銀色の悪魔…6th Stage~ ”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”列伝…<特別編> 作:SilviaSilvermoon
3人でNOTEで秋名に行ってみることにした…
都合良くそんなカモが来るとは思わないけどね…^^;;;
勢いでNOTEで3人乗りの状態で秋名山に向かっている…温泉街と博物館方面に分かれる
T字路を直進し、山に向かって行くと…
神社の方から合流してくる100系のチェイサーツアラーVとC35ローレルがやって来た。
C35の方はMTに換装してるのかはわからないけど、まあ…のこのこ出て来たねぇ。
車の仕様を見てため息をつく美奈子。
美奈子「さっき話してた様なのがこっちに曲がって来たねぇ。良い感じで頭が足りなさそうな…」
沙雪「じゃ、わざと制限速度で走って抜いて行ったら始めようか^^」
真子「沙雪って結構えげつないこと考えるね^^;;;」
美奈子「じゃ、とりま40キロで合わせてくね…」
ス~っと一定速で流れてるNOTEを露骨に煽り始めてる後ろ2台。右に左に忙しそうですなぁ…。
信号が黄色になり…ブレーキを掛けると一気に後ろ2台は加速して赤信号で突っ切っていった。
美奈子「さて…青になるまでがハンデ・タイムって事で。フフフ…It's a show time!!」
沙雪と真子が美奈子の顔を見てビクッとした。2人の固まった訳は…
ニヤッと笑った美奈子の顔が…悪魔の黒笑みになっていたから。
沙雪と真子ちゃんの心の声「「(ヤバっ!漆黒の闇に浮かぶ銀色のゴーストの覚醒する瞬間を見てしまった…怖っ!)」」
信号が青になったと同時に軽いホイール・スピンから一気に加速。5連続ヘアピンを溝落としでクリアしていく。非力なNOTEがぐんぐん先に行ったはずの2台に迫っていく。
沙雪「うはっ!もう追い付いちゃった。パワーの差が出やすい上りなのに…」
真子「3人乗っててもお構いなしなんだね^^;;;」
追いつかれた2台「「なんだ?いきなり追い付かれ…って、グレーの…さっき抜かした
NOTEじゃねぇ~のか?嘘だろ?ファミリーカーごときに追い付かれるなんて…150馬力以上差があるのに追い付かれるなんて理解できねぇ~んだよ!!!」」
必死にアクセルを踏みしめてる様だけど…ライン取りがシッチャカメッチャカでブレーキを踏む回数が増えて逆に速く走れない。そのままコーナーの外側から一気に2台とも抜き去ってストレートへ。
抜かれた2台が立ち上がる頃…美奈子運転のNOTEはストレートエンドに差し掛かっていた。
取り敢えず上がり切って華麗にサイドターンで折り返し場をクリアしてそのまま下りに突入。
4コーナーを抜けると必死になって追いかけようとしてる2台の姿が…勝負あったねえ…
真子「うわぉ…あのNOTEで?って言う感じの顔が笑えるねぇww」
☆そのまま下り切ってきた3人…車内の様子をご覧ください…
沙雪「いつもの事ながら結構なお手前で。」
真子「3人乗車だとかFRだからとかFFだからとか…美奈子には一切関係ないのね^^;;;
そこがすごいよね…」
美奈子「ん~まあ…理論がどうの…とか深く考え込まないからさぁ。勢いだけで生きてる感じだし。まあ…NOTEで大パワー車をやり込める…は実証成功って事で良いかな?」
沙雪「勢いだけって言うのも何だけどね^^;;;実証は成功に決まってるじゃん。」
真子「ホント、凄いよ美奈子って。脱帽です。」
家に帰ると玄関に”S13のオイル交換終わったから戻ったらスタンドに取りに来て”
と貼り紙が…そのままスタンドに向かう3人。
ボォオオオオオ~ンッ!フバンッ!フバンッ!ギョォオオオオオ!!!ギュキャキャッ!
いつもの勢いでスタンドのそばの交差点に進入。
真横を向いたNOTEが目の前にドンっ!っと現れ、池谷君が驚いてる^^;;;
スタンドに着くと店長は本社、さつきは集金と銀行に入金に行ってしまったとの事で池谷君がお出迎え。
池谷「美奈子さん…メッチャ凄いですって^^;;さつきさんもそうですけど、
もうFRとかFFとか…そういう概念的なものって全然関係ないですよね?
FFなのにゼロカウンターのドリフトっておかしいですもん。
どうやったらそんなもの凄い事をサラッとやれるようになるんだろう…???」
NOTEのドアを開け、美奈子が出てきた時の池谷君の開口一番の言葉がこれ…そりゃ、NOTEがこんな登場の仕方してきたら…驚くわな^^;;;
沙雪「池谷君さぁ…今、さっきあたし達も車の中でまったく同じ話してたよ^^;;;」
池谷「いや、ホントに。どこをどう練習したらこういう運転ができるようになるんだろう?って考えてもぜんっぜんわっかんないんですよねぇ…」
真子「おそらく美奈子のセンスと練習の仕方と練習量でこうなったんだとは思うんだけど…
さっき秋名の上りでね、峠に入る前に煽ってきて抜いて行った100系のチェイサーのツアラーVとC35のローレルを信号1回分離されてる状態から抜き返して、
下りに折り返したらコーナー4つ分引き離してた…って言うね^^;;;」
池谷「うぇええええ!あのNOTEででしょう?どう考えても150馬力くらい差があるのに?上りってパワーの差が更に出て来るって言うのに…3人乗ってる状態でしょう?考えられない…」
沙雪と真子ちゃんの話を聞いてさらに驚いてる池谷君…。
そこに本社から戻った店長が話に参加し始めた。
店長「やあ、お久しぶりだねえ^^3人とも元気だった?で、美奈子ちゃんはさつき君とホント、同じ運転するんだなあ…奥の駐車場に居て入ってくる音がした時…さつき君が帰って来たんだとばっかり思ってたけど、
一向に駐車場に入ってくる気配が無いし…もしかしたらって思ったけど、シフトダウンの音からブレーキ掛けてカウンターがほとんどないドリフト…そのままの勢いで入って来てもピッタリ止まる。イメージしたその通りだったな^^;;;
しかもNOTE1台しか見えないから…3人乗車でそれをやってるって事だろう?」
池谷「これが”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”クオリティーって事ですかね?」
店長「おそらくな…。あの文太が舌を巻く運転技術って…下手なレーサーより凄いって言うお墨付きって事だろう。」
池谷「えっ?あの文太さんがですか?」
美奈子「イヤイヤ(*ノωノ)褒めたって何にも出ませんよ?」
真子「イヤイヤイヤ…実際レースやってたあたしが思うんだから^^;;;レース活動したら表彰台に速攻立てると思うよ?」
美奈子「うはは♪よく言うわ^^;;;そんなポッと出てすぐ勝てたら苦労しないってば^^;;;」
沙雪「はぁ…(溜め息交じりに)美奈子っていつもそうよねぇ…自分を過小評価してるの。もっと堂々としてれば良いのに…もったいないよ?」
美奈子「あたしは2番手か3番手でちょうどいいのよ。頂点に立って周りを引っ張って行くような器ではないから。多分、似たような性格してるからさつきも同じ事言ってるんじゃないかなあ?」
沙雪「そこが徹底してるよね…元の世界で店でNo.2のキャバ嬢してるのに本職の事務員辞めずに健康保険貰ってたり、輸入雑貨と服の卸の会社でも主任から上に上がろうとしなかったんでしょう?
今だってカフェの責任者で取締役にになっても会社組織の中で言うと今…実質的に3、4番手だしね。」
池谷「あ、なんとなくですけど…さつきさんもそんな事言ってた気がするなぁ…
"俺って元々管理職みたいにデスクワーク向かない人だからね。池谷君さぁ、
いつでも代わってあげるから副店長になりたくなったら何時でも言って”って。」
美奈子、沙雪「「ああ~!確かに言いそう^^;;;ってか、その言い方まんまだしw」」
さつきの居ない所で大爆笑の一同…さつきの扱い酷くね?(※作者注)
美奈子「あっ、すっかり忘れてた。S13のオイル交換終わってるって言うから交換しに来たんだったっけ^^;;;代金って…おいくらでしたっけ?」
池谷「えっとねえ…あっ、ちょ、ちょっと待っててね(さつきの書いたメモを見て…
店長に何か相談に行ってる。)」
美奈子、沙雪、真子『「「ん?何かあったん?/池谷君の事だから…何かサービス追加かな?/それか工賃か洗車代を割引とかかもよ?」」』
池谷「えっとねえ…店長に相談して、オイル代とエレメント代は社割で工賃はさつきさんが休み時間にやってたので差っ引いて…洗車は普通に機械通しちゃってるんで無料って事で…税込み6000円でどう?」
美奈子「へっ?Mobil1使ってエレメントとフラッシング入れて6000円!?うわ~激安っ!正直倍くらい覚悟してたよ?店長さ~ん!ホントに良いんですか?」
店長「良いんだよ^^最近、さつき君と美奈子ちゃんのおかげでお客さん増えてるし。」
美奈子「え?あたし…お客さんが増えるような事…してましたっけ?」
真子「あ…何となく解っちゃったかも。」
沙雪「って事は…車検の依頼とかも増えた?」
店長「2人とも解ったみたいだね。秋名山とか碓氷でよく走ってるし…ここのお客さんがカフェの店長さんここでガソリン入れてるの?ってさ。
美奈子ちゃんも、もうすっかり有名人だねぇ。でね、オイル交換とかタイヤ交換とかの
メンテナンスはうちでやってもらってるって言ったら…作業とかいっぱい入るようになってね。だから広告料みたいなもんさ(^^♪」
美奈子「え?あ、そうなんですね。とりあえずお客さんが増えて良かったです^^」
お金を支払ってNOTEを置いてS13で帰って来た。
美奈子「ホント、あたしこっちに来てから運が開けて来てるわぁ。」
沙雪「ま、向こうで(元の世界で)苦労した分こっちで取り返さなくちゃねw」
真子「あっ、そうね。言えてるわね。こっちでその分満喫しましょ^^」
ホント、こっちに来てあたしは幸せに暮らしてます…まるっ(^^♪