銀色の悪魔…6th Stage~ ”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”列伝…<特別編> 作:SilviaSilvermoon
優子、なぎさ、雅「「「おぉ~!綺麗じゃん(^^♪/相模湾ってやっぱり弓なりなのねぇ。右側のあの山みたいな影って箱根って事?へぇ~/こういう夜景…なかなか神奈川に住んでても見られないからねぇ…うん、たまにこう言う事もするのっていいよねw」」」
美奈子「なかなかこう言う所って用事が無いし来ないでしょう?こうやって展望台から見ると結構海も反対側のだだっ広い街並みも楽しめるって言うね…^^もう1カ所は小田原に向かう峠の所から見る夜景なんですけどね。この車じゃ室内が狭いんで、家で車…乗り換えましょうか。
エンジンは小さいけど、そっちの方が室内は広いので。群馬ナンバーで移動するのも気恥ずかしいし。あっちは湘南ナンバーなんで”お上りさん”的な感じにはならないので^^;;;」
一同納得して一旦小長井家に移動。S13を入れて隣のK11マーチを見た瞬間3人の”かわいい~”との声が上がり…乗り換えて出発。
なぎさ「なつきさぁ~これってマーチだよねえ?何か…音とかもさっきのシルビアだっけ?あれ程じゃないにしてもスポーツカーっぽい音してるし、グニャグニャした乗り心地が無いね?
親戚のおばちゃんの車と全然違うんだけど?」
優子「よくOLさんとかでさぁ乗ってる人居るよねえ?でも…なつきってスポーティーな方が好きなんでしょう?パーツとか見えない所とか色々変えてそうだしね。」
美奈子「鋭いですね^^;;;20万で車を買って弄る費用で70万掛かっちゃったって言うね。若干お金使い過ぎてる気もしますけど…ま、良いか。ってね。」
グオオオオオオオ!ブオオオンッ!ギュアアアアアア!!ブァアアアアア~ンッ!
ヒール&トゥで回転を合わせて県道77号線から広域農道のやまゆりラインに入って田島峠を目指す。もう辺りは暗くなり…鬱蒼とした木々が走り屋のステージの感じを盛り上げる。
ちなみにこの車のデッキに入ってたCDはEurobeat…頭文字Dでおなじみの曲調。キャバ嬢のお姉様達には新鮮だったようで…終始ノリノリ。
4人乗車で田島峠(通称”みかん山”)を二宮側から国府津に向かって走っている。するとさっきからハイビームで後ろからくっついてきたJZX100のマークⅡが左右にローリングしながら露骨に煽ってきた。どうしようかな…
<あのぉ…質問~。お姉様達は激しい運転はお好き?って聞いたらどう答えて来るんだろ?>
って事でお姉様方にお伺いを立てる事に。
美奈子「えっと…今、後ろから露骨に煽られてるんですけど…どうします?選択肢は3つ。1つ目は無視して向こうが勝手に抜かすのを待つ。2つ目、ここから引き離しにかかる。3つ目…一旦抜かさせてから煽り返して抜き去る。さあどれ?」
急に選択肢を投げかける美奈子と後ろの状況をミラーで見て分かった3人…その答えとは…
優子、なぎさ、雅「「「3番!!!やるなら徹底的に凹ましてやらなきゃ…ねえ?/ただし…この車で4人乗ってても勝算…あるんだよねえ?/勝算が無きゃ言わないとは思うけどさ…ホントに可能?できるなら3で良いと思う。」」」
美奈子は3人のそれぞれの言葉にニヤッと…黒笑を返す。”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”のスイッチが入った瞬間…。
百戦錬磨のキャバ嬢3人から笑みが消え…同時に背筋に凍り付くような寒気が…その時に窓を開けて何か怒鳴って行ったJZX100のバカな兄ちゃん…
美奈子「じゃあ、ちょうど抜いて行った事ですし…さて、始めますかぁ。フフフ。楽しいモノが見れるかもしれませんよ。クックック。」
今までのトーンよりかなり低い…地を這うような声に…3人が固まる…そして次の瞬間…4速から2速に落とし、一気に加速し始める。
なぎさ「うっそぉ…マーチってこんなに速かったっけ?軽自動車に追いかけられてる感じしかイメージに無いのに…」
優子「え?えっ?なつき…あんた一体…(何者なのよ?)【←加速と横Gで声が奪われた】」
雅「うほっ!走り屋の走りってこういう事なのかしら…(あんなに傍から見れば危険な事をしてるはずなのに…迷いが一切無い…この勝負…なつきがこのマーチで圧倒的な差で勝ってしまう…あたしには先が見える気がする。)」
コーナー3つで追いつき逆に煽り始める…上りの終わる1つ手前の左コーナーで端のミカンの木すれすれにミラーを寄せてそこから直線的なラインで上りの頂点で対向が無いのを見て一気に右に出て抜きにかかる。
ギョッ!ギュキャキャアアア!ボォオオオオオオ!ボファッ!クンッ!ブァアアアアア~ン!ギュンッ!ゴァアアッ!!
下りに入ってその差をどんどん広げていくK11のマーチ…ぐんぐんJZX100の姿が米粒のように小さくなっていく。まだいくつも下っていないのだけど、完全に見えなくなった。
美奈子「ま、こんなもんですかねぇ…勝負あったって事で大丈夫でしょうかねえ?」
いつものトーンに戻った美奈子。一旦下り切ってサイドブレーキを思いっきり引いて
ターンすると元の道を上り…コーナー5つほど戻るとやっと降りてきたバカ丸出しの兄ちゃん達の姿が見えた…
悔しそうな顔をしながら通り過ぎて行った。
行き過ぎてから車を寄せて3人に夜景を見せる美奈子。それとは対照的に
めっきり静かになってしまった大御所キャバ嬢3人衆…。
優子「自信があるんだとは思ったけど…まさかこんなに凄いとは…」
なぎさ「なつき…凄いね…顔が全然違うんだもん…」
雅「走り方が変わった直後に感じた予感が現実のものになるなんて…」
夜景を見ながらそれぞれが呟いた事を苦笑いしながら聞いてる美奈子。
美奈子「ここの夜景も綺麗なんですよねぇ…小田原の町がちょうど真正面なんですよ…」
その言葉に夜景を見る3人。確かに美奈子の言う通り夜景は空気も澄んでいる事もあって…綺麗に見えた。でも、3人は夜景を楽しむより、今さっき体験した摩訶不思議な体験に放心状態。やっと落ち着き始めた頃を見計らって声をかける美奈子。
美奈子「さて…そろそろ戻りましょうか^^体も冷えてきちゃったんじゃないですか?」
その言葉に何となく”そう言えば…”的な反応を見せる3人。
フッと笑ってエンジンをかける美奈子。そのまま小長井家に戻らず、横浜のレジェンドの家を目指す。
グォオオオンッ…CDの音を小さくしてエンジン音が車内に響く…帰りは音楽が良く聞こえる事。
不意にQueenが声を出した…。
なぎさ「結構走りこんでるよね…ここの道。じゃなきゃ、どこで抜きにかかるとかここでミラーをギリギリまで寄せて…とか考えつかないよね…。」
それに続くようにGODが感想を漏らした。
優子「今まで車好きなお客さんに連れられてF1?とかのレースも見に行った事あったけど…32年生きてきた中で1番スリルとショックとサスペンスの要素を味わった気がするわ。」
雅「あたしは加速し始めた時に大差をつけて勝ってしまう画像が頭をよぎったのよね…その通りになってびっくりしてるけど。なつき…あんたって一体…(ここで先を言わないレジェンド)」
この問いには答えなかったが、代わりにさつきの話をし始める。
美奈子「ん~、あたしよりさつきの方がもっと激しいですからねえ…
何とも言い難いですけど。さつきは”銀色の悪魔”なんて周囲から呼ばれてて…
バトルするとほとんど相手の車が付いて来ようとすると谷底行きになったリ、
燃えたり、事故で再起不能になったり…」
なぎさ「凄いね…それって。相手を再起不能に陥れる才能…か。」
美奈子「でも、”相手が絡んで来て勝手に事故ってるんだから俺のせいじゃないし…”
ってよくさつきは言ってましたけどね…。」
優子、なぎさ、雅「「「た、確かにそうだけどさ…何かあるんだろうね…原因が。
じゃなきゃそんなに高確率で事故にまでなる様な事にならないと思うんだよね…」」」
さつきにまつわる不思議な現象に頭をひねってしまい、頭の中で”???”が乱舞してる様子の大御所キャバ嬢3人衆。そこから口数が少なくなり…やがて車内には
エンジン音と小さめに流れる音楽だけが聞こえる空間になっていった…。
そうこうしてる間にレジェンド宅に到着した…
まだ時刻は夜の10時をちょっと過ぎた辺り…店ではてんてこ舞いな状況になってると思われる…3人はお風呂に入って早々に自室に引き上げて行った。
あたしはシャワーを浴びて、気になったのでさつきに電話…
すると仕事が終わったばかりのさつきが出た。
美奈子「あ、さつき?お疲れ様…明日こっちに来るんだよねえ?」
さつき『おう、午前中にはそっちに行けるようにしようとは思ってるんだけどさあ…
沙雪から聞いたけど…横浜に行って店があるかどうか確認したら出くわしたんだって?
先輩だった人達に。』
美奈子「うん…店があったのを確認したら当時キャバ嬢の衣装を買いに行ってたお店があるかどうか見たくなってね…
行ったらあったから懐かしくなってスーツとかドレスとかちょっと見てたのね。
そしたらTOP3のメンツが揃って現れて…新人の頃体験した内容を話してたから
隣の列で棚越しに会話を聞いてたらさ…
そしたらその中のNo,2の人がこっちに向いてきたからササッと店を出たんだけどね…
店を出た所で”あれ?ウチのお店で働いてるレイカちゃんじゃない?”ってなっちゃって…
キャバ嬢をしてるこっちの同じ顔をした自分が居るって言うのを認識しちゃったのと…
向こうはいくら否定してもこっちの世界のあたしだと思って疑ってるからね…
親戚ですって事で店で急遽臨時でバイトすることになっちゃってさ…^^;;;
翌日更に取り調べ的なものに遭って…
トリップしてきた事をカミングアウトして…信じて貰ったんだけども…
さつきと沙雪に興味が出てきちゃったみたいでさ…ぜひ会いたいって。
圧が凄くてさ…断れるような雰囲気じゃ無くなったのね。」
さつき『あぁ…そう言う事ね。了解。で、キャバ嬢の先輩の家から明日は出て来るのか?』
美奈子「うん…ここは赤レンガ倉庫の近くだから地下鉄に並行してる道を関内方向に行って
坂東橋辺りから高速に入って狩場と六ッ川料金所経由で保土ヶ谷バイパスに出て…時間的に横浜町田で降りる頃に電話をくれれば二俣川辺りで落ち合えるんじゃないかなって思うんだけど…。」
さつき『OK。じゃ、それぐらいのタイミングで連絡するわ。じゃ、明日な。おやすみ~』
電話を切り、一応メールが来てたので店にも電話してみる事に…
美奈子「あっ、この前臨時でバイトに入ったなつきですけども…
えっとぉ、マネージャーさんからメール戴いてたみたいなんですけど…
あ、今日出られない?って話だったんですね^^;;;
すみません、ついさっき仕事が終わって」と言っといた。
(※―ここから美奈子sideで進行します―――)
一夜明けて…へっ?みんなスタートが早っ!?
店からメールが来てたので電話を入れて寝たのが22時半過ぎ…結局皆さんお風呂に入って流れ解散で寝てしまったのでどこの部屋を使って良いかも解らず、結局応接間のソファで上にパーカーを引っ掛けて寝て…現在朝の5時。
いつもなら仕込みもあるので、この位に起きて仕事に行く準備をするのだけれど…
とりあえず朝ごはんでも皆さんの分を作ろうとキッチンに向かう。
冷蔵庫を開けて…もやしとひき肉の炒め物と卵焼きと…
豆腐のお味噌汁でも作っておこうかな…と思って準備してたら…
眠そうな感じでレジェンドが起きてきた。
雅「あ、あれ?なつき~おはよ。あ、もしかして朝ごはん作ってくれる気でいたの?
あたし作らなきゃと思って焦って起きてきたのに^^;;;」
美奈子「あはは。昨日、皆さんお疲れのご様子で早めに寝ちゃったから…朝、お腹が空いて目が覚めるんじゃないかと思って^^
それに、あたし、店で普段仕込みがあるのでこの時間帯にはもう起きてるんですよ。いつもの癖で起きちゃったんで、どうせなら朝ごはんのを用意をしておこうかなって。」
雅「あっ!そうだ、昨日勢いで寝ちゃったけど…どこで寝たの?2階の空き部屋使った?」
美奈子「あ、いえ…どこを使って良いか聞くの忘れちゃったんで取り敢えずソファで寝ましたよ。」
雅「えええっ!体痛かったでしょうに…そう言う時にはあたしの部屋で一緒に寝れば良かったのにぃ…遠慮するんだから…」
若干期待してたのか?と思いたくなるようなレジェンドの口ぶり…ヲイヲイ。
そんなやり取りをしながら朝ご飯を作っていると続々と起きてきましたよ…朝に弱そうなお姉様方が。
優子「ふぁああ~あ。おはよ…え?もうしっかり起きてるじゃん…あんた達何時に起きたのよ?」
雅「あたし5時半…でももう起きて来たらなつきがご飯の準備始めてたから…
なつきで5時位?もっと早かった?」
美奈子「そうですねえ…目覚まし掛けて無かったんですけど、起きたら4時50分位でしたかね^^;;;
普段店で仕込みとかの準備があるんで、自然とその位に目が覚めるんですよ。」
と言う会話がなされてる頃…頭が爆発してる感じでフラフラとキッチンに起きてきたのはQueen。
なぎさ「おはよ…えぇ~マジで?皆なんでそんな朝起きるのが早いの?まだ…5時40分位だよ?」
美奈子「なぎさ姉さんおはようございます^^そろそろお味噌汁も出来ますから
顔を洗ってきてくださいな。」
と何気なく挨拶した美奈子。一気に目が覚めた様子のQueen…
急に眼を見開いて全開に起きた感じのQueen…何かと思ったら急に抱きつかれて…
何?何?って思ってたらいきなり…
なぎさ「やっと姉さん呼びしてくれたぁあああ!!」
とほっぺにチューされるわ、ハグされてるけど、回された腕の力がメッチャ強いです…
イタタタタ。シャレになりません。
とりあえず、Queenを引き剥がしてテーブルにセッティングをして皆で朝ご飯。
綺麗に食べますねえ…こんな簡単な朝ごはんでも”おいしかった”って言ってくれる
お姉様達…
食べ終わってお皿を片付けてたら…3人は朝のお散歩に出かけて行った。
その間に皿洗いと掃除機掛け位しておきたいなって思って…皿を洗って食器棚に戻して
ふと、気が付いた。”あれ?掃除機ってどこだろ?”…と。
ちょっと納戸っぽい所とか探してみたけど…よく解らない。
仕方ないのでレジェンドに電話してみた。
プルルルル…プルルr…ピッ!
雅「はいはい?なつき、どした?」
美奈子「あ、すみません掃除機ってどこかなって…お皿は洗い終わったんですけどね。
掃除機掛けでも…と思ったんですけど何処にあるのか解らなくて…」
雅「あ、そっか…後で帰ったら教えるからちょっと休んでて^^」
と言う返事だったのでそこからソファに戻って周りを片付けた。
しばらくして…3人が帰宅すると…レジェンドが
雅「ただいまぁ。お待たせ。あのね…この家って掃除機を持ち運びしないのよ^^;;;
実はね…」
照明のスイッチの横にある縦長の1列に並んだスイッチが4つ…ここをポチっと押したらキッチンにシンクの下から吸い込むような音が…思わず覗いてみると吸い込み口の様な物があり、確かに空気を吸い込んでいる様子で…床を拭くモップ(=ダス〇ンモップみたいな感じのね)で埃を集めてそこに持って行くと吸い込んでいく…
美奈子「あっ、へえ…こんな感じになってるんですねぇ…凄い。じゃあ…他の部屋にもこんな感じであるんですか?」
雅「そそ。ここだけじゃなくて他の部屋にも全部付いてるわよ。全部の部屋に掃除機を持って…って疲れるじゃん?」
そりゃ…この広さなら頷けるけどさ。でも普通はこんな装備になってるって思わないじゃん?^^;;;
ちなみにこのシステム。他の2人は知ってたらしい…さすがはセレブ。何か悔しいな…
ちなみにフィルターとかゴミがまとまるのは1カ所になってるので、まとめて捨てられるしメンテナンスも業者が来るんだそうです…凄すぎます…^^;;;
ひとしきり終わるとそれぞれシャワーを浴びてメイク&お着替えタイムでそれぞれ部屋へ…。え?何でそんなに気合入ってるんだろ^^;;;メッチャ怖いわぁ…(滝汗)
あたしは取り敢えず出る準備だけしておいてテレビをぼんやり見ていた。
その時テーブルの上に置かれたレジェンドの携帯が鳴った。
液晶には”レイカ”の文字…うわぁ…出られね~と思ってレジェンドを呼びながら携帯を持ってダッシュ…。
美奈子「雅さ~ん!電話ですぅ~!!あたし出ちゃダメなヤツなんでお願いしま~す!!」
雅「え?誰から?出てくれてもいいのに…」
美奈子「いやいや、”レイカ”からの電話に出ちゃダメでしょう…^^;;;」
雅「あ、そっか。了解。(ピッ…)はいは~い!もしもし?レイカかぁ。おはよ。
どした?」
…さすがTOP3に入るキャバ嬢…切り替えが早いなぁ…^^;;;
あたしにゃマネできんわ…(←あんたも普段、結構やってるじゃん…作者注:)
何か作者がうるさい事言ってるけど取り敢えず無視。(※扱い酷くない?By作者)
…どうやら相談事があるようですねぇ”レイカ”さん…。
あれぇ?レジェンドのアドバイスの仕方…誰かに似てるんだよなぁ…その言い回し…
って思ったらあたしとか沙雪が真子をはじめ、カフェの研修等で
こんちゃんや茂木ちゃん達に言ってた事そのまんまだわ^^;;;
やっぱり師匠だわ…弟子はそのまま下の者に”新人教育”と称して伝えてますよ…
ハハハ。
雅「…そこはさぁ。機転を利かす努力って言うかさぁ…
ん~色んな角度から見て行かないと、お客様が何を求めてるのかって
1つの方向からじゃ解らない事って多いよ?
うんうん…空回りする位のつもりでいろいろ考えて行かないと、
今の所どれが正解は解らない訳じゃない?
なら、考えた全てをお客様にプレゼンするって言うか…
さり気無く気が付かせてみて、
合ってればそれなりにリアクションが返って来ると思うんだよねぇ。
で、お客様のパターンが何回かやってると見えて来ると思うから、
そしたらこういう趣向があるから…って当りを付けて先回りする
って事ができるようになると思うのよね。うんうん、レイカなりに考えてやってごらん。あたしが一緒に居てフォローしてあげるから。
うん、じゃ、明日出勤だもんね。はい、あたしとは3日後ね了解です。またねぇ~。」
…ピッ…はぁあ…(溜め息付いてるよ^^;;;面倒な後輩って思われてるかなあ?
身に覚えがあるだけに心が痛いわ。)
あたしが難しい顔をしてたらレジェンドが気が付いたようだ。
雅「なつきぃ~何、あんたが難しい顔してるのよぉ。あ、さては”身に覚えがある”とか思っちゃってたなあ?」
美奈子「え?あ、ま、まあ…ねぇ…さすが師匠だなって…やりたいと思ってるのにできないもどかしさを電話で聞いただけで解決策を導いていきますもんね。(※ドキッ…何で解ったんだろ?師匠…やっぱ怖いわ^^;;;)」
優子「ついでに言うと、今のカフェで新人君達になつきが言ってる口調とかが…雅そのままだなって思ってたんじゃない?」
さすがレジェンド…言いたい事が手に取るように あ、GODにも把握されてる^^;;;
美奈子「え?あ、ええ…そ、そうなんですけどね…勉強になる事が多いなって…思っちゃってたんですけどね。」
(うわっ…いつの間に。Σ(・□・;)しかもそこまで読まれるんだ…
ホント、あたしって元々が先頭にに立って仕切って行くような人じゃないから…
GODやQueen、レジェンドを見ちゃうとまだまだだなぁって思っちゃうのよね…^^;;;)
雅「ああ…あたしが教えたって事はあたしの言い方とかを学んで育ってるんだから似て来るのは当然じゃない?それにね、多分、カフェに行って店員の子達の動きとか、なつきが指示飛ばしてるのを見たら…あああ…これがあたしの”弟子と孫弟子”かぁ…って思うんだと思うよ?」
優子「あ、それ、あたしが雅とレイカとの今の電話や会話を聞いてるなつきの顔を見てて思ってた事ね。さっきの電話やりとりも聞いてても、横に居るのに気が付いてないし…SHOPの時もそうだけど、どれだけ集中して聞いてるのよって思ったもの。その集中力はすごいと思うよ^^;;;」
GODがあたしを抱きしめてくれた。「(ん~さすが大師匠…あたしは足元にも及ばないなぁ。)」って思ってたら…
優子「そんな事無いと思うけど?あんたは根がマジメだから新人を育てる時も自分がどう言われようが仕事に必要な最低限の事を覚えてしまう迄甘い顔を一切出さなくなるタイプだと思うからさぁ。”怖い人”って誤解されやすいのよね。」
って言われた。
美奈子「あ、あれ?もしかして思考がダダ洩れでした?」
優子「うん^^思いっきり言葉に出てた。」
美奈子「うっそぉ…めっちゃ恥ずかしいヤツじゃないですか?それ。」
あたしってここに居るとやらかしてばっかりだ…。
その時、あたしの携帯が鳴った…
”あ、そろそろ横浜・町田に着くのかも。”って言いながら電話に出る。
美奈子「はいはい?もしもし、おはよ。あ、そろそろ高速降りるの?あ、じゃあこっちも出るわ。はい、じゃ、また後で。は~い。」(ピッ…)
さつきからの電話でどうにかレジェンドの家を脱出して…マーチの鍵をひっ掴んで小走りに車へ。エンジンをかけて出発しようとしたら…顔をバッチリ作ったQueenが追いかけてきた。
美奈子「へっ?な、なぎさ姉さん?どちらへ?あたし今から従兄らを迎えに行くんですけども…」
なぎさ「何言っちゃってるのよ。あたしがあの家に居ても暇なだけじゃん。雅は家主だからお出迎えの準備があるでしょ?優子姉さんはまだ髪の毛途中だったし…(←え?あれで途中なの?
美奈子注:)あたしは全部終わっちゃってるから居ても意味無いじゃん?だからね~、
ついてくの^^ウフフッ(^^♪」
美奈子心の声「(えええ!マジですか…結構飛ばすよ?大丈夫かなあ…)」
声は出て無いものの…つい、心配そうな顔をしてしまう美奈子。
なぎさ「そんな心配そうな顔しないの!あんたの運転は昨日で何となく解ったから大丈夫よ
。あたしのね…昔、付き合ってた男がねレーサー志望だったのね。その運転によく似てるわ。
安心してガンガン行って良いから。」
美奈子「そ、そう…ですか?(昨日のでも70%位だったからそれ位までかなあ…)じゃあ…行きますね…」
レジェンドの家を出て山道を下り始める。一気に速度を上げる…タコメーターが踊るように跳ね上がる。
ギュンッ!ボンッ!ブォオオオオ~~~~オオオオンッ!ブゥオオオオオ!!!!ギュキャキャッ!海に向かう大き目の道路に出ると一気にバスや一般車を抜いていく。フィイイイイイ~~~ンッ!そこから速度計は頂点を過ぎてかなり右側に…。
なぎさ「おおお!間違いないわ。レーサー志望の元カレに勝ってるわ…なつき男前!」
美奈子「何か、でもそれって…ビミョーですねぇ^^;;;その言い回し。(←まだ全然余裕なので普通に会話してる美奈子。)」
首都高の坂東橋から東名方面(保土ヶ谷バイパス、横浜新道方面)に向かって坂を上っていく。
合流で既にメーターは右に振り切っていて…CDデッキの上に取付けた追加メーターには…191㎞/hの文字が出ていた。
※通常、ここから六ッ川の料金所まで普通だと15分位…ここの区間で5分弱かなり異常な速さ。
なぎさ「昨日も思ったけど…外は”かわいいマーチのまんま”だけど中身はそのままレースに出られる”レーシングカー”になってない?シートに座っちゃうと親戚のおばちゃんの乗ってる車と同じ車種に全然思えないけど?」
●敢えて美奈子は何も答えずニコニコしてるけど…中身は別物です。
スピーカーホンに設定してもらってさつきに電話してもらう。
プルルルルル……プルルルr…ピッ…
沙雪「はい?美奈子?今、どこに居る?今ねえ…保土ヶ谷バイパスのねぇ…何だっけ?あ、二俣川の1つ手前の本村ってとこだよ?免許の試験場の所の降り口に近いって言ってるわ。」
美奈子「うんうん、こっちは逆側の左近山入り口のちょい手前。あと2分位で二俣川だよ。そしたら…二俣川の降り口を過ぎると合流があるからその先に左に寄せられるはずだからそこで待ってて。こっちは二俣川で降りて逆に下り方向に乗るから。ただねえ…こっちはK11なのよ^^;;;だからね。S13じゃないから見つけにくいかも知れないからね。」
沙雪「あれ?確か黒のK11で、エアロとか手作り感満載のヤツだったっけ?」
美奈子「うんうん、でホイールが7本のスポークタイプのシルバーの15インチだからさぁ。」
沙雪「OK、じゃ、また後でって…あ、ここかな?合流過ぎたあたりで待ってるね。」
美奈子「こっちも今、二俣川着いた。降りて逆に乗り換えるからさぁ。」…ピッ…
なぎさ「凄いね^^;;;その速度で普通に会話してる所が。沙雪ちゃんって今、助手席でしょ?」
美奈子「…のはずですけどねぇ。」
出口の信号待ちに引っ掛かってる。1回で10台くらいしか進まない。
なぎさ「運転してて通常のテンションで会話って結構難しいよ?しかもあの速度でって…」
美奈子「ん~、強いて言うなら昔からこう言う事が出来ちゃうんですよね…」
なぎさ「結構…特技に入れても良い位な技だと思うけどね…^^;;;」
美奈子「そう…なんですかねえ?出来て当たり前な感じになってるので、特殊かどうかも解んないですけどね。」
車はようやく信号を左折して駅を右手に見ながら次の信号を左折して合流地点に向かう…結構交通量は多め。
合流してみると、居た居た。4,50m先に銀色のS15が。間違いなくさつきの…”銀色の悪魔”仕様のS15が見えた。
パパパッ!(アルファホーンを3連打してみた。)気が付いたみたいでハザードを引っ込めて右にウィンカーを付けなおした。
美奈子が通り過ぎると即、後ろに付いてきた。途端に電話が鳴る。
Queenがスピーカーにして通話にしてくれた…。
美奈子「はいはい?こっちさあ…K11だからそんなに気合入れなくて良いからね^^;;;弄ったって115PSしか出て無いんだから。」
沙雪「美奈子~、助手席の綺麗なお姉さんがもしかして…」
なぎさ「あ、初めましてぇ~。こちらの世界でClub”Midnight-Angel”の一応No.2やってます”なぎさ”って言いますぅ。よろしくねぇ^^(助手席の横の窓から隣の車線のS15に向かって手を振ってるQueen。)
美奈子とは元の世界では2,3か月位しか一緒に仕事してなかったらしいけど、こっちでは姉妹の様な感じなのでw
で、えっと…今話してるのが一般人なのにキャバ嬢テクが使える沙雪ちゃんよね(^^♪噂には聞いてたけど…やっぱりかわいいよねえ?(→美奈子に顔を向けてる)」
沙雪「あはは^^;;;いえいえ。本業の方にお見せできるほどのモノでは…^^;;;(メッチャ顔を真っ赤にしてて明らかに緊張&恥ずかしがっている沙雪。)」
なぎさ「後で…良~く見て勉強させてもらうからねw」
冗談っぽく言ってるけど沙雪には冗談に聞こえない…顔色が悪くなって「ぐはっ!」っと白目を剥いた。
なぎさ「あははw冗談だってばぁ~。も~可愛いなぁ。」
ケラケラ笑ってるQueen…悪ふざけが過ぎますって…^^;;;
美奈子「えっとねえ…場所的な説明をするとねえ…六ッ川の料金所を越えて首都高の神奈川線に入って行って…坂東橋で降りて赤レンガ倉庫の方に取り敢えず向かうからさあ…」
沙雪、さつき「『は~い/あいよ~』」
なぎさ「あ、今の美奈子の従兄のお兄さんの声かな?ど~も、なぎさです~よろしくお願いしま~す♪あ、ちなみにこれから雅って言うNo.3の子の家に行くんですけどね、そこに家主の雅とNo.1の優子姉さんも居るんでお兄さんイケメンだからモテモテかもしれないからね。
沙雪ちゃんもやきもち焼いちゃダメよぉ?」(←S15の運転席に向かってメッチャ良い笑顔で手を振ってるじゃん…Queen。マジで狙ってるとか無いよねぇ?GODもレジェンドも含めて…話だけでテンション上がってたからなあ…ちょっと心配なんですけどぉ。美奈子注:)
(※―ここからはさつきsideで進行します―)
そこから通話を継続しつつ走る事10分ちょい…やって来ましたよ…でっかい家の並んでるエリアに着いたけど…なに?このデカい家…すっげぇ…
さつき『すげぇなぁ…高い壁が延々と。このデカさ…やっぱりお金持ちだねえ。俺ら庶民とは比べ物にならんわな^^;;;』
沙雪「そりゃあ…ここ(腕を叩いてる)の差でしょうね…間違い無く。実業家としても凄いと思うわ…」
なぎさ「まあ…雅の家は元々がお金持ちなのよ^^;;;実家は神戸で、神戸牛関連の年商何億って言う会社の社長令嬢だし。元々キャバ嬢のバイトも親に留学したいって言って”危ないから”って断られて…でも諦められないから自分で稼ぐって…そういう理由で始めた人と、
あたしみたいに実家が赤羽の金型屋で、しかも次女じゃねぇ…全然スタートが違うもの^^;;;
それにあたし高卒だけど、雅は結構良い所の4大卒な筈だしねぇ。
年商何億の会社と家族だけでやってる零細企業の町工場じゃ…雲泥の違いね^^;;;」
さつき「でも、個人売上で勝ってるんでしょう?誇って良いんじゃないですか?」
なぎさ「あの子は”できる子”だからちゃんとあたしを立ててくれるし、嫌な所とか感じを一切見せないから付き合ってられるんだと思うわ…。あ、ここよ。そろそろ電話切っとくね。」
沙雪、さつき「『了解です。』」
電話を切った後…すぐさま入り口の門扉が開く…きっとセキュリティーカメラで見てたんだと思うが。タイミングが絶妙すぎるってばぁ。遊園地の絶叫マシーンより怖いと思ってしまう。あ…警報が鳴ってる(フラグが立ったっぽい)^^;;;
K11の真後ろに並んで止めた。沙雪が下りてトランクから会社の商品でもある焼き菓子のセットを人数分持って来ていて、それぞれ袋に入れて緊張した面持ちで美奈子となぎささんの後ろに立った。
程なく広い玄関に立つ2人の女性が見えた…うわぁ…この人達とさっきのなぎささんを合わせて美奈子の言う”泣く子も黙るキャバ嬢3人衆”…海千山千の猛者かぁ。うはっ!
オーラが既にハンパ無ぇもん…あ、隣の沙雪を見ると…ありゃりゃ、メッチャ緊張しすぎて
表情筋が死んでるぅ…能面みたいに固まってるじゃん^^;;;
ある意味…この中での駆け引きも”精神的な意味でのバトル”みたいなもんなんだろうな。
まあ、美奈子ですらタジタジになってしまう位だから、俺や沙雪が到底太刀打ちできるはずもないんだけどね…。
無事に帰れる事だけを願うわぁ…ホント、店だったら身ぐるみ剥がされそうな気がしてきた…(白目)
笑顔が固まってる俺と沙雪。この3人の漂うオーラが”ハンパ無ぇ~”。社長さんとか政、財界のお偉いさん達を相手にしてるのだから当然と言えば当然なのだけども…こういうオーラを美奈子に感じた事が無いんだよねぇ…などと思いながら事は進んでいた。
雅「初めまして♪あたしがここの家主でお店ではNo.3って事になってます、雅(みやび)って言います。よろしくねぇ^^」
優子「いらっしゃい。あ、あたくしもここに遊びに来てるんだけどね^^;;;Club”Midnight-Angel”のTOPをしてます、優子です。よろしくね。お2人とも若いのねぇ。おいくつ?」
沙雪「は、初めましてです…あたしは小長井沙雪と申します。美奈子の従兄のこっちに居ますさつきと先週…入籍して嫁になりました。23歳です。あ、あの、ウチの実家の菓子店のお菓子で申し訳無いですけど良かったら…」
沙雪はぎこちない感じで雅さんに手渡した。その後、こっちに肘でグリグリされた。
解せぬ…ま、自己紹介するけどさぁ…コミュ障なのにこういう場面はハードル高いだろうに…
俺をこういう場に引っ張り出すなって、緊張するだろうが。スタンドの副店長モードで行かなくちゃな…
さつき『おはようございます…朝っぱらから押しかけまして…ホント、申し訳ありませんねぇ。
美奈子の従兄で小長井さつきと申します…(一応持ってたスタンドの名刺を渡しておく。)
一応メインはスタンドの副店長をしてまして…最近はその他に色々くっついてきちゃってるんですけど、まあ…そっちの方は追々にって事で^^;;;年齢的には美奈子から聞いてるかも知れませんけど…トリップしてきちゃったんでこちらでは23になったんですけども、元の世界では46でトリップして1年ちょいなので…精神年齢的には47のおっさんって事になっちゃいましたね^^;;;』
緊張してる俺達に後ろから肩を組むように割り込んで来たのが…さっき美奈子と一緒にK11に乗って来たなぎささん…メッチャ良い笑顔ですね…^^;;;
なぎさ「そんな2人ともお見合いに来てるんじゃないんだからさぁ…リラックスリラックス♪あたしとはもう顔見ながら電話してたから大丈夫でしょう?キャバ嬢=身ぐるみ剥がされる訳じゃ無いんだからさぁ。怖くない怖くないw」
さつき『…怖いとかの前に皆さんのオーラが凄すぎてメッチャ脈が速いんですが^^;;;』
雅「ま、立ち話もなんだし中で涼も(^^♪今日は何か暑くなるってさっきテレビでも言ってたしさぁ。」
…って事で家の中へ。そこで目に入って来たものは…ここってモデルハウスでしたっけ? って一瞬考える位の空間が広がっていた。
中に入ると天井が高いし、隅々まで綺麗に掃除の行き届いた…開放感のある広い廊下や部屋…普通の家みたいにせせこましくない…リサイクル品のオンパレードの借家暮らしのウチとは大違いだな…^^;;;
ソファーや家具などの調度品も良いモノなんだろうなって思わせる重厚感のあるお部屋。
でもゴテゴテして無くて”センスが良いな”って思わせる感じ。インテリア雑誌に出てきそうな感じのオシャレさ加減…
応接間らしきところに通され…程なく渡したお菓子と、前もって買ってあったのだろうフルーツやお菓子、飲み物がゾクゾクと運ばれてくる…何か待遇もの凄く良いんですけど…美奈子って凄い人脈持ってるなぁ…。
あ、飲み物もちゃんとアルコールとノンアルコール分けてる…細かいわぁ。
雅「あ、みんなグラス持った?好きな飲み物入れたね?じゃあ…改めていらっしゃいませ!これからここを”我が家”とか”実家”だと思ってくつろいじゃってくださ~い^^乾杯w」
ALL「「「「『かんぱ~い!!フゥ~!!Yeah!!』」」」」
こうして見てると性格的に悪い人ではないのは解る。それに店じゃないからかも知れないけど、計算してる感じでもないし…付き合いにくい感じでもないんだなぁ…そんな事を思っていた。
沙雪は早くも美奈子を介して3人の”お姉様”達と仲良くなってるようで…トークに花咲かせている。
俺は窓から見える景色…横浜の海と芝生の緑…それにガレージの中に納まってるブリティッシュグリーンのジャガーXJ6とお買い物車なのか…まさかのスズキのスイフトスポーツ。色がグレーで純正のフルエアロと社外のアルミが付いてるなぁ…意外ですねぇ。その外に…BMW635CSiか…優子さんっぽい感じがするな。ん?プジョーの306XSiのS16…ラリーのベース車じゃん。これはなぎささんのかな…結構スポーティーな車に乗ってるのね^^;;;
それに美奈子のK11と俺のS15か。個性出てるなぁ…と思ってたら、俺の耳元で囁く人が…
雅「お兄さんが気になってる車ってあった?」
振り向くとそこには雅さんがニコニコして立ってた。
さつき「ああ…意外だったのはZC31Sのスイフトですかねえ。エアロも付いてるし社外のアルミに変えてるし…」
雅「ああ…あの車は出た時”良いかも”って一目惚れして買ってね。お買い物とか近所に出かける時に乗ってるの。それとジャガーはお店のお客様がジャガーの販売店の社長さんでね^^;;;お付き合いで買って、お店にはあれで出勤してるのよ。」
ふぅ~ん…もっとキャバ嬢の人達って営業的に腰が低いだけかと思ってたけど…ここの人達はかなりフレンドリー。池谷君達に近いフレンドリーさだ。
しかも沙雪が八景島の水族館に行った事が無いって話したら、明日行ってみようかって話で盛り上がっちゃってますけど…
お~い!お姉さん方仕事は大丈夫なの?しかも今日ここに泊るとか?聞いてないんですけども…
雅さんだけじゃなく、優子さんやなぎささんまで”店が定休日だし、No問題!”
とか言っちゃってるよ^^;;;
マジか。あとでK11ちょっと見ておくかな。納車されたばっかりだけど、もうちょい調整の余地がありそうだし。そんな事を考えてたら…
優子「お兄さんは元々あんまりみんなで集まってワイワイするのって苦手な方?」
気が付けば肩をトントンされ…耳元で囁かれてビクッとしてしまった。
さつき「あ、いえいえ。今、さっき窓から止まってる車を見てて…明日、水族館に行くなら誰が車出すんだろ?って。人数的に2台とかで行く感じになるんだろうな…って思ってて。あの辺り、小回りが利いた方が良いだろうなって。なら美奈子のマーチとプジョーかスイフトかな?って。シルビアでも問題ないですけど、後ろに乗るならもうちょっと広い方が良いかな?とか思ってたりしてね。」
優子「じゃあ…明日の八景島は雅のスイフトと美奈子のマーチと…どうする?プジョーも出す?…6人なら2人ずつ3台より、3人ずつ2台でも向こうの駐車場の事を考えたら…って気がしない?」
…と話してる4人に話を振ってくれた。で、その後、話し合いの結果美奈子のマーチと雅さんのスイフトスポーツを出すことに決まり…俺はちょっとマーチの調整をしたいと言って表に出てきた。美奈子の言ってた弄り方の方向性を思い浮かべながら…ちょこちょこ弄り始める。
それを見ていたなぎささんと雅さんが…話をしながらこっちに歩いて来るのが見えた。
興味があるのだろうか…。
やがてエンジンをかけアイドリングの状態を見ながら、1周回って来ようかと思ったらいつの間にか2人は車のそばにいた。(えっ?気配がしないんですけど?怖いな~^^;;;)
なぎさ、雅「「お兄さん、何処に行くのかな?」」
さつき『え?あぁ…この美奈子のマーチを来る時に見てて、エンジンの回り方が重そうだったもんで調整してたんですよ。で、確認しに1周行ってこようかと。』
なぎさ、雅「「なら、一緒に行くから。」」
あ、これ…拒否権無いやつだ。容赦無いな…って事でS15に美奈子と沙雪、
それに優子さんが乗り、2台で…雅さんの家を出発することに。