これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!! 作:排他的
「なんでまだ王宮にいるの?」
その言葉は聖我の心に何故か深く刺さった。だけどそれは自分を守ってくれた、自分の立場を使って助けてくれたリリアーナの言葉ではなく、光輝と一緒になって聖我のことを疎ましく思っていた白崎香織だった。
「何故ですか白「苗字で呼ばないで!」さいですか」
どうやら聖我に対して強い嫌悪感を持っているようだ。
「で、勇者パーティの治癒術師殿、たかが護衛の私に対してなんの御用でしょうか?私はリリアーナ姫の護衛で忙しいのですが」
「……どうせなんちゃってでしょ!さっさとリリィのエセ護衛なんてやめてさっさと王宮から出て!私はあなたのことを視界に入れたくないの!」
「…………じゃあここに来なければいいでは無いですか」
「え?」
「それか私がいない時にここに来ればいい。私はここから出れませんよ。休暇の時以外」
「……なんでよ!なんで出れないのよ!」
聖我のここから出れない発言に香織は強く怒鳴る。当たり前のことなのに、香織はそのことを忘れているのか知らないのか。
「私の主はリリアーナ姫です。私をここから出したいならリリアーナ姫に言ってください」
「ッ!」
聖我の主はリリアーナであり、リリアーナが解雇すると言わない限り聖我を解雇することはできないのだ。それに魔人族を倒せる神の使徒は今は1人、聖我しかいない。2つの理由が聖我を王宮から出すことが不可能なのだ。
「……南雲く「ハジメくんの名前を言わないで!」……錬成師くんのことで私に対して恨み辛みをぶつけるならお門違いだ」
「え?」
香織は聖我の言葉に呆然とし始める。
「……錬成師くんがベヒモスに向かっている間私はずっとトラウムソルジャーを斬り殺していた。私には錬成師くんを奈落に落とすことは不可能だ」
「それはみんなが魔弾を放ち始める時じゃない!」
「ならもう1つ言おうか。私の攻撃は紫の龍のエネルギー攻撃だった。君なら見えていたと思うが、錬成師くんに当たったのは違う色のはずさ」
「…………」
「それに君たちは私が錬成師くんを奈落に落としたと言ったけど、もし私が落とそうとするなら私は助けに行かないでそのまま無視すると思うよ」
聖我は光武器精製で鎖を作ってハジメを助けていた。
「うるさい!うるさいうるさいうるさい!!あんたが悪いの!あんたが助けないから!あんたが代わりに落ちればよかったのに!」
「…………そうか」
その後も香織は聖我に罵詈雑言を浴びせて来た。リリアーナの部屋には防音魔法を掛けてその罵詈雑言を聖我は目を瞑って探査を行いながら聞いていた。
香織が聖我に罵詈雑言を浴びせているのは王宮のメイドや騎士、文官に見られていたのだが、そんなことはお構い無しに香織は聖我に罵詈雑言をずっと浴びせ続けた。
「はァはァ……」
2時間くらい経ってから疲れたのか香織は聖我を罵るのをやめてそのまま聖我を睨みつけてからそのまま立ち去って行った。
噂を聞きつけたのか、雫が聖我のところに来た。
「神刃くん、ごめんなさい。香織が……」
「構わない。リリアーナ姫には罵詈雑言を聞かせないように防音魔法を掛けていた」
「ごめんなさい」
もう一度聖我に謝ってから走って行ったのだった。
「だからですね!もうちょっと神刃君は皆さんと協調してください!だからさっきも白崎さんに怒られるんですよ!」
護衛交代の時間になり、疲れていた聖我はそのまま自分の部屋で眠ろうとすると愛子が聖我の目の前に出てきてそのまま説教をし始めた。
「自分がやったことすら謝らないから皆さんと話したりすることが出来ないんです!もう高校生なんですよ?ちゃんと謝らないとダメでしょう!」
「(……このクソ教師が…事情も詳しく知らないのに知ったような口を聞かないでくれ……)」
「聞いてるんですか!ちゃんと皆さんと合わせてください!リリアーナさんのところでなんちゃってな仕事なんてしてないで!」
疲れた聖我に説教。もう精神がすり減り始めていた。
「(……なんちゃってじゃねーよ。ちゃんと仕事してるし、技能使って農地検査とかしてるあんたとは違って結構重労働なんだよ。リリィからの恩が無かったらそのまま仕事放棄してるわ。そもそも……)」
「……それに人殺しまでしたそうじゃないですか!なんでそんなことするんですか!先生に言ってみなさい!」
「……仕事だ、いい加減寝かしてくれ」
「何が仕事ですか!天ノ河くん達の方が重労働ですよ!知らない世界にいきなり連れ込まれて戦争を手伝うことになって!いつも訓練している!あなたはなんですか!扉の前で立っているだけじゃないですか!」
「……あーそうですね。貴女から見れば立っているだけなんですよね」
「なんですかその態度!」
「はぁ…物事を固定の人間からしか見ない。決めつけ……それにふざけているとしか思えない物言い……もうどうでもいいよ。勝手に私の評価をつけてくれて構わない。私自身あんたらともう関わりたくない」
「え?」
「私は眠いので帰ります。さっさと失せてください……」
呆然とする愛子を無視してそのまま部屋に戻ってそのまま眠りについたのだった。
聖我を転生させた女性は寝ている聖我を覗きながらため息をついていた。
「……ここまで原作キャラが聖我を嫌うなんて…まぁ火炎と水勢を使いましたし…次はあの3つを解放しましょうか!」
女性は黄色と緑色とグレーの光る玉を持ちながらうふふと笑っていた。
スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?
-
出す
-
出さなくていい