これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!! 作:排他的
「本当に怪しいと思われると人は全く接してこなくなるのか……私は何もしたくは無いのだけどな……」
聖我はあの時イシュタルに投げかけられた自分の聖剣に対する疑いによってほとんどのクラスメイトから冷たい目で見られていた。
別に隠していた訳では無い。使う機会がなかったのだ。別に訓練の時は光武器作製の能力で生み出した剣で戦ったり模擬剣を使えばいい。それにラットマン程度の雑魚、それに数の少ない魔物相手なら普通の剣で十分だ。
ただトラウムソルジャーとの戦いは思っていたよりも数が多かったため必殺リードを使っただけだ。
それなのにイシュタルの質問それだけの性で自分の剣の力でハジメを落としたのではないかと思われてしまったのだ。そしてそれを謝らない聖我はクズではないか?という噂が流れてしまっていた。
「私が今接しているのはリリィと八重樫、園部のパーティーくらいか……本当にボッチだな……」
聖我が言った通り聖我に話したりするのはリリアーナ、雫、そして園部優香、菅原妙子、宮崎奈々だ。
リリアーナはいつも通り会話しているだけで噂は関係ないと思っている。そして雫は同様に噂は関係ないと思って訓練している。
園部達はこの間のベヒモス・トラウムソルジャー戦の時に園部を助けてくれたのにハジメを助けないわけないだろうと思って普通に接してくれている。
「……リリィのところに向かうか……はぁ…」
聖我は王宮から与えられている部屋から出てリリアーナの部屋に向かうことにした。
「こんばんは、リリィ」
「こんばんは、聖我」
聖我はリリアーナの部屋に来てヘリーナの淹れたお茶を二人で飲んでいた。
「なにか新しいことあった?」
「えっと…いい知らせと悪い知らせがあるんだけどどっちが聞きたいですか?」
どうやら2つあるようだ。
「なら悪い知らせから」
「悪い知らせは聖我を追い出そうとする勇者様方の動きと貴族達の応援のせいで聖我がここから追い出されてしまうこと」
「やっぱりですか…薄々わかってたけど」
リリアーナの言う通り光輝と香織が一緒になって聖我を追い出そうとしていてそれらを応援する貴族は存在している。
香織がなぜ光輝と一緒になって聖我を追い出そうとしているかと言うとハジメを失ってショック状態だった香織が起き上がり、ハジメを失ったのは檜山か聖我の性ということを聞いて、檜山は謝ったのになんで聖我は謝らないんだ!という光輝の謎超理論に何故か同調して追い出そうとしているのだ。
「…それといい方の知らせは貴方の立場を確立させつつ、勇者様の文句も言わせないような立場を貴方に与えることができることになったことです♬」
「?」
聖我はリリアーナが何を言っているのか分からなかった。立場を確立させつつ文句も言わせないような立場とは?と思ってぽかんとしていると
「貴方を私の護衛騎士に任命させてください♬……駄目ですか?」
上目遣いでこちらを見ながら聖我にリリアーナの護衛騎士にならないか聞いてきた。たしかにリリアーナの護衛騎士になればリリアーナの加護を受けることが出来るだろう。
「君のお父さんはどうなんだい?」
「父は神の使徒が自分の意思で護衛をしてくれるなら別に構わないし、娘を信頼しているなら裏切らないだろう。それに娘が初めて気兼ねなく話せる人物なのだから私が反対意見を握り潰そう…そう言ってましたわ。それにこれはお母様も同じ意見です」
「……私でいいのか?」
「クゼリーさんが文句をいいそうですけど、私は別に構いません。私の初めての友達ですもの!……いなくなったら心細いですし」
「……」
聖我はどうしようか悩んでいた。リリアーナの護衛騎士になってリリアーナの加護で干渉されなくなってもリリアーナに負担がかかるのではないか、と。
「……私は貴方を守りたいんです。だから貴方は私を貴方の聖剣の力で護ってくれませんか?」
「わかりました。リリアーナ姫。その案ありがたく受けさせていただきます」
聖我は決心したような表情でリリアーナの前で跪いた。
「これからよろしくお願いします♬」
この後王の間で聖我を追い出そうとしていた勇者と治癒術士と貴族達が聖我がリリアーナの騎士に任命されたことに驚いていた事はまた別の話。
香織アンチっぽくなりそうですけどアンチでは無いですよ?
スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?
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出す
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出さなくていい