銀色の悪魔…6th Stage~ ”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”列伝…<特別編>   作:SilviaSilvermoon

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こっちの世界でもお店も師匠達もこっちの世界の自分が居る事も…知ってしまった美奈子。

師匠達との新たな関係が構築されていく…


その後…4人で。

3人は穏やかな微笑みで美奈子を見つめて頭を撫でたり、抱きしめたり…こういう連帯感ってこの人達だからなんだろうなぁ…もの凄く居心地の良い空間を作り出してくれている。

 

 

優子「それでなんだけど…こっちにも”レイカ”が存在してるし、貴女とも間接的につながりができる訳なんだけども…名前の呼び方は”なつき”で良いの?”美奈子”の方が良ければそっちにするけど…」

 

雅「あたし的には”なつき”って言う源氏名付けちゃったし、”なつき”で良いんじゃないかと…」

 

なぎさ「まあ…TPOで合わせればじゃない?内輪で話す時は”なつき”、他のキャバに関係ない所だったら”美奈子”で良いんじゃない?その辺はあたし達プロなんだから…切り替えはできるでしょ?」

 

優子「本人がそれで良ければあたし達はそうするけど…?」

 

美奈子「じゃああ…それでお願いします。」

 

優子「よっし!じゃあ…4人のチーム結成を祝してご飯行こう!!もちろんあたくしの奢りでwあ、雅~、おススメとかある?あったら4名で予約取ってぇ!」

 

なぎさ「よっし、じゃあ…なつきはちょっとドレスアップだねぇ。」

 

美奈子「はい?ドレスコードとかある様な所に行くんですか?緊張するんですけども…」

 

雅「何言っちゃってるの!会社の取締役やってるんだったらそう言う会食の場とかあるでしょう?」

 

美奈子「いえいえ…友達の実家の洋菓子店の経営する喫茶店の店長と名前だけの取締役なので皆さんほどセレブじゃないんですけど…」

 

なぎさ「ほ~ら、良いから着替える!そのためにレイカを連れてショッピング行って来たんだから。顔と体型が同じだから掴みやすいじゃん?」

 

美奈子「ええっ!?じゃ、レジェンドの繋げたストーリーを皆さん…あたしの答え合わせの前に信じて行動を起こしてたって事ですよね?」

 

優子「だってここに居る全員B型人間だもの^^;;;やりながら考えて行って形にしていくタイプの人間の集まりだよ?辻褄が合ってしまえば、信じた道を一気に突き進んでいくのよ…そう言う”なつき”だってB型でしょう?」

 

美奈子「え、ええ…まあ…否定はしませんけども…」

 

(美奈子心の声)「(GODが強引で話を聞いてくれない^^;;;Queenもレジェンドも

GODに100%寄り添っちゃってるから孤立無援なのよね^^;;;

う~ん…あたしはどう動けば正解なんだろ…?

3人のウキウキ加減がハンパないんだけど…おかしいな…

この人達こんなノリノリキャラでしたっけ?)」

 

 

さすがセレブ…食事も豪華だわ^^;;;

 

 

ノリノリの店でTOP3に入ってるキャバ嬢ご一行様と一緒に…レジェンド(=雅さん)が

常連だと言う中華料理のお店へと向かう。

…ま、横浜だし、中華街そばだし…って優子さんのBMW635CSiに4人乗車で

(※運転手はもちろんあたし…まあ、スタンドでバイトしてたから左Hでも別に

苦にはならないけどさぁ^^;;;)

 

雅「は~い、ここ。ここが中華の名店” 同發” の別館 。1度同伴でゴルフコンペに

行った帰りに連れて来てもらっておいしくてね…それ以来常連なのよ。」

 

 

エレベーターで最上階の個室へと一行は進んでいく。個室に到着し荷物を預け…お任せのコース料理だそうで…出て来るまで暫しのご歓談を…的な流れに。

 

 

美奈子「うわぁ…ハンパなく高そう…さすがセレブ…群馬の田舎と生活水準が全然違う…あたし、いつも昼ごはんなんてホカ弁とか〇屋とか吉〇家の牛丼とか賄いで作るご飯ですもん^^;;;(←キョロキョロと落ち着きのない…田舎者の挙動不審スキル発動中)」

 

なぎさ「まあまあ…たまには良いじゃない^^取締役をやってても普段はホカ弁や牛丼でも。そういう庶民的な所が”なつきの魅力”…なんだから。」

 

優子「そうよ?お金の掛からない=それだけ生活力があるって事よ?もしかして向こうで…年収2000万の時もそうだったの?」

 

美奈子「そうですよ^^;;;親にはバイトの収入の話はしませんでしたしね。

実家の建て直す費用と車を買い替えて終わっちゃいましたし

。2年半の分のNo.2の年収って要は5000万でしょう?

土地と家で合わせて4500万位してますもん…車で350万位使ったから…

で、残りは引っ越し費用と生活費に切り崩して綺麗に終わっちゃった途端、

父親が若年性アルツハイマーで66歳になる1週間前に一足飛びに亡くなって、

その半年後に姉がガンで39歳で亡くなっちゃったんで…。姪っ子が居たんですけど

引き取らなきゃいけなかったり…他にも不幸が固まってやってきましてね…」

 

 

思いっきり前のめりになって聞いてる3人にこれ以上重い話をするのも…と思って一旦区切った。

 

 

優子「あ、お父さん亡くなっちゃってたんだね。そっかぁ…結構苦労しちゃったんだねぇ。え?そこまででも結構凄いのに更に半年でお姉ちゃんもガンで亡くなっちゃう

って…姪っ子さんってお姉さんが亡くなった時ってどれ位だったの?小学生?中学生?」

 

美奈子「姪っ子は小学6年生でしたね。2人が亡くなった時、病弱な母親と小6の姪っ子を抱えて生きてくのに必死でしたしね。^^;;;」

 

 

そういうタイミングで不幸って重なるよね^^;;;

料理が運ばれ…ご飯を食べながらも続く美奈子の向こうでの人生遍歴。

(※更に続くキャバ嬢辞めてから後の昔話…)

 

 

なぎさ「ん?って事は…なつきが25位でキャバ嬢から引退して…

そこから9年とかあった訳よねえ?そこまでの間にお姉ちゃんが結婚してそこから

子供出来て、離婚して家に戻って来て…って言う過程があった訳よねえ?」

 

美奈子「そうですね…あたしがキャバ嬢を始めてNo.2になった頃に姉は27で大工さんと

結婚したんですけども、パチンコ狂いだったようで…生活費を入れないでパチンコに

注ぎ込んでたみたいです。

出産する時にも姉は自分の口座からお金を引き出されてて、3万しか無くて親に

出産費用を貸してくれって頼み込んだらしいです。その時あたしは結婚祝いまだ上げて

無かったし出産祝いと込みでその分位にはなると思って50万出してあげて…」

 

雅「何それ…お姉さんも可哀想だけど姪っ子ちゃんが物凄く可哀想よねぇ…」

 

美奈子「で、まぁ…こういう状態なので別れる!ってなって

家庭裁判所で調停離婚になって…そこからは一気に進んで、

家財道具とか引っ越し屋さんを頼んで一気に家に運び込んで0歳児の姪っ子ごと

家に帰って来ちゃった訳です。

ウチって3人姉弟で真ん中に兄貴が居るんですけど、建築会社の現場監督をしてて

何年も前から家を出ちゃってたんで部屋は余ってたんですね。

だから荷物とか取り敢えず押し込んじゃうことができたんですけどね。」

 

優子「じゃあ…その時も無理矢理引っ越した感じだったのね。」

 

美奈子「ええ。戻ってきてもすぐ姉が働ける健康状態じゃなかったので、

あたしは事務職とガソリンスタンドでWワークしてたんですけど、

生活費をもっと稼ぎたくて輸入雑貨と服の卸売りの会社の直営のショップに転職して

1年で本社の主任になって…そこから40までその会社には本業として居たんですけどね。でも、休みの日には近所のたこ焼き屋さんでバイトしてましたし…

色々仕事はしましたよ^^;;;

で、あたしが30の誕生日に姉の大腸ガンが発覚して…その後肺に転移して…

抗がん剤と放射線治療が始まって全身転移から骨転移して最後は脳腫瘍で亡くなってしまったんですけどね。

その過程で肺に転移した頃に父親が”オヤジ狩り”に遭って鉄の棒の様な物で殴られてその時に聴覚神経とか傷つけちゃったらしくて頭の血管がブツブツ切れるようになって…アルツハイマーを発症しちゃって姉より先に亡くなっちゃいましたけどね。」

 

 

まだまだ続く負の連鎖…それを断ち切るために立ち上がる!

 

 

優子、なぎさ、雅「「「ホントにあんたって苦労人だねぇ…あたし達が付いてるからね。これからの未来を明るいものにしていかなくちゃ。」」」

 

 

ものすご~くキャバ嬢TOP3人衆が意気込んでる…ん~止められる自信が無いわ^^;;;

 

 

美奈子「立て続けに2人が亡くなってしまった事でお金が無くなって、

買ったばっかりの車も売って中古の13年落ちの20万のマーチにして差額で

姪っ子の小6からの塾と模擬試験。それに高校の受験費用とか授業料に回して…

姪っ子が短大を出て保育士になったのは2015年ですけどね…

そこからちゃんと家に入れてくれるようになるまで少し時間が掛かってるので…

ようやく子育て終わったぁ!…って喜んだんですけど、気が付いたら46歳まで独身…

なんて思ってたら、従兄を探して群馬に向かったらこっちの世界にトリップして…

46、7歳の記憶を持ったまま22の頃に逆戻りって訳です^^;;;」

 

優子「前の世界での記憶を持ったままトリップしてきたって言うのが、多分その記憶を役に立てるって思うとつながるのね。そのなつきの記憶を”反面教師”ではないけれど、こうならない為には…って考える事で被害を最小限に、もっと良い方法があるはず…

って言う事につなげて行きたいなって思うのね。」

 

雅「あたしだけじゃなく、なつき…あんたも1人じゃ避けられなかった事も

あたし達が居る事で被害を少なく、反対に良い方向に持って行けると思うのよ。

みんなで考えれば良い方法が見つけられるはずだからさ^^」

 

なぎさ「全員のwinwinを目指すのよ。みんなで幸せになろ?ね?ね?」

 

皆さんの言う事も、あたしの望みもひっくるめて方向性は同じだと思う。

なら…この人達と手を組んで仲良くするのは悪い事じゃ無いと思う。

あたしは改めてこの3人とがっちりと握手を交わし…運命共同体を結成した。

そして…記憶にあるお店やこの3人に関して体験してきた事伝えて…

こっちの世界のレイカを育てる事にも役立てる事ができる。一石二鳥どころか

三鳥にも四鳥にもなる可能性がある…

あたしの存在理由を見つけた気がした。

 

そしてもの凄くおいしいけど高いランチをごちそうになり、レジェンド宅まで

みんなで移動して来たんだけど…あたしのS13にも皆さん興味が出たらしく…

”カッコ良いじゃん今度ドライブしよ”とか、”群馬にも遊びに行くから”

とか言ってた。やっぱり神奈川に来て…横浜を覗いてみて良かったなって

自己満足かも知れないけど思った訳ね。

 

そしてキャバ嬢ご一行様の興味は今のあたしの生活へ移って来た。

 

そしてレジェンドのお宅で続く質問攻撃…質問の内容は現在の生活へと移ってきた。

 

 

優子「ふぅ~ん、じゃ、トリップして従兄のお兄ちゃんの家に同居したんだ。」

 

美奈子「そうなんです。お金も無かったですし、変に目立って戸籍が…とかなると

面倒な事になると思って…従兄も働いてるスタンドのお客さんが

住んでる借家の大家さんで…あんまり細かい事を聞かずに貸してくれたんだそうで。」

 

なぎさ「じゃあ、職を探すのも苦労したんじゃない?」

 

美奈子「職に関しては履歴書無しで面接のみの週4~5回のバイトを探したら、

ケーキ屋さんの販売を見つけて…電話したら面接で受かって次の日から働き始めて…

社長の娘さんと年齢も変わらなくて…話してみたら車が好きって事で意気投合して…

そこの洋菓子屋さんで新しい事業展開でCafeを出そうってなった時にお嬢が

”美奈子…あんた料理もお菓子も作れるし、接客も出来るから店長しない?”って…

店長になったら…お嬢が社長に掛け合って取締役に推してくれると言う…

ま、そのお嬢とあたしの従兄…トリップの原因を作った本人も付き合って、

入籍したんですけどね…先週。」

 

優子、なぎさ、雅「「「へっ?じゃあ…めっちゃ安泰じゃん。」」」

 

美奈子「でも、スタンドの副店長で残ってるし、Cafeにも非常勤で”パフェ職人”

として応援に来てもらってますしね…Cafeの中にFMラジオのサテライトスタジオを

併設してるんですけど、そこで週1でラジオDJもやってたりします…」

 

優子「え?3つも仕事してるの?それもまた器用な事してるよね…従兄のお兄さん

器用貧乏って言われない?」

 

美奈子「まあ…それに結婚で社長…ま、嫁の父ですから義父になるんですけど、

入籍後は”外部取締役”に任命されてしまって役職的には4つですね^^;;;」

 

優子、なぎさ、雅「「「凄いっ!肩書聞いてたらもの凄くやり手な感じがして来るわぁ…」」」

 

美奈子「話してみれば、”ガソリンスタンドに居るそこいらのお兄ちゃん”ですよ

^^;;;」

 

優子「面白いなあ…群馬に行ってキャバ嬢の色気で愛人狙うかなぁ…」

 

なぎさ「姉さん^^;;;枕営業無しって言ったの姉さんじゃないの^^;;;」

 

雅「あ…お客さんとかそう言うの取っ払って恋愛対象にしようとしてます?」

 

美奈子「(何で話だけでこんなにさつきの人気が上がるんだろ…?

おっそろしいわぁ~(白目)。)

あ、そうだ従兄の嫁…沙雪って言うんですけど、

その子も一般人のくせしてキャバ嬢テク使えるんですよ。」

 

 

キャバ嬢のテクが使える一般人とは?一気にこのパワーワードに食いついてきた^^;;;

 

 

どんどんキャバ嬢達の魅力を掻き立てる新たなパワーワードが出てくる。

何その”キャバ嬢のテクが使える一般人”?となって、

 

美奈子「キャバ嬢の常套手段として一般的に”メッチャ真顔で相手の名前をさりげなく

呼び捨てにしてせまって来る”とか…まるで煮え切らない彼氏に結婚を迫る彼女の様な

感じで。それに、考え方がそう思ったんですけど、

”あたしは…狙った獲物は逃がしたくないの。そのために駆け引きも、必要と思えば

実力行使も何だってアリだと思ってるわ。”とか”あたしはそれだけマジって事よ…

 

って言ってスーッと両手をあたしの頬に当てて、真っ直ぐ向かせて目を合わせて…良い?あたしはこの件はホ・ン・キだから。逃がさないわよ美奈子…フフフ。”って…

完全にこれって狙った上客を墜としに行く時の常套句じゃないですか?」

 

優子「あぁ…解る。でも、これってマジな時しかキャバ嬢でも使えないある意味

”禁じ手”だと思うけど…。」

 

なぎさ「うはっ!その従兄の嫁だっけ?ウチの店のあの”インク投げつけ女の真由子”

と戦わせたいわぁ…。多分、良い勝負すると思うんだけどなぁ。ある意味尊敬するわ。

(※黒笑が怖いってばぁ~:By作者)」

 

美奈子「まあ、それに関連して言うと…従兄を墜としに行く時にもこの技を使ったんですけども…ね。その時は更に実力行使もやってたし。

本人曰く、”絶対に振り向かせて見せる”って宣言したし、それを実践したんだって…。押し切りましたしね^^;;;手口はホントに犯罪に近いから公開しませんけど…」

 

優子、なぎさ、雅「「「す、すっごい素人さんが居たもんねぇ…」」」…っとまあ、

心の底から驚いてるようだった。

 

美奈子「もう隠す事も無いんで言っちゃいますけど…実は、従兄の夫婦とあたしで元々従兄の実家があった場所を買いまして…トレーラーハウスを2つ置いて玄関とお風呂とトイレを別に作って別荘として使ってるんですけど…今日はそこに泊まるつもりですけど…明日には従兄の夫婦も来るんで…もし会いたいならお店に顔を出します?それともまたこういう形で仕事と離れて会います?」

 

優子、なぎさ、雅「「「会えるなら会いたいわね。/沙雪ちゃんだっけ?従兄の嫁に興味津々なんだけど^^/もし会うならここで会えば良いじゃん。何なら3人揃ってマネージャー脅してでも休み取るわよ?」」」

 

何だ?その前のめりな3人…TOPキャバ嬢3人組凄すぎ…(滝汗)

 

って…ヲイヲイ。客からのクレームでマネージャー死んじゃうんじゃね?可哀想だって^^;;;(←ツッコミは心の中で盛大にしてるけど…この3人にツッコミ入れるのはあたしは無理だぁあああ~!実際は乾いた声で笑いながら笑顔が固まってるだけ。)

 

雅「って事だから…なつき、根回しちゃんとしといてね。ね?…ねっ!」

 

うわっ…圧凄っ!絶対笑顔だけど拒否権無いヤツですやん…笑顔の3人の圧力ってすっげぇ…

いや、みんな笑ってるけどマジで怖いからね?(え?メタい?でもこっちの身にもなってくれぇええええ!)

 

美奈子「ちゃ、ちゃんと話しますよ。キャバ嬢の時の大御所の先輩が会いたがってるから失礼の無い様にって…。」

 

優子「何かさあ…”大御所の先輩”って言うか、もうあたし達”家族(=family)"じゃん?”3人の姉”で良くない?」

 

なぎさ「うんうん、姉呼び賛成~(^^♪ぜひ、なつきにも”姉さん”って呼ばれたいなぁ~ダメぇ?」

 

(うわぁあ…メッチャ色気のある目をして上目遣いですり寄って来てるよぉおお。

む~りぃいいいい!!百合の花咲いちゃうから止めてぇえええ!(白目)→美奈子心の声。)

 

雅「なぎさ姉さん…なつきが困ってるじゃん^^;;;」

 

(おっ、フォロー入れてくれるのか?→美奈子心の声:ちょっとレジェンドの理性に期待してる♡)

 

雅「なつきは”みんなのモノ”よ?抜け駆けは許さないからね?」

 

(お~~~い!あんたも同じか~い!←期待したあたしがバカでした(チ~ン)【白目】)

観念して…携帯を取り出し沙雪に3人の目の前で電話する。

 

ピッピッ…プルルルルr…プルルルル…ピッ!

 

美奈子「あ、もしもし沙雪?美奈子だけど…今、仕事大丈夫?」

 

<沙雪電話の声(←キャバ嬢3人にはかすかに漏れて聞こえてる)「ん?今?横川店の視察終わって後で会議があるけどそれまでは大丈夫だけど?神奈川はどう?久しぶりだし、気分転換できた?」>

 

美奈子「あ、うん。それでさぁ…神奈川に来るついでにさあ…横浜を通って昔キャバ嬢してた時のお店とかこの世界にあるかなぁ~って軽い気持ちで歩いてたら…大先輩3人に出会ってしまって…トリップしてきたのバレた^^;;;」

 

<沙雪電話の声「へ?それって大丈夫なん?こんがらがって無い?うわぁ…」>

 

 

”(うん、大変な事になってるよぉ…それでね…もんのすごく言いにくいんですけどもぉ~^^;;; )”と心の中で前置きしつつ言葉を繋げる。

 

 

美奈子「詳しい話は明日話すけども…こっちの世界にもあたしはキャバ嬢で存在してるのと、3人の”お姉様”がね…一般人なのにキャバ嬢テクを使える沙雪にぜひ会ってみたいって事なのね?」

 

<沙雪電話の声「へっ?…まさか、あんたあの話…そのお姉様3人衆にしちゃった訳?ちょっと待ってよぉ~本職の方々に聞かせることないじゃんよぉ…穴があったら入りたいわ!…マジかぁ…(白目)」>

 

美奈子「あっ!ちょ…ね、姉さん!?」

 

優子「オホンッ…こんにちわぁ~初めましてですぅ。Club”Midnight-Angel”のTOPをしてます優子ですぅ。沙雪ちゃんね?お話は聞いてるわ。よろしくね(^^♪」

 

沙雪「え”?本物のキャバ嬢の方が…うわぁ…そうですかぁ…(言葉を失くしてる沙雪)」

 

なぎさ「ちょ、姉さん!あたしにも貸してよ。あ、もしもし?沙雪ちゃん?こんにちわぁ。あたしがNo.2してますなぎさって言います。”貴女もあたし達の妹になる?いろいろ面倒見てあ・げ・る♪フフフ…あたし達は大歓迎よ♡”(エロボ)」

 

沙雪「おふっ!エロボがすごっ…声だけで耳が妊娠しそうだわ^^;;;」

 

雅「すみませんねぇ…姉達がふざけてまして…あ、あたしがNo.3してます雅って言いますぅ。明日こっちに来るのよねえ?ぜひ直接会ってお話したいなって思うんですけど…

どうかしら?」

 

沙雪「明日…そちら(神奈川)に着くのがお昼前後になっちゃうと思うんですけども…

横浜に行く感じですか?それとも平塚のあたし達の家の方ですかねえ?

あ、でもうちトレーラーハウスだから狭いか…」

 

雅「良かったら横浜のあたしの家に来てくれれば車も止められるし、良いじゃない?

旦那さんも一緒に来るんでしょ?家族ぐるみでお付き合いしたいし、ね?顔合わせしましょ^^」

 

美奈子心の声「(うわぁ…さり気無く拒否権握りつぶしてるぅううう…ホント、キャバ嬢怖い^^;;;(←お前も同じ類だろ!:作者注))」

 

優子「沙雪…あたくし達は明日、貴女達に会えるのを楽しみにしているわ。」

 

美奈子心の声「(うぉおお絶対君主的な発言、逃げ場全く無いじゃん^^;;;一般人にここまで圧かけるかねぇ…)」

 

沙雪「ハ、ハイ…ヨロコンデ オジャマサセテ イタダキマス。(白目)」

 

急に美奈子に携帯が回ってきた。

 

美奈子「…って言う事なんで明日は東名の横浜町田で降りて保土ヶ谷バイパスに乗った辺りで電話くれる?二俣川辺りで合流できるようにするから。さつきにはまた後で電話します…。」

 

沙雪「あ…うん。了解です。」

 

 

電話を切ってから…尚もお3方のテンションは上がっているようで…ほぼ女子会のノリになってる。

 

 

なぎさ「あ、そうだ。今のうちに休むって電話しとこ。」

 

そう言うと…携帯を取り出して速攻で店に電話してる。

 

なぎさ「あ、もしもしぃ?お疲れ様ですぅ。なぎさですけどぉ~ごめん、明日さあ、用事が出来ちゃって休みたいんだけど良いかなあ?…マネージャー近くに居る?…うんうん、そっかぁ、じゃあ伝えといて貰っても良い?ごめんねぇ。よろしくねwはい、じゃあね。」

 

ピッ…

 

なぎさ「よし、これでOK♪ホール主任の中村君だったから頼んじゃったw」

 

雅「で、あたしは明日は元々休みだし、優子姉さんは?大丈夫なの?」

 

優子「あたくし?フフフ…もうメールで明日来られる予定だったお客様には急用で実家の京都に帰るからって連絡しちゃったwで、社長さん連中には”お店に連絡したけど、まだ誰も来てないみたいだったから…申し訳無いけどキャンセルって入れておいてもらっても良い?”って頼んじゃったわ^^大口のお客様が無ければ休んだって構わないじゃない?ま、あの”真由子”が何かしそうだけど、レイカとこっちの派閥が11人出勤だし…大丈夫だと踏んだ訳よ。」

 

美奈子「うわぁ~い、レイカ~頑張れぇえ…(遠い目)」

 

雅「おおっとぉ…あたしに出勤要請のメールが来たわ^^;;;(文字入力中)…さてとこれでこっちもOKっと。」

 

何やら文章を打ち込んで送信した。

 

なぎさ「メールの返事…あんたは何て打ち返したの?」

 

雅「あ、昨日から神戸の実家に帰ってるけど、体調良くなくて明日帰れても仕事ができるかどうかは解らないから頭数に入れないでって送ったわ。」

 

美奈子「うわお…マネージャーの顔色がますます悪くなるパターンですね^^;;;明日はお客様からの苦情も多そうだし、機嫌悪そうですね…怖っ!」

 

雅「あ、それと、どうせなら全員今日ここに泊って行っちゃえば?」

 

優子、なぎさ「ああ、着替えここに何組か置いてあるもんねえ?」

 

美奈子「あっ、じゃああたし1度着替えを取りに行ってきま…」

 

なぎさ「あ、なつきの分はさっき買い物に行った時にちゃんと買って来てあるわよ(^^♪」

 

雅「フフフ…姉さんさすがね。先回りしてるねぇ^^」

 

美奈子「!!!って言うか、用意良すぎません?皆さんここに良く泊まるんですか?」

 

雅「うん、ほぼ自宅のようにみんな自分の部屋を持ってるしねえ?」

 

美奈子「嘘ぉおお…自分の部屋ぁ?マジですか。」

 

 

いやいや、あたしはソファで充分ですけども?

(※どんどん続く…意外と長いな^^;;;←メタいぞぉ)

 

聞けば、レジェンド宅に自宅の様に皆様、自分の部屋を持ってるとの事…。セレブってすげぇ…

 

雅「あ、そうそうなつきの部屋よね…」

 

美奈子「え?イヤイヤ、あたしに部屋なんて勿体無いですって。ソファで寝かせていただければ充分ですけど?このソファ寝心地良さそうですし。あたしの家の布団より快適な気がするんですけど?」

 

雅「使って無い部屋があと4つ位あるからどこでも大丈夫なんだけどね?大きい所の方が沙雪ちゃんと従兄のお兄さんも泊まれるようにしておけば良いしさぁ…」

 

美奈子「え”っ?あの2人も泊まれるようにって…めっちゃ囲い込みですやんか^^;;;

…外堀埋めてくわぁ…”1度掴んだもんは逃がさへんでぇ~”っちゅ~気合が物凄く伝わって来てるんですけど…」

 

優子、雅「「そそ、解ってるじゃんw そう言う事よ。大事なのは根回し。外堀を埋めて身動きできない様にして一気に取り込む…ってね♪/なつき…あんた、関西弁のイントネーションちゃんとできとるやん^^せやね。しっかり1度掴んだら逃しちゃダメなもんがあるっちゅ~事やねぇ。あ、気ぃ~抜いたらあたしの方が関西弁出ても~てるやん^^;;;」」

 

ワイワイしてるうちに夕方になり…逗子の方まで夕飯は足を延ばし…(近所だと見つかる可能性があるので移動もS13に4人乗りと言う…メッチャ強行軍…)

 

帰りの車中での会話からどうぞ。

 

美奈子「すみませんねえ…後ろ狭いでしょう?」

 

なぎさ「ん?でも、スポーツカーの後ろってこれより狭いの多いから大丈夫だよ?」

 

雅「こっちは優子姉さんが前に寄せてくれてるから問題無いけど…姉さんは大丈夫?」

 

優子「前は元々足元が広めだから大丈夫よ^^それよりさぁ…このままドライブ行きたくない?」

 

なぎさ、雅「「あ、良いねぇ。/なつき~元々あんた地元でしょ?夜景の綺麗な所行きたいんだけど?」」

 

美奈子「ん~じゃあ2か所あるんですけど…まずは平塚の湘南平でも行ってみます?」

 

そう言うとR134を平塚に向かって西に向かって走り出す。交通量もさほど多くなく…鎌倉や江の島の辺りもすんなりクリアできた。スッと…MDプレイヤーに入ってたサザンをかけながら海沿いを走る。外は日が落ちて若干空に赤みの残ってる状態。

湘南平の1番上の駐車場に車を止め、東京タワーのミニチュア版の見た目を持つテレビ塔の展望台へ。

 

美奈子「この辺から見ると…平塚から大磯、奥が小田原方面ですね。」

 

 




銀色の悪魔の特別編第2弾の続きです。恋愛の方は小休止してきているが、
時間軸のずれてるこの世界でまさかの昔働いてたキャバクラが存在し、
TOP3のキャバ嬢が全員在籍。しかも自分の存在を知られてしまい、
トリップも理解してくれて3人から”運命共同体”…と言うか”家族の様なもの”
と言われ、可愛がられ始めてしまった。
”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”と呼ばれた女‣走り屋は周りを巻き込んで
時間軸のずれてるこの世界で人生の幸福が待っているのか…!?
そして、主人公の夫婦を巻き込んでの大騒ぎはどこに向かって行くのか…?




―――――――――――――――

GODこと優子さんの愛車のBMW635CSiの画像はこちら


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