これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!   作:排他的

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雫の刀

「シャムシールが使いにくい?」

 

突然訓練中に聖我が雫にシャムシールが使いづらいと愚痴を吐かれた。確かに雫は剣道を習っていたと記憶している。それは異世界トータスに来てからの記憶だが。

 

「えぇ。なんだか刀っぽいけど刀じゃないのよ。なんていえばいいかしら。やっぱり剃りすぎなのよね」

 

「なるほど。だがそれなら錬成師のところに行って刀を頼めば良くないか?」

 

錬成師のところに行って作ってもらえーそう言うと雫は首を横に振る。

 

「いえ、錬成師の工房に頼みに行ったら折れやすくて作れないことはないけどすぐに折れるから実用性には欠けるって言われたわ」

 

「……そもそもなんで私にそんなことを言うんだ?」

 

武器に悩みがあるなら訓練相手の聖我ではなくメルドや錬成師に言えばいいものを何故か聖我に言っているのだ。

 

「いやあなた武器作れるんじゃないかしら?聖剣を貸してくれなんて言わないけど武器を作れるなら刀も作れるんじゃないかな?と思って貴方に愚痴を吐いたのだけど……」

 

「……光武器精製か。了解したけど実用出来ると思わない方がいいぞ?」

 

「どう言うことかしら?」

 

聖我の実用出来ると思わないことという言葉に首を傾げる雫。

 

「光武器精製」

 

聖我から魔力が放たれ刀を魔力が形作る。

 

「ほい」

 

刀を雫に投げ渡して雫がキャッチする。そしてそれを振ろうとすると刀は霧散した。

 

「どう言うことかしら?」

 

刀が消えたことに驚きながら聖我に問いただす。

 

「私の光武器精製は光の魔力を使用して武器を作り出すんだ。いつもは手に握っているからずっと維持するための魔力を供給することができるんだ」

 

「あら?じゃあ皇帝陛下に投擲したナイフは?」

 

「あれは事前に魔力を貯めておくんだ。数十秒維持するための魔力を貯めてそれを皇帝陛下に投げて攻撃するのさ。まぁナイフだから消費魔力が少ないだけで刀となると西洋剣よりは楽だろうけど……」

 

言い淀む聖我に雫は言わなくてもいいわというように自分でその言葉を続ける。

 

「維持魔力はとんでもなく多くなるわけね」

 

「あぁ。1日維持するのに100は必要だな」

 

「……それはちょっと頼みづらいわね。いいわ、自分で何とかしてみるから」

 

少し悲しげに雫は立ち去っていく。

 

「(……派生技能次第で解決できるか?)」

 

ステータス3万超でも毎日魔力供給は大変になるため解決策を考え出す。

 

「(……光武器精製・オーラ付与)」

 

光武器精製で作り出した刀に光のオーラを付与すると光のオーラを吸うように刀が実体を維持するが1時間しか持たなかった。

 

「……派生技能に賭けるか。ひたすら色々な武器を作れば……」

 

光武器精製で槍や薙刀、盾に弓など色々な武器を作り出してそれに光のオーラを付与していった。

 

「……戦い以外でこんなに頑張ったことトータスに来てからありましたっけ?……ないな」

 

徐々にオーラのおかげで1時間から2時間に伸び始めてきた。

 

「……って、2時間じゃなぁ……1日、欲言うなら3日持つ剣作れないかな?」

 

「……どうかしたの?」

 

また訓練場の端っこで刀を作ってオーラ付与をしていると優花がひょこっと顔を出して何をしているか聞いてきた。

 

「魔力刀の維持の練習だ」

 

「あれ?でもこないだの訓練はずっと剣を振ってたわよ?」

 

「……八重樫に相談されてな。刀を作れないかって。ただ私の手から離れると維持できなくなるんですよ」

 

「……刀となると私も頼りにならないわね。お昼ご飯置いておくわよ」

 

「あぁありがとう」

 

優花はそのまま去っていった。

 

「……というか光武器精製結構使っているんだからそろそろ派生してないかな……」

 

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神刃 聖我 男性 17歳 レベル1

天職 剣使

筋力 42000

体力 41500

耐性 43200

敏捷 41255

魔力 45000

魔耐 40500

技能 剣術[縮地][無心]・オーラ付与[光属性][闇属性][火属性][水属性][岩属性][雷属性][風属性]・聖剣[最光][カリバー][セイバー][ブレイズ][バスター][エスパーダ][剣斬]・加速・加撃・光属性適正・全属性完全耐性・詠唱完全省略・隠蔽・光武器作製[効果付与(※2文字)]・探査[広範囲探査]・気配感知[リンク]・魔力感知[リンク]・瞬時魔力回復・物理耐性・行動推測・言語理解

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色々と増えていた。オーラは光と闇以外に増えた聖剣の属性が付与され聖剣の派生技能も剣斬まで増えていた。そして光武器精製は効果付与が付いていた。

 

「……ちょい待ち…2文字?2文字…2文字……少なっ!」

 

2文字の効果を付与できないらしい。だが2文字なら聖我の夢が叶うのだ。

 

「シャア!勝った!2文字なんて最高だ!光武器精製!」

 

光武器精製によって剣が作られ、剣に維持という効果を付与する。

 

そしてそれから1日後〜

 

「維持完了!WRYYYYYY!」

 

結局聖我の光剣が維持されており、魔力は充填しなくても維持することが出来ていた。

 

その後すぐに刀を作って維持の効果を付与して雫に渡したのは言うまでもない。

 

……この派生技能がトータスに来てから眠っていた聖剣狂を呼び覚ますことになるとはこの時、聖我の知り合いは知らない。

 

 

 




お気に入り登録と評価がえぐいくらい増えてました……

感想が1回の投稿で10超えていて気絶しそうになりました……

これからもよろしくお願いします。

スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?

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