これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!   作:排他的

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檜山

「……ほぼ接点がなくとも悲しいものだな、クラスメイトがいなくなるというのは」

 

闇黒剣月闇の変身機能を使えば仮面ライダーカリバーになっていれば助けることができたか……何度考えたことか。あの時出し惜しみをしないでカリバーになっていれば被害を出さないでベヒモスを苦難なく倒せたのではないか。

 

「……白崎さんは寝込んでおられるらしいし。……リリアーナからの情報ではさっさとクラスメイト達を戦争に参加させようとしているらしいしな。……ありふれた職業で世界最強ってもしかして南雲のことなのか?」

 

「……この物語は本当に戦争系か?いや違う。戦争系ならこの国は戦火に見舞われるはずだ。だからその可能性はない、なら……まさか冒険系?……なら南雲が主人公か?」

 

南雲が主人公で奈落に落ちて覚醒する。有り得そうな物語だ。

 

「まぁそれに賭けよう」

 

そのまま聖我は寝ようとベッドの中に潜り込もうとする。すると、

 

「居る?神刃?」

 

園部優花がコンコンと扉を叩く。

 

「何の用ですか?」

 

「天ノ河が集まれってさ」

 

光輝がクラスメイトを集めているらしく、聖我はその呼び出しを受けて広場に向かう。すると、檜山の声が聞こえてきた。

 

「俺の所為で皆をあんな目にあわせちまって、ホントにすまねぇっ!!」

 

土下座する檜山大介に対する生徒達の視線は厳しいものだ。それは当然だろう。メルド団長の言葉に従わず、不用心にトラップを発動させた結果、自分達を死の危険に追いやったのだから。

 

この事態を予想していた檜山は土下座した。反論することが下策以外の何ものでもないと知っていた彼は、適切なタイミングを見計らい謝罪するに徹したのだ。檜山の狙いは光輝の目の前での土下座である。基本的に性善説で人の行動を解釈する光輝ならば、謝罪する自分を確実に許すだろうと予想していたのだ。

 

「……」

 

聖我は終始黙っていようとした。檜山の特徴と光輝の性格を知らないからだ。断罪はされるだろう、そう思っていた。

 

「――檜山」

 

光輝は足元で額を地に擦り付け、許しを請う檜山に話しかける。ピクリ、と肩を震わせる檜山。それを批難に怯えていると解釈した光輝は――

 

「よく勇気を出して謝罪してくれた」

 

その声は罪を責めるものではなく、むしろ慈悲に満ち溢れたものだった。

 

「(は?)」

 

「お前の行動の結果、南雲は死んでしまった。それは理解しているな?」

 

「あ、ああ……」

 

「なら、二度と同じことをしないでくれ。次からはきちんとメルドさんの指示に従って行動するんだ。もう二度と、クラスメイトを死なせてしまわないように」

 

そう言うと、光輝は檜山を取り囲むクラスメイト達の方に向き直る。

 

「皆も思うところはあるかもしれない。でも、クラスメイトの死に何時までも囚われちゃいけない! 前へ進むんだ! きっと、南雲もそれを望「むわけないと思うぞ」神刃!?」

 

「……天ノ河、なんで君がそれを決めるんだい?」

 

「だって南雲がそれを望んでーー」

 

「望んで?ホントかな?まぁそれは置いておこう。檜山くん」

 

「な、なんだ?」

 

聖我の出す殺気に怯えながら聞く檜山。

 

「……君さ、あの魔法攻撃を放ったかい?南雲を攻撃した魔法攻撃を自分で」

 

「……いや……違う……それは俺じゃない……俺は炎球なんて放ってない」

 

「なんで炎球?……私はそんなこと言ってないんだけど?」

 

光輝の発言で緩んでいた生徒達の睨みが厳しさを再び帯び始める。それを不味く思ったのか、光輝が檜山と聖我の間に入る。

 

「神刃、辞めるんだ。檜山はやってないと「疑わしきは罰せよ。私がいつも心がけている事だ。明らかに檜山は怪しい」それでも檜山はやっていない!」

 

「……そうか、あくまで容疑者候補を庇うのか?」

 

「いやそんなことは「……そろそろお辞めくださいませんか?」イシュタルさん!」

 

イシュタル・ランゴバルドが光輝と聖我の口論に割り込んできた。

 

「私が思うに貴方が怪しいのですが、どうでしょうか?」

 

「何故でしょうか?」

 

「……あなたは私たちが知らない武器をお持ちのよう「それは今関係ありますか?」ありますとも、効果が分からない武器ほど怪しいものはありません」

 

クラスメイトがこちらを睨んでくる。確かに怪しいと。

 

「これですか?」

 

無限収納BOXから闇黒剣月闇を取り出す。

 

「そうそれです!なんですかそれは?」

 

「銘は闇黒剣月闇、私の家の家宝である聖剣の1つですよ」

 

「聖剣……ですか?それが?」

 

「その通り。あなた方が保有するなんちゃって聖剣とは全く違う聖剣ですよ」

 

イシュタルは聖我を睨み始める。それはそうだろう。自分の国の聖剣がなんちゃって聖剣と呼称されたのだから。

 

「……それは回収させて貰いましょうか?」

 

イシュタルは闇黒剣月闇が欲しいようだ。ベヒモスを簡単に弾ける武装なのだ。さぞかし強いと思ったのだろう。

 

「……なぜ?……あァ。ナルホド。これは怪しいから回収しないといけないと?」

 

「その通りです。さぁこちらにその剣を」

 

「渡すわけないだろ。馬鹿」

 

「なら実力行使です」

 

メルド直轄の騎士ではない騎士が現れ、聖我に向けて剣を向ける。

 

「どんどん話が逸れてるな……まぁいい、少しこいつら黙らせようか」

 

無限収納BOXから闇黒剣月闇をしまって今度は光武器作製を発動する。そして光の刀を作り出して構える。

 

「いざ、まい「何をしているんですか?聖我さん」リリィか、いや聖剣を奪おうとしてきたから対応しているだけだが」

 

「はぁ……下がってください。イシュタル様、あなたもです。これは立派な反逆と捉えますよ?」

 

「わかりました」

 

リリアーナがヘリーナを連れて現れて事態を収拾してしまった。そして檜山がハジメを撃ったかどうかは有耶無耶になり、クラスメイトの間では終わった事件として認識されたのだった。

 

ごく一部を除いて……

 

 

 

スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?

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