銀色の悪魔…6th Stage~ ”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”列伝…<特別編> 作:SilviaSilvermoon
(えっ?気配が全くしなかったけど?怖いな~^^;;;)
なぎさ、雅「「お兄さん、何処に行くのかな?」」
さつき『え?あぁ…この美奈子のマーチを来る時に見てて、エンジンの回り方が重そうだったもんで調整してたんですよ。で、確認しに1周行ってこようかと。』
なぎさ、雅「「なら、一緒に行くから。」」
そう言って車に乗り込む2人。あ、これ…拒否権無いやつだ。(白目)
容赦無いな…って事でS15に美奈子と沙雪、それに優子さんが乗り、2台で…雅さんの家を出発する。
この辺りで確認できそうな所って地元の方に行かないと無いんだよなぁ…
さつき『えっと…じゃあ、地元のいつも確認してる所まで行っちゃうんで…』そう言って高速に向かう。坂を下りてバス通りへ。ここで一気に加速すると…なぎささんが口を開いた。
なぎさ「あれ?美奈子の乗ってた時より速く感じる…」
さつき『ん~そこまで体感できるかどうかは解らないですけど…多少はモタつき感が無くなったような気はしますね…』
車は東名高速に向かって進む。保土ヶ谷バイパスから分岐で左側に入って高速の方に向かっていたら…美奈子運転のS15との間にR35のGT-Rが後ろに割って入った。でもここから横浜町田の入口のゲートの直前までは1車線で抜くスペースも無いので、曲がり切れる速度で走っていた。
ETCのゲートをくぐって後ろを見ると遥か遠くに…あ、美奈子が引っ掛かってる^^;;;
ん?何かしたのかな…ま、良いか。そのまま本線に合流して加速しながら右側の車線に。
一応加速のテストもあるので、各ギアで全開で引っ張ってみる。ん~ま…こんなもんか。
後ろにS15も来てるし…厚木を越えて秦野中井まで全開で走ってると…後ろのS15の中でGOD(=優子さん)が呟いた。
優子「お兄さんの運転…穏やかそうに見えるけど、実はとんでもないね。」
その言葉に一瞬…???が頭の中に一気に増殖する美奈子と沙雪…
沙雪&美奈子「へ?別にいつもの運転じゃないかと…/優子さんから見て何か気になるところ…ありました?」」
これは雅さんの携帯にもメールで送られてきた。
雅「お兄さん、今、優子さんからでね…”お兄さんの運転…穏やかそうに見えるけど、実はとんでもないね。”ってさ。」
東名高速を秦野中井で降りようとしてると…いきなり優子さんの雅さんに送って来たメールの発言に…一瞬…???が頭の中に一気に増殖するさつき…(な、何で?)っという思いが頭を駆け巡り…
さつき『へ?(普通に走ってるのに)何でまた?ど~ゆ~意味で?』
と頭をひねる…すると、
なぎさ「ああ…解った。無自覚だからだわ…やっとつながったわ。」
と何かわかった様子。尚もさつきの頭の中に?が乱舞する…
(ちょ、何だか全然解んないけど?説明してくれます?)声になってないが…
顔がキョトンとしながら高速の出口を降りる。
その頃…S15の車内では頭の中でつながったとばかりに優子さんが持論を展開し始めていた。
優子「前に美奈子がさぁ…お兄さんが”銀色の悪魔”って呼ばれるようになって…
バトルするとほとんど相手の車が付いて来ようとすると谷底行きになったリ、
燃えたり、事故で再起不能になったり…って話をしてた事があったでしょ?
その理由が解ったって事。」
美奈子「ん?相手が自滅していく理由を考えてたんですか?」
優子「自滅って言うか…お兄さんが普通に運転してるからそれに引っ張られて
最初は良い感じにスピードが乗っていく訳ね。
ところがある時、自分ではこんなに出した事の無いって速度域に到達しちゃってるの。
で、目の前にはコーナーが迫っていて…もちろんお兄さんは曲がれる範囲内だから
悠然と曲がっていくのに、後ろから来てる方は自分で作りだしてるペースじゃなく、
相手のペースに”乗せられて”そこまで来ちゃったって事に初めて気が付く訳ね。
で、お兄さんと同じ様に曲がれないから…
必然的に事故になる。しかも車が大破してしまう様な…大きな事故になる。
って事は自分も無傷で居られないって事よ。そんな大きな事故で体が無傷って
聞いた事無いでしょう?」
ほぼ同じ事をK11の車内でなぎささんが話している。
なぎさ「お兄さんはあくまでも無自覚なのね。ここがポイントで
後ろに来た奴はお兄さんが作り出したペースを”今日は自分は乗れている”
と勘違いしちゃうのよ。
だからコーナーが迫ってきた時にお兄さんは通常通り曲がって行っちゃうけど、
後ろから来た人はここでようやく”このペースが作り出されたもので、
自分が作ったペースじゃない”って気が付くの。自分のペースじゃないから
曲がるタイミングがずれて…ちょっとの違いが大事故になるって訳ね。」
まあ、何と無くメカニズムは理解できたけどさぁ(滝汗)
さてとそろそろかな…テストと言えば…やっぱり、ここでしょう。
優子さんの発言で物議を醸しながら…車は東名高速を降りて交差してるバイパスを二宮方面に向かって南下していく。
中井電話局前の交差点を右折…しばらく道なりに走ってT字路を左折…
広域農道”やまゆりライン”へ。左手に牛乳工場を見ながらアップダウンと
左右のコーナリングを繰り返しながら走る。
こういう所はS15の方が圧倒的に有利だよね…
K11も、もうちょっとパワーが欲しいよな…なんて思いながらも
周りが見たらびっくりするような速度で走っている。
その頃S15の車内では…美奈子がさつきについて語っていた。
美奈子「ここ…さつきのホームでもあるから…K11とは言え、そんじゃそこらの走り屋じゃ太刀打ちできないと思うのよね…
白バイとか覆面パトカーに追いかけられても振り切る腕の持ち主だもの…。」
沙雪「へっ?覆面パトとか白バイを撒くって…どうやって?
しかもナンバーを覚えられてないって事になるよねえ?
嘘ぉ~そんな事って出来るもの?」
優子「あの仮説が正しいなら…誰にでも起こりうる事だし、警察が相手って言っても
人間相手だからね…100%無いとは言い切れないわね。」
S15の1/3程度のパワーしか無いのにS15に乗っている美奈子と変わらないペースで
峠道を走っている。右手に採石場が見えてきた。
そろそろ田島峠に接続するT字路に差し掛かる。ここを右折してこの前日に
美奈子が夜景を見せたあの場所に向かって上り始める。
優子「あれ?ここってさあ…この前夜景を見に来た所じゃ…?」
美奈子「そうです。大正解ですよ。」
優子「何かねぇ…また絡まれそうな気がしてならないんだけど…」
この言葉に美奈子と沙雪は思いっきり乾いた笑いを上げたと言う…
一方、K11の車内では…
雅「あっ、ここって…ミカンの木…この前夜景を見に来た所じゃ…」
なぎさ「確か、美奈子が突如豹変した…
(←顔色が悪くなってますけども…って何となく想像がついてしまったさつき。)」
さつき「見た目と4人乗車って事で露骨に煽られて…抜かして行ったら美奈子が豹変したんでしょ?しかも、1度抜かさせといて、それを煽って抜き返すと言う…」
雅、なぎさ「「あ、本人から聞いた?美奈子ってホント、顔つきまで変わるよね…
/100系のマークⅡだったんだけど…窓を開けて何か怒鳴りながら抜かして行ったんだけど、上りが終わるちょっと前に追い付いて煽り返して下りで一気に引き離すって感じね。」」
さつき『本人から聞いた訳じゃ無いけど、想像はつきますね…^^;;;』
あはは…何かやりそうな…(あれ?フラゲ建設しちゃってないだろうな?)^^;;;
さつき『このマーチに4人乗車でやったんだ…ある意味凄いけど。じゃあ…仕掛けるならこの辺りからこうやって左のミラーを木の枝すれすれに寄せて…』
そう言って美奈子のやったであろうラインで走ってみる。
雅、なぎさ「「うんうん、やってた。で、頂上付近で対向が居なかったから
一気に右に出て右コーナーをショートカットして…引き離してたよ。」」
さつき『あ、やっぱりやってました?…容易に想像ができる所が美奈子だわ…。』
なぎさ「でも、今回3人って言うのもあるかも知れないけど…今日の方がスピード乗ってる気がするわ。」
雅「周りの景色が良く見えてる分…余計に流れる景色とかもあるかも知れないけど…
多分、前回より速いねぇ^^;;;」
その頃後続のS15では…
美奈子「あぁ…やってるやってる。きっとなぎささん達がここら辺で煽られて抜かさせてから煽り返して抜かしてぶっちぎったって話をしてるんだろうな…」
優子「話を聞いただけで同じラインを通れるって…それも凄い話だけどね^^;;;」
沙雪「おほっ!K11がFドリしながら下ってってるぅううう!!」
美奈子「この前のあたしのペースより相当速いと思うんだけど…あの短い時間で
どんな弄り方したんだろ?」
”田島石橋”の交差点が見えてきた…この信号を過ぎてUターンをして二宮側に戻るのが一般的なルート。
信号の関係でさつきのK11の方が先に渡ってしまってS15は赤信号に引っ掛かってしまった。
すると…大井の方から曲がって来たアルト・ワークスが1台。
これ見よがしに煽ってきますねえ…。
フッと笑うと“漆黒の闇に浮かぶ幽霊(ゴースト)”のスイッチが入る前と入った後の
美奈子の声真似をするさつき。
さつき『えっと…今いきがってる軽のアルト・ワークスに煽られてるんですけど…
どうします?選択肢は3つ。1つ目は無視して向こうが勝手に抜かすのを待つ。
2つ目、ここから引き離しにかかる。3つ目…一旦抜かさせてから煽り返して抜き去る。
さあどれ?』
雅、なぎさ「「うはっ!全く同じ事聞かれたし、しかも、やったら似てるのは何でよ!」」
さつき『さてどれにします?(←美奈子の口調と声真似続行中)』
雅、なぎさ「「前と同じ3番っ!」」
さつきはフッと笑い……”あの声”で響き渡るように言う。
さつき『じゃあ、抜かさせて先に行ってもらった事ですし…さて、始めますかぁ。
フフフ。楽しいモノが見れるかもしれませんよ。クックック。」
つい十数時間前に聞いた言葉…背中がゾクゾクしてる2人。
ついこの前聞いたばかりの…背中に冷たいものが走る様な地を這うような声に…
お姉様2人が固まっている。そして次の瞬間…4速から2速に落とし、一気に加速し始める。
ボァアアンッ!ギュキュキュッ!ブォアアアアアアアアアアアアアアア~~~ンッ!ギュキュキュッ!~!!ボッ!フバンッ!
顔つきが柔らかい顔つきから…美奈子のスイッチの入った時と瓜2つの”悪魔”か”阿修羅”の様な顔つきになって…目がギラついてる。
まだまだ上り始めた所…アルトは軽とは言え、ターボ車…ボディーの軽さも考慮に入れたりしたら、
それこそマーチに不利な条件ばかりで”勝ち目はない”はず…だが。
なぎさ「何で言い回しだけじゃなくて顔つきも声も似てるぉおおお!!!」
雅「ヤバい位同じで変な汗と動悸が止まらないわ!」
圧倒的に不利な上りでピッタリくっついて逆に煽り返す。傾斜が少し緩やかになった所で一気に前に出る。
さつき『さて…前に出た事ですし…そろそろぶっちぎりますかねぇ!!!せ~の!』
その言葉を皮切りにお尻を流しながらFFのはずのマーチがFドリをかましながら下っていく。
山側の老人ホームの入り口の手前、川が右手の下の方に流れるエスケープゾーンのある
辺りまで下りてきた時には(コーナー4つか5つ位)米粒どころか…
何も見えなくなっていた。
さつきは運転席側の窓を開けて走っていたのだが、次の瞬間…
ギュキャキャッ!キョォオ~~~~~~!!!グシャッ!!!チュド~ムッ!ドゴッ!
と言う激しく何かのぶつかる音と爆発したような音がミラー越しに黒い煙と共に見えた。
さつき『あ~あ。事故ったね…ありゃ。畑仕事の地元の人とか巻添えにしてないと良いんだけど。』
そのさつきのいつものトーンの冷静な口調とあまり感情の感じられない冷たい顔…
2人が恐る恐るさつきの顔を見ると…悪魔のような顔では無かったが、
無表情でどこかに電話をし始めるさつきを見つめ続ける。
さつき『あ、すみません。消防車と救急車お願いします。えっと、場所が…
田島峠の真ん中位の老人ホームの入り口に近い所で、横に待避所みたいなのがある辺り
なんですけども…はい、大至急お願いします。車が事故ったようです。』
ピッ…何か考えてるような顔で電話を切るさつき。
程なくS15が勢いよく追いかけてきた。
窓を開けて美奈子が言ってる…
美奈子「さつき~電話した?単独だけど結構逝っちゃってるねぇ。」と。
さつき『ああ、もう呼んでるから…そろそろ来るだろう。俺らは撤収だな。』
美奈子達と合流後、二宮の方に下った先にある隠れ家的な小さな喫茶店でお茶しようと
向かっている途中、山の方に上がっていく消防車と救急車とすれ違う。
行ったのを確認してからお店に入り…コーヒーを注文して一旦落ち着いてくことに。
まあ、コーヒーを飲んでる最中ものすごく静かな時が流れる。
伝説のキャバ嬢3人衆の顔色が真っ青で、
この世のものとは思えない顔つきしてましたけど…大丈夫ですかねえ?
(※それ、どう考えてもお前のせいだろうが!!無自覚って怖い…←作者注^^;;;)
席の配置で言うとカウンターに入口に近い方からさつき、沙雪、美奈子が、
美奈子の後ろのボックス席に伝説のキャバ嬢3人衆が座った。
ここでキャバ嬢3人衆の会話を聞いてみましょう…
優子「これでお兄さんが”銀色の悪魔”と言われる由縁がはっきりしたわね。」
なぎさ「実の所、お兄さん自身はその事に無自覚で運転してるんだけどねぇ。
一見すると、穏やかそうに見えるけど、実はとんでもない運転だって事。
お兄さんは曲がれる、止まれる速度で運転してるから無理はしてないんだけど、
お兄さんの運転に誘われて事故るって感じだよね。
さっきのアルト・ワークスもそうだったけど、
最初、くっついて来る方も楽そうにお兄さんが運転してるから
ペースに乗せられて良い感じでスピードが乗る。
ただ…そのままくっついて行った時にある時、
自分単独では絶対出さない領域の速度になってて、
気が付いた時にはもうありえない速度でコーナーに入ってるから
曲れずに何らかの事故が発生って訳よ。
相手の判断を遅れさせてしまう事で正常な判断が出来ず事故を誘発する…
これが”銀色の悪魔”の伝説を大きなモノになってしまった原因の様ね。
実際に見るまで信じられなかったけどね…」
雅「それももちろん気になったけど…あたしはそれよりあの声と言い回しと顔つきが…
あまりにもなつきに似すぎてて…正直鳥肌が立ったわよ^^;;;」
優子「そ、そんなに似てたんだ…聞いてみたい気もするのは何でだろ?」
なぎさ「あぁ。雅の言いたい事はあたしも感じたけど…お兄さんがやった物まねって…
なつきってこの事知ってるのかしら…(ヒソヒソ)」
雅「知ってるんじゃないのかなぁ?…もしあれなら本人にこっち来てもらって
話を聞いちゃう?」
優子「え?本人に聞いちゃうの?お兄さんがあんたの声と口まねがやたらと似てるのって知ってる?って?さすがに無理でしょう…」
なぎさ、雅「「う~ん…でもここじゃなくても後でこっそり聞いてみたら?」」
優子「あんた達は同じ車に乗っててどうだったの?」
なぎさ「軽のアルトのお兄ちゃんがターボだからってこっちを露骨に煽ってきた訳。
そしたらお兄さんが急になつきのあの口調で…
『えっと…今いきがってる軽のアルト・ワークスに煽られてるんですけど…
どうします?選択肢は3つ。1つ目は無視して向こうが勝手に抜かすのを待つ。
2つ目、ここから引き離しにかかる。3つ目…一旦抜かさせてから煽り返して抜き去る。
さあどれ?』って。全く同じ言い方、同じ声で。」
雅「こっちがホントに驚いたわよ…意識的に声真似を続ける様に『さてどれにします?』
って言うから、2人で「前と同じ3番っ!」って言ったら…
いたずらっ子ぽくフッて笑って…
1オクターブ下の…”あの声”で『じゃあ、抜かさせて先に行ってもらった事ですし…
さて、始めますかぁ。フフフ。楽しいモノが見れるかもしれませんよ。クックック。』
ってね。ついこの前聞いた背中に冷たいものが走る様な声に…ゾクゾクしたわよ。」
その言葉を聞いた後……ボックス席の前に立つ人影が…
?『なぁんだ、伝説のキャバ嬢が3人で話し合ってるから何かと思えば…心配して損しちゃったかも。』
奥のボックス席の死角になる場所で…腕組みしながら壁に寄り掛かってたのはさつき。
そしてニヤニヤしながらこう言った。
さつき『あの山で美奈子が4人乗車でバトルしたって言うのを聞いて…
帰り道にちょうど軽のアルト・ワークスが露骨に煽って来たんで…
美奈子だったらこう言うなって思って…』
一旦区切ってスウ~ッと息を吸い込むと美奈子の口調&声真似で
さつき『”えっと…今いきがってる軽のアルト・ワークスに煽られてるんですけど…
どうします?選択肢は3つ。1つ目は無視して向こうが勝手に抜かすのを待つ。
2つ目、ここから引き離しにかかる。3つ目…一旦抜かさせてから煽り返して抜き去る。
さあどれ?”って言ったら2人とも動揺してて^^;;;あたしそんなに似てますかねぇ?』(←この部分ももちろん美奈子の声まね継続中。)
優子「グハッ!そっくりなんてレベルじゃないわ^^;;;ほぼ双子レベルだってば。
電話とかで…声だけだったら解んないかも知れないわ。」
この3人から見分けが付かないと言われてしまったさつき。
それはそれで何か複雑な気分…
※このタイミングで沙雪と美奈子がおトイレに立っていたため不在。
良い感じでキャバ嬢達のお墨付きが…出るってゆ~のも何だろな(ヲイヲイ^^;;;)
GOD(=優子さん)が美奈子の声まねを聞いて悶えてる…
そんな中、若干脱線したのを元に戻すさつき。
さつき『…で、さっきの話に戻りますけど、更に『さてどれにします?』って
美奈子の口調を続けたら、3番っ!って事でしたので
”じゃあ、抜かさせて先に行ってもらった事ですし…さて、始めますかぁ。フフフ。
楽しいモノが見れるかもしれませんよ。クックック。”ってね。
で、まだ上り始めたばっかりだったんで、コーナーをいくつか曲がると
追い付いちゃったもんで。煽り返してやりましたけどね。』
なぎさ「イヤイヤイヤ…顔つきが柔らかい顔つきから…美奈子のスイッチの入った時と
瓜2つの”悪魔”か”阿修羅”の様な顔つきになって…目がギラついてるし。
凄味があったのよ。しかも…アルトって軽とは言え、ターボ車でしょう?
確かウチのお店でも何人か前に乗ってたのよね…
ボディーの軽さも考慮に入れたりしたら、それこそマーチに不利な条件ばかりで
”勝ち目はない”はず…でしょう?それを…
『さて…前に出た事ですし…そろそろぶっちぎりますかぁ!!!せ~の!』
ってその言葉を皮切りにお尻を流しながら山を下っていくの。
川が右手の下の方に流れるちょっと路肩が広くなる辺りまで来た時には米粒どころか…
何も見えなくなってたし、その直後、後ろでぶつかったような音がして
黒い煙が見えたし…ホント、お兄さんって何者?」
さつき『う~ん、それカフェの2号店の方で新人の子にピザの作り方教えてる時も
同じような事言われたなぁ。「もう1人”美奈子様”が居る様で…」って。
この時に、”はて?美奈子…様?確かにあいつは仕事の鬼ではあるけれども、
恐れられてるのか?”って思ってたら、バイトの子2人が
「言い回しとか怒り方に注意するタイミングまで全く同じなんで…
心なしか声まで似てる気がする…」ってね。そこに2号店の店長をしてる子まで
話に乗って来て…
「うん、この2人が言う様に…美奈子って…今まであの柔らかい感じだったはずが…
突然”美奈子様”って感じになるのよ…教育してる時って。」って言うもんで、
『ちょっと…あたしの言う事聞いてた?ふぅ~ん…聞いてたんなら
同じミスは繰り返さないよねぇ?(黒笑)じゃ、もう10枚同じ物が作れたら上がっていいよぉ。ま、出来たら…だけどね。フフフ…』って声まねも含めて言ってみたんですね。
そしたら、3人共が「!!!ヤバいっ!美奈子様が降臨されたぁああああ!!って
ガクプルしてるし。』
☆このエピソードを聞いて爆笑してる大御所キャバ嬢の居る光景…
雅「うははははwひぃ~お腹痛いっ!そっかぁ…新人教育そんな感じなんだぁ…
あはははは^^」
優子「この前雅がこっちのレイカに電話で話してるのを横で聞いてた美奈子が
難しい顔をしてたの…思い出しちゃったわ^^」
なぎさ「その言い方wまんま雅がレイカ達に新人教育してた時の口調そのままだし。
しかも覚える迄甘い顔を一切しないって言うのも…あの子らしいわ^^
その話、この前話をしたばっかりよ。」
優子「この前、雅が美奈子に”新人教育で身に覚えがある”って思ったんじゃない?
ってツッコミ入れたら「え?あ、ええ…そうなんですけどね。
勉強になる事が多いなって…思っちゃってたんですけどね。」って言ってたわ。
「そんな事無いと思うけど?あんたは根がマジメだから新人を育てる時も
自分がどう言われようが仕事に必要な最低限の事を覚えてしまう迄
甘い顔を一切出さなくなるタイプだと思うからさぁ。
”怖い人”って誤解されやすいのよね。」って話をしたのよ。」
さつき『だからですかねぇ…ちょっと3人の話が盛り上がり過ぎたみたいだったんで、『はいはい、冗談は良いから手を動かしてちょ~だい!脱線しすぎ!』
パンパンっと手を叩きながら美奈子口調で続けると3人が「ぐはっ!」って言って
白目を剥いたんですけどね…。
そんな時に1号店の方では沙雪と美奈子が店番してて
「まぁ…あたしがどう言われようと、モノになってくれればそれで良いのよ。
それ以上を求めて無いし。」って美奈子が言うと、沙雪が
「何かそ~やって割り切って仕事してる姿って…前の会社で新人教育してる時も
そういう感じだったんだろうな…って思っちゃったわ。」って話したらしいです。
そしたら美奈子のヤツが…
「まあ…やってる事はどこでも一緒だもの…仕事をやって行く上で最低限必要な事を
しっかり忘れないように記憶に定着させる…これが新人教育で必要な事よ?
そのためには悪魔にもなるわよ…フフフ。(黒笑)」って言ったらしいです。
その黒笑で沙雪はビビっちゃったらしいですけどね…^^;;; 』
優子、なぎさ、雅「「「うはっはっはw美奈子らし~い!いい味出してる!!
/やっぱり?そう言う所があるのよね…真面目だし。雅と姉さんの会話をSHOPで聞いてる時の顔がね…凄かったし
/さすがあたしの弟子だわ^^師匠の教えをちゃんと守ってるし。沙雪ちゃんがビビッてる姿が目に浮かぶわぁ~。」」」
爆笑しながら手を叩いて涙をながして悶えちゃってる3人…。
よほどツボにはまったようだ。
そこまでで話の区切りが付いた頃…沙雪と美奈子が出てきた。
お姉様達が今度はトイレに行って帰る準備になる…
沙雪「ねえ…さっきお姉様たちと何の話をしてたの?」
さつき『あ?ああ…田島に向かう時に高速降りる頃に優子さんから雅さんに
メール来たじゃん?”お兄さんの運転…穏やかそうに見えるけど、
実はとんでもないね。”ってさ。あれから始まって田島峠でのさっきのバトルで
確信に変わったんだってさ。”銀色の悪魔”の伝説はここに秘密があったんだって…
その事はS15の中でも話してたんじゃない?』
美奈子「相手が自滅していく理由を考えてたんですか?ってあたしが聞いたらね…
”自滅って言うか…お兄さんが普通に運転してるからそれに引っ張られて
最初は良い感じにスピードが乗っていくわけね。
ところがある時、自分ではそんなに出した事の無い速度域に到達しちゃっててね。
で、目の前にはコーナーが迫っていて…もちろんお兄さんは曲がれる範囲内だから
悠然と曲がっていくのに、後ろから来てる方は自分で作りだしてるペースじゃなく、
相手のペースに”乗せられて”そこまで来ちゃったって事に気が付く訳ね。
で、お兄さんと同じように曲がれないから…必然的に事故になる。
しかも車が大破してしまう様な…大きな事故になる。
って事は自分も無傷で居られないって事よ。そんな大きな事故で体が無傷って
聞いた事無いでしょう?”ってさ。冷静に分析してたよ?」
さつき『あはは。こっちでも車内でなぎささんがほぼ同じ事言ってたさ。
”お兄さんはあくまでも無自覚なのね。ここがポイントで、後ろに来た奴は
お兄さんが作り出したペースを【今日の自分は乗れている】と勘違いしちゃうのよ。
だからコーナーが迫ってきた時にお兄さんは通常通り曲がって行っちゃうけど、
後ろから来た人はここでようやくこのペースが【作り出されたもの】で、
【自分が作ったペースじゃない】って気が付くの。自分のペースじゃないから
曲がるタイミングがずれて…ちょっとの違いが大事故になるって訳ね。”ってさ。』
沙雪「う~ん…2人とも凄い分析力。評論家できそうな気がするわ^^;;;」
さつき『あ、折り返してからアルト・ワークスに煽られてる最中に
美奈子とここに来た時も煽られたって言うから美奈子口調でサービスしといたけど?』
美奈子「はぁ?そんな事してたの?信じらんない…」
さつき『でも、やたらと伝説のキャバ嬢3人衆にウケ良かったけど?』
美奈子「そりゃ、ウケるでしょうけども…こんちゃんや茂木ちゃんが
ガクプルしちゃう位だからね…でもさ、芸人じゃないんだから
そこを追い求めなくても良くない?」
さつき『そんなこと言ったら…優子さんなんて、”声だけ聞いたら全然解んないかも。
電話だったら間違えるかもね”って言ってたぞ?』
美奈子「…大師匠…マジか。(←orz状態)凹みますわぁ…。」
沙雪「確かに似てるのは間違いなんだけどさ^^;;;
あたしもこの前電話で笑い過ぎて過呼吸になったけども…」
さつき『何か美奈子がこの物まねの事を知ってるのかって
話をさっき俺が口を挟む前にしてたぞ?俺に確認とってくる事は無かったから、
それとなく聞いてくる気なんじゃない?』
美奈子「そ、そうなんだ…何か精神的なダメージが…^^;;;」
さつき『あ、それと…話の流れで5Stars Cafeのピザの研修の時の
こんちゃんと茂木ちゃんの件エピソードとして公開したんで…』
美奈子「え?あれ話したの?あっちゃ~雅さんの受け売りってバレバレじゃん…。」
さつき『一応反応を紹介しとくと…雅さんが「うははははwひぃ~お腹痛いっ!
そっかぁ…新人教育そんな感じなんだぁ…あはははは^^」ってウケまくってて。
優子さんが「この前雅がこっちのレイカに電話で話してるのを横で聞いてた美奈子が
難しい顔をしてたの…思い出しちゃったわ^^」って何か妙に納得してて、
更になぎささんが上に被せる様に「その言い方wまんま雅がレイカ達に新人教育してた時の口調そのままだし。しかも覚える迄甘い顔を一切しないって言うのも…
あの子らしいわ^^その話、この前雅の家で話をしたばっかりよ。」ってさ。
そこで優子さんが「この前、雅が美奈子に”新人教育で身に覚えがある”
って思ったんじゃない?ってツッコミ入れたら
「え?あ、ええ…そうなんですけどね。勉強になる事が多いなって…
思っちゃってたんですけどね。」って言ってたわ。
「そんな事無いと思うけど?あんたは根がマジメだから新人を育てる時も
自分がどう言われようが仕事に必要な最低限の事を覚えてしまう迄
甘い顔を一切出さなくなるタイプだと思うからさぁ。
”怖い人”って誤解されやすいのよね。」って話をしたのよ。」って。
よく見てるよな。人物観察の達人だからだろうけども、
あの3人に嘘はつけないだろうなぁ。隠そうとしても掘り起こすと思うし。』
美奈子「だ・か・らぁ~、あたしが頭が上がらないって解るでしょう?」
確かにこりゃ、一生頭が上がりませんなぁ^^;;;
さつき『研修の話で…そう言えば、その続きでさ、『だからですかねぇ…
ちょっと3人の話が盛り上がり過ぎてたみたいだったんで、
『はいはい、冗談は良いから手を動かしてちょ~だい!脱線しすぎ!』
パンパンっと手を叩きながら美奈子口調で続けると3人が「ぐはっ!」って言って
白目を剥いたんですけどね…そんな時に1号店の方では沙雪と美奈子が店番してて
「まぁ…あたしがどう言われようと、モノになってくれればそれで良いのよ。
それ以上を求めて無いし。」って美奈子が言うと、沙雪が
「何かそ~やって割り切って仕事してる姿って…前の会社で新人教育してる時も
そういう感じだったんだろうな…って思っちゃったわ。」って話したらしいですよ。
そしたら美奈子は、「まあ…やってる事はどこでも一緒だもの…仕事をやって行く上で
最低限必要な事をしっかり忘れないように記憶に定着させる…
これが新人教育で必要な事よ?そのためには悪魔にもなるわよ…フフフ。(黒笑)」
って言ったそうです。その黒笑で沙雪はビビっちゃったらしいですけど^^;;;
ってここまで話したら3人の大御所は「うはっはっはw美奈子らし~い!
いい味出してる!!/やっぱり?そう言う所があるのよね…真面目だし。
雅と姉さんの会話をSHOPで聞いてる時の顔がね…/さすがあたしの弟子だわ^^
師匠の教えをちゃんと守ってるし。沙雪ちゃんがビビッてる姿が目に浮かぶわぁ~。」
って 爆笑しつつ涙が出てきちゃってたし。よほどツボにはまったんだろうな。』
美奈子「うはっ!そんな事まで公開してるんか~い。(白目)」
沙雪「でも、ストイックなまでのあの拘りは驚いたけどね。」
優子「それが美奈子の良い所なんじゃない?ある程度で妥協するって事が無い分、
しっかりとした教育が出来てると思うのね。」
なぎさ「そうそう、そう言うのってなぁなぁになり易いけど大事な事よ?」
雅「ホント、師匠としては良い弟子を持ったって思うわよ?」
沙雪「お、お姉様方何時出てこられたんですか?全然気が付かなかったんですけども
^^;;;」
美奈子は赤面しorz状態に。何…このカオス感?
なぎさ「って言うかさぁ。お兄さんの話術のうまさがよりリアルな新人研修の風景を
再現してるからさぁ…クックック。(←こらえようとしてるけど、半笑いで全然抑えきれてない)」
雅「きっと話の中で…お兄さんの声が数種類変わってるから
多分、その人達の声も再現してるのよ。特技だね、そこまで行くと^^;;;
目に浮かぶんだもん。」
さて、帰りはメンバーを入れ替えてK11の調子を見たいという事で運転手に美奈子、なぎささんと沙雪が一緒に乗り、S15に運転手にさつき、優子さんと雅さんが一緒に乗る事に。帰る途中何も考えずに運転していた。その時…
優子「…さん?…お~い!…ダメだ…完全に自分の世界に入っちゃってるわ^^;;;」
雅「行きもこんな感じだったわよ?なぎさ姉さんと話してても全然耳に届いてない感じだったし…」
さつき『うへっ?な、何か言いました?全然聞いてなかった…』
優子「やっぱり…その集中力も美奈子と同じよね。ウチのお店のそばのSHOPで雅とたまたま話してるのを聞いちゃった美奈子が気配を消して隣の列の棚越しに聞いててなぎさが見つけた時に見た時の…その集中力に匹敵するわよ?」
雅「意外とさぁ…ドレス着せて髪の毛と化粧したら行けるんじゃないかなぁ…」
さつき『はい?俺に女装しろと?何でまたそんな事に?まさかキャバ嬢のバイトしろ…
とか無茶な事言いませんよねえ?ハッキリ言っときますよ?無理ですから!
女の人って線の細い感じでしょ?顔とか化粧でごまかしたとしても歩き方とか…
それにこんな”ガタイのごっつい”キャバ嬢が居たら怖いでしょ?
ドコのNHの店のコスプレ大会なんですか^^;;;』
きっぱりお断りしといたけど…何か狙われてる気がしてしょうがない…怖ぇえ~わ。
一方、その頃K11の車内では…
美奈子「う~ん、明らかに加速が良くなってる気がする…どこをどうやったら
こんなに変わるんだろ?謎だわぁ~。」
沙雪「だって…雅さんの家に行ってから…お菓子食べながら八景島の話になって
あたしが行った事無いって言ったら行こうかって話になって…
声が掛かって家を出るまでに1時間位しか経ってなかったよねぇ?」
その後、車は高速を降りて保土ヶ谷バイパスに入って…首都高に入って坂東橋を目指して
いく…
S15の車内では優子さんの声が聞こえなくなったって思ったら…
後ろのシートで寝落ちしてた^^;;;
そして車はバス通りから左折して山の方に上り始め…2台が雅さん家の門の前に着くと
雅さんがリモコンで門扉を開けてくれて…ガレージの前に停めた。
出てきた美奈子がさつきに声をかけた。
美奈子「ねぇ~K11どこを弄ったらこんなにトルク出るようになるの?
昨日より明らかに乗りやすいんだけど。さつきが弄ってたの1時間位でしょう?
そんなお手軽にこんな風に変わっちゃうなんて…」
さつき『ん?ん~まぁ~ねぇ。効率を重視したって事かなぁ。やった事って言ったら…
CPUをちょこっと…な^^;;;』
美奈子、沙雪心の声「「(何それ…メッチャ気になるじゃん。)」」
沙雪「何よ、その気になる言い方は…」
さつき『要は今付いてるK11のCPUはノーマルのインジェクションに対しての通電比率で計算してる訳だ。GA15用の容量が増えてるインジェクションにしてみれば、通電時間が長くなる=燃料を多く吹いてしまうって事でちょっと濃くなり過ぎちゃうって事で、
CPUの横にアジャストスクリューが付いてるから…少しマイナスの方向に反時計回りに締め込むと通電時間が少し短くなるから全般的に燃調的には薄くなるって事でバランスが取れたって訳。
ただ空燃比計がある訳じゃ無いからさぁ。やり過ぎるとノッキングが発生して最悪な場合、
エンジンが壊れるから少し弄ってアクセル煽ってを繰り返してアイドリングがばらつかない範囲で限界まで燃調を薄くしてったら…綺麗に上まで吹け上がる様になったって訳。少し燃費も良くなってるんじゃないかなあ。』
美奈子「そっかバランスが崩れれば狙ったパワーが出て来ないって事ね…。」
さつき『そ~ゆ~事。で、エアフロメーターもパーツクリーナーで拭いて掃除してバッチリな状態にしてアイドリングも安定してるし、ニュートラルでは綺麗に吹け上がる様になってるし、
じゃあ、実際に走行テストでも…なんて思ってたら、
なぎささんと雅さんが…話をしながらこっちに歩いて来たなぁ~位に思ってたら急に、
”お兄さん何処に行くつもりなのかなあ?あたし達も乗るから!”って押し切られた。
で、結局その勢いで田島に行ってテストを兼ねて…って事になった訳ね^^;;;』
沙雪「あ、そう言う事だったんだ…納得。」
さつき『燃調の取り方の考え方としてはターボ車のノッキングが出る寸前の燃調が
一番パワーが出るって言うのと同じ理屈ね。』
(※取り敢えず勘で弄ってみたけど、これが大当たりで…後で計測したらこれで7馬力UPして122馬力になったと言う…測定機器も何も無いのに自己流で弄ってパワーが出ると嬉しいもんで…
ついニヤけてしまたさつきだった。)
翌朝…八景島に行く準備のはずが^^;;;
雅さんの家で豪華な夕食を食べ…泊まっている。よく考えたら女5人に男は俺1人…。
いや、強盗とか…何かあったら俺1人で食い止められるのか?
とりあえずセコムにゃ入ってる様だけど…ちょっと心配になるなぁ。
そんな不安をよそに5人はワイワイやってる…時刻はもうすぐ2時。
風呂に入って寝間着の状態でお菓子をテーブルに置いて缶ジュースを飲みながら
ケラケラ笑って話してる…この人達は平和だなぁ。
俺は若干暇だったため、ついでに雅さんのスイフトを見せて貰うため、
鍵を借りてガレージへ。
エンジンをかけると…ん?何かアイドリングにばらつきが…
確かこの車種って歴代そうだけど、エアフロが汚れやすいとかって…
イヤな予感がするのでインテークのホースを外して懐中電灯にかざすと…
ホットワイヤー式なのか…パーツクリーナーで汚れを落とし、
ついでに周りのインテーク関係をきれいに掃除。
エア・エレメントも落ち葉とかが着いてたので除去。
水やオイル関係の量とか汚れは大丈夫そうだから…空気圧だけ見て…
あ、あんまり乗ってなさそう…空気圧を普段見ないと予想して2割くらい多めに補充して(ついでにジャガーの方も空気圧を高めに補充しといた。)
エンジンを掛けたら調子が良くなったようなので洗車だけして
家の中に戻ったのが午前3時半。
その頃ようやく自分の部屋に戻り始めた様で…応接間は缶ジュースの空き缶や
お菓子の空袋がそのまま残されていた。取り敢えずそれらを片付けて
テーブルを拭き…って
(ん?何かカフェのバイトしてるような気分になって来たな…フッ…職業病だなぁ、俺も)
なんて事を思いながら…さすがに女性陣が2階で寝てるのに
家族とはいえ沙雪や美奈子と同じ部屋で寝るのも気が引けたので
ソファーでそのまま就寝…数時間後…誰か階段を下りてくる音で目が覚めた…
暗がりの中で目を凝らすと…小さい声で独り言の様に”スイッチ…スイッチ…”
と言っている。(暗がりでぼそっと聞こえると意外と怖いゾ^^;;;)
俺は照明のスイッチを付けると…そこには驚いてる美奈子の顔。
美奈子「おわぁあ…ビックリしたぁ。さつき、ここで寝てたの?」
さつき『ああ。戻ってきた時にちょうどみんな部屋に戻って行く所だったから…
ここのテーブル回りを片付けて。上に上がる気力も無かったから
ソファーで寝てた^^;;;』
美奈子「そっかそっか。あたしお弁当と朝ごはん作っちゃおうかなって思ってさ。」
※時計を見ると今の時刻は朝5時半…ん~朝弱いとは思ってたけどさ…
まさかここまでとは^^;;;
現在の時刻8時…とっくに美奈子はお弁当を作り、洗い物もして…
朝ごはんも出来て…でも、起きてきたのは沙雪だけ^^;;;…って、ヲイヲイ。
美奈子が起こしに行ってようやく雅さんが起きてきた。
この時点で8時45分…全然水族館に行く気無いっしょ^^;;;
ピロリンッ♪はい?メール…っぽいけど…(一応気になって開いてみた。)
ん?優子さん?…”部屋に来て”の一言だけ…
でも、何かゾワゾワとイヤな予感がするから一応…
沙雪と美奈子にはメールが来たことと、ゾワゾワとしたイヤな予感しかしない事を
正直に言って…部屋に行った。
取り敢えずノックしながら様子を窺う(コンコンコン…)
「優子さん?起きて下さぁ~い、朝ですよぉ♪
(※取り敢えず美奈子口調だけど声はそのまま…)』
反応が無いので…ドアノブを回す…鍵が開いてる…勢いよく開けてみた。
さつき『ゆ、優子さ…あ?なんじゃこりゃあああ!』
そこには…部屋一面真っ白い粉っぽい空間と咳き込む優子さんが…
急いで窓を開けると黒い影が出て行くのが見えた。
窓の外に出て行ったのは大きな蜘蛛…優子さんこれ格闘してた訳?
換気を行い、網戸を閉めつつ優子さんに近付くと…咳き込みながら
優子「蜘蛛イヤ…蜘蛛怖い…」ってガクプルしながら涙目でしがみついてきた。
さつき『大丈夫、大丈夫ですから。さっき大きいのが外に逃げて行きましたから!』
よほど怖かったのか…ガタガタ震えながら、空になった殺虫剤を握りしめ
さつきの首筋に腕を回し…抱き着いて来た。背中をさすりながら
さつき『もう大丈夫ですよ…』と繰り返す。
その時に感じてしまった…(ん?背中に何も引っ掛かるモノが無い…まさかノーブラ?
こんな時に沙雪が来たらシャレになんね~じゃん^^;;;あ、疑われないように伏線を張っておくか…)
大きく息を吸ってさつきは階段の方に向かって叫んだ。
さつき「沙雪!、美奈子~!ちょっと来てくれぇ!」
沙雪「何、何ぃ~?何事よ!」
さつき『優子さんを介抱するの手伝ってぇ!!!嫌いな蜘蛛が出てきてパニックになってるからぁ~!!』
ぎゅっと抱きしめ…キスしそうな位まで顔を近づけると…
低音の甘い言葉を優子さんの耳元で囁いた。
さつき『もう大丈夫ですよ…苦手な蜘蛛を撃退したんですね。凄いじゃないですか。
なんなら…ご褒美のチューでもしましょうか?ウフフ♪』
微笑めば…いきなり優子さんがさつきの頬をがっしりと掴んで…そのままチュー
Σ(・□・;)しかも舌を絡めて来るじゃ…あ~りませんか^^;;;
いやぁ~マジで驚いた^^;;;
さつき『んぐッ!ん”ん”っ…んっふうう…』
そっちがその気なら…とさつきも舌を絡め返す…優子さんの舌が離れたと思ったら…
抱きしめられ…
優子「ねえ…これからも…時々で良いから…そばに居て…貴方を奥さんが居ても
(=沙雪の事よねえ?)、美奈子も丸ごと愛してるから…」
そう言い始め時に沙雪と美奈子が到着。
沙雪と美奈子は優子さんに抱き着く…まるで母親に抱き着く子供みたいだ。
そのまま優子さんは沙雪と美奈子のおでこにキスをした。
それを部屋の入り口でやれやれ…って感じで見てたのは雅さん…。
そして…寝坊助のなぎささんは大きな欠伸と寝ぐせ全開の頭で…頭を掻きながら
パジャマ姿で出てきた。
なぎさ「おはよ…って何かあったの?」
雅「蜘蛛が出たらしくて優子姉さんがパニクって1本丸ごと殺虫剤使ったらしいんだけどね…部屋が真っ白になる位ね…でさつき君が部屋に行ったら凄い事になってて
窓開けたら蜘蛛が逃げて行ったから網戸にして”もう大丈夫”って抱きしめたら
首筋に腕を回されて思いっきりDeepなチューされて沙雪やなつき(=美奈子)を含めて
丸ごと貴方を愛してるって…言ったらしいわ。」
なぎさ「…それって…堂々と”愛人宣言”か”おかん宣言”みたいなもんじゃん…
やだ、先越されたぁ!」
そう言うと、凄い勢いで優子さんの部屋の中に走って行って…
優子さんのベッドの上に座ってる優子さん、沙雪と美奈子にキスした後、
両手でほっぺを掴んでさつきにみんなの目の前でキス…
(やっぱり貴女もDeepなヤツしちゃうのね^^;;;←作者注:)
なぎさ「優子姉さんだけじゃない…あたしだって”みんなが好きだし愛してる”わ。
”愛人”でも”おかん”でも言い方なんてどうでも良い…
家族愛がここに在るんだからね(^^♪」
ちょっと間があって雅さんも走り寄って来た。
雅「そう言う事ならあたしも皆にキス攻撃してやるぅううう!!」
全員にキスをし…全員爆笑に。
とまあ…もの凄い状況になった。…20代から30代の色気真っ盛りな女性5人
(と言っても美奈子は親戚だから別カウントだけども…)に対して男1人って…
何だろ?この”おいしい”状況ではあるけれど…ホントにこれで良いのか?
こっちが悩むわぁ^^;;;
一気に沙雪の他に”愛人orおかん”が3人って…どんな状況よ^^;;;