銀色の悪魔…6th Stage~ ”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”列伝…<特別編>   作:SilviaSilvermoon

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美奈子のカミングアウトを聞いて…結構ショッキングな内容ではあった。
でも、同時に直感的に”まだ何か言って無い事があるんじゃないか”
と思った沙雪と真子は美奈子が出勤で居ない時を狙って
小長井邸にやって来たのだが…?


家事の最中にやってくるお嬢!?

数日後の小長井家にて…この日はさつきが休みで家事をしてると…

沙雪と真子ちゃんが訪れた…

 

 

フィイイイイイ~~~ンッ!(掃除機をかける音)…グォン!グォン!(洗濯機の脱水モード)…こんな騒音の中では来客に気が付かない事もあるわけで…

 

 

 

ブルーのシルエィティが止まる…

 

 

沙雪「朝から家事をこなしてるねぇ…感心感心w」

 

真子「でもさぁ…今行くと戦場になってるんじゃない?掃除機掛けながら洗濯だよ?

掃除機終わったら干すんでしょ?出直した方が良くない?」

 

 

言い終わる前に掃除機の音が止んでゴミをまとめたさつきが出てくる…

そして無意識に玄関を開けたのでいきなり目に飛び込んでくるブルーの色に驚きの声を上げる…

ガチャガチャ…ドンっ!

 

 

 

さつき『うわっ!びっくりしたぁああ』

 

沙雪「ダーリンおっは~(^^♪めっちゃ生活感あるわね…」

 

真子「おはようございます♪朝からちゃんと家事をこなしてるんですね^^;;;」

 

さつき『あれ?今日…美奈子のヤツ…仕事だよ?』

 

沙雪「ちょ~っとダーリンに聞きたい事があってさぁ…(怪しい笑み)」

 

さつき『聞きたい事?ま、とりあえず上がりなよ。俺は取り敢えずゴミ出し行って来るから。』

 

 

そう言い残してゴミ捨て場にダッシュ…

 

 

沙雪「まあ…良いって言ってるし中で待たせてもらいましょ。」

 

真子「そうね…って何か勝手知ったる…って感じになって来てるよね^^;;;あたし達って。」

 

 

2人は靴を脱いで上がっていつものダイニングテーブルへ。

パタパタと戻ってきたさつきは間髪入れずに洗濯機へ。

休む間もなく…洗濯かごに入れて外に干しだした。

 

 

 

沙雪「何か…マメだわ…ダーリンって。主夫か?」

 

真子「あ、持ってきたケーキ…冷蔵庫に入れてあげたら?」

 

 

数分後…

 

 

さつき『おまたせ。で、今日は美奈子が居ないのに珍しいね?』

 

沙雪「あのさぁ…この前S13のオイル交換をした日にね…ダーリンが見せてくれなかった写真…見せて貰っちゃった。」

 

さつき『あっ!そ、そう…あの黒歴史の写真見たの…墓まで持って行くつもりだったのに…マジですか(ボソッ)』

 

沙雪、真子「「まあまあ。でも、初めにダーリン申告してるもんねえ?/えっ!?

申告って…沙雪にタイムトリップの他に顔の変化も報告って言うか申告って言うか…

してたの?」」

 

さつき『それを先に言わなければ詐欺みたいになっちゃうっしょ?』

 

沙雪、真子「「そ、そりゃそ~だけどさぁ…^^;;;」」

 

 

 

取り敢えずお茶を出し、沙雪達の持ってきたケーキを出した。

 

 

 

さつき『えっと…皿とフォークは揃ってるよね。OK。で、どこから話せばいい?』

 

 

回りくどいのが嫌な性格のさつき。単刀直入にズバッと切れ込んでいく。

 

 

沙雪「トリップっていうか、タイムスリップって言うか…の状況はこの前美奈子から聞いてるんだけど…」

 

さつき『で、その時にあの黒歴史の写真を見た…と。元の世界で46のおっさんだったしなぁ。こんなに顔が変わるなんて自分でもびっくりさ。整形手術した?って聞きたかったの?』

 

真子「イヤイヤ^^;;;そうじゃなくてね。スマホのアプリでその人の顔を取って色々シュミレーションできるのがあってね…そしたら元のさつきさんの顔を読み込んで

20歳前後の顔を試してみたら…

(スッとその画面を開きこっちに向ける)今のさつきさんの顔が出てきたのよ。

つまり骨格から予想される顔をこの画面で出してるんだけど…骨格を弄って無いっていう証明になったってことなの。」

 

さつき『って事は…この骨格で予想される範囲の美形がこの顔だったって事か?』

 

沙雪「まあ…そ~ゆ~事になるんじゃないかなぁ。良かったね^^あたしっていう彼女も出来て。」

 

真子「沙雪…何か強要してるみたいに聞こえるけど?」

 

沙雪「そんな事無いよねえ?ダーリンとあたしは何時でもラブラブよ?ねえ?」

 

さつき『少々、空回りする時はあるけど、俺の事考えてくれてるし、

ちゃんと周りを気にして考えてるよな^^気を遣えてるって大事な事だと思うからさあ…沙雪はそのまま突き進んでいいと思うんだよ。そう言う真子ちゃんだって池谷君のここが良いっていう推せるポイント…あるでしょう?』

 

真子「まあ…割合はっきりモノを言ってくれるし、自分よりあたしの事を優先してくれるとか…?」

 

さつき『人それぞれ彼氏、彼女の”推せる”ポイントって違うけど、その推せるポイントが重要でさあ。その人と居て居心地良いと思えるからでしょ?

前の世界では出会えなかったから46になってもボッチだったしねえ…(遠い目)』

 

沙雪「まあ、過去は良いじゃない、今が楽しいって感じられれば。あたし達も居るんだし。」

 

さつき『…でも全く知らないのも気になるし…聞いてみたい事もある…と。

特に俺というよりは美奈子の事じゃ無いの?あれもほとんど自分の事を言わない方だからな…』

 

真子「まあ…でも大まかな家族構成とか今迄どんな仕事をしてきたのかとか…は聞いたんだけど…」

 

さつき『じゃ、その中でお姉ちゃんが亡くなって女の子…美奈子からすりゃあ姪っ子に

なるんだけど、代わりに育てるために色んな縁談やお誘いを断り続けてた事も話した?』

 

沙雪、真子「「うぇえええ!!!!」」

 

さつき『あっ、やっぱり聞いてなかったのね^^;;;美奈子の元同僚の人に言わせると、”店のNo.2を張ってた伝説のキャバ嬢”だし、30代以降も美魔女を目指して

若作りに余念がなかったから…結構交際の申し込みとか多かったみたいよ?

まあ…あとは、輸入雑貨の卸売りの会社で新人教育でなめた口を聞いてくる連中を

通勤で使ってる峠道でK11のマーチの1リッターのしかも若干重量の重い5ドアで

新人君達の乗ってた80スープラとかGTOをぶっちぎって見せたりね…』

 

沙雪、真子「「あぁ…そんな所で”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”の本気を

見せつけちゃったのね…凄すぎるわ。ハハハ。」」

 

さつき『まあ…免許取った時からあいつはもう既に”頭のネジが全部吹っ飛んでる”って言われてたからな^^;;;バイクの中免取った時にはお兄ちゃんのお下がりのカワサキのGPz400Rって初代Ninjaって言われてるバイクで峠攻めてたし…

車になっても最初、

お姉ちゃんのお下がりのB12サニーの306って言うHBの車…分かるかなぁ?

1600のDOHCで確かCA16DEのエンジンって120PSだったんじゃなかったかな…

 それで70スープラとかソアラ、Z32とかをぶっちぎってたし…その後に乗った

BA1のホンダプレリュードのSiでほぼ全域FFなのにドリフトしながらFバンパーを

CP(クリッピングポイント)にキッチリ寄せてたからね…

あ、BA1の前にAE86の2ドアの銀/黒のに乗った時に

”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”って呼ばれるようになったんだっけ…。』

 

沙雪「聞けば聞くほど美奈子って凄いってよく解るけど…」

 

真子「あたし達じゃ到底敵わないわ…まあ、あの文太さんが凄いって認めたんでしょう?それなのに美奈子ったら”都市伝説みたいになってたのに…会ってみたらこんなんで申し訳ないねぇ~って感じだよ?”って」

 

さつき『やっべぇ!あいつはそ~ゆ~所変わんないよな^^;;;本人は別に笑いを取ろうと思ってやってない所が凄いんだけどな。』

 

沙雪、真子「「良い意味で脱力するって言うかさ…/もう…何て言うのかなぁ。伝説で聞いてたナイフの様に切れ味鋭い感じの性格とは普段が全然違うからね…」」

 

さつき『ものすごい2重人格かなって思った?』

 

真子「それはすごい思ったけど…カフェで一緒に働いてても普段怒ってるの見た事も無いしさぁ。温厚そのものよ?」

 

沙雪「まあ…普段の美奈子を見てたらドリフトとかしそうな感じがしないもの^^;;;」

 

さつき『それだけに舐められやすいし本気を出したときの美奈子とのギャップに精神が破壊される…と。』

 

真子「でも…ホントにビビったのはいつかの…〇〇〇峠の時の美奈子はホントに”ヤバい”と思ったよ?

上に行くまでの刺すような殺気…2人のMAXの殺気がモロに後ろに居るから感じてて、

まるで首元にナイフでも突きつけられてるような気分になったもの…。

さつきさんが1往復してラインを教えた後…無言でシルエィティに乗り込んで出て行った美奈子のあの顔は…高橋 啓介が言ってた通り”マジで、悪魔か阿修羅みてぇな顔してたぞ…無言で出て行く様も…本気のレーサーでもあんな殺気感じねぇだろ…”ってね。

言ってた通りだと思ったもの。」

 

さつき『あの時はただ単に勝つだけじゃなくて、”血の粛清”って言う名の木っ端微塵に叩き潰すつもりでいたからね^^;;;』

 

沙雪「あの時にあたし…”この2人を本気で怒らせてはいけない”って学習したし。」

 

真子「あの時に池谷さんとか樹君が居たら恐怖で縮み上がってたんじゃないかな…

それこそ今まで通りの付き合いじゃ無くなってた気がするし…」

 

さつき『ヲイヲイ、そこまでなるか?』

 

真子、沙雪「「絶対なるっ!」」

 

さつき『うわっ!めっちゃキレ~にハモってやんの^^;;;そんなに怖いかねぇ~。

ふぅ~ん…』

 

 

※2人の必死な感じの語り口に苦笑いしてるさつき…。

ま、”銀色の悪魔”と”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”の伝説通りって事ですかねぇ…(←作者注)

 

 

 

その時沙雪に美奈子から電話が…

 

 

沙雪「はいは~い!美奈子?どしたの?カフェで何かあった?」

 

美奈子「とりあえず、そこにさつき居る?居たら速攻で店に来るように言ってくれる?

電話がつながらないのよ。」

 

沙雪「あっ、解ったわ。伝えとくわ。速攻でそっちに行ってもらうから待ってて。」

 

ピッ…「ダーリン、真子…緊急出動を要請します。カフェに速攻で向かってちょうだい!」

 

さつき、真子『「いや、急に人使い荒いな!」』

 

 

NOTEで3名乗車。もちろん運転はさつきで出発。普段沙雪が運転してカフェ”Blue-Moon”から小長井家まで約17,8分。ところがさつきが運転すると5分で着くと言う…

 

 

・どういう運転をしてるのか…読者の皆さんは解るよね^^;;;

(←お~い!言ってる事がかなりメタいぞぉ^^;;;)

 

 

 

(※―――ーここからはさつきSideで進行します――――)

 

 

 

いつもの美奈子が店長をしてるCafe"Blue-Moon"に到着…すると、何でかは解らんが

お客さんがいっぱい。この前誘致したFM高崎のサテライトスタジオがオープンして

地元群馬県出身のミュージシャンがゲストで出てる公開放送で…

出待ちのファンたちが押し寄せ…しかもゲストが気を使って

”ここのケーキもパフェもおいしい!皆も食べてみて!!”なんて放送でおもくそ言ってくれたから急に忙しくなった訳ね^^;;;

 

で、シフトで1人しか居なかったから急遽召喚された…と。

じゃ…早速ちゃっちゃか仕事しましょうか。

持ち場がおのずと決まる。

 

美奈子はパンケーキのデコレーション、沙雪がウェイトレス、真子ちゃんは軽食作りに汗を流し、俺は…超高速パフェ作り^^;;;

 

そしたらパフェ作りを携帯でビシバシ撮影され、You〇ubeにゲストのミュージシャンのコメント部分の音声と共にUPされると言う…

 

しかもタイトルの付け方w”超高速パフェ作り早送り一切なし【神技公開】なんて…

UPされて30分で2万回を超えるハイペース…怖っ!!!

 

 

 

これ…下手すると数日スタンドに行けなくなるパターンじゃね?

その間にもチョコパフェ、メロンパフェ、ケーキも途中でトッピングするチョコブラウニーに…ティラミスをトッピングした"Blue-Moon特製パフェ”など…

そこから5時間動きっ放し。

さすがに疲れた^^;;;放送も終わり…お客さんが捌けた所で…営業を一旦中止して”準備中に札を返した。

 

 

美奈子「みんな…ごめんねぇ。今日公開生放送って忘れててさ。ゲストやスタッフさんに飲物をCM中に出したり軽食を出してたらゲストが紹介されて喋りだした途端、

お客さん増えちゃってさ…そこにおいしいとかコメントくれたもんだから、

ゲストと同じものから始まって一気に色んな種類の注文が…で、ついにあたし1人じゃ

回らなくなっちゃってね^^;;;助かったわ。」

 

沙雪「平日なのにね…ここまで混むのって初めてだわね。あたしが接客するってそうそう無いよ?^^;;;」

 

真子「この4人で5時間休み無しって凄すぎ…^^;;;よく1人で応援来るまで頑張ってたよねぇ。これぞ店長!って感じ…凄すぎるわ。」

 

さつき『さっき差し入れでもらったケーキのカロリー以上に動いた気がする^^;;;』

 

 

…そして賄いとしてオムライスを作って食べた。何か知らんがやたらと3人に好評だった。休みが休みじゃなくなったから…正直、今…物凄くダルいっす。

 

(もしかしてこれからこういうの増えるのか?中身おっさんには厳しいぞ!><;;;)

自分の体力の限界を感じてぐったりしてた時に急に沙雪がまた爆弾投下しやがった。

 

 

 

沙雪「そう言えばさあ…美奈子ってさあこの前”伝説のキャバ嬢”だったって話聞いたじゃん?」

 

さつき心の声『(ぶふぉー!!ヲイヲイ…思いっきりこっちで話した事と思いっきり混ざってんじゃね~かよ^^;;;)』

 

美奈子「イヤイヤ、店でNo.2になったとは言ったけど、伝説まではなって無いよ^^;;;」

 

真子「あれ?あたしも伝説のキャバ嬢…っていうイメージになってたんだけど…?」

 

さつきの心の声『(ヲイヲイ…この2人はどういう思考回路してるんだよ^^;;;自分で伝説になったとか…美奈子が自分で言うはずないじゃん)』

 

美奈子「思いっ切り美化して覚えるのやめてぇ~こっちが恥ずかしくなるから><;;;」

 

沙雪「美奈子は元の世界で姪っ子ちゃんを育てる事で恋愛を封印してきたんじゃない?こっちではその心配もないんだし、もうちょっと恋愛に目を向けても良いんじゃない?

って思うんだけど…???」

 

美奈子「まぁ…ね。でもね、探したけど周りで見つからないからやる気無くして放置した部分でもあるし…」

 

真子「そう言えばこの前のラジオの件と…河原でBBQもしたこんちゃんは?…

1か月間の接客訓練で店舗に行った後、今日からこっちでカフェのバイトじゃなかったっけ?こんちゃんとはそれから進展ないの?」

 

美奈子「ん~店舗で研修してる間はこっちにも顔を出さなかったしねぇ。全然話もしてないけど…?それ以上付き合いは今の所無いねぇ。」

 

沙雪「じゃあ…美奈子のタイプ…教えといてよ。気にかけておくから。」

 

美奈子「ん?そうねぇ…タバコ吸わない、普通に定職に就いていて、周囲に気を配れて…あんまり圧がすごくなくて、車の運転があたしより上手い…事かな。」

 

指を折って数えながら話す美奈子…。

 

真子「ちょっと待って…4つ目までは何とか探せば居るとは思うけど…最後の1つで

もうダメじゃん^^;;;そこを妥協する気はないの?」

 

さつき『まあ…運転は特訓すればある程度までは矯正出来ない事は無いけどさぁ…ある一定以上のレベル以上に関してはセンスって大事だしなぁ…。』

 

 

 

※思ってたより強敵ですよぉ…これは。美奈子に良縁…結ばせたいんですけどねえ…

美奈子に車の腕で勝つ…ってどれだけ大変な事か^^;;;

正直、俺だって美奈子に負けてる気がするのに…それこそ”ドリキン土屋氏”か

”文太さん”クラスのウデを持って来ないと無理っしょ。う~ん、お手上げっす。

^^;;;

 




ここまでいかがだったでしょうか…美奈子のバックボーンに疑問を持ってた皆さん…
解っていただけたでしょうか…

この後カフェでのエピソードにつながっていきます。
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