

沙雪「1度見てみたいけどね…NOTEでプジョーとかちぎってる所とか。あ、K11とかなら安いだろうから神奈川用に買っておく?」

 

美奈子「移動の足として?まあ…K11なら車検込みで20万しないんじゃないかなあ?」

 

真子「バトルの様子を見たいのもそうだし、横に乗って体感したいって言う気持ちもあったりね。」

 

美奈子「まあNOTEならここに在るからねえ…煽って来るのをねじ伏せるのはこっちでもできるんだろうけどねぇ…?」

 

沙雪「秋名でも可能は可能だと思うけどね。」

 

※この後・・・3人でNOTEで秋名に行ってみることにした…都合良くそんなカモが来るとは思わないけどね…^^;;;

 




回想で出て来る美奈子のAE86トレノ


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