これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!! 作:排他的
聖我の異世界ライフは変わっている。まず朝は誰もいない時間から剣を振り、クラスメイトが起きて朝食を取り始め、取り終わってクラスメイトが殆どいなくなってから朝食を取り始める。
その後騎士団の騎士と剣を打ち合い、メルドとも戦っていつも通り勝つ。たまに光輝や雫が模擬戦を申し込んで来るが、相手が技能を使って挑んでくるところを聖我はスペックを無理やり押えた状態で勝つ。
聖我が王国から貰ったアーティファクトは手袋だけだ。少し手を守ってくれる程度の能力の篭った手袋。リリアーナに聞いてみると、勇者より高いスペックのせいで上層部から疎まれているらしい。リリアーナは聖我にも能力の付いた剣を与えるべきと言ったらしいのだが。
そして昼飯を貰って訓練場で食べてから今度は座学を受け、その後また訓練場に向かって剣を振る。聖我の振る剣はただの西洋剣だ。
そこにオーラ付与を行うことで下手なアーティファクトよりはダメージが出るようになっている。
夜は晩飯を食べてから風呂に入ってから自室に戻り、技能を試してみてどのような効果があるか調べたりしている。
例えば加速と加撃。加速は10秒毎にスピードを2倍にして加撃も10秒毎にパワーを2倍にする。何処かの赤龍帝の篭手のような能力だ。
詠唱完全省略はその名の通り全ての魔法の詠唱を完全に省略する。
隠蔽はスペックを誤魔化すだけでなく、姿を認識できなくしたりすることができることがわかった。
光武器作製は光の剣や槍や鎌や弓矢、斧などを作ることができる技能で、どんなものでも光の力で切り裂くことが可能。……焼き切れるといった方がいいかも。
探査。それは半径10メートルの対象の情報を見ることができる能力。絞り込むことでその範囲はさらに大きくなる。
ざっとこんなものだ。そして寝る前に王女リリアーナの部屋に向かって談笑したりする。リリアーナのお願いという名の命令を聞くことになるのだが、最近のお願いは生徒の様子見などの神の使徒関連。聖剣をばらさないようにしてくれる、融通を効かせてくれるので別に悪くないとも最近は考えてるようだ。
そしてそのまま就寝に入ってそのまま寝る。これが毎日続く。
ある日訓練が終了した後、いつもなら夕食の時間まで自由時間となるのだが、今回はメルド団長から伝えることがあると引き止められた。何事かと注目する生徒達に、メルド団長は野太い声で告げる。
「明日から、実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは一線を画すと思ってくれ! まぁ、要するに気合入れろってことだ! 今日はゆっくり休めよ! では、解散!」
その日リリアーナに夕食の時間前に呼び出された。
「……なんの御用で?お姫様?」
「いえ、頑張ってくださいと伝えたかっただけです!危険だったら聖剣を使ってください。……庇ってあげます」
「リョーかいっす。じゃあ戻ります」
「えぇ。お気を付けて」
心配だったから聖剣を危険な時は使えと言いたかっただけらしい。
「なんともまぁ、可愛らしいお姫様だ」
部屋に戻る最中にふと聖我がこぼした一言に部屋に戻る聖我に付いていたヘリーナは少し笑っていた。
聖我はリリアーナに激励を送られた日の翌日ホルアドという町に来ていた。ホルアドにはオルクス大迷宮があり、今回はそこで戦闘訓練をするというのだ。
その訓練は翌日からであり、今日はホルアドの宿にて休むように言われていた。クラスメイトが2人ずつ泊まっているのに対して聖我は1人で泊まっていた。
「大迷宮…一波乱ありそうだな」
闇黒剣月闇を眺めながら翌日から始まる大迷宮での訓練に思いを馳せる聖我だった。
スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?
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