これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!! 作:排他的
聖我がリリアーナに転生者ということをバラしてから数日が経った。その間聖我は雫やメルドと鍛錬をしたり、リリアーナの護衛をしたりとほぼ変わらない毎日を過ごしていた。
だが聖我が知らないところでリリアーナを始めとするハイリヒ王国の政に携わる人間、ヘルシャー帝国の政に携わる人間は着実と魔人族に対しての軍備の拡張、聖我から報告を受けていたイビルに対しての対策、そしてハイリヒとヘルシャー両国の王子と皇女の婚約について話し合っていた。
そのことを今エリヒド王は英雄と呼ばれて差し支えない聖我、その雇い主で王女であるリリアーナ、王子のランデル、騎士団長のメルド、ハイリヒ王国を支える大臣達、ついでに一応勇者・神の使徒という立ち位置になっている光輝、香織、雫(龍太郎は未だベッドから起き上がれていない)、農業に尽力している愛子に会議室にて説明していた
「さて、今まで話したことを踏まえて何か質問はあるかね?」
「はい」
「聖我殿」
聖我は真っ先に手を挙げた。
「魔人族が変身していたイビルについての質問です。あれは生半可な攻撃では倒せませんがどう対策なさるつもりでしょうか?」
「そのことか……イビルについては正直まだ決まっていないのだ。帝国にこれから向かってからガハルド殿と対策会議を行うつもりだ」
聖我はその言葉を聞いて頷いた。聖我はイビルの危険性を理解しているがために聞いている。戦の天才と言ってもいいガハルドと会議するなら問題はないだろう。
「こちらもよろしいでしょうか」
「メルドか」
「いつ頃出立なさるので?それに移動方法や移動する人数も気になります。護衛も必要ですから」
騎士団長として護衛に使う騎士や出る日時は重要のためメルドはエリヒドにそれを尋ねる。
「明日出立する」
「!?準備に時間がかかると思うのですが……」
「それに関しては問題ないですよメルド騎士団長」
「どう言うことですか姫様?」
リリアーナの言葉にメルドは首を傾げる。たまに、というか戦争の時見ているはずなのに忘れているようである。
「私が帝国までゲートを繋げるので大丈夫ですよ、護衛も必要最低限で大丈夫です」
その言葉を聞いてメルドは思い出したのかそのまま席に戻って他の質問は無く、明日出ることをエリヒドが正式に伝えて大臣やメルド、光輝達も会議室を後にした。……終始聖我以外の地球組は黙っていたが。
会議室の中にはエリヒド、ランデル、リリアーナ、そしてリリアーナが出なかったために護衛として残っていた聖我が残っていた。
「さてここからは王族としての問題だ」
エリヒドがそう言うと聖我は王族出ないために席を立とうとする。だがそれをリリアーナはアイコンタクトで残るように聖我に伝え、聖我は席に座り直した。
「言い方が悪かったな、王国と帝国、そして聖我殿の身の振り方についてだ。今現在帝国との繋がりはランデルがアリエル皇女と婚約することで持てる。今回の会談の折に正式に婚約を結ぶつもりだ。ランデル、アリエル皇女とやっと話せるぞ」
「楽しみです」
ランデルは原作のランデルとは違い、香織のことが好きではない。いや好きではなくなったという方が正しいか。聖我に対する仕打ちを見て恋心がなくなったのだ。
だからこそランデルはアリエルとの婚約を喜んで受けた。ガハルドもランデルの歳を配慮してアリエルとの婚約を申し込んだのだ。
「そして今1番議題に上がって両国で議論しているのは君のことなんだ」
エリヒドは聖我のことを指さす。
「わ、私ですか!?」
「そうだ、こんなことを言うのはあれだが、魔人族の次に警戒レベルが高いのは聖我殿なんだ。魔人族の軍勢のほとんどを撃退したことでね」
その言葉を聞いて聖我とリリアーナはともに頷いた。ランデルは聖我が騒がれているのは知っていたがそんなに警戒していたとは思わず驚いていた。
「リリアーナの護衛という立ち位置にはいるがいつ離反するか分からない……これが今の帝国と王国の私以外の上層部のものの考えだ。私は君は裏切らないと考えているからね」
「……そうですか」
聖我はその言葉を聞いて自分の今までの行動を思い出す。疑いをかけられてリリアーナの護衛になって、リリアーナのために働いて、光輝をボコして戦争に参加して、愛子に逆説教をして、光輝達を聖剣なしでフルボッコ+呪いにかけて……裏切られるかもしれないという疑念はかかって当然だと聖我は思ってしまった。王国帝国からは同じ学び舎から来た友という認識になっているだろうから。
「そこで今我々が考えているのは君をリリアーナかトレイシー殿と婚約させることだ」
「……へ?」
「最初、というより戦争終了後は貴族の娘と婚約させようと考えていたのだが、あの勇者公開処刑の時のことでもっと強い繋がりでないとダメだろうということになってしまってね」
「……(;・∀・)」
聖我はそんなふうに考えられていたことに少し動揺するがエリヒドはそれを無視して続ける。
「だからこそ王族か皇族と婚約させようという考えになったんだ。まぁ君はいつもリリアーナと一緒に寝てるらしいじゃないか、まぁ帝国に着いて全体会議が行われる前に決めておいてくれ」
リリアーナと寝ているんだからリリアーナと婚約するよな?しねぇわけねぇよなと言わんばかりにエリヒドは聖我にそう伝える。聖我はそう伝えられてポカーンとしているが。
そのままエリヒドはランデルを連れて部屋を出て行った。
「リリィ、あれマジ?」
「ええ」
「そう……」
「……聖我はどうします?」
リリアーナは聖我がどう答えるか考えながら聖我に聞くと
「少し、考えさせてくれ」
そう言って聖我はリリアーナを置いてそのまま会議室を出て行った。
はい、1週間以上空けてすいません。投稿しようにも編集時間もネタも思いつかなくて……
オルクスに行かせるか、ノイントと戦わせるかどうしようと悩んでいたらイビル、魔人族の対策会議開かせてもいいよなと思ったので書いてみました。ついでに聖我とリリアーナの婚約話も作りたかったので。
これからもよろしくお願いします。
それとランスロットルートを違う新規小説に変えようかなって考えてるんですけどどうですかね?
スピンオフのゴースト、スペクターのフォームとてれびくんのオリジナルフォームどうしましょうか?
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